企業探検隊
IT技術で日本の未来と教育業界のDX化を牽引する|シー・ビー・ティ・ソリューションズ
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漢検や日商簿記、FP技能検定。資格試験を受けるとき、テストセンターを利用して受験した人も多いのではないでしょうか。シー・ビー・ティ・ソリューションズ(以下、CBTS)は、全国各地で受けられる資格試験の運営を主力事業とするITのパイオニア企業で、国内のシェア率は80%以上を誇ります。
いつでも気軽に資格試験を受講できる環境を提供することで、誰もが平等にチャンスを得られる世の中を目指し、教育業界のDX化を推進してきたCBTS。年商100億を突破し「第二章」を迎えた同社は、マーケティング支援サービスや人材紹介など、教育業界以外にも裾野を広げています。
ベストベンチャー100にも7回選出されるなど、ベンチャー企業のなかでも成長性・ビジネスモデルが高く評価されている同社の社長・野口さんに、社風や気になる働き方、活躍する社員の特徴を聞きました。
企業体験隊の発見|CBTSの社風
Q.「令和の虎」にご出演されている野口さんのようにストイックな方が経営する企業となると、厳しい社風なのでしょうか。
私がSNSなどで「若いうちに死ぬほど働け」と発信していることもあって(笑)、厳しい社風なのだろうと思われることもありますが、実はまったくそんなことはありません。仕事にはもちろん真剣に取り組みますが、みな上下関係にとらわれずなんでもフラットに話し合っており、社員同士の交流もとても活発です。
先日は100人くらいが集まる大規模な忘年会があったのですが、自主参加にもかかわらず参加率は98%くらいでした。外せない用事がある人以外はほぼ参加してくれたと思います。少し前ですがビアガーデンに行く計画を立てたところ、60人の募集枠に参加希望者が殺到して、慌てて募集を締め切ったこともありました。
TBSで「令和にない飲み会に社員が集まる企業」として特集されたこともあります。そのくらい仲間との交流が盛んで、良い意味で「カタい企業」ではないと思います。
Q.それは驚異的な参加率ですね。なぜそれほどの深い絆を築けているのでしょう。
プロジェクト単位で動くことが多いので、自然と部署を超えた関係が生まれる、というのは大前提としてあると思います。
また、創業一年目から「語り合う文化」を大切にしてきたことも大きいと考えています。報連相の徹底や笑顔で挨拶するという基本的な意識づけから、上司になる人材に対してはきちんと1on1を実施し、部下の悩みを理解して、出世の道を作る。創業期からメンバーには「部下の成長を本気で喜べる」上司になるよう指導してきました。今役職に就いている社員たちも同じようなスピリットを受け継いでいます。だからこそ深い絆を築けている部分もあるのだと思いますね。
ただ、仲良しなだけではありません。仕事ではプロとしてきっちりやるべきことをやっています。8時間は集中して、厳しく仕事をする。それが終わったらみんなで楽しく遊ぶ。遊びも仕事も真剣に取り組んでいます。
企業探検隊の発見|CBTSでの働き方
Q.遊びにも仕事にも真剣になれる環境というのは素敵ですね。福利厚生にもこだわっていると聞きました。
はい。いわゆる「ホワイト」だと自信を持って言えます。設立から17年経過していますが、育休産休の取得率は100%ですし、1年育休を取った男性もいます。
それだけでなく、弊社の場合は文化形成にも力を入れています。たとえば、産休や育休を取ると、いまだに現場から白い目で見られることも少なくないと聞きますが、そういったことが起こらないよう上司から「こういうことはお互い様」「次は自分の番が来る。みんなで助け合おう」という話を意図的にします。こういったことをきちんと話して育休なども取りやすい文化にすることが重要だと思いますね。
特に上司から福利厚生を活用することに肯定的な姿勢を発信をすることで、みんなが遠慮なく産休・育休に入れる雰囲気が生まれるもの。そういった部分には特に丁寧に気を配っています。
Q.これほどまでに福利厚生を充実させているのには、どういった背景があるのですか。
「自分が社員だったらこういう企業に入りたい」と思うような企業を作りたい、という私自身の強い思いがあります。
これまでに7社の企業を経験し、多くの企業を見てきました。だからこそ、かつて夢見た「理想的な企業」を自分の手で作り、日本で一番働いていることが幸せと感じてもらえるような企業にしたいと思っています。
また、環境が人を育てると思っているので、「働く環境」も一流のものを用意しています。たとえば清潔感のある綺麗なオフィスや仕事内容に合わせたスペックのPC、バーラウンジやマッサージチェア、果ては卓球台などの交流スペースまで、「出社したい」と思えるような環境を整えています。社員のみなさんには、ぜひ大きな目標に向かって邁進してほしい。だからこそ些細なところで不満が出ないようにしたいと思っているのです。
Q.社員目線を意識した会社づくりを徹底されてきたのですね。ちなみに、入社後のキャリアの積み方はどのようになっていますか。
年功序列ではなく、意欲と行動力次第でどんどん成長できるのが当社の特徴です。新卒で入った社員が、1年目からプロジェクトを任され、2〜3年でリーダーポジションに就くケースもあります。たとえば、入社1年目で新サービスの立ち上げにかかわった社員は、今や事業の中核を担っています。
半年に1回の評価制度・昇給制度があり、上司だけでなく部門の仲間全員から評価される、いわゆる360度評価などの納得感のある評価制度を採用しています。
企業探検隊の発見|CBTSで活躍する社員の特徴
Q.年齢関係なく活躍できる環境なのですね。入社後に活躍している社員の特徴はありますか。
「自分で考えて動ける人」であることですね。完璧でなくてもまずは取り組んでみて、改善していける人が伸びている印象です。あとは、「変化を楽しめる人」。IT業界は変化のスピードが早い業界なので、新しいことにも積極的に楽しめる、ワクワクできる柔軟さも重要になります。
「やらされている」という意識で取り組むのではなく、何事も自分ごととして考え、行動できる人がやはり強いです。
Q.主体性が重要ということですね。部署ごとに多少の違いはあるのでしょうか。
あると思います。システム部は探究心が強く、一見静か、でも心に熱いものを秘めているタイプが多いです。一方、営業部は会話力や調整力に長けた、いわゆる「周囲を巻き込んでいけるタイプ」が多い印象です。
共通しているのは「自分の言葉で話す」姿勢があることですね。どの部署の社員も、自分の意見をしっかり持ち、フラットに共有できるのがCBTSらしさだと思います。
Q.逆に、入社後にギャップを感じやすい人の特徴はありますか。
「なんでもやります」「頑張ります」という人ほど、入社後にギャップを感じるかもしれません。その気持ちはすばらしいものですが、当社では“自分で決める”ことが求められます。何をやるか、どうやるかも含めて自分次第です。だからこそ、誰かに決めてもらいたいタイプの人だと想像以上に大変かもしれません。
逆に、自分の意思で動ける人にとってはこれ以上ないほどおもしろい環境だと思います。
Q.最後に、CBTSへの入社を希望される人にメッセージをお願いします。
「人並みの給料で良いや」という人よりは、人の2倍3倍高い給料をもらうぞ、というハングリー精神を持っている人や、「日本の未来を変えたい」「意味のある事業をやりたい」という熱い気持ちがある人を求めています。つまりは「主人公になる覚悟がある人」ですね。そんな方がいればぜひともご入社頂きたいです。
当社は自由度も高く、挑戦のチャンスも多く存在します。マニュアルや指示を待つのではなく、自分の頭で考えて、周りを巻き込んで形にする。そういう働き方を求める人にとってはうってつけの環境だと思います。
野口 功司さん(代表取締役 社長)
Koji Noguchi・幼少の頃より起業を志す。大学卒業後、プログラマーとして富士ソフトABCへ入社。その後、起業家として必要な経験を得るため日本オラクルなど7社を経験。2009年にCBTソリューションズを設立し、以降現職
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