筆記試験

【SPI-Gは練習問題で攻略】出題傾向と筆記試験対策のご紹介

SPI-Gの対策について知っておこう

就活で実施される適性検査には様々な種類がありますが、リクルート社が実施するSPI検査は多くの企業が取り入れている最もメジャーな適性検査になります。SPIは難しい、苦手だという意見はよく聞きますが、内定獲得のためにSPI攻略は避けて通れない道です。しかもSPIの中でも複数の種類があって、それぞれ問題の種類や難易度・傾向が異なっていることを知らないひとも多いです。

大学受験が志望校に合わせて赤本で問題の対策をするように、自分が受験する企業の適性検査の種類を事前に確認しておき、それに向けて対策をしておくことは就活成功への大きな近道です。今回はSPI検査の中のSPI-Gについてその傾向を紹介いたしますので、特徴を掴んで対策に活用してください。

SPI-Gとは

就活でSPI検査があるから対策をしなければと、本屋さんに行って適当に対策本を買っていませんか。SPI検査は導入社数が1万社を超えるとてもメジャーな適性検査ですが、複数の種類があることはあまり知られていません。

つまり、自分が受験するSPI検査と異なる種類のものを対策していても、あまり効果が出ない可能性があるということです。今回は、その一つであるSPI-Gについてご紹介していきますので、特徴と傾向をしっかり把握し対策に役立ててください。

SPI検査には種類がある

SPI検査が多くの企業に取り入れられている理由の一つとして、複数の種類がありそれらを組み合わせて選択することで様々な属性の応募者や職種に対応することができるという利便性が挙げられます。

その組み合わせは、大卒向け・高卒向け・中途採用向けなどの応募者対象と、基礎能力や性格を見るテスト内容、テストセンターやWebテスト、ペーパー試験などから選ぶ実施方法があり、企業はそれらを採用職種や応募者の属性、応募者の人数などをふまえて選択し、実施するのです。

つまり、応募者にとっても、SPIのどの種類の検査を受検するのかを予め確認して対策するのは、その企業が応募者の何を見て合否を判断してるのかや、どういう資質を重視しているのかを知ることにもつながります。

SPI-Gとはどのような試験なのか

SPI検査の応募者対象については、SPI-U、SPI-H、SPI-Gの3種類があり、それぞれSPI-Uが大卒採用向け、SPI-Hが高卒採用向け、そしてSPI-Gが中途採用向けとなっています。

以前の中途採用は履歴書・経歴書の確認と面接で人柄やスキルをチェックして採否を決めていましたが、短時間での面接の難しさや社風との相性など、入社後の即戦力化が課題となっていました。

さらに、卒業後3年以内の第2新卒では経歴書でスキルが計れないことと、前職の退職理由が本人のどのような適性によるものなのかなど、書類や面接では判断することが困難でした。企業側もそのような課題をSPI-G検査で能力・性格を客観的に示し、判断の基準とすることで中途採用・第2新卒採用のリスク回避に努めるようになっています。

SPI-Gの受検方法

SPI検査は受検方法は、リクルート社が手配する会場に赴き受検するテストセンター方式や、応募者・受験企業のパソコンで受検するWeb方式(インハウス方式)、マークシートで受検するペーパー方式があります。

受検者は、企業の指定する方式で受検します。その中でも中途採用は、応募企業内のパソコンで受検するインハウス方式が多いようです。インハウス方式は面接とSPI検査を一日で完了できるので企業側にも便利なのですが、受検者の多い企業ではテストセンターやWeb方式での受検も珍しくありません。

インハウス方式では企業に赴いた際に受検するので戸惑うことはあまりないのですが、テストセンター・Web方式はメールでの指示になります。やり方が分からず失敗することが無いよう、事前に確認しておきましょう。

SPI-Gの対策方法3つ

企業は、採用する職種や応募者の属性などに応じて、複数の検査の中から選択してSPI検査を実施しています。すなわち、SPI対策においても実施される検査の種類を把握して、それに対して対策することが重要になります。

一般的なSPI問題集も効果はあるでしょうが、SPI-G検査を受検するのであれば、それがどのような傾向があるのか、またどのような問題が多く出題されるのかを掴んでおけば自信を持って受検することができるでしょう。

①SPI-Gは言語分野の対策が重要

SPI試験は大卒向けのSPI-U検査の受検者数が最も多いので、世に出回っているSPI試験の対策は大半がSPI-U対策となっているのが現状です。SPI-UとSPI-Gの違いは、SPI-G検査は能力検査の言語分野がやや難しく、非言語分野がやや易しい傾向にあることです。

特に言語分野の問題は、語彙力を求められる問題と文章読解の問題がポイントになります。それらの対策はやっておかねばならないでしょう。また一方で、非言語分野の問題は比較的易しいとはいうものの、時間に対して問題数が多いという特徴があります。

資料解釈の問題が必ず出題されますので、準備をしておかなければ高得点は望めません。つまり、言語分野においてはそれ用の対策をおこない、非言語分野においては問題に慣れておくことが必要となります。

②事前に練習問題に挑戦する

極論を言えばSPI検査は対策が可能であり、事前のしっかりとした準備で大きな効果を上げることができます。リクルート社のホームページには「実験で証明済!対策本の影響は心配なし」などと記載があり、SPI対策は無駄ではないかと思われる人もいるかもしれません。

しかし、これは基礎能力検査では丸暗記が効かないということであり、事前に問題に触れて解き方を知っておくのとそうでないのとでは、得点に大きな差が出ます。

特にSPIの基礎能力検査は、地頭の能力を測る検査で普段の学校のテストとは傾向が異なります。問題にクセがあるので初見では面食らってしまうようなことも多く、事前に練習問題をやっておかなければ高得点は期待できないでしょう。

③出題問題の傾向を知っておく

SPI検査は事前に用意されている問題数が相当数に上り、年ごとに問題の追加や入れ替えもおこなわれているため丸暗記はできません。しかしながら、問題の傾向や解き方のパターンなどについては実はそれほど大きく変わらないのが実情なのです。

すなわち、事前にたくさんの練習問題に挑戦しておき、問題パターンに慣れていれば、実際の試験の際も戸惑うことなく解答することができます。

出題問題の傾向を知っていれば、解答に至るプロセスが理解でき、最短時間で答えることが可能です。これは、正解率と解答数の両方で評価されるSPI検査において、とても重要なポイントになります。

SPI-Gの出題内容の傾向

先にも述べた通り、SPI-GについてはSPI-Uと比較して能力検査の言語分野がやや難しくて、非言語分野がやや易しいという傾向にあります。言語分野とは国語系の問題、非言語分野とは数学系の問題という意味です。

SPI検査は大学受験のように知識を見るものではなく、応募者の地頭の能力を測るものです。難しい・易しいというのも、「一般的に難問である」または「準備しなくても解ける」という意味ではないことに注意しましょう。

言語分野

・二語の関係
・熟語の意味、成り立ち
・語句の用法、多義語
・長文読解(接続詞、空欄補充)
・長文読解(文挿入、趣旨把握)

言語分野では、上記の問題が出題されます。まずはある程度の量の練習問題に挑戦して傾向を掴み、それに慣れておくことが必要です。特に反意語などについては難しい語句も出題されますが、SPI検査は基本的に狭く深い知識よりも幅広い一般的な知識が必要とされるものです。高得点のためには語彙力の勉強が重要になるでしょう。

あわせて長文については、短時間で文章の内容と問題の意図を読み取る読解能力も必要となります。よって、言語分野であまり自信のない人は、日頃から長文を読み慣れておくような準備も必要になります。

非言語分野

・損益算
・濃度算
・仕事算
・速度算
・積の法則
・組み合わせ、場合の数、確率
・集合
・料金の割引
・分割払い
・整数問題
・連立方程式(鶴亀算)
・推論(正誤、順位)
・地図の縮尺、方角(SPI-G限定)

非言語分野では、上記のような問題が出題されます。1問1問はそれほど難しいものではありませんが、問題数が多いため、問題を見たら直ぐに解答に移れるようパターンを覚えて練習問題を多く解いておきましょう。

また、SPI-Gは資料解釈の問題が必ず出題されます。出題された表をもとに問題に答えるものですが、慣れていないと戸惑うことになります。資料を上手く読み取る必要がありますので、これも事前に練習問題で慣れておくようにしましょう。

性格検査

SPI検査では基礎能力の結果も重要ですが、性格検査も職場適性やストレス耐性など採否に影響する重要な判定要素が示されます。結果についてはその人の性格特徴と職務適応性、組織適応性が判定され、企業はその判定結果を採用要件や企業風土、組織の人員状況などと照らし合わせることとなります。

もちろん、応募者は入社したいと思って受検するので、その企業によく見られたいという気持ちから、自分を偽って回答してしまうこともよくあります。しかし、SPI検査は内容の矛盾や自分を偽って回答しているかなどを判定する項目もあるため、嘘をついてまで回答するのはあまりよくありません。かといって自分を卑下して回答する必要もないため、ありのままの自分で回答するのが一番いいでしょう。

SPI-Gは言語分野の練習問題を解いて対策しよう

SPI検査の中でもSPI-Gは基本的に中途採用向けとして使用されていますが、企業によっては新卒採用や第2新卒の採用などで使用される場合もあります。大卒向けのSPI-Uと傾向も異なるため、高得点を狙うためには事前にSPI-G用の練習問題に触れておくことが重要です。

特に言語分野においてはSPI-Uと比較して難易度が高いため、しっかりとした準備をしておかなければなりません。まずは問題集を購入してチャレンジしてみましょう。何冊も購入して途中で断念するよりは、1冊やりきって見直す方が自信がつきます。

練習用の問題集についても色々なものがありますので、ご自身に合うものを選んで対策をおこない、良い結果につながるよう頑張ってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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