企業探検隊
誰もが「主人公」となり活躍できる舞台がある|大西
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大西は、店舗什器やアパレル雑貨、IT支援など非常に幅広い領域でモノやヒトをつなぐ中間流通を手掛ける企業です。商品を売りたい企業(メーカー)と、たくさんの人に商品を届けたい企業(小売店)をつなぐ役割を担っています。
そんな大西が何よりも大切にしているのは、「人」の存在。顧客はもちろん、大西で働く社員を大切にし、かかわる全員が財産であるという価値観のもと経営がおこなわれています。
その理念は、7つあるグループ会社すべてに共通しているもの。創業94年の歴史がありながらも常に挑戦を続ける大西が、いかにして「人」を大切にする経営を実現しているのか、人事部のチームマネージャー補佐である廣田雅亮さんに聞きました。
企業探検隊の発見|大西の社風
Q.大西の社風はどのようなものなのでしょうか?
一言で言えば、「人」を大切にする社風です。社員全員がお互いを、また顧客を大切にしようという意識を持って働いています。
その点は学生の皆さんにも知っていただきたいと思っており、特に採用サイトでは「人」を全面に出しています。一目見ただけでどのような人が働いているのか、大西の社内がどのような雰囲気なのかがわかるよう工夫していますね。
Q.確かに、採用サイトには本当にたくさんの方が出てらっしゃいますよね。特に目を引いたのが「あなたの輝きで商いを照らす」というメッセージでした。
この言葉には、大西の理念や大切にしている価値観が反映されています。一人ひとりが活躍できる場所があり、働き甲斐を感じながら、全員が主人公として企業で輝いていけること。そこに大西グループを象徴する「商い」を組み合わせたものです。
グループ会社は7つありますが、すべての事業会社が「人」を財産として大切にしています。どこであっても人が軸になって企業が成り立つのは変わりなく、その当たり前のことを忘れない。それが大西の大きな魅力の一つだと思いますね。
Q.本当に人を大切にされているのですね。社員の皆さんの交流も活発なのでしょうか?
はい。社員同士、年代問わず広く交流があります。一つのオフィス内で複数の事業会社の人が働いているので、事業部内はもちろん、部署やグループ会社同士の垣根を超えてコミュニケーションが取れる環境です。
「シナジーエリア」というフリースペースも用意していて、打ち合わせをしたりお昼を食べたり、多様なコミュニケーションの機会があります。
企業探検隊の発見|大西で活躍する人材
Q.大西では、特にどのような人が活躍されていますか?
挑戦に前向きな人が活躍している印象ですね。挑戦には失敗がつきものですが、その失敗を糧にして新たな挑戦をし、検証をして次の挑戦に活かす、というサイクルを回せる人は、成長スピードが速く活躍していると感じます。
この点に関しては、流通業界であることも関係しているのかもしれません。流通業界は変化の激しい業界です。既存の知識にとらわれていると、どんどん置いていかれるような側面があるので、おのずと挑戦の姿勢が必要になっていくのだと思いますね。挑戦なくして成長なし、という価値観は誰もが持っていると思います。
その分、失敗に対して寛容です。個人の成果よりもチームで連携して目標を達成していく風土があるので、誰かの失敗に対して「チームとしてどうすればゴールに向かっていくことができるか」という観点で向き合っています。
Q.グループ会社が非常に多いですが、キャリアに関しても自由にチャレンジができる環境なのでしょうか。
新卒採用の場合はコースが分かれており、各個人の持つ強みや個性、本人の希望によってキャリアの描き方はさまざまです。ただ、オープンコースでは特に複数の部署や職種を経験する人が多い印象がありますね。
一方で、専門職コースでは特定の職種を突き詰め、スペシャリストとしてキャリアアップしていく人が多いです。
若手であっても、戦力となって裁量権を持って仕事を進めるシーンが多くあります。そのため実際に配属された際「思った以上に業務の幅が広いし深い」という声を聞くことは多いですね。その分成長機会が多く、成果を上げるチャンスもたくさんあります。
ただ、やはりついていくのが大変な一面があるのも確かなので、メンターシップ制度やフォローアップ研修も用意しています。社員が自律的にスキルアップに取り組めるよう、その学びを企業として後押しする多様な機会や制度を準備しています。その機会を十分に活用して課題を乗り越え、思い思いのキャリアを描いていただけたらと思いますね。
Q.企業の雰囲気として、自由なキャリア形成を後押しする土台ができているのですね。
そうですね。もちろんタイミングや本人が描いている未来像にふさわしいかなど総合的に見て判断することになりますが、理想のキャリアを描けるような環境は用意しています。
たとえば「今後はどういうことをしていきたいか」という希望を企業に伝える機会が作れるよう、定期的にキャリアアンケートを実施しています。半期に一度、期末面談で上司と部下がキャリアの話をするという明確なルールも設けていて、「どのような経験を積みたいのか」といったことはヒアリングできるようにしています。ほかにも携わりたい職種やポジションに手を挙げられるキャリアエントリー制度や社内公募など、挑戦のチャンスは多いですね。
私自身、こういった柔軟な受け入れ態勢が整っている恩恵を受け、実際に大西に入社後グループ内でバイヤー、営業、人事など多様なキャリアを描いてきました。
企業探検隊の発見|大西の採用基準
Q.採用面接をする際、特に注目しているポイントはありますか?
その人がどのような雰囲気を持って、どのような価値観を大切にしているのかといったところを重視しています。あとは、本音で私たちと向き合ってほしいですね。企業の求める人材に合わせた自分を取り繕ったうえで入社したとしても、結局ミスマッチや「イメージと違う」というようなギャップが生じてしまいます。
大西では入社後のギャップを生まないよう、インターンシップなどを通してできるだけリアルな企業の情報を開示するようにしています。大西を志望してくれた人の想いと、大西が一緒に働く人へ持つ想い。その2つが重なっている状態で入社してもらうのが理想です。
また、素直で誠実な人も歓迎しています。熱意を持って話している人というのは、言葉で伝わってくるもの。内から溢れるような熱意を持って、「入社したい」という思いをぶつけてくれる人と、ぜひとも一緒に働きたいと思いますね。
Q.どういったところから学生の価値観を見極めているのでしょうか。
基本的には、過去の経験を聞くようにしています。これまでどういった人生を歩んできて、どういったことにやりがいを感じて、どういったことに悩み、どのようにして壁を乗り越えてきたのか──。そういった「自ら考え行動してきた姿」から価値観を見極めています。
失敗でも成功でもかまわないので、その人のルーツとなる部分が見たいですね。根源が見えれば、入社後にどのように行動してくれるかも見えてくるものですから。入社後の未来を語ってくれるのも非常にうれしいですが、一番見せてほしいのはこれまでたどってきた足跡だと思っています。
Q.最後に、学生へのメッセージをお願いします。
選考や面接となると緊張することもあると思いますが、ぜひありのままの皆さんとお会いしたいです。そのうえでは、何よりも元気な状態で来ていただくのが一番なのかなと思っています。
選考の場である以上「選ぶ側と選ばれる側」という印象になりやすいですが、あくまでも「自分を表現する場」と思っていただけるとうれしいです。
面接と言えど、人と人が対話をするという点ではコミュニケーションの一つ。企業と学生は対等です。選ばれようと思わず、ぜひあなたに合う「一社」を見つけてください。そしてその一社が、大西であればそれ以上にうれしいことはないと思っています。
廣田 雅亮さん(人事部 チームマネージャー補佐)
Masayori Hirota・大学を卒業後、新卒で総合職として大西に入社。グループ会社の店研創意でバイヤーアシスタントとして経験を積んだ後、2年目から法人営業に従事。その後大西衣料で店舗販売に携わり、スーパーバイザーとして活躍。7年目に大西の本部に異動し人事部として従事する。以降現職
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