筆記試験

【SCOAとは】特徴・対策・おすすめの問題集を紹介!

SCOAの特徴を理解して対策をとろう

SCOA(スコア)は多くの企業が採用活動の中で実施しているテストです。就活をしていると、少なからずSCOAを経験することになるでしょう。その時に何の予備知識もないまま臨むのは、あまりにも危険です。

SCOAにはSCOAにしかない特徴があり、それに合わせた対策をきちんと考えなければ、内定への一歩は踏み出せなくなってしまうのです。ですが、「SCOAの特徴について詳しく知っている」という人は少ないのではないでしょうか。

しかし、だからこそそのスコアを伸ばして周囲との差をつけておきたいところです。SCOAで高得点をとるには、独特な特徴を知っておくことが大切です。どの試験にも言えることですが、その特徴を理解してしまえば対策を立てることは必ずできます。SCOAもその例外ではありません。理解を深めれば本番でも解けるようにです。

SCOAの特徴

SCOAは「能力テスト」と「性格テスト」の二種目で構成されているテストです。性格テストは独自の方式で行う企業が増えていることからもわかるように、近年特に重視されているものです。そのため、もちろんSCOAにも取り入れられています。

能力テストでは、それぞれの分野で基礎となる知識を問われる問題が多く見受けられます。出題は英語、数理、言語、常識、論理の5つの分野からなされます。なお、SCOAは近年テストセンター方式を取り入れ始めたため、自分が希望する企業がどういった形式でSCOAを利用しているのかを確認することも重要です。

SCOAとは

SCOAは1問を60分で解かなければならないテストです。ですから、受験生に与えられている時間はかなり少なく、厳しい制限が設けられていると言えます。30秒で1問解答しなければないないと計算すると、見直しをしている時間をとることはほぼ不可能であると考えた方がいいでしょう。

1問にかけられる時間が短いということは、実際に解答用紙を目の前にすると、かなり焦りを呼んでしまうかもしれません。しかし、落ち着いて解けばそれほど難しいものではないということを思い出せば問題ありません。SPIよりも基礎的な知識が問われるテストですから、できるだけ解答の速さに注力してください。

SCOAはペーパーテストかテストセンター方式

SCOAではペーパーテストだけでなく、テストセンター方式が導入されています。テストセンター形式で受験する際には、その特徴を事前にしっかりと押さえて試験に臨む必要があります。テストセンター形式の場合、全ての回答をパソコンで行うなど、ペーパーテストとは異なる特徴が多くあり、それらについてしっかりと理解をしておかなければ、実力を100%発揮することが出来ない可能性があるのです。

せっかく対策を進めたにもかかわらず、試験方式に惑わされ、実力をしっかりと発揮できないのは非常にもったいないことです。そのようなことの無いよう、ペーパーテストだけでなく、テストセンター方式についても事前に特徴を把握しておくようにしましょう。

SCOAとSPIの違い

SCOAのほかに、就活で代表的なテストとしてはSPIもあります。では、SCOAとSPIはどのように違うのでしょうか。

SPIは「適性テスト」と「能力テスト」の二種目で構成されるテストで、能力テストでは言語分野と非言語分野から出題されます。与えられる時間は、テストの種類にもよりますが65分か70分です。SPIで問われるのは、応用力のようなものです。特に非言語分野においてですが、設問から適切な解答に到達するまで少し時間がかかることが特徴です。

一方でSCOAは前述の通り基礎となる知識を問う問題が多く、設問そのものの難しさよりも、やはり所要時間の短さに注意しておくべきでしょう。

模試と問題集200問を無料で対策しよう

SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

SCOAで問われる能力3つ

筆記試験では、ただ正解率を求めるのではありません。では、正解率以外に何の能力が問われているのでしょうか。ここでは、SCOAで問われる能力を3つ紹介します。

①基礎能力

SCOAでは、受験者の「基礎能力」が問われています。SCOAにおいては言語・数理・倫理・常識・英語の5つの尺度から測定が行われています。言語・数理・倫理の3分野において実社会で必要とされる基礎的な知的能力が測定されており、常識・英語の2分野でそれらの応用力・学力が測定されているのです。

言語・数理に関してはSPIにおける言語・非言語検査と同義であり、理解しやすいでしょう。倫理においては、論理的な思考能力、抽象的思考能力が問われています。また常識では、一般教養知識に加え、時事問題なども問われることが多いと言えるでしょう。

英語に関しては、基礎的な英語スキルが問われます。総じて問題自体の難易度はそれほど高くはなく、ある程度のスピードを持って冷静に取り組めば、問題なく解けるレベルだということが出来るでしょう。

②パーソナリティ

SCOAでは、受験者の「パーソナリティ」も診断されます。人には固有の行動パターンが存在します。その人がどのような考えに基づき、どのような行動をしているのか、を知ることは、採用活動を行う企業にとって重要なことなのです。SCOAを通じて、「気質類型」「性格特徴」「意欲・態度」の3つの視点から、受験者のパーソナリティを判断する子音が可能になります。

「気質類型」では受験者固有の考え方や行動パターン、「性格特徴」では、日常の行動傾向、「意欲・態度」職場で重視される意欲・態度を確認することが出来、それにより企業は受験者について、より多角的に理解することが可能になるのです。またSCOAを通じて、ストレス傾向も確認することが出来るため、内定後の配属部署決定の際にも活用されるものでもあるのです。

③事務能力

SCOAでは、「事務能力」のチェックも行われます。この検査では仕事への対処の「スピード」と「正確さ」を測定します。仕事を進める際、もちろんスピードは要求されます。しかし、ただ素早く仕事を処理していけば良いというものではありません。スピーディーに処理しても、その処理に不正確な点があると、結果、その後処理に時間を割き、周囲にまで迷惑をかけてしまうのです。

しかし、慎重になりすぎ、仕事の進みがあまりにも遅いのもNGです。多くの仕事はチームプレイで行われるものであり、周りのペースについていけなくなってしまうと、やはり周りに迷惑をかけてしまうのです。このように仕事を進めるにあたっては、「スピード」と「正確さ」の両面が必要になり、それらをチェックするためにこの検査が活用されるのです。

就活生がすべきSCOA対策

実際にSCOAを受験することが決まった場合、何から始めればいいのかわからないという人も多いでしょう。そこで、どうすれば高いスコアをとることができるようになるのか、その対策についてご紹介します。

就職活動中はやらなければならないことが山積みでとても忙しいため、できるだけ効率よく対策を立てていきたいところです。なので、試験当日までにしておくべきことと、試験中に心がけておくべきことに絞ってご説明していきます。やみくもに始めようとするよりも、明確な目標を持って対策を考えることによって、よりいっそう高いスコアへと近づくことができるのです。

 SCOAの問題集を繰り返し解く

SCOA対策に有効なのは、何といってもまず問題集をひたすら解き続けることです。答えを覚えてしまうほど解き、その問題の解答に行き着くまでの道筋を全て暗記してしまいましょう。本番でも出題される問題は問題集とほぼ変わりません。

問題集の設問を全てクリアできていれば、本番の設問で苦戦することはまずありえません。ですから、問題集をやりこんでいる間に少しでも引っかかるところや、他の設問よりも解答に時間がかかる問題などには特に注意して絶対に苦手を克服しておきましょう。SCOAはSPIと違う出題方法をされるので、必ずSCOA専用の問題集を解いてください。

一問に30秒以上かけない

SCOAは120問を60分で解かなければいけないテストです。ですから、単純計算で一問に使えるのは30秒ということになります。もしもわからない問題に出くわしても、そこで立ち止まってじっくり考え込まないようにしましょう。後に控えている問題を全て解くことができなければ意味がありません。

もし時間を無駄にしてしまえば、解けるはずだった問題を捨てることになってしまう可能性もあります。わからない問題にはとりあえず解答をし、すぐに次の問題に頭を切り替えてください。全て解き終えてから見直せばいいと考えるくらいの余裕を持ちましょう。

おすすめSCOA問題集2つ

SCOA対策に問題集が必要といっても、書店には多すぎるほどの問題集が並んでいます。いちいち買ってどれが自分に合ったものかを確認するわけにはいきません。また、最新のものでよく研究がなされているかどうかについても確証をもてないまま手を付けるのは不安が残ります。立ち読みで中身を少し見ただけでは使いやすさも実感できないので、結局は買ってみなければわからない、という結論に達してしまうかもしれません。

しかし、世間に問題集が数多くあれど、その中でも多くの支持を集めている名著があります。ここではその2冊をご紹介します。どれを選べばいいかわからないという人や、今使っている問題集に不安がある、または納得がいっていない人にはぜひ使ってみていただきたい2冊です。

①これが本当のSCOAだ!

『【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2019年度版】』という本は、日本で初めてのSCOA専用対策本ということもあり、信頼度と使いやすさは抜群です。あいまいな情報が飛び交うSCOAの対策に大きく斬りこんだ画期的な一冊です。手堅く攻めたいならまずこの本で基礎を固めるのがおすすめです。

また、新しく導入されたテストセンター方式にもきちんと対応しており、確実な情報を載せています。2019年度版は改訂されており、数理と論理分野の問題が増えています。苦手としている人にはその点でもおすすめです。

②SCOA総合適性検査

『明快! SCOA総合適性検査 [2019年度版] (Focusシリーズ)』という本は類似問題の多さが特徴の1冊で、より実際の試験に近い問題演習ができます。見開きレイアウトで見やすさを重視しており、要点のチェックがしやすくなっています。また、セクションごとに分野が分かれているのが売りで、とにかくパッと見た時のわかりやすさが他の問題集とは群を抜いて秀でています。

また、豊富な実践形式の問題と効率の良さを後押しするレイアウトは、忙しい就活生から熱い支持を集めています。予習復習にも最適で、まず問題集を始めるならおすすめの1冊です。

SCOAの出題分野別の特徴

SCOAでは大きく分けて5つの分野から問題が出題されることになります。ここではそれぞれの分野における特徴を解説していきます。各分野において得意不得意は当然あるものです。しかし出来る限りバランスよくどの分野からも得点を取れるようにならなければ、高得点を獲得することが難しくなってしまいます。

得意分野を伸ばし、不得意分野を改善するには、出題傾向を掴み、それに沿って対策を進めることが重要なのです。以下を参考に、効率よく効果的な対策を行うようにしましょう。

言語|熟語や慣用句などが出題される

言語分野では、言葉の意味を問う問題と長文読解が出題される傾向にあります。言葉の意味を問う問題では熟語やことわざ、慣用句や故事成語の意味が出題されます。これらは知っていなければ解くことの出来ない問題になるので、どれだけ自身の知識を多く蓄えておくかがポイントです。

また漢字の読みを答える問題や同意語・反意語を答える問題、四字熟語の誤字を答える問題なども出題されることがあります。これらの問題は考えて分かるものではないので、わからなかった場合は次の問題に気持ちを切り替えることも重要です。

長文読解についてはさほど難解な文章は出題されません。論理を意識し、冷静に読み進めることで正答を導き出すことは可能なものですので、本番でそれが出来るよう、日頃から長文読解に触れておくことが重要になります。

数理|四則計算や方程式などが出題される

就職活動において多くの就活生がSPI対策を行うでしょう。しかし、「SPIで数理分野の対策はしているし、大丈夫だろう」と甘く考えるのはNGです。SCOAの数理分野はSPI以上に広い範囲から出題されるからです。SPIの範囲に加え、四則計算や一次方程式、連立方程式、二次方程式、不等式、数列などさまざまな分野から出題されることになります。

そのためそれぞれの分野の対策をSPI対策以上に踏み込んで行う必要があるのです。SCOAは60分という制限時間の中で120問の問題を解いていかなければなりません。単純計算で、一問あたりに費やすことの出来る時間は30秒程度しかないのです。その中でスピーディーに回答を進めるには慣れが必要になります。問題を見ただけで解法が思い浮かぶよう、繰り返し演習を行っておくようにしましょう。

論理|サイコロ問題や推論などが出題される

論理分野では数学系の論理問題が出題されます。推論・順位に関する問題やサイコロ問題、場合の数などが出題されることが多いです。論理分野について苦手意識を持つ就活生は多くいることでしょう。大前提として、事前の対策で解法をしっかりと身につけ、その上で試験に臨むことが重要になります。しかし緊張などで冷静な思考が出来なくなり、解法が思い浮かばない時には、実際に書き出してみるのも一つの手となります。

問題によっては頭の中で問題を整理し、解いていくよりも、実際に手を動かして書き出している方がスピーディーに回答出来るものもあるでしょう。まずは問題全体を見渡し、実際に書き出した方が得策なのかどうかを判断してから回答に取り掛かるのが、論理分野においては重要なポイントになるのです。

常識|理科系全般と社会系全般が出題される

常識分野というと、「時事問題対策をしておけば大丈夫なのかな」と思う就活生もいるでしょう。もちろん時事問題対策も重要ですが、ここでいう常識分野とは理科系全般と社会系全般を指しています。

理科系には物理や化学、地学、生物が当てはまり、社会系としては日本史、世界史、日本地理、世界地理、政治経済が当てはまります。出題のレベルとしては、中学・高校レベルの問題であり、さほど難しいわけではありません。

基本的な問題が大部分を占めると言えるでしょう。しかしこれらの分野について大学受験以降遠ざかっている就活生がほとんどです。そのためその幅広い出題範囲に苦戦する就活生は多くいるのです。常識分野の対策を進める上では、出来るだけ早い段階から計画的に対策を行う必要があります。

英語|文法や発音などが出題される

英語分野に関しては、難題はあまりなく、基礎的な英語知識が問われることになります。文法問題や発音問題、類義語、イディオム、アクセント問題などが出題されます。大学受験の際、これらについてしっかりと学習した就活生は多くいることでしょう。

そうかといって甘く捉えるのはNGです。大学入学後、英語にあまり触れていない就活生も多くいることでしょう。以前であれば難なく解けた問題でも、難しく感じてしまうことは往々にしてあり得るのです。

英語分野については、英語に慣れることが重要になります。英語のスキルは一朝一夕で身につけることが出来るものではありません。毎日少しずつでも継続して対策を進め、英語力を高めていくようにしましょう。

SCOAの出題例

【例題】
1×(-12)²÷(-2)÷6=12

これはSCOAの非言語分野における、数理分野で出題される四則計算の例題です。基本的な計算問題ですが、忘れてしまっているという人もいるのではないでしょうか。乗算や足し算と引き算と掛け算、割り算などの計算の順番などはきちんとチェックしておきましょう。

この問題では二乗が使われていますが、この計算の方法は日常生活で使う機会がほとんどないと言ってもいいため、見直しは必須です。なお、(-12)の二乗は-24や-144ではなく、144であることがポイントです。

特徴や対策を知ってSCOAに挑もう

SCOAはあまりその対策が世間に知られていない、少し特殊なテストです。しかし、これからSCOAを導入する企業が増えてくることが予想されます。就職活動におけるテスト対策というとどうしてもSPI対策を連想しがちです。

しかし、SCOAというテストがあるということもきちんと認識し、対応できるようにしておきたいところです。SPI対策で培った知識や経験がSCOA対策で役に立つこともあるため、もちろんそれが無駄になることは決してありません。しかし、SCOAにはSCOAの特徴があるので、対策をおろそかにしてしまうことだけは避けましょう。十分に特徴を研究し、対策を講じてから本番に臨みたいところです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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