企業探検隊

才能を組み合わせて新たな価値を生み出すプロフェッショナル集団|クリーク·アンド·リバー社

クリーク·アンド·リバー社人事グループ専門職人事部研修・採用セクションセクションマネージャー 加藤舞さん

今回、企業探検隊が訪れたのは、「クリーク・アンド・リバー社」。クリエイティブ業界を中心に、プロフェッショナルなスキルが求められる人材のエージェンシー事業を手掛けている東証プライム市場上場企業です。

設立から36年目を迎える同社はグループ体制となり、37社(2025年6月現在)で構成されています。網羅している分野は映像、ゲーム、Web、広告・出版、作家、医療、IT、会計、法曹、建築、ファッション、食、AI(人工知能)/DX、ライフサイエンス、舞台芸術、CXO、アスリート、アグリカルチャーまで実に多彩です。

受付_プロジェクションマッピング

こうした分野のプロフェッショナルな人々のキャリアを支援しながら、会社側の課題解決にも真摯に向き合い、間に立つことで両者に貢献しています。

従来のエージェンシー事業に加え、近年はプロデュースやライツマネジメント(アイデアやコンテンツなど『知的財産』の企画開発・流通)事業も展開。国内の各地だけでなく海外へも拠点を広げています。

そんなクリーク・アンド・リバー社の成長の原動力や社風について、人事グループのセクションマネージャーを務める加藤舞さんにお伺いしました。

企業体験隊の発見|クリーク・アンド・リバー社の社風

企業体験隊の発見|クリーク・アンド・リバーの社風

Q.クリーク・アンド・リバー社の企業カルチャーとは何でしょう?

業界をまたいでビジネスをおこなっているので、各業界の多様なカラーがあり、グループ全体として「クリエイティビティ(創造力)を持って、新しいことにチャレンジしよう」というカルチャーがあります。職種や分野を問わず、クリエイティブな姿勢を大切にしている会社です。

また、いろいろな意味で「寛容」であることも当社のカルチャーを表していると思います。わざわざLGBTQや女性活躍といった言葉で当社の姿勢を表明する必要がないほど、さまざまな業界から多様なカラーを持った人材が集まっています。その多様な価値観を受け入れられる寛容さが当社にはあると感じますね

同時に、新しいチャレンジにも寛容です。前例のないことをやってみたいと社員が言ったときに、必ずと言って良いほど「良いじゃん、やってみたら!」とポジティブに背中を押してくれます。部下の提案やアイデアを聞かずに一蹴するような上司はいませんね。

Q.多様な人材が一緒に仕事をするための環境づくりもされているのでしょうか。

本社には、グループ会社の社員もいます。それぞれのフロアに仕事に集中できる環境がありますが、オフィススペースだけでなく、100名単位が入れる広いコミュニケーションスぺースがあることが特徴です。全社的な公式行事はもちろん、社員主催のイベントや部活動まで、いろいろな目的で自由に利用できる場です。

コミュニケーションスペース_GoodJobLoungeが行われる

この場所で、2023年から「Good Job Lounge」というユニークなイベントも立ち上がりました。月に1回、終業後にバーが開かれるもので、イベントを企画した社員がバーのマスターも務めています。ドリンク2杯までは無料なので、多くの社員が気軽に参加しており、部署や職種の垣根を超えた社内交流にひと役買っています。

趣味を持つ人が多い会社なので、部活の種類もたくさんあります。お酒もタバコもなしの健康麻雀部、サーフィン部、ダンス部、ダーツ部、ゲーム部など。働く環境や勤務時間帯は社員それぞれ異なるので、こうした社内交流の場は会社としても重視しており、部費を一部支給して支援しています。

Q.「働く環境や勤務時間帯が異なる」のには、どういった背景があるのでしょうか。

さまざまな職種があり、社員たちがかかわっている業種や業界もそれぞれ異なることが背景にあります。総合職は基本的にフレックスタイムで働いていますが、専門職はクライアント側に常駐しているケースが多く、働き方もクライアント側に準じています。たとえば映像専門職の場合、早朝のTV番組と深夜のTV番組を担当している社員の勤務時間は大きく異なります。

クライアントに常駐している専門職もいるので「全社員が一堂に会する」ことはなかなか難しいです。当社への帰属意識を高められるよう、常駐している専門職は常駐先のクライアントを担当する営業担当者(総合職)と定期的なミーティングで個別に接点を持ったり、違う常駐先のリーダー同士で話ができるリーダー会議をしたり、少しでも会社との接点が持てるような環境を作るようにしています

加藤舞さん インタビューカット

人事としても日々各部署のマネージャーやエージェントから話を聞き、常駐している社員たちの様子をヒアリングするように心がけています。近年では、人事部主導の研修なども拡充させ、社員の帰属意識を高めると同時に、社員との直接の接点を増やしています。

企業探検隊の発見|クリーク・アンド・リバー社の採用面接

企業体験隊の発見|クリーク・アンド・リバーが求める人物像

Q.面接では、どのようなポイントを見ていますか?

さまざまな業界のクライアントへ企画提案していくことや、部署・職種をまたいで一緒に仕事をする機会が多くあるので、創造力、協調性があるかどうかを見ています。これは職種問わず、全社で共通することです。

また、業界・職種ごとにそれぞれ特徴があるので、その特徴を人事でも理解し、業界・職種ごとのマッチングも重視しています。もちろん最初からパーフェクトな人物を求めているわけではなく「将来その職種で活躍できる人材に成長していけそうか」という目線で見ています

Q.応募する方に準備してきてほしいことはありますか?

当社のミッションに目を通してきてもらえると嬉しいです。当社は「プロフェッショナルの生涯価値の向上」「クライアントの価値創造への貢献」というミッションをとても大切にしています。多様な人材が一緒に仕事をしている分、指針として必要だからです。社員全員が理解して仕事をしており、普段からあちこちで耳にしますし、判断に迷うときは、必ずミッションに立ち返っています。入社時研修でも、かなり時間を割いてミッションに込められた想いや考えを共有しています。

クリーク・アンド・リバー社が大切にしている理念

Q.反対に、ここは歓迎しないという要素はありますか?

会長や社長はよく「明るく楽しくちょっぴり厳しく」と言っています。厳しさとは、つまり成果へのコミットメントです。数字はきちんと追いかける会社なので、成果を求められる環境に適応できない人、そういう環境が苦手だという人にはマッチしないかもしれません。

また、受け身でレールに敷かれたい人はしんどいかなと思います。社員一人ひとりが主体的かつ自発的にやりたいことを見つけて動いている会社ですし、ご自身が何をしたいかということを数年後のことでも良いので、話ができ、いろいろな職種の先輩のキャリアを見て、キャリア形成をしていくことが大切です。

自分の人生に自分自身が責任を持つことを大事にしている会社なので、受け身な人だと当社の環境では悶々としてしまうかもしれません。

企業探検隊の発見|クリーク・アンド・リバー社で活躍する社員の特徴

企業体験隊の発見|クリーク・アンド・リバーで活躍する社員の特徴

Q.活躍する社員に共通点はありますか?

「新しいことに臆せず、チャレンジを続ける姿勢がある」という点は共通していると思います。ただ、さまざまな職種の社員がいることもあり、職種によって活躍する社員のスキルや人柄などはバラバラです。

当社の募集職種は、「総合職」「デジタルプロデュース職」「DXエンジニア職」「ゲーム・CGクリエイター職」「映像専門職」があります。総合職は基本的にセールスの仕事です。エージェントとしてお客様の課題をヒアリングし、提案をおこなう仕事なので、基本的なコミュニケーション能力、真摯に課題に向き合う姿勢、提案力やそこにともなうクリエイティビティ、多岐にわたる仕事に対応できる、といった要素を持っている社員が活躍しています。

デジタルプロデュース職は、広告・Web業界の専門的な知識を身に付け、クライアントへ提案をおこなっていきます。クライアントだけでなく制作やエンジニアとも連携し、いろいろな人の間に立つ仕事なので、コミュニケーション能力などは営業と同様に必要な仕事です。プロモーションや広告、SNSやWeb制作に精通し、ターゲット層を考えながら最適な提案をしていく仕事なので、最新の技術やトレンドに敏感、アイデアを提案する力がある、他者との間に立つバランス感覚がある、といった要素が活躍のカギになります。

DXエンジニア職は、DX・デジタルマーケティング業界の専門的な知識を身に付け、クライアントへ提案をおこなっていきます。クライアントのIT化などにおけるさまざまなデータ・情報を分析し、戦略を立て、企画し、実装までおこなう仕事です。コミュニケーション能力はもちろんですが、分析をして仮説を立てるロジカルシンキング能力が非常に大事です。また、デジタルマーケティングは日々変化しているので、変化に対応できる力やトレンドに対して勉強し続ける力、探求心、知識欲が活躍のカギです。

映像専門職は、テレビ・映像・CM業界の専門的な知識を身に付け、クライアントへ企画をおこなっていきます。その媒体への情熱が何よりの原動力になる仕事です。勤務時間が不規則になりやすい業界でもあるので、そういった点も理解したうえで、それでも「好きだから、その仕事をやりたいから」と覚悟を持って飛び込む人が活躍していますね。

ゲーム・CGクリエイター職は、ゲーム・アミューズメント業界の専門的な知識を身に付け、クライアントへ提案をおこないます。この業界は職種が細分化されており、それぞれの職種ごとのスキルが重視される仕事です。新卒の方にもポートフォリオを提出いただいており、「何か形にしてみよう」という姿勢がある人、自発的な興味からスキルを磨き続けられる人が強い職種です。

クリーク・アンド・リバーの各部門で活躍する人材の特徴(最終調整版)

Q.新卒社員として入社後のキャリアの例を教えてください。

それぞれの専門領域を極めていきながら、部門やプロジェクトのリーダーになっていくのが一般的な流れではありますが、キャリアに関しても寛容で自由度の高い会社なので、一様に語ることは難しいです。

ただし、全社共通で言えるキャリアとしては、今やっている仕事で評価や信頼を得ることができれば、総合職も専門職も職種転換は自由です。当社の魅力は多くの業界にかかわることができることです。実際に総合職からデジタルプロデュース職、映像専門職から総合職、DXエンジニア職から映像専門職など、職種をまたいでキャリアチェンジをしている方もいます。また、将来フリーランスとして独立することを目指して入社し、その後実際にフリーランスで活躍され、当社と引き続きお仕事をしている方もいます。

他社で経験を積みたいと言って飛び出して行った人が、再び当社に戻ってくることも大いに歓迎しています。型にハマらないキャリアを描ける会社であることは、ぜひ知っておいてほしいですね。

Q.最後に御社への入社を考えている方へのメッセージをお願いします。

当社が「人と会社との出会いをとても大切にしていて、自分の可能性を広げていける会社である」ということを、学生の方々にはまず知ってもらいたいです。グループ会社を含め、多種多様な業界に事業領域を広げており、それぞれ競合も異なれば状況も異なるので、仕事を通じてさまざまな人と出会い、いろいろな知識を得られる環境です。

「映像の業界にいた人が、出版業界にキャリアチェンジする」なんてことも可能になるので、クリエイティブな世界に興味がある人には、とてもおもしろい会社だと思いますね。一つの会社にいながら多くの業界にかかわれるチャンスがあるので、こういった環境を魅力に感じていただける方と、ぜひお話ができたらと思っています。

クリーク・アンド・リバー本日の企業探検まとめ

加藤 舞さん(人事グループ 専門職人事部 研修・採用セクション セクションマネージャー)

Mai Kato・新卒入社後、10年にわたり広告・Web領域にかかわるエージェント業務を担当。人事部に異動して以降は人事企画から労務や採用・研修など人事関連の業務を幅広く担う

企業詳細:コーポレートサイト

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