企業研究
職務内容の意味とは|事業・業務内容との違いや把握する方法をご紹介
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目次
職務内容を理解できていない人は多い
「職務内容」は就活で頻出のワードですが、正しく理解できていない人は多いです。言葉の意味を理解できていないと、恥をかくだけではなく、選考時に不利になる可能性もあるため注意しなければなりません。間違った意味で言葉を使っていると、「勉強不足」「就活に望む態度がいい加減」などの印象を与えてしまう可能性があります。また、「職務内容」は就職後に使うことも多いです。些細なことでもしっかり意味を知ることが大切であるため、「職務内容」の意味を正しく理解して就活に臨みましょう。
職務内容とは「個人が抱えている業務・職務」
職務内容とは「個人が抱えている業務・職務」を指す言葉です。企業にはさまざまな仕事があり、部門や部署ごとに何をやるかは異なります。仕事は効率化を図るために細分化されており、同じ部門や部署でも、人によってやるべき仕事が違っていることも多いです。この「同じ部門・部署内でも個人に割り振られた別々の仕事」が職務内容に該当します。
職務内容は人によって違うため、同じ企業、部門・部署であってもまったく異なる場合があることは理解しておきましょう。企業としてではなく、個人として抱えている仕事のため、個別の担当業務と考えると分かりやすいです。個人的に任された仕事のため、責任を持ってやり遂げなければならず、それぞれが抱えるやるべき課題ともいえるでしょう。
職務内容と事業・業務内容の違い
職務内容似た言葉に「事業内容」や「業務内容」があります。これらも就活では頻出であり就職後に使うことも多いため、違いを正しく把握しておかなければなりません。職務・事業・業務の3つはまったく別物であり、混同しやすいため注意が必要です。特に選考では企業の事業・業務内容について問われる、あるいは問う場面も多く、違いを把握しておかないとやり取りがうまくいきません。間違えやすいポイントのため、それぞれの意味を把握しておきましょう。
事業内容は企業単位
事業内容は企業単位でおこなう仕事を指し、仕事を表す言葉ではもっとも大きな分類です。企業によって扱う仕事は異なり、属する業界によって左右されます。例えば、メーカーの場合は対象となる商品の「製造や販売」が事業内容です。海外に展開している場合は「海外事業」も含まれる場合がありますが、一般的なメーカーで見るなら「製造販売」がメインになっていることが多いでしょう。
企業によっては幅広い事業領域を持っていることもありますが、事業内容で考える場合は、もっともメインとなる仕事を考えます。商社の場合は、他者との取引だけではなく自社で商品を生産することもありますが、商社の区分で考えるなら事業内容は「卸売業」です。
業務内容は部署単位
業務内容は部門や部署単位で振り分けた仕事を指し、事業内容と職務内容の中間になります。仕事を表す言葉を順に並べると「事業内容」→「業務内容」→「職務内容」となり、業務内容と職務内容は混同しやすいため注意が必要です。業務内容は、部署に与えられた仕事であり、簡単に言えば人事部、営業部、総務部などによって違います。
それぞれの部署ではやるべき仕事が違っており、基本的な仕事が設定されています。基本的な仕事は個人がおこなう場合でも業務内容となり、職務内容ではありません。業務内容は「部署が抱える仕事」「その部署にいる人が共通でおこなっている仕事」です。職務内容はそこから派生して「特定の個人に任されている仕事」を指すため、共通部分は業務内容になることは理解しておきましょう。
就活において職務内容は重要?
仕事を表す言葉は事業・業務・職務内容の3つに分けられ、職務内容はより細かい仕事を指します。就活を攻略するには仕事への理解を深めることが大切ですが、同時に業界や企業についての理解も深めなければなりません。就活における職務内容の重要性を知っておきましょう。
基本は事業・業務内容を確認する
就活を進めるには業界や企業の特徴、仕事を知ることが大切です。これらを知るには事業・業務内容の確認だけでOKなため、職務内容までは把握していなくても構いません。職務内容は個人の実務的な内容になってしまいます。就職してからでなければ分からないこと、理解しても他の企業では役立たない、あるいはその企業に就職しても任されない限り関係ないことも多いです。
知識として知っている分には無駄になるわけではありませんが、絶対に必要でないことは理解しておきましょう。就活をスムーズに進めるには、事業・業務内容といった大きな仕事を知ることが大切です。まずは企業が抱える仕事を広い目で見て、少しずつ細部にフォーカスして理解を深めていきましょう。
職務内容まで知っているとイメージしやすい
職務内容を知っていると、企業での仕事をイメージしやすいというメリットがあります。就活は単に就職先を決めるだけではなく、「相性の良い企業」「活躍し成長できる企業」に就職することが大切です。実際に実務をやってみると合わないこともあるため、少しでもミスマッチを減らすには、細かい点まで知る必要があります。
また、職務内容を知ることで企業への理解も深まり、選考でも有利になる可能性が高いです。新卒では志望度の高さや仕事への熱意が重要視されており、それを測る指標として企業や仕事への理解度の高さが見られています。職務内容まで知っていることで、志望度や熱意のアピールに繋がり評価が高めやすくなるでしょう。
職務内容を把握する方法
職務内容の把握は絶対に必要なわけではありませんが、知っていると役に立つことは多いです。就職先とのミスマッチを減らすために職務内容まで把握しておくと役立ちますが、あまりにも細かい情報になるため知ること自体が難しいのがデメリットです。知っておけば便利な情報であるものの、知ることが難しいため断念してしまう人も多いでしょう。しかし、職務内容は就職するまで絶対に分からないわけではありません。職務内容を知る方法は大きく3つに分けられます。
説明会に参加
職務内容を把握するには、企業が開催する説明会に参加しましょう。説明会は「合同説明会」「企業が単独でおこなう説明会」の2つに大きく分けられますが、職務内容を知るなら単独の説明会がおすすめです。合同説明会の場合、他の企業との兼ね合いもあって説明会に取れる時間は限られています。
そのため、業界や企業についての大きな内容になることが多く、職務内容までは説明が回らないことも多いです。対して企業単独の説明会なら、時間を気にせず細かい点まで説明できます。実際に働く社員から話を聞けるケースも多く、職務内容にまで迫った質問もしやすいです。説明会では職務内容だけではなく、事業・業務内容まで幅広く知れるため、気になる企業の説明会には積極的に参加しましょう。
OB訪問をする
仕事についてより詳しい話を聞きたいなら、OB訪問をするのもおすすめです。OB訪問なら、実際に働く人から生の情報を得られるため、実務的な職務内容の質問もしやすいでしょう。事前に申し出ておくことで、担当してくれた人だけではなく、他の人の職務内容も簡単に教えてもらえる場合もあります。
OB訪問で職務内容の理解を深めるためには、事前にある程度の事業・業務内容を理解しておかなければなりません。職務内容はもっとも小さな区分であるため、その上にある大きな仕事が理解できていないと、内容を正しく把握できない可能性が高いです。せっかく有益な情報を得ても理解できないと意味がないため、基本的な知識を身に付けてからOB訪問をおこないましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
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インターンへの参加
職務内容を知るなら、実践的に仕事を体験できるインターンに参加するのもおすすめです。職務内容に焦点を絞るなら、長期インターンに参加しましょう。インターンは大きく「短期」と「長期」に分けられますが、実務経験が積めるのは長期インターンです。短期インターンは説明会を少し詳しくした程度であることが多く、基本的には事業・業務内容を理解するものと考えましょう。
長期インターンなら企業の実際の仕事を任されるため、職務である個人業務を任される場合もあります。個人業務がない場合でも、周囲の人は通常業務をこなしながら個人業務をおこなっているため、それを参考にすることで職務内容を知ることができます。
職務内容を書くのは「職務経歴書」
就活において、職務内容が必要になってくるのはどのようなケースがあるのでしょうか。「職務内容」は主に就活時の提出書類に関係してきます。つまり、履歴書や職務経歴書を記入する際に、今まで自分が担当してきた業務を具体的に記入することになるのです。
職務経歴書は、就活において不要です。ただし、提出するように企業から指示された場合は、「職歴なし」と記載するか、アルバイトやインターンなどの経験を書くようにしましょう。どのような部署でどのような業務に携わってきたのかを、できるだけ分かりやすく具体的に述べることが大切です。
職務経歴は、キャリアを存分にアピールできる場でもあります。提出を求められた場合は、自分が志望する会社ごとにアピールすべき点を明確にして伝えるようにしましょう。
就活において職務経歴書は不要
職務経歴書とは、今まで経験してきた仕事をより詳しく述べるためのものですので、基本的に、就活の際には職務経歴書は不要です。就活生はそれまでの職歴がないことが大前提で、企業側もそれを把握しています。このことから、就活生が提出を求められるのは履歴書とエントリーシートのみと考えておいて間違いないでしょう。
職務経歴書は、転職をする際に必要となる書類です。学生という立場の就活生は、ほとんど職歴がないことから、職務経歴書は作成ができません。ただし、就活時に直接関係してこないからといって、全く理解しておかなくてよいということではありません。社会人として、職務経歴書がなんなのかは正しく理解しておく必要があるでしょう。
提出を求められた場合は「職歴なし」と記載する
企業によっては、「仕事の経験がある人もいるだろう」との考えから、「職務経歴書」の提出を求められるケースもあります。就活において職務経歴書を求められたときには、「職歴なし」と記載して特に問題はありません。
また、企業によっては「学生時代のアルバイトやインターンの経験について知りたい」という場合があります。「アルバイトの経験があれば職歴として記載下さい」というような指示があった場合には、自分のアルバイト経験やインターンの経験を正直に記載しましょう。
この場合、会社名・部署名・業務内容と、携わった年月日を入れて記載するとよいでしょう。
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就活は自分に向いている仕事を見つけることが成功への鍵です。
向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そこで、「適職診断」を活用してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格や強みを分析し、自分に合った職業や自分には合わない職業を提案してくれます。
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職務内容は個人が取り組む業務
職務内容は「個人が取り組む業務」であり、仕事の区分の中ではもっとも小さいです。就活では事業・業務内容が注目されがちであり、職務内容にはまったく目を向けられないということも少なくありません。事業・業務内容を理解しているなら、職務内容は就職後に知っても問題はありませんが知っておくことでメリットになることも多いです。
職務内容を知り仕事を細部まで把握することで、企業で働く姿をリアルにイメージしやすくミスマッチも防ぎやすいです。相性の悪い企業を避けられ、効率的に就活を進められます。職務内容は区分は、小さいながらも企業全体の仕事を支える重要なものです。意味を正しく理解して、自分に本当に合った企業を探しましょう。