職種研究

自衛隊の志望動機の書き方【例文3選やNG例をご紹介】

自衛隊について

自衛隊は1954年に発足した、日本の国土と国民の安全を守るための機関です。防衛省の管轄の下、『陸上自衛隊』『海上自衛隊』『航空自衛隊』の3つの組織で構成されています。

国際法上では軍隊として扱われているものの、その主な任務はあくまでも侵略やテロに対する必要最小限の防衛とされ、現在も合憲か違憲かで意見が対立しています。

自衛隊の主な業務内容

自衛隊の任務は、国土の防衛や災害時の救助活動、国際平和のための海外派遣があります。また、警察だけでは対処しきれない事件への協力や、離島や山間部といった輸送困難な急患の対応、皇族や政治家の警護など、国内外であらゆる活動をおこなっています。

平時における訓練も自衛隊の仕事です。各部隊に必要な技術はもちろん、いかなる事態にも即時対応できる強靭な体力と精神力を厳しい訓練によって養います。米国をはじめとした他国との合同演習も実施されており、活躍の舞台は世界へと広まっています。

志望動機を書く際の注意ポイント

志望動機を書くうえで、注意してほほしいのが、ありきたりな内容のテンプレートのような内容にならないことです。誰でも書ける内容であったり、どこの企業や職種にも通用するような内容であると、「べつに自衛隊を強く志望しているわけではないのか」と思われかねません。そうならないために、ここでは志望動機を書くさいのポイントを2つ紹介します。

志望理由は具体的に記載する

1つ目の志望動機を書くポイントは、具体的に記載することです。「人を守る仕事がしたい」「日本を守る仕事がしたい」と言うのは誰にでもできるため、それだけでは面接官には伝わりません。「なぜ人を守る仕事をしたいのか」「なぜ日本を守る仕事をしたいのか」を具体的に記載する必要があります。

この「なぜ」という部分があなただけの志望動機になりえる部分なのです。自分なりのエピソードを記載して、面接官に強い想いを伝えましょう。

覚悟を述べる

志望動機を記載する2つ目のポイントが覚悟を述べることです。自衛隊は場合によって命の危険を伴う仕事です。自分の命を懸けて、国を守ることに徹しなくてはいけない場面があるのです。「かっこいいから」や簡単に「日本を守る仕事がしたい」と伝えるだけでは、説得力がありません。いざというとき、逃げずに戦えるだけの覚悟を表明することが大事です。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

志望動機を作成する際に、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に自衛隊の志望動機を完成させましょう。

自衛隊の志望動機NG例

まずは、自衛隊の志望動機として悪い例文をみていきます。

NG例

私が自衛隊を希望した動機は、車両や航空機といった乗り物が好きだからです。自衛隊の輸送科や航空科では、さまざまな免許が取得できるという話を聞いて、この仕事に興味を持ちました。
自動車の運転は、免許を取得してから現在まで無事故無違反なので自信があります。また、航空機に関してはシミュレーションゲームによって操作性や力学を学びました。採用された暁には、安全かつ迅速な運転を心掛けたいと思っています。

乗り物が好きだからという理由は、自衛隊の仕事を個人的な趣味で選んだような発言なので好ましくありません。また、免許の取得は任務遂行のために必要な事項であって、志望動機にはなりません。

特に悪い印象を与える要因ともいえるのが、自衛隊の仕事をゲームか何かと勘違いしているような発言です。車両や航空機もそうですが、武器や兵器の扱いをゲームと同列に考えるのは言語道断です。

自衛隊の志望動機例3選

次に、志望動機の例文をみていきます。一例として参考にしてください。

志望動機の例文①

私が自衛隊を志願するのは、過去に報道で地震災害の救助活動を見たことがきっかけです。危険の多い被災地に真っ先に出動し、勇敢に救助活動をおこなう自衛官の姿に心打たれました。
もちろん、救助活動がテレビで見るような綺麗事だけでは済まないことは理解しています。ときには、目を背けたくなるような悲惨な現場と遭遇することもあるでしょう。それでも、逃げることなく職務を遂行する自衛隊の一員になりたいと思い志願しました。

「被災地での救助活動を見て~」という理由は具体的で分かりやすく、戦闘行為のない現代の日本においては最も自然な志望動機です。ただし、同じような志望動機を書く人が多いと思われるので、憧れる気持ちだけでなく、例文のような覚悟を付け加えることが大事です。

志望動機の例文②

私が自衛隊を志願する理由は、柔道で培った体力と精神力を生かしたいからです。近年ではスポーツとして見られがちな武道ですが、その本質は護身であり、大切な人を守るためのものです。また、争いを起こさないために和を尊ぶことも大切な武道の理念です。
国家を守ることを第一とする自衛隊の職務は、まさに武道の本質と通じています。私の力を生かすには、自衛隊が最も適した場所だと思い志願しました。

自衛隊に志願する際、武道経験はプラスになります。大会実績があれば、それがアピールポイントになりますが、ない場合でも例文のように武道本来の性質を述べるとよいでしょう。また、自衛隊は集団行動をする組織であるため、武道以外のスポーツでもチームワークの良さがアピールポイントとなります。

志望動機の例文③

私が自衛隊に志願したのは、日本という独自の文化を持つ国が好きだからです。現在、世界は平和が保たれてはいますが、このままの勢いで経済競争が続けば、遠くない未来に資源の争奪戦が起きると私は予想しています。
そうした国際情勢の悪化から、私は私が好きな日本を守りたいと思い立ち、自衛隊に志願しました。

自衛隊を志望する動機として「日本を守りたい」という理由は大変立派ではありますが、では具体的に何から日本を守るのかが抜けていては説得力がありません。

例文のように、今後日本に迫り来ると予想される脅威を事例として上げれば、国際情勢について勉強しているという点でも評価されるでしょう。

自衛隊は特殊な仕事であるため志望動機は覚悟を述べよう

自衛隊は、一般企業とは理念が異なる国家公務員の中でも、さらに特殊な職業といえます。現在の平和な日本社会からはおおよそ想像できない、戦闘という極限状況での任務遂行を想定しなければなりません。

体力や精神力、知識が必要なのはもちろんのこと、国家や国民を守るために命を張れる覚悟が何よりも大事です。生半可な気持ちで試験に臨めば、熟練の面接官には簡単に見破られてしまうでしょう。

豊かな暮らしのために利益を追求する一般企業とは正反対の、国家のために尽くす姿勢が必要といえます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ