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SPI対策はいつから始めればいいのか|出題方式や方法をご紹介

SPIの対策をいつから始めようか悩む就活生は多い

SPIの対策をいつから始めようかと悩んでいる人はたくさんいます。対策を始めるのが早すぎてもコツがわからず立ち往生してしまったり、遅すぎても覚えることが多く慌ててしまったりする可能性があります。一番いいのは、ちょうどよいタイミングでSPIの対策をすることです。

就活が始まってから勉強をすれば大丈夫だと思っている方もいるかと思われますが、それでは遅すぎます。就職活動はSPI対策だけではなく、面接の練習や履歴書の作成もしなければなりません。

その他にも企業や業界を研究する時間が必要になるので、就職活動が始まってからでは時間配分が難しくなり、SPI対策を効率的にすることができなくなります。それでは、いつから始めるべきなのか次の章で紐解いていきましょう。

SPIの対策はいつから始めるべきか

SPIの対策は大学3年生の1月には始めておきましょう。なぜこのタイミングがベストなのかというと、現在の企業の新卒採用のスケジュールは、大学3年の3月1日付で広報活動が解禁され、大学4年の6月1日付で採用活動解禁となっているからです。

そのため、SPI対策は遅くとも大学3年の2月中には始めておき、3月1日からは、解禁された新卒採用の求人内容を閲覧する準備をしてください。就職活動は、企業の求人をチェックするだけでも、かなりの労力を費やします。

大学の講義やサークル活動、アルバイトとの兼ね合いもあるので、時間配分を気を付けないと頭が追いつかない状態になり、非常に疲弊してしまいます。大学3年生の冬休みと春休みの期間中は、SPIの対策をしっかり済ませ、安心な体制で就職活動に挑むことをおすすめします。

就活解禁前がおすすめ

先述したように、SPIの対策は就職活動の解禁前がおすすめの時期といえます。大学3年の3月1日にならないと、企業は新卒採用の広報活動をしてはなりません。それまでは、就活生は学業に従事するべきであると国の政策会議で決定されました。

ということは、大学3年の2月いっぱいまでは就職活動の準備を入念にできる期間であるといえます。また、就活解禁前は冬休みと春休みも直近にあるので、その時間を効率的に使用するようにしてください。

一見休みが多く、時間がたくさんあるように感じますが、実際冬休みが始まるとだらけてしまう人が多いので、気を引き締めて就職活動に取り組むようにしましょう。就職活動が始まってからでは時の流れが早く、あっという間に時間が過ぎてしまうので注意してください。

多くの人が2月ごろから始める

短期集中戦でSPIの対策をしたい方は、2月から始めることをおすすめします。そして2月からSPI対策を始める場合は、1ヶ月間の短期集中戦で対策をしましょう。後述しますが、SPIの問題は大きく分けて2つの分野があります。

言語と呼ばれる国語の問題と、非言語と呼ばれる数学の問題分野です。企業によっては、英語問題と性格適性検査が追加されている場合があります。試験を受けるまではどのような問題が出るかは分からず、対策は幅広くやっていかなければなりません。

合格点数は企業によって異なり、何点を取れば合格ラインであるということもわかりません。とにかく自分のベストを尽くすことが求められるので、1ヶ月の短期集中戦は、言語・非言語・英語・性格適性検査の4つの分野を集中して勉強するようにしましょう。

SPIの出題形式

SPIの主題形式は下記の3つが主になります。

・テストセンター
・Webテスト
・ペーパーテスト

テストセンターは、「テストセンター」と呼ばれるSPI専用の受験会場に出向いて、テストセンター内のPCで受験をします。Webテストは、自宅PCで受験する場合と、企業に出向いて企業のPCで受験する場合があるので、企業からSPI試験の案内が来たときはよく確認するようにしましょう。

ペーパーテストは、問題が載っている冊子を見ながらマークシートに回答していく形式です。近年ではペーパーテスト形式を採用している企業は減少している傾向にあります。ペーパーテストはテスト開始時に、冊子全体に目を通すことができるので、最初に全体を把握することができるメリットがあります。

テストセンター

テストセンターはSPI受験で最も主流な方式です。SPIの開発元であるリクルートキャリアが指定した会場に出向き、テストセンター内のPCを使用して受験します。就職活動のピーク時には47都道府県にテストセンター会場が設定されます。

企業が指定する受験期間中に、自分の都合の良い日時と場所を予約してから受験します。テストセンターは持ち込みが禁止されています。メモ用紙と筆記用具は貸し出し制になっており、電卓も使用することができません。

そしてテストセンターの問題は、受験者の回答レベルに応じて問題が変化していくので、その場にいる全員が同じ問題を解くことになりません。カンニング防止に徹底した受験環境なので、企業からの人気も高く、SPIをテストセンターで受験させる企業は増加傾向にあります。テストセンターのメリットは、テスト結果を複数の企業に使い回しできることです。得点は自分に知らされませんが、上出来と感じた受験結果は、他社の選考に使うことができます。

Webテスト

Webテストは、自宅PCで受験する場合と、企業に呼ばれて企業内のPCで受験する場合があります。基本的にはどちらも同じ試験内容と受験方式になっています。テストセンターと違う点は、電卓の使用が許可されていることです。

自宅PCで受験する場合は、企業が指定した期間中であれば自分の都合の良いタイミングで受験することができます。テストセンターは電卓の使用が禁止されているので暗算するスキルが求められますが、逆にWebテストは電卓を使いこなさなければなりません。

電卓の基本的な機能を使いこなさなければ、スムーズに問題を解くことは難しいので、電卓の使用方法を確認するようにしてください。消費税の計算や分数計算などの便利な機能が付いている電卓もありますので、事前に電卓の説明書をよく読んでから受験することをおすすめします。

ペーパーテスト

ペーパーテストはマークシートで回答していくタイプの受験方式です。問題が掲載されている冊子を渡され、マークシートに回答しながら問題を解いていきます。ペーパーテストのほとんどは、選考を受けている企業内で受験します。

テストセンターと違い問題の冊子が配布されるので、最初に全問題を見通すことができ、問題量を確認することができます。そのため、時間配分を考えながら問題を解き進めることができます。ペーパーテスト方式のSPIは、面接日と同日に実施することもあります。

面接前後に、待ち時間で試験を受けてほしいと突然言われるケースを想定して、筆記用具を常に持っておくようにしてください。年々ペーパーテスト方式を採用している企業数は減っていますが、今でも採用している企業はあるので、気を抜かずに準備しておきましょう。

SPIの対策方法

SPIの対策方法

SPIの対策開始時期や出題形式について説明してきました。SPIの全体像は見えてきたでしょうか。それでは次に、SPIの対策方法についてご紹介します。SPIの仕組みはわかったけど、どのように対策をしていけばいいのかわからないという方は必見です。

・1冊の問題集を繰り返し解く
・時間制限を意識する
・非言語は公式を覚えておく

以上3つのポイントをしっかりやることで、確実にSPIの得点を上げることができます。SPIは時間制限があるので、時間配分に気を付けないとすぐに試験終了になります。時間配分の感覚は模擬試験をやらないと身につかないので、問題集を繰り返し解き、時間感覚を体に染み込ませましょう。

本番のSPIでは結果や得点を知ることはできませんが、模擬練習を重ねることでおおよその自分の得点率がわかってきます。非言語問題は、模擬試験で解いたことがある問題が出ることも多いので、公式を覚えておけばスムーズに解くことができます。

1冊の問題集を繰り返し解く

SPIの対策方法でおすすめな手法は、1冊の問題集を繰り返し解くことです。何冊も買ってしまうと、内容理解が煩雑になってしまい、1つのことを熟知するというよりも、広く薄く知ることになり問題を最後まで解く癖がつきにくくなります。

1冊の本を何度も繰り返して解いていくことで、問題を読み取る力や、問題の解き方がわかるようになり、似たような問題でも応用が利くようになるのです。言語、非言語、英語、性格適性検査の4つの分野ごとに本を買って勉強するのも良い方法ですが、4冊分の問題はボリュームがあり、忙しい就活生には至難の業になるかもしれません。

まずは1冊に4つの分野がまとめられている書物を購入して勉強した方が全体も見えやすく、頭の中に入りやすいです。それでも対策が足りないと感じた場合は、自分の苦手分野のみ本を買い足して勉強するようにしましょう。

おすすめの本①

こちらの書籍は、テストセンター、Webテスト、ペーパーテストに重点を絞った問題集です。この1冊で、主要なSPI出題形式の対策が可能です。3つの主題形式の範囲も紹介していて、一覧で項目別に解説がされています。実際の出題範囲や過去問のデータから、出題内容を忠実に再現しており、模擬試験を行うこともできます。

実際にSPIを受検した学生からの意見をもとに作成しているので、就活生の目線に寄り添った内容になっています。他にも、性格適性検査に対応しているので、充実した内容となっています。そもそもSPIとはどのようなものであるかを知るための導入書籍として、大変おすすめな1冊です。

おすすめの本②

2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

■著者  オフィス海

■出版社 ナツメ社

こちらのSPI対策本は、テストセンター向けの実践問題集となっています。SPI試験の模擬試験を行いたい人や、どんどん問題を解いて実際のSPIに近いスピード感で練習したい人に向いている本です。

命題、正誤、内訳、割合と比、料金割引、鶴亀算、仕事算、円順列、重複組み合わせ、情報の読み取り、熟語の成り立ち、英語分野まで網羅しているので、基本から応用までカバーできます。30秒から1分で解く超実戦的スピード解法という独自のノウハウを紹介していて、問題を効率的に解いていく方法を公開しています。

他にも1秒も無駄にしないメモの取り方や計算方法など、テストセンター会場で役立つポイントも紹介しています。今までのデータをもとに作成された問題は、本番でも役立つこと間違いなしです。

おすすめの本③

これが本当のSPI3テストセンターだ!【2020年度版】

■著者  SPIノートの会

■出版社 洋泉社

こちらの本は、テストセンターの出題範囲にフォーカスを当てた本です。テストセンター受験における適切な対策を紹介し、効率的な勉強法をまとめています。2008年に日本初の「SPI のテストセンター」専用対策本として発刊された歴史のある本です。

最新版では、テストセンターの直近の傾向を踏まえて全面改訂し、言語、非言語、英語問題も詳細に紹介しています。全ての項目で見開き完結のレイアウトが付いていて、丁寧で詳しい解説が特徴の本です。解説は図解を多用しているので、勉強が苦手な人にもわかりやすく、この1冊だけを基本の参考書として持っていても十分役立ちます。

時間制限を意識する

SPIには時間制限があります。問題をどんどん解いていかないといけません。試験中はじっくり考えながら問題を解くことはできないので、日頃から素早く問題を解く練習をすることが重要です。1つの問題につまづいても次の問題でうまく心の切り替えができれば大丈夫ですが、普段とは違う環境で試験を受けると影響が出やすくなります。

頭が真っ白になってしまう人は、時間配分をつける癖をつけましょう。SPIは学校のテストと違い、判断力や頭の回転の早さを試すテストになります。時間内にどの程度問題を解くことが出来るかが重視される傾向にあります。

テストセンターやWebテストでは1問ごとに制限時間があるので、なるべく時間内に次の問題に進めるよう事前対策をしていかなくてはなりません。時間内に問題を解くことができない場合は、自動的に次の問題に切り替わります。

非言語は公式を覚えておく

非言語は数学の問題です。数学はご存知の通り、公式を覚えておくことで問題をスムーズに解くことができます。推論、場合の数、確率、集合、速度計算など、公式を覚えておくだけですぐに回答に導くことができる問題が多いです。テストセンターでは電卓の使用が禁止されているので、自力で問題を解かなくてはなりません。

さらに時間制限もあるので、効率よく問題を解いていくためにも、公式の暗記は必須ともいえます。他にも、料金の割引、割合の計算など、幅広い内容の問題が出てきます。こちらも公式を覚えて問題を解く練習を重ねることで、似ている問題が出ても耐性がついて回答しやすくなります。非言語の問題は時間内にどんどん解いていくことが求められるので、時間を見つけてこまめに問題を解いて対策をしましょう。

SPIの対策は2月ごろから余裕を持って取り掛かろう

就職活動において、SPIは避けられないものです。対策を始める時期によっては、出遅れてしまい、周りの学生と差がつきやすいのも現状です。新卒採用のスケジュールをおさえ、2月ごろからSPIを勉強する時間を設けて勉強を始めましょう。

アプリや書籍を使い、電車に乗っている移動時間や、授業の合間にSPIの問題を解く癖をつけましょう。就職活動中はやらなければならないことが多く手が埋まってしまいます。SPI対策は、やればやった分だけ結果に反映されます。「あのときこうしておけばよかった」と後悔することにならないように、この記事でご紹介したSPIのコツをもとに、有意義な就職活動を実現してください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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