職種研究
人気職種ランキング|大学生が注目する仕事と就職するためのポイント
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目次
人気の職種ランキングを参考にしよう
就職先選びで困っているなら、人気の職種ランキングを参考に決めるのもおすすめです。男女ともに人気の職種は違い、仕事の内容も大きく異なります。人気職種は倍率も高くなるため就職難易度は高くなりやすいですが、多くの人に人気な分働きやすくやりがいを感じやすい場合も多いです。
もちろん、人気の職種とは言え、すべての人におすすめできるとは限らず、人によって向き不向きがあるのは確かです。そのため、しっかり仕事の内容や特徴を把握し、本当に自分に合っているかを事前に知っておかなければなりません。職種への理解を深めることが、本当にやりたい仕事を見つける近道です。人気の職種ランキングを参考にし、自分に合った仕事を見つけるための参考にしましょう。
大学生に人気の職種ランキング
大学生に人気の職種ランキング
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1
総務・経理などの事務系職種
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2
薬剤師・看護師・医師などの医療系職種
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3
研究・生産・製造などの技術系
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4
警察官・保育士・栄養士などの専門職
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5
編集・デザイナーなどのクリエイティブ職
引用元:マイナビ学生の窓口
ここからは、学生に人気の職種ランキングを実際に見ていきます。ただ「人気がある」ということを知るだけでなく、「なぜ人気があるのか」という理由も押さえていくことで、その仕事をより深く知るきっかけになるでしょう。
今現在は興味もなく、全く知らない仕事であったとしても、ランキングで興味を持ち、志望するというケースが生まれるかも知れません。志望業界・職種・企業選びは自分の人生にとってとても大切ですが、先入観によって決めてしまうという人も多いのではないでしょうか。早い段階に幅広くいろいろな職種を知り、視野を広めるというのも大切なことです。
総務・経理などの事務系職種
まずは総務・経理などの事務系職種です。総務だと出世ができそう、やりたいことを絞り込めないので幅広くいろいろな業務をしてみたいなど、さまざまな理由から、志望されています。
総務であれば、会社全体に関わる仕事をすることになるでしょう。会社の規模などによって、具体的な業務内容は変わります。特に中小企業で、独立した部署(人事部・広報部・経理部など)がない場合は、あらゆる種類の仕事をおこなう可能性があるのです。オフィスの管理、物品の管理、企画運営サポートなど、することは多岐にわたります。
経理の場合は、基本的に給与計算や経費計算といったお金に関わる部分を担います。月ごとに決算書を作り、それを4半期ごと、半年、年間で集計していくのも大切な仕事です。「経理」と「経理事務」がそれぞれ存在している企業であれば、前者は経営サイドにより近く、経営陣への提案やIR活動をおこなうといったケースもあるようです。他にもさまざまな事務系職種がありますが、書類作成やファイリング、データ入力や備品管理、電話・メール・来客対応など、さまざまなスキルが求められるのが一般的でしょう。
経理の志望動機について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
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薬剤師・看護師・医師などの医療系職種
続いての人気は薬剤師・看護師・医師などの医療系職種です。資格が必要な専門的な職種であり、人の健康を支える役割をもっていますので、社会貢献度が高い職業としても認識されているでしょう。
中には親がこれらの職業に就いていて影響を受けたケースや、ドラマなどで憧れを持ったという人もいます。日本は高齢社会になっており、医療の重要性はこれからますます強く意識されていくでしょう。そのため注目の職種といえます。
専門的な職種であるため、大学で薬学部や看護学部、医学部に進むのが基本です。そのため、高校卒業時には自分自身の進路を固めているというケースが多いでしょう。もちろん、中には他の職種から医療系職種に転職したというケースもありますが、難易度はとても高いと言わざるを得ません。
薬剤師の志望動機について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
研究・生産・製造などの技術系
続いて人気なのが、研究・生産・製造などをおこなう技術系の職業です。これらの中でも、特に「応用研究・技術開発」の人気が高く、「学んだ知識を活かして新しい価値を生み出したい」という想いを持つ人が多いことがうかがえます。
学問分野への興味・関心から大学の学部を選び、「学んだことを活かしたい」とそのまま進路選択に繋げていくという人が多いようです。大学・学部を選ぶ段階で、おおよその進路決定をしている人が多いと言えるかも知れません。
大学で専門的に学び、それを活かして仕事ができるとすれば、とても大きなやりがいを得ることができるでしょう。ちなみに「応用研究・技術開発」に続く人気は、「機械・電子機器設計」「基礎研究」という順番になっています。
開発職の仕事内容などについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
警察官・保育士・栄養士などの専門職
続いて人気なのが、警察官・保育士・栄養士などの専門職です。資格が必要な専門職は、資格を取得するまでに苦労するかも知れません。しかし、資格が必要な専門職の人は社会の中でそれだけ希少価値が高く、社会的な貢献度も高いといえるでしょう。
また、資格を取得することで、安定して仕事が続けられるというのも大きなメリットです。資格を持っているということは、その分野のスペシャリストとして仕事ができるということです。同じ職場でずっと仕事を続けることもできますが、転職などをするにしても有利なケースがあるでしょう。
警察官は採用倍率が10倍以上であることがほとんどといわれ、難易度が高いですが、国民の安全のために貢献できる、やりがいのある仕事といえます。保育士は全国的に不足しているため需要が高いです。栄養士なども需要が高い職業で、仕事を安定して続けやすいでしょう。
編集・デザイナーなどのクリエイティブ職
続いて人気なのは、編集やデザイナーなどのクリエイティブ職です。クリエイティブ職と言ってもその中には実に多くの職種が含まれます。Webやゲームなどのプロデューサー、ディレクター、デザイナーやプランナーが含まれます。このほか、広告業界のプロデューサーやグラフィックデザイナー、イラストレーター、ライターや編集者なども含まれるのです。
専門的なスキルを求められる仕事が多く、勤務形態や、その職業に就くための方法もそれぞれで異なっています。新しい価値を生み出す、まだ形になっていないものを形にする職業そいったイメージで憧れを持っている人もいるでしょう。ただし、漠然とクリエイティブ職を目指すというのではなく、自分の適性や興味関心をきちんと分析し、具体的にどのクリエイティブ職を目指すのかを決め、スキルを身に付けていくのがよいでしょう。
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女性に人気の職種ランキング
女性に人気の職種ランキング
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1
事務
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2
企画・マーケティング
-
3
販売・サービス
まずは、女性に人気の職種から見ていきましょう。女性人気の高い職種は、「長く続けやすい」「復職しやすい」が特徴になっており、ライフスタイルの変化にも対応しやすい職種です。結婚や妊娠、出産に伴い、仕事へのかかわり方が変わりやすい女性だからこそ、ライフスタイルの変化に対応できることは、重要視されやすいといえるでしょう。人気職種は3つあり、それぞれの違いや共通点を知ることが大切です。
①事務
事務職は新卒でもチャレンジしやすく、長く続けやすいことから人気の職種です。男性求人もありますが、女性求人が大半であり、実際に事務職は女性がほとんどという企業も少なくありません。ひとくちに事務職といっても、仕事の範囲は幅が広く、職場によって業務内容は異なるため注意が必要です。
一般的な事務職の場合、書類の作成や整理、電話・メールの対応、顧客応対、備品の発注、伝票整理などが主な仕事です。職場によってはさらに別の業務が付加される、あるいはひとつの業務を専門的に任されることもあります。また「営業事務」「医療事務」のように、一般事務以外で就職した場合は、それぞれ特有の業務が追加されるため、これも頭に入れておきましょう。
②企画・マーケティング
企画やマーケティングは、トレンドや市場の需要の把握が重要な職種であり、女性人気も高いです。新卒でいきなり働くのは難しいため、営業や事務など、別の職種を経験してから異動することが多いでしょう。企画やマーケティングは、新商品の企画や既存商品の改善、市場調査が主な仕事であり、年代問わずに取り組めるのが特徴です。
若い世代からシニア世代まで、幅広い年齢層が求められることも多く、多様な価値観を持った人が集まりやすい職種といえるでしょう。そのため、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応しやすく、女性にとって働きやすい環境にあることが多いです。企業ごとに違いはありますが、柔軟な働き方を実現させやすいの確かです。
③販売・サービス
販売・サービスの職種は「未経験でも就職しやすい」「現場配属なら復職もしやすい」ことから、女性人気は高いです。業界や企業によって多少の違いはありますが、人手不足のところも多いため、就職や働き方に関して融通を利かせやすい場合もあります。
もちろん、企業ごとに対応は違い、激務のあまり働き方が限定されることもあるため、就職先は注意して選ばなければなりません。未経験でも就職でき、華やかな業界も多いことから新卒でも人気ですが、企業ごとの待遇の違いには注意が必要です。同じ業界でも企業が違うと待遇の差は大きく、職場環境が大幅に違うこともあります。人気職種ではありますが、離職率が高い企業もあるため、就職するなら下調べは欠かせないでしょう。
男性に人気の職種ランキング
男性に人気の職種ランキング
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1
営業
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2
エンジニア
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3
研究職
男性に人気の職種は、女性とは違って「出世しやすい」や「専門的」などの特徴を持っていることが多いです。男性でもライフスタイルの変化による働き方の変動はありますが、女性よりは影響を受けづらいため、働きやすさや復職のしやすさが考慮されることは少ないです。また、ひとつの分野に特化したものも多く、広く浅くというよりは、狭く深い業務になることも多いでしょう。専門性の高さは男性人気ならではの特徴と言えるため、同じ職種でもどの分野を選ぶかは非常に重要です。
①営業
専門職とは異なりますが、営業は男性人気の高い職種です。実績を積みやすく、出世しやすいことが人気の理由です。営業は仕事の成果が数字で表れるため、成果を確認しやすく、やりがいを感じやすいことも人気の理由でしょう。自身の頑張りや成長を確認しやすいため、多少辛い環境にあっても長く続ける人が多いです。
ひとくちに営業といっても、業界、企業ごとに細かな違いはあります。得意先を回る「ルート営業」、新規開拓を目指す「飛び込み営業」など、営業方法の違いもあるため、志望先の企業がどのような方法を採用しているかの確認が必須です。細かな違いはありますが、自社の製品やサービスを売るという点は共通しています。
②エンジニア
エンジニアは幅広い業界に存在する職種ですが、それぞれ専門性が高いため、男性人気は高いです。エンジニアが活躍する業界にはITやメーカーなどが挙げられ、業界、企業ごとに仕事の内容は大きく異なります。例えばIT業界のエンジニアの場合、プログラマやSEなどの職業が該当し、パソコン上のプログラムを使って、商品の開発をおこないます。
メーカー業界の場合は自動車分野が有名であり、車のパーツや設計、組み立てをおこなうことが多いです。分野ごとの違いはありますが、商品やサービスを作るという点は共通しており、専門的な知識やスキルが求められます。未経験で就職できる場合もありますが、専門的な勉強をしていないと就職は難しく、応募条件が設定されていることも多いため、注意しなければなりません。
③研究職
研究職もエンジニア同様に専門性の高い職種であり、ひとつの分野を極められることから男性人気は高いです。研究職も幅広い業界、分野に存在しますが、商品や技術を生み出すという点はどれも共通しています。研究職の中でも「基礎研究」「応用研究」に分けられることが多いですが、どちらも研究所での勤務になることが多いです。
興味関心のある分野の研究が仕事になるためやりがいを感じやすいですが、仕事である以上は成果が求められ、本当にやりたいことができるとも限りません。企業の方針によっては、本当にやりたいことができない可能性もあるため注意が必要です。また、研究職は理系に特化した職種であるため、応募条件も細かく設定されており、文系は応募できない場合がほとんどであることも覚えておきましょう。
男女ともに公務員は人気
男女で人気の職種は違いますが、公務員は共通して人気度が高いです。公務員は「安定している」「ライフスタイルの変化にも対応しやすい」ことが特徴であり、男女ともに求めるものを満たしています。特に安定性の高さを魅力に感じる学生は多く、一部年齢制限はあるものの、学歴に関係なく誰もが挑戦できる点も、人気の理由です。公務員人気の高さは男女で共通していますが、男女で詳細な人気の職業は異なります。女性は看護師や保育士、男性は官公庁職員が人気であり、公務員内でも職業選択の幅が広いことは理解しておきましょう。また、教員は男女ともに人気が高く、公務員の中でもトップクラスの人気を誇る職業です。
人気職種に就職するには
就職先選びで悩んでいるなら、人気職種ランキングを参考にするのがおすすめですが、人気職種は倍率が高く難易度も高いです。そのため、漠然とした気持ちで志望しても就職できないことが多く、しっかりと事前準備をしてから挑戦しなければなりません。就活を成功させるには徹底した対策が必要ですが、人気職種にチャレンジする場合は、さらに念入りな準備が必要です。徹底した事前準備で万全の状態を作り、人気職種への就職を実現させましょう。
業界・企業研究は必須
就活を攻略するには業界・企業研究は必須であり、念入りにおこなうことが大切です。職種ごとの人気の理由を知るのはもちろん、業界や企業による違いも把握しておかなければなりません。同じ職種でも業界、企業の違いによって特徴が異なることも多く、志望先への理解をきちんと深めることが大切です。
志望先の業界における仕事内容や現状、将来性を把握するだけでなく、業界における企業の位置づけや企業風土なども知っておかなければなりません。業界ごとの違いはもちろん、企業の違いによる差も大きく、志望する企業だからこそメリット・デメリットを正しく把握することが大切です。業界・企業研究の出来次第で企業は志望度を判断するため、幅広く情報を得て、理解を深めておかなければなりません。
資格の取得も考える
すべての職種に資格が必須なわけではありませんが、一部求められる職種もあるため、志望先に応じて資格の取得も考えましょう。必須資格がある職種の場合、資格を持っていることは大前提であり、これがないと応募すらできません。また、必須資格がない職種でも仕事に関連する資格を持っていることで選考でも有利になりやすいため、積極的に取得を目指すことが大切です。
例えば事務職なら簿記や秘書検定、営業なら自動車運転免許など、職種ごとに求められるもの、持っていると役に立つものは違います。また、どの職種も語学力が役立つことは多く、汎用性の高さから語学関係の資格を取得するのもおすすめです。ポテンシャル重視の新卒でも、能力があるなら評価されるため、資格を取得してアピールポイントを増やしておきましょう。
志望動機を念入りに
志望動機は選考での評価を決める重要なポイントであり、念入りに考えておかなければなりません。特に人気職種を目指す場合は、ありきたりな内容だと他の学生に埋もれてしまい、高評価を得ることが難しくなるため注意が必要です。「何となく」「人気が高いから」など、漠然とした志望動機では評価は下げられてしまい、書類選考すら受からない可能性があります。志望動機で大切なのは「仕事へのやる気や熱意をアピールすること」「その業界・企業でなければならない理由を伝えること」です。意欲が低く他の仕事でもいいと思われると、その時点で評価は下げられてしまいます。志望先だからこその応募理由を考え、他の業界、企業、職種を志望する理由との差別化を図りましょう。
人気職種への就職を目指そう
人気職種は多くの人に選ばれている就職先であり、人気が高い分、就職するメリットも大きくなりやすいです。しかし、人気であるがゆえに倍率も高くなりやすく、一筋縄では就職できないため、注意しなければなりません。人気職種に就職するには、事前準備の徹底が大切であり、いかに仕事への理解を深められるか、就職への熱意をアピールできるかが重要です。
漠然とした志望理由やありきたりなアピールでは、高評価を獲得するのは難しいため注意が必要です。人気職種は就職難易度は高いですが、事前準備が徹底できているなら、就職は不可能ではありません。人気職種への理解を深め、本当にやりたいこと、自分に合ったものを見つけて理想の職種に就職しましょう。