企業研究

【大企業の一覧表を大公開】業界の情報収集で就活の幅を広げよう

大企業とは何か理解したうえで就活をしよう

将来は大企業で働きたいと考えている就活生は多いといえます。しかし、大企業とは具体的にどういった企業を指すのでしょうか。大企業と中小企業の違いについて、なんとなく規模の大きさが違うのだろうといったあいまいな認識になっている就活生は多いといえます。実は、中小企業基本法というもので中小企業の定義は決められています。

中小企業とは一般的に資本金の額または出資の総額が3億円以下であり、従業員の数が300人以下の会社を指します。また、中小企業基本法によって卸売り業やサービス業、小売業については異なる資本金額と従業員数が定められています。この中小企業基本法の中小企業の定義に当てはまらない企業が、大企業といえるでしょう。

知名度のある「大企業」とは

就活を進めるためにはまずは自分が志望する企業、働きたいと思う企業を見つけなければなりません。日本には膨大な数の企業があり、そこからひとつを選ぶのは非常に大変な作業です。志望する企業をピンポイントで見つけるのは難しいことですので様々な条件を付けて企業を探し、受験する企業を絞っていかなければなりません。

企業を探すための条件は人によって様々ですが、その条件の中には当然企業の規模も含まれます。企業の規模が違えば当然仕事の規模も違いますし、待遇なども異なります。大企業になればなるほど仕事の規模は大きく、待遇も良くなります。出来るなら大企業に勤めたいと思う人は多く、実際に目指す人も多いですが、どのような企業が大企業に当てはまるのでしょうか。

CMや広告でよく見かける企業

CMや商品のポスターなど、広告でよく見かける企業は知名度のある大企業といえるでしょう。大企業であるほど広告や宣伝にお金をかけている企業が多いです。CMや広告は企業のイメージを左右するものであり、それだけ多額の費用を投資しているのです。

東洋経済オンラインによると、最もCMが視聴されている企業は花王です。日焼け止めや歯磨き粉など、日用品のCMが多くあります。紙おむつの「メリーズ」やボディウォッシュの「ビオレ」などのCMを見たことがあるはずです。2位は日本コカ・コーラ、3位はP&Gとなっています。

やはりCMや広告の効果は高く、宣伝がきっかけで商品を手に取ることはよくあるといえます。

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海外でも知名度が高い

日本の一流企業は海外で知名度が高い企業も多くあると言えるでしょう。まず、大手一流企業は日本で会社の規模を大きくしたあと、海外進出を考える企業が近年増加しています。海外進出といっても、モノを売り買いするだけではなく、工場や営業所を海外に置き、そこで現地のスタッフが働くことも多いため、働き口として知られることも多くあります。

海外で品物をつくり、日本で逆輸入という状態はよく見られるほか、実際に海外で商品を売買することで知名度がさらに上昇しているということもあるでしょう。代表的な事業でいうと、自動車業界、家電業界、住宅業界、医療業界、食品業界などさまざまな分野が挙げられます。

就活生にも人気が高い

この記事を読んでいる方も、将来は大企業で働きたいと考えているのではないでしょうか。大企業は就活生の就職先としてかなり人気が高いです。大企業は安定しているというイメージから就職を希望する学生が多く、福利厚生や働きやすさも充実しているとして注目されています。給与面でも中小企業より大企業の方が高額であり、ボーナスや残業代はとくに大きく差が出ます。知名度のある大企業に就職すれば、両親を安心させることもできるでしょう。

しかし、大企業に入社するのは狭き門であり、有名大学を出ていたとしても内定を勝ち取るのは容易ではありません。大企業を志望する学生は多く人気があるため、その分中小企業より競争率は高くなっているのです。

業界別の日本国内・外資大企業一覧表

一口に大企業と言っても様々な企業があり、それぞれに特徴が違っています。大企業同士でも比べれば規模の大きい小さいはありますし、当然待遇が異なる場合もあります。しかし企業の規模が、事業の規模が大きければ必ずしも待遇が良いというわけではありません。場合によっては企業規模の小さき企業の方が高待遇で、働きやすい職場であるということもあります。

仕事の規模や待遇は企業によって当然違いますし、自分との相性の良さも当然違います。大企業だからと何でも受けるのではなく、よく吟味してから企業を選ぶことが大切です。また大企業は一つの業界にだけ存在しているわけではありません。各業界に大企業は存在していますし、業界に一社というわけでもありません。以下は業界別の大企業の一覧表になりますので、企業選びの参考にしてみましょう。

金融

・三菱東京UFJ銀行
・みずほフィナンシャルグループ
・三井住友銀行
・野村證券
・東京海上日動火災保険
・りそなグループ
・ジェーシービー
・第一生命保険
・横浜銀行
・日本郵政グループ

金融業界の大企業と聞けば大手の銀行をイメージする人は多いですが、金融業界は当然銀行だけではありません。銀行は金融業界の一部に過ぎず、大企業を探すのであれば他の職種にも目を向けましょう。

銀行以外では保険会社や証券会社などが挙げられますのでそれらの大企業にも目を向けてみることも大切です。金融業界はその職種の多様さに加えて社会的な信用、両親や教師からの評価を得られる、収入の安定など様々な理由から就活生に人気の業界です。自分の意思決定で就職を決めるということは大事なことですが、周囲にきちんと評価され、誇れる企業に就職するというのも大切なことです。

最終的な決定は自分で行わなければなりませんが、周囲に認められるのは重要なことであり、社会的な信用があるというのは社会人になってからは重要なことです。

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通信

・グーグル
・ヤフー
・楽天
・NTTデータ
・ソフトバンクグループ
・NTT東日本
・野村総合研究所
・KDDI
・NECソリューションイノベータ
・日本アイ・ビー・エム

通信業界にも大企業はたくさんありますが、他の業界と異なる点は日本国内の企業に限らず、海外に本社を持つ外資系企業も多いということです。グーグルなどであれば社内の公用語として英語が採用されている場合もあり、外資系の企業を目指すのであれば語学のスキル、特に英語のスキルが必要になります。

もちろん日本国内の企業であっても大企業であれば英語が必要な企業も多いですが、外資系の場合はその傾向がさらに顕著だと言えます。通信業界も電話会社やネットサービスの企業など様々ですが、注目すべきはその成長率にあります。通信業界はネットの登場以来成長を続け、今なお成長を続ける業界です。

今やどの業界でもネット環境を使って仕事をすることが当たり前な世の中ですし、仕事がなくなる心配もなく、更なる成長が期待できる業界だと言えます。通信業界は世の中の最先端を行き、成長し続けたい人におすすめの業界です。

マスコミ

・日本放送協会
・講談社
・博報堂
・電通
・東宝
・朝日新聞社
・ソニーミュージックグループ
・集英社
・フジテレビジョン
・小学館

マスコミも就活生人気の高い業界です。マスコミ業界と言っても放送・出版・広告代理店など様々ですが、大企業であれば誰もが一度は聞いたことがあるというぐらいに知名度が高い企業が多いです。マスコミ業界はどの企業も就活難易度が高く、選考も企業独自のものが多く対策が立てづらくもあります。

また大企業であっても就活解禁日を待たず、3月以降にすぐに選考が始まる場合もありますので、マスコミ業界を目指すのであればかなり早めから準備をしておかなければなりません。マスコミ業界には華やかなイメージがありますが、実際の業務は地味であったり大変なことも多いです。

娯楽に関わった仕事ではありますが、激務が続く場合もあります。華やかなイメージだけで目指すと痛い目に遭う可能性が高いですし、実態を知らないのは選考でも不利になります。理想と現実のギャップをしっかりと埋めて、選考にも臨むようにしましょう。

メーカー

・トヨタ自動車
・ニッポンハムグループ
・ニトリ
・キューピー
・富士通
・伊藤ハムグループ
・大正製薬
・一条工務店
・山崎製パン
・セキスイハイムグループ

メーカーも就活生人気は高く、多くの人がよく知る大企業が多く存在しています。メーカーは「モノづくり」の世界であり、その中でも食品や飲料など様々なカテゴリがあるので一口にメーカーの大企業と言っても選択肢は非常に幅広いということを覚えておきましょう。大企業のメーカーの製品であれば日常の中で見かけることも多く、場合によってはテレビのCMなどで見ることもあります。

そのため企業の知名度だけではなく、商品としての知名度も高く、金融業界と同じように周囲からの評価や社会的な信用を得やすいとも言えます。メーカーでは社員の印象がそのまま商品の印象にも繋がりますので振る舞いや言動にも責任感を持たなければならず、大変なことも多いです。

しかし日常的に自社の商品を見かけることがあったり、それが人のためになっているという実感を得やすく、やりがいの大きい業界だと言えます。

商社

・三菱商事
・三井物産
・伊藤忠商事
・住友商事
・メタルワン
・豊田通商
・丸紅
・双日
・全日空商事
・JFE商事

大企業の一覧表として最後に紹介する業界は商社です。商社は基本的にBtoBの業界ですので、学生であればその存在を知らない企業も多くあります。しかし社会人に聞けば誰もが知っているというように一般的な認知度は高い企業も多いです。学生が知らないだけという企業はたくさんありますので、見逃さないようにしっかりと様々な企業をチェックしておきましょう。

商社は忙しく、激務が続くというイメージも強いですが、その分給料が高い企業も多いです。仕事が大変な分見返りも大きく、また厳しい環境に身を置くことで自身の成長にも繋げることが出来ます。商社は自分を成長させたい、お金を稼ぎたいという人におすすめの業界と言えます。

航空

・日本航空
・全日本空輸
・スカイマーク
・AIRDO
・スターフライヤー
・ソラシドエア
・ピーチ・アビエーション
・バニラ・エア
・ジェットスター・ジャパン

いつの時代でも学生の就職希望先の人気ランキング上位に位置するのが航空会社です。その中でも老舗の日本航空、全日空は誰もが知る国際的な航空会社の一つで日本を代表する航空会社と言えます。従来全日空は当時のJASと共に国内線をメインとしたエアラインでしたが、1986年に国際線に進出後には着々と路線を広げ現在も積極的に世界の路線を拡大しています。

そしてこの大手2社に続いて北九州を拠点とするスターフライヤー、宮崎が拠点のソラシドエア、北海道拠点のAIRDOなどが1998年以降に誕生しました。その他にLCC(ローコストキャリア)のピーチ・アビエーション、バニラ・エア、ジェットスター・ジャパンがあります。航空業界は現在海外から日本への訪問客が年々増加傾向にあり、大手を中心として業績も安定しています。

各社それぞれのキャリアアップのための体制をしいており、入社後は部門ごとの専門的なスキルが求められます。積極的に仕事に取り組む人材と国際化による語学力も必要とされる業界です。

食品

・日本たばこ産業
・キリンホールディングス
・アサヒグループホールディングス
・サントリー食品インターナショナル
・明治ホールディングス
・日本ハム
・味の素
・山崎製パン
・伊藤ハム米久ホールディングス
・森永乳業

食品業界の大手は日本人なら誰もが耳にしたことがある企業が多く、生活に密着した企業が多いことが特徴と言えます。売上の上位はたばこや酒造産業が占めています。食品業界は食を扱う企業ということもあり、極端に売上が落ちることがない堅実な企業が多いことが特徴です。

しかし日本の人口は減少していることと長く続いているデフレなどがあり、国民一人当たりの購入額は大幅に伸びることはあまり見込めない状態が続いています。一方、海外での日本食ブームにより、日本食品の輸出が好調ですので、今後は海外展開をしている企業はより注目されることが予測されます。

仕事は残業が多い所とほとんどなく管理されている所と企業によってかなり違いがみられます。それでも他の業界と比較すると残業は少ないようです。昇格初級は年功序列のところも多く、手当も充実していて緩やかな雰囲気が多いという企業が多いことが特徴の業界です

IT

・NTTデータ
・富士通
・グーグル
・NEC(日本電気)
・伊藤忠テクノソルーションズ
・SCSK
・ヤフー
・楽天
・日立製作所
・NTTコミュニケーションズ

IT業界と一言でいっても様々な分野と業種があります。IT、情報システム系の企業の場合、システムソリューション、Web系と大きく分かれます。システム開発がメインとなります。ITの業界は技術的な知識必要とされるだけではなく、常に新しい知識と技術に対応していく必要があります。

また世の中の動きに敏感になり、常に新しいことにチャレンジしていく行動力が必要とされます。また同時に打ち合わせや会議などで社内・社外の人達と接することから、コミュニケーション能力が必要とされるといえます。勤務時間は多くの企業の技術部門がフレックス制度を設けています。

最近では在宅の勤務という企業も出てきました。勤務時間は締日や提出日などが詰まっていると長時間勤務が多くなることも特徴です。しかし自分のやるべきことをこなしていれば、お休みや帰宅もしやすい企業も多いようです。給与も能力と経験でアップが見込める業界であると言えます。

非上場でも大手はある

大企業を探す時の注意点ですが、上場しているから大手企業、という訳ではないということを覚えておきましょう。非上場会社でも大手企業は存在するので上場しているかどうかに限らず、優れた企業を探しましょう。上場企業=大企業として受験する就活生は多いです。大企業は上場しているものだと思い込んでいる人は多く、上場企業は常に応募者が多く、倍率も高くなっています。

しかし上場していない企業であれば就活生からあまり注目されていない場合も多く、他の企業よりも倍率が低いこともあります。大手企業に就職する難しさは求められる資質が他の企業よりも高いということもありますが、就職難易度が高い要因はその倍率の高さにもあります。競争率が低ければ大手企業であっても合格する確率は高くなります。大手企業を目指したいのであれば上場しているか否かにこだわらず、広い視野を持って企業を探すことが重要になります。

非上場企業と上場企業の違い

大手企業の中の多くは、株式上場企業といえます。しかし、中には非上場企業も多く存在しています。すべての大企業が上場しているわけではありません。就活生の中には、上場企業と非上場企業の違いを理解していない方もいるでしょう。

上場とは、証券取引所で株式の売買ができるようになることをいいます。上場するには審査基準を満たしている必要がありますので、どんな企業でも上場できるというわけではなりません。つまり、非上場企業とは証券取引所に上場していない企業のことであり、会社ごとの考えや事情によって上場しないことを選択しているのです。非上場の場合は決算の情報を開示する必要がなく、株主の要望を気にしなくて良いというメリットもありますので、さまざまな事情から大企業が上場していないことがあります。

実は上場していない有名大企業

・サントリーホールディングス株式会社
・YKK株式会社
・佐川急便株式会社
・株式会社DMM.com
・株式会社大創産業
・株式会社小学館
・朝日新聞社
・カルピス株式会社
・アサヒ飲料

有名企業の中には、上場していない有名企業が多くあります。上記にあげた上場していない企業は、どれもよく名前を聞く企業なのではないでしょうか。上場する企業は安定しているといえますが、上場していないからといって業績が悪いわけではありません。

非上場であれば株式を分割することもないので買収されるなどの事態を防ぐことができます。上場すれば株主の意見も尊重しなければならないため、自由に経営していきたいという企業は非上場であることが多いようです。就職先を探す際は上場・非上場に関わらず、広い視野をもって判断するようにしましょう。

大手企業に就職するメリット

大手企業は就活生にも人気が高く、多くの学生が応募しているため倍率も非常に高いです。加えてそもそも求められる資質も他の企業に比べれば高く、内定を勝ち取るのは非常に難しいです。就活では大手の企業ばかりを受けることを大手病と言い、大手ばかりを受けていると視野が狭くなってしまったり、最悪の場合選考で全滅してしまう場合もありますので、避けなければならないこととされています。

しかしだからと言って大手企業を全く受験しないというのも勿体ないです。就活では誰もに平等にチャンスが与えられていますので、一社ぐらいは目標を決めてチャレンジしてみるといいでしょう。多くの就活生が大手企業の就職を目指すのは就職することでのメリットが他の企業に比べて大きいからです。大手企業に就職するとどのようなメリットがあるのかそれを知って、挑戦するモチベーションを高めていきましょう。

視野と人脈が広がる

大手企業に就職することのメリットとしてはその規模の大きさにあります。大手企業には、細かく分類された様々な職種の人がいるため、今まで知らなかったような職種を知る事ができ視野が広がるということが考えられます。同じ企業に勤めていてもその職種によっては業務内容も大きく異なります。別の職種の人の話を聞くというだけでも充分刺激になりますし、人事異動などがあれば自分が全く別の職種にチャレンジすることになる場合もあります。

様々な職種を経験することは視野が広がるだけではなく、そこでしか得られないスキルなどを得て大きく成長することも出来ます。様々な人と繋がることで人脈も広がりますし、人脈の広さは社会人では大きな力になります。大手企業は視野と人脈が広がり、社会人として大きく成長できる環境が整っています。

教育制度が整っている

大手企業は事業規模が大きく、職種も多岐にわたりますが、だからと言って業務が煩雑としているわけではありません。むしろ社内での業務や担当が整っている事が多いため、しっかりとした教育体制の元でスキルを身に付けていく事ができる環境にあると言えます。

小さな企業であれば新入社員に対して教育係をつける余裕もなく、自らの力で学んでいかなければならないという場合もありますが、大企業の場合はそのようなことはまずなく、同じOJTであっても必ず先輩社員が1人ついて、一緒に業務を行いながら仕事を覚えていくことになります。また資格の取得に前向きな企業も多く、合格すれば受験費用を負担してくれる場合もあります。教育制度が整っているだけではなく、個人の成長に対しても前向きな企業が多いというのは大手企業に就職する大きなメリットだと言えます。

給与・ボーナスの水準が高い

大手企業に就職するメリットを語る上では給与が優遇されているということを外すことは出来ません。大手企業は倒産するリスクが極めて少なく、安定した収入を得る事ができるというのが大きなメリットになります。仕事をする上ではその対価である給与は非常に大切になりますし、ただ給料をもらうのではなく、それが安定してもらえるということが大切です。

給与がもらえても常に倒産のリスクがあっては社員は安心して働くことが出来ません。社員が企業に対して不信感を持っていると業績も伸びませんし、業績が伸びなければ倒産のリスクが高まるという悪いサイクルが生まれてしまいます。大手企業は安定した収入に加えて倒産のリスクが低く、社員が企業を信じて働くこと出来ます。また給与やボーナス水準が中小企業に比べて少ないというのも大きなメリットです。高い収入を得て豊かな生活を送ることが出来るというのは大手企業に勤める大きなメリットになります。

福利厚生が整っている

大手企業に就職し、給与や賞与が安定していることが重要視されがちですが、福利厚生制度が整っているかどうかは非常に重要だと言えるでしょう。大手企業では福利厚生制度が整っている環境であることが多く、企業によって充実度は異なりますが、大手企業に就職した人は、就職先の福利厚生制度が整っていると感じる人が多くみられています。

保険制度や年金制度はもちろんですが、住宅の補助や家賃手当、交通費等支給の充実、家族手当の支給などのほか、福利厚生施設の提供や割引システム、社員旅行の実施など多くの制度の充実があります。近年は、健康診断や人間ドッグなどの費用を会社が負担してくれる企業も増え、従業員の健康を第一に考えている企業が増加している傾向です。このことから福利厚生制度の充実は、大手企業で働く従業員にとって多くのメリットになると言えるでしょう。

安定性や将来性がある

大手企業は業績が安定している企業が多く、将来性があり、定年までを想定して働くことを考えても安心できるというイメージを持つ人が多くいるようです。また、有名企業に就職しているということで、社会的にも信頼を得られることが多く、転職を考えている人も、面接時に履歴書の大手企業の名前を記載するだけで、一目置かれるケースも珍しくありません。

働いていく中で大手企業の看板を背負っていく責任はあるものの、企業の認知度が高いということでお客様の信頼を得ることができ、取引が成立するということもあります。これらのことから、大手企業で働くということは、個人的、社会的だけでなく、働く環境自体が安定していて、将来性があることが多いと言えるでしょう。

労働時間や休暇のシステムが整っている

大手企業で就職するメリットとして挙げられるのが、労働時間や休暇のシステムが整っている企業が非常に多いということです。労働時間を適正に管理している企業が多いほか、残業手当の支給がきちんとおこなわれています。このほかにも、子育て世代の人たちや介護世代の方たちに向けて、産休・育休・介護制度を整えている企業も多いです。また個人の状況に合わせて短時間労働を設定することができたり、フレックスタイムの導入、在宅ワーク制度など労働者に優しい制度が整っている企業も近年増えてきています。

有給休暇の取得率が非常に高い企業や、リフレッシュ休暇、バースデー休暇など、休暇制度が整っていることから離職率が非常に少ない企業も多く見られます。労働時間や休暇システムの仕組みが整っているのは大手企業のメリットと言えるでしょう。

大手で圧倒的に成長しよう!

就活の方針は人によって様々で大手企業に就職するために様々な対策を練って準備を進める人もいれば、倍率の低い中小企業に絞ってとにかく内定をもらおうという人、企業の規模に関係なく自分がやりたい業界、職種での就職を目指す人など様々です。就活で大切なことは結果に後悔しないということです。たとえどんな道を選んだとしてもその結果に自分が後悔してはいけません。

後悔の残らないように最後まで全力を尽くし、軸がぶれないように就活を進めることが大切です。どのように就活を進めるかは個人に委ねられますので、必ずしも大手企業を受験しなければならないということはありません。しかし受験するにしてもしないにしても大手企業に就職するメリットなどを知っておき、就活の幅を広げることは大切です。大手企業は自分を大きく成長させられる環境が整っていますので、少しでも興味を持てば挑戦し、就活に悔いを残さないようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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