職種研究

【将来性のある職業ランキング】就職するためのポイントもご紹介

将来性のある職業に就職したい

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就活を進めるにあたって、先のことも考え、将来性のある職業に就職したいと考える人は多いでしょう。就職は入社時点で終わるわけではなく、むしろそこからがスタートです。就職は長い社会人生活の始まりであり、よりよい生活を送るためにも、長い目で見て就職先を決めることが大切です。

将来性を考える上で職業選択は重要であり、特にAI技術の発展した現在においては、どの職業に就くかは非常に大きな問題でしょう。現在の多くの人が従事している職業でも、将来AIに取って代わられる可能性を示唆されているものは、数多く存在します。職業ごとの将来性を把握していきましょう。

将来性のある職業の特徴

今後何十年と仕事をすることを考えると、将来性のある職業に就きたいと考えるのは自然なことです。しかし、将来性がある職業とは、そもそもどのようなものなのか、知らずに悩んでいる人も少なくありません。

どのような職業でも絶対的に将来性があるとはいえませんが、確率的に今後数十年は安定するだろうと考えられている仕事はあります。どのような仕事に将来性があるのか、特徴から理解を深めていきましょう。

AIができない仕事

今後仕事の将来性を考える上で重要になるのが、AIという存在です。AI技術が発達すると大半の仕事はAIにとって代わられるといわれているため、裏を返せばAIができない仕事こそ、将来性があるといえます。

AIが得意なのはインプットしたことをそのままアウトプットすることであり、ルーティンワークや単純作業は将来性が低いといえるでしょう。そのため、ルーティンワークではなく、その場で考え、状況に合わせて意思決定しなければならない仕事は、AIにとって代わられる心配は少ないです。

また、AIを管理する仕事も今後増えていき、需要が伸びると考えられます。AIが感知できない領域、またはAIを管理する領域の仕事は、需要の伸び代が大きく、将来性が高いといえるでしょう。

時代の流行に左右されない仕事

昔からずっと続いており、時代の変遷を受けてもなくなっていない仕事は、今後もなくなる可能性は低いでしょう。時代に左右されづらい仕事は、大きく変化し成長することがない反面、急にマイナス成長して業界が縮小することもあまりありません。

つまり、変化の少ない業界は今後もそのまま続く可能性が高く、将来性は高いといえるでしょう。時代の流れに左右されない仕事では、インフラや衣食住に関するものが挙げられます。これらは流行に関係なく生活に必要なものであり、トレンドによって需要が変動することはありません。

もちろん、飲食やアパレルのように、時代の背景や流行による影響を受けやすいものもありますが、衣食住に関する仕事の需要は続いていくと考えられます。

何かをゼロから作る仕事

すでにあるものを加工したり販売したりする仕事ではなく、ゼロから何かを生み出すクリエイティブな仕事は、今後も将来性が高いといえるでしょう。ゼロから生み出す仕事はAIが関与できない分野であり、人間特有の能力が発揮できるといえます。

そもそもクリエイティブな分野は生活に必須なわけではありませんが、それでも長く残り今でも必要とされている仕事です。そのため、芸術に関する仕事は今後も需要が伸び、ますます注目される可能性があります。

もちろん、芸術に関することだけではなく、何かを作る仕事は総じて将来性が高いです。無から有を生み出すという、人間ならではの能力が発揮できると、仕事の展望も明るいでしょう。

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将来性のある職業ランキング

将来性のある職業ランキング

  1. 1
    IT系の職業
  2. 2
    医療・看護・介護系の職業
  3. 3
    営業職全般
  4. 4
    士業
  5. 5
    建設・農業・漁業

将来性のある職業ランキングは、上記のようになりました。この中に志望する職業がある人は、安心したのではないでしょうか。では、なぜこれらの職業は将来性があるといえるのでしょう。ここからは、それぞれの職業について詳しく解説していきます。

①IT系の職業

将来性のある職業ランキング第1位は、IT系の職業です。ひとくちにIT系といっても幅は広いですが、IT業界に属する職業なら、基本的には将来性は高いといえるでしょう。仕事の将来性を考えた時にもっとも大きなポイントとなるのが、AIに代替されるかどうかです。

IT業界でも、一部プログラミングのようにIT技術の発展で省略できる作業はありますが、それでも新たなシステムを生み出す創造的な仕事はAIでは難しいです。加えて、AIの動きをサポートする、故障した場合の修理をするといった作業も、IT業界の仕事に含まれるでしょう。AIの進歩で作業が簡略化され、一部仕事は減るものの、それ以上のAIに関係する仕事が増えるため、将来性は非常に高いといえます。

②医療・看護・介護系の職業

将来性のある職業第2位は、医療・看護・介護系の職業です。これは仕事内容はもちろん、社会構造も関係しています。まず仕事内容で見ると、医療系の仕事は高い技術を要し、対人でのコミュニケーションを必要とします。医療や看護、介護の現場では実際にAIが導入されていますが、これらはあくまで補助的に使用されているに過ぎません。

実際に動くのは人間であり、この構図はAI技術が向上しても変わらないでしょう。また、日本は高齢化社会を迎えており、今後さらに医療や介護の分野は需要が増大します。増大する需要に対応するにはマンパワーが必要です。現在人手不足に悩まされている業界でもあるため、採用枠は拡大傾向にあり、将来性は十分残されているでしょう。

③営業職全般

営業職全般も、AI技術が発展しても残り続ける将来性のある職業といえるでしょう。営業職の仕事は、簡単にいえば契約を交わし、自社の商品やサービスを販売することです。これらは工程だけ見るとオートメーション化が可能であり、AIに代替できそうにも思えますが、実際には対人でのコミュニケーションを必要とします。

商品やサービスを提示し、契約を交わすという工程が機械化されたとしても、それらをおこなうのは人間であり、AIでは取って代わることができない領域です。AI技術を駆使して、ハイテク化した営業スタイルが実現する可能性はありますが、必ずどこかに人が活躍する領域は残されます。業界や扱う商材に関係なく、営業職全般も将来性は安泰といえるでしょう。

④士業

士業とは、弁護士や税理士、行政書士など「士」が付く職業全般で、これも将来性があります。士業は書類上の手続きが多いため、AIで代用できるとも思えますが、実際には人間同士の関わり合いを欠かすことができない仕事です。例えば弁護士なら、人間関係のトラブルに対応することが多く、必ず対人でのコミュニケーションを必要とします。

日本では判例主義を用いるため、過去のケースをデータベース化してトラブルの解決を図ることもできるでしょうが、情報だけではどうしても誤差が出ます。その他士業でも、実際に人と相対し、細かい事情まで考慮して、仕事を進めることが多いです。一部AIで自動化される職業はあるでしょうが、仕事自体が完全になくなる可能性は低いでしょう。

⑤建設・農業・漁業などの肉体労働

建設・農業・漁業などの肉体労働系の仕事も、将来性のある職業といえるでしょう。AI技術で肉体労働を簡略化することはでき、実際にオートメーション化が進んでいる仕事も多いです。しかし、細かい作業はまだまだ人の手が必要で、全ての建設現場に等しくAI技術を導入するのはコスト的にも難しいため、職人の優位性は残るでしょう。

農業や漁業も同じで、AI技術の導入によって簡略化される部分はありますが、人の手が必要な作業は残されています。ただし、農業・漁業は従事者が減少傾向にあり、AIの導入とは全く別の部分で将来性が危ぶまれているため、その点には注意が必要です。

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将来性のある職業に就職するには

将来性のある職業に就職するには

社会人になってからのことを考えるなら、新卒のうちに将来性のある職業に就職し、長く勤めたいと思う人は多いでしょう。しかし、将来性があるということは、それだけで人気が出やすいということでもあり、就職難易度が高い場合も少なくありません。将来性を求めて就職先を選ぶのは他の学生も同じであるため、競合しても負けないよう、対策を練ることが大切です。将来性のある職業に就職するには何が必要かを知り、念入りな対策をしてスムーズな選考の突破を目指しましょう。

業界・企業研究は必須

将来性のある職業に就職するには、業界・企業研究を徹底しなければなりません。これはどの職業でも共通していますが、将来性のある職業は競争率が高くなりやすいだけに、特に徹底すべきと考えましょう。選考を突破するには、業界、企業を知り、正しい理解を持った上で志望度の高さを提示しなければなりません。

この時に求められるのは仕事への意欲の高さで、なぜその業界、企業、職業を目指したかという理由が重要視されます。将来性から就職先を選ぶのは大切なことですが、選考で提示する志望理由としては不十分です。将来性があるから選んだではなく、その業界、企業、職業だからこそ選んだという気持ちが伝わるように、細部まで研究して理解を深めておきましょう。

必要なスキルを身につける

求められるスキルを身につけることも、将来性ある職業に就くためには大切です。将来性のある職業は、業界や業種、分野や仕事内容まで違いますが、特定のスキルを必要とするという点は共通します。また、AIが発展しても完全に代用できないという点も共通しており、いわば人間がAIに負けないためのスキルといえるでしょう。

例えば、IT系を目指すならIT関連のスキルが必要であり、医療系では職業に応じたスキルや資格まで求められることもあります。一見特殊なスキルが必要ないように思える営業職でも、コミュニケーション能力といった人間特有の能力が求められます。それぞれスキルが必要な職業であるため、志望先に合わせた能力を今のうちから磨いておきましょう。

就職先は将来性を考慮して決めよう

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就活では就職先の選定は非常に重要であり、どこに就職するかによって今後の社会人生活は大きく変わります。もちろん、就職してずっとそこで働き続けるわけではなく、転職も可能ですが、新卒一発目の就職先は重要になることが多いでしょう。就職先を決める上では、どのような職業に就きたいかから考えますが、この時やりたいかどうかだけではなく、将来性を考慮することも大切です。

将来性のない職業だと、就職した当時はよくても、長く続けるうちにやりたいことができなくなり、後になって困ることも少なくありません。また、そこで長くキャリアを積むと、新しい職業に移る際のハードルも高くなるでしょう。最初から将来性を考慮することで問題は解決できるため、長い目で見て本当に理想の職業といえるかを考えて就職先を選ぶことが大切です。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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