企業研究
どこの企業に就職しようか悩んでいる就活生必見。会社を選ぶ軸を疑ってみよう。
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イベントやセミナーで出会った子に内定報告を受けることが多くなり、最近は嬉しく思っています。一方でどこの企業に行こうか相談したいということも増えてきました。今回の記事では、就職活動で教えてくれないことを交えながら、皆さんが企業を決定する上で大事にしている"軸"というものを一度疑ってみようと思います。
皆さんを怖がらせるとか自己分析を無駄にするつもりはありません。ただ、就職活動生にはひたすら考えてほしいのです。そのためには、新たな視点が必要になります。経営者という立場であり、採用支援をしている者として、そして自分の就職活動の体験を踏まえて、説明できたらと思います。
※今回は思いっきり主観ですし、強く衝撃を受けてもらえるように、極端に書いていますし、そもそも自分が信じている軸が疑われたたらイラッとするものです。どうぞ一つの意見として聞き流していただいても結構です。
就活の軸についてはこちらの記事でも解説しています。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活は、自分の強みを活かせる職場を見つけることが大事ですが、どの職業が本当に自分に合っているのか迷うことはないでしょうか…?
そんなときは、「適職診断」を活用してください。
自分の性格や適性を客観的に理解し、自分に合った職業と合わない職業を特定できます。
志望する職業と自分の相性をチェックして、自分らしく働ける環境を見つけましょう。
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1.きっとその人とは一緒に働けない
就職活動生の中に、人軸で企業を選んでいる方はたくさん存在します。人軸の中にも2パターンいて、
・Aさんと働きたい
・Aさん含め、Bさんも、Cさんもみんな好きだし、働きたい
の2パターンがあります。
・Aさんが社長や役員の場合
100人以上社員がいる場合、会話や会食などの機会は思ったより多くありますが一緒に働くには数年かかるでしょう。
・Aさんがエースの場合
エースは転職や独立をしてキャリアアップをしていく人が最近は増えている気がします。
※私が内定時代に働きたいと思った社員が3人いましたが、入社する前に3人とも転職していました。
採用活動で学生が目に触れる社会人はたいてい経営メンバーかエースなことが多いのです。
100人以上の会社で働く部署が選べたり、上司を選べる会社は少ないので、運任せになる可能性も十分あります。
2.言うは易し行うは難し
理念やビジョンで選ぶ方も一定数いる気がしますが、言うは易し行うは難しという言葉の通り、理念をかっこよく作り、それをかっこよく話すことは誰にでもできます。採用担当者は"広報"の仕事もしているので、当然理念をどのように浸透しているかも説明できます。
しかし、一度社内に入ると、理念や想いなど全くないような職場も現実には存在します。会社にとって様々ではありますが、理念で選んでいる人は
社員10人ぐらいに会うことをおすすめします。
3.海外売上比率は確認していますか?
海外事業がやりたい。海外で働いていみたい。そのように考える学生はある一定数増えています。そのようなアクティブな学生を採用したい企業は当然、海外事業の展開を説明会等で話すでしょう。そして口を揃えて毎年このように言います。
「海外により注力し、世界を勝負に戦っていこうと思っています。」
2番にも近いと思いますが、言うことはどの企業でもできますし、"思う"ことは誰でもできます。実態がどうなっているかがIRなどを見て必ず確認しましょう。OB訪問でも、現場の社員に海外事業の話を聞いても知らないでしょう。企業は他部署のことは自分の近所に住んでいる人がどんな人なのかわからないぐらい知らないものです。
本当に海外売上比率は毎年上がっているのか。本当に海外に在中している社員数は増えているのかなどのデータで海外に積極的かどうかの判断をしていくべきなのではないでしょうか。
4.新規事業と新規サービスの違い
次は新規事業軸についてですが、ベンチャー企業の中には若いうちから新規事業を創れます!という企業もたくさんありますが、これも"事業"なのか、"サービス"なのかは大事なことです。もしくはひとつのサイトを新規事業と解釈している企業もたくさんあります。事業の解釈はいろいろあると思いますが、新規事業のイメージも様々なことが現状で、全く新しいビジネスを作ることを期待されているのか。それとも、キャッシュを稼ぐために、古くからあるけど、誰かがやれば確実に儲かるビジネスをやるのかなども非常に重要です。
起業家をたくさん生み出してきた企業にはそのような風土はあるかもしれませんが、独立する社風などもなく、儲かりそうなビジネスを業界5番手戦略でたくさんつくり、新規事業カンパニーと名乗っている企業もあるのが、現状です。
5.成長軸
成長軸はやはりたくさんいますよね。成長したいというと、何のためにといわれるのが、面接の定番になりつつもありますが、大企業ならいろいろ経験のある人がいて成長できるというまっとうな理由も、速度が遅いとか誰でもできる仕事しかやらないなどの反論がありますし、ベンチャー企業なら若いうちから任せてもらえるから成長できるというまっとうな理由も、小さな仕事を任せてもらって嬉しいのかみたいな反論もあります。
この企業ならこんな成長ができるとか、この業界ならこの成長ができるとか、大学生が考えている成長と社会人になって感じる必要だなと思う成長なんて全く違うと思うし、成長した後のことを明確にイメージしないとまずは始まらないですよね。
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就活は自分に向いている仕事を見つけることが成功への鍵です。
向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そこで、「適職診断」を活用してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格や強みを分析し、自分に合った職業や自分には合わない職業を提案してくれます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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成長したいからその企業を選んでいるのではなく、成長した後、その仕事を通じて◯◯のような価値を出したいからその企業を選んでいるんですよね。つまり成長はプロセスであって、ゴールではないので、軸になりづらいのではないかと考えています。仕事をがむしゃらにやっていれば成長するので、企業によって差はないと感じています。
以上、人軸、理念軸、海外軸、新規事業軸、成長軸という5つの軸に関して疑ってみました。自分の軸も疑ってみる機会を作るのもいいことだと思いますよ。