職種研究

【職種の種類一覧】業種との違いや具体例をご紹介

職種の種類と意味を理解しよう

この世の中には、さまざまな種類の職種があります。就活生にとって、職種のひとつひとつを理解することはとても大切です。なぜなら、自分の個性や能力に合った仕事ややりたいことを実現できる環境がわかるからです。「クリエイティブな力を発揮したい」、「得意な英語を活かしたい」、「多くの人と接する仕事に就きたい」などと思っても、職種を知らなければその思いを叶える方法はわかりません。

そこで本記事では、職種についてさまざまな角度からご紹介します。プラスαとして、混同されがちな「業種」についても触れていきましょう。職種について理解を深め、業種との相違点を把握することにより、正しく賢く就活に臨めるはずです。

職種と業種の違いは?

就活に関する資料やデータなどを見ている時、「職種」と「業種」という言葉をよく見かけるはずです。字面を見ると似たような意味の言葉に感じられますが、実際にはまったく別物なのです。具体的な意味は後述しますが、「職種」は「〇〇職」というように、仕事の種類を指す言葉です。

一方「業種」は、「〇〇業」というように、企業における事業の種類を意味するものとなります。どちらも就活には欠かせない用語ですし、そもそも意味を理解していないと就活の情報収集している際、苦労してしまうかもしれません。

職種の意味と具体的な例

職種は先ほどもご紹介した通り、仕事の種類を意味する言葉です。一般企業を例にすると、外回りなどして自社商品・サービスを提供する「営業職」、自社商品・サービスの売り方を考える「企画職」、それらの仕事を支える「事務職」、企業の採用を担当する「人事職」、会社のお金に関する業務を行う「経理職」など、「〇〇職」で説明したものは、すべて職種となります。

他にも、アパレルスタッフなどは「販売・サービス職」、学校の先生は「公務員職」、職人的な技を持つ「技術職」、医療系に従事している「医療系専門職」などは、一般的なものではないでしょうか。「金融系専門職」「クリエイター・クリエイティブ職」などは、人気のある職種かもしれません。

業種の意味と具体的な例

業種が事業の種類であることは、先にもご紹介した通りです。「農業」「林業」「漁業」などは、比較的わかりやすいかもしれません。総務省統計局によると、細かい分類では962、大まかな分類では18としています。就活する際は、この18種類を覚えておくと便利かもしれません。

基本的には、読んで字のごとくである可能性が高いです。「建設業」、「不動産業」、「食料品製造業」、「パルプ・紙・紙加工品製造業」、「鉄鋼業」、「電気業」、「ガス業」、「水道業」、「鉄道業」、「娯楽業」などは、見聞きするだけですぐに何を生業にしている企業なのかがわかるはずです。とはいえ、「情報通信業」が出版社であるように、一見わかりづらい業種もあるので、ご注意ください。

就活生に人気の業界とは?

職種だけではなく、自分自身に合った業界を知ることも大切です。そのためには、まず業界について知っておく必要があります。そこでおすすめなのが「人気21業界丸わかりマップ」です。こちらでは、就活生に人気の21業界をピックアップしています。

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女性に人気のある職種の種類

職種と業種の違いを明確化してきました。では、もう少し職種について掘り下げていきましょう。まずは、女性に人気のある職種です。男性と女性とで、就きたい仕事に相違があります。

幼い頃からの憧れの職業は異なり、各々の価値観・ライフスタイルの違いが、人気のある職業の違いを生んでいるのかもしれません。もちろん、「女性はこうあるべき」という記事内容ではありません。あくまでも、一般的に「人気がある」とされている内容ですのでご理解ください。

事務・スタッフ関連

女性に人気の職種として認知されているのは、バックオフィス系の仕事でしょう。一般事務、医療事務、秘書、受付、人事、総務などが挙げられます。営業や企画のような会社の利益にダイレクトに関わる業務ではなく、「バックオフィス」という名称の通り、そうした人たちをサポートする仕事内容となります。

バックオフィス系の仕事は、他の職種と比較すると、給与水準は低いかもしれません。求められるスキルも、基本的なビジネスマナー・ある程度のパソコン操作だけの可能性があります。しかし、土日祝日が休みであったり、残業することがあまりない仕事だと言えるでしょう。そのため、子育てしているママさんやプライベートを充実させたい人に向いている職種になります。

流通・サービス関連

他にも、流通・サービス関連は、女性にうってつけの仕事かもしれません。アパレルショップでの販売・接客、美容系企業、エステティックサロンなどは、男性よりも女性が躍進している職種・業種ではないでしょうか。

駅構内や繁華街などにあるファッションビルで、女性のアパレルスタッフがイキイキと活躍されている光景は、どなたでも見たことがあるはずです。美容系の会社も、美容そのものが女性にとって馴染み深いものなので、人気があり、活躍できる企業だと言えるでしょう。エステティックサロンでマッサージなどを行うスタッフも、男性が従事しているイメージはありません。女性としては、「男性にできない仕事」を意識して、就活するのも悪くないのではないでしょうか。

医療・福祉・介護

「医療・福祉・介護」は具体的にイメージしやすい職種であり、幅広い分野の職種も含むという特徴があります。まず「医療関連の職種」ですが、これは医師・保健師・獣医師・保健師など病院や医療関連施設で医療行為を行う人々を含みます。その他、薬剤師・歯科衛生士・放射線技師・救急救命士などの職種もこの分野に入ります。一般的に病院関連の仕事として、イメージしやすいのではないでしょうか。

次に「福祉・介護関連の職種」です。この分野は介護士(ケアワーカー)・看護士・リハビリテーション関連のお仕事(理学療法士、視覚訓練士・作業療法士など)・福祉の生活指導員・ソーシャルワーカー・施設内の栄養士・施設運営の職員、などが主にあります。身体的や精神的に病気や支障を抱えている人へのサービスを行う仕事や、特に介護関連の職種は、日本が今後ますます高齢化社会になることから、ニーズが拡大していき同時に人員の不足などが予想される分野と言えます。

教育・保育

この分野は、人の教育や育成に関わる教育関連の職種です。まず一番に思い浮かぶのが、小中学校教諭・高校教諭・大学教授、助教授・臨時教員などではないでしょうか。いわゆる先生と呼ばれる、学校や教育機関で生徒に対して教育を行う教育従事者です。国公立などや市町村の公的な教育機関に所属している場合は、公務員という立場で働くことになります。

その他、民間の学校や教育施設に勤める場合は、その会社や団体に勤める社員・契約社員などという立場で教育に携わることになります。次に保育士・保育教諭・ベビーシッターなどもこの分野に入ります。幼児の保育関連に従事する人や、保育全般に関わる人を指します。

幼児向けの音楽教室の先生や、英語教室の先生などは、保育と教育の両方に関わる職種と言えます。人間の教育や成長過程に関わるこれらの職種は、社会で欠かすことができない国の根幹となる職種のひとつなのです。

男性に人気のある職種の種類

男性にとって人気のある職種は、どういったものがあるのでしょうか。男性の場合、「会社でバリバリ働く」、「専門的なスキルを活かす」といった傾向があるようです。旧来的な家族形態では、「男性が稼ぐ」というのがスタンダードだったので、この名残が現状でも残っているのかもしれません。

いずれにせよ、男性に人気のある職種はいくつかあります。もちろん男性だからできるのではなく、女性と比較すると、男性の方が活躍できる仕事があるようです。

専門・スペシャリスト関連

難関な試験を突破して、資格を取得しなければ就くことのできない「弁護士」、「公認会計士」、「税理士」などは、男性に人気の職種として挙げられるでしょう。専門的な知識がなければ業務ができなく、だからこそ給与が高めの仕事です。こうした職種は、大学の他に専門学校などに通い、みっちりと勉強しなければならないことも考えられますが、資格を取得できれば手に職がつき、将来的にも安心ではないでしょうか。

警察官も人気のある職種として知られています。幼い頃、憧れの職業だった人も少なくないはずです。地域の安全を守る仕事なので簡単な業務内容とは言えませんが、「公務員」なので収入は安定するでしょう。他の憧れ系の仕事ならば、「消防士」などが挙げられます。

営業関連

男性に人気のある職種といえば、やはり営業職ではないでしょうか。街中で、ジェルやワックスなどで髪型をピシッと決め、スーツをスマートに着こなしている営業マンを見かけることは、少なくないはずです。

「営業職」と言っても、この職種にはさまざまなタイプがあります。企業向けに自社商品やサービスを提供する「法人営業」、個人向けであるならば「個人営業」など、営業職のタイプによって、対応する相手が異なります。

もちろん、「法人」・「個人」という違いにより、求められる知識やスキルも異なってくるでしょう。また、医療関係者に情報のみを提供する「MR」という営業のスタイルもあります。医療や薬に関する知識が求められる専門性の高い営業職だと言えるでしょう。

建築・土木技術職

この「建築・土木技術職」から連想されるのは、建物やインフラ関係を計画して設計し、実際に作って実用化までの一連に関わるお仕事ではないでしょうか。建築の分野は建物などの、地面の基礎を含む上に建設するものに関連する職種です。そして土木は、土地や地盤の調査や改良、区画整理、掘削、埋め立てなど土地に関して一から関わる業務をおこないます。

橋や堤防の設計・建設、道路・水道・水門などに関連する業務もこれに含まれます。具体的な職種は設計士(意匠設計、構造設計、建築設計、内装設計)・技術開発・解析調査・積算・建築施工管理・土木施工管理・設備施工管理・設備保全と保守メンテナンスなどに関わる職種です。

設計やプランニングで計画・管理をする人と、指示を元に実際に建設工事をおこなう人に分かれていますが、ひとつのプロジェクトを連携して遂行します。建物や構造物を一から作って管理していくお仕事で、特に戦後に発展してきました。現在も日本経済の中で大きなパーセンテージを占めている分野の職種です。

エンジニア

エンジニアを一言でいうと「工学分野での専門知識を持つ技術者」ということになります。エンジニアと単独で使うよりも、「〇〇エンジニア」という風に何の分野における専門技術者なのかを表現されることが多いです。主な職種は、システムエンジニア(SE)・ネットワークエンジニア・ウェブエンジニア・セールスエンジニア・データベースエンジニアなどのIT部門においての技術者があります。

また、CADやCAMを用いた「3次元エンジニア」、エンジニアをまとめる「チーフエンジニア」もあります。そして、家電分野のソフトウェア開発の「組み込みエンジニア」、医療関連の機器を運用する「メディカルエンジニア」、航空技術関連の「フライトエンジニア」、宇宙開発関連の「ISSフライトエンジニア」、音響関連の「PAエンジニア」「レコーディングエンジニア」「マスタリングエンジニア」などもあります。

このように、あらゆる分野の業界に存在するといってもよいエンジニアは、専門的な知識と技術、資格が必要です。また、一定の経験や実績が必要とされる場合も多く、技術と共に経験やスキルも求められる、正にプロの専門職と言えるでしょう。

職種の種類を知ってスキルを活かせる仕事を選ぼう!

さまざまな職種をご紹介してきましたが、ひとつひとつを理解することは、とても大切なことです。「特に就きたいものがない」というときは、自分にもできそうな仕事、あるいは将来的に安定した職種など、自身にあったものを選択するべきでしょう。そのためには、そもそもさまざまな職種のことを知らなければ行動に移せません。

明確に「〇〇がやりたい」という人であれば、その「〇〇」以上に自分にあった仕事が見つかるはずです。先にも触れた営業職でも、さまざまなタイプがあるので、本当に自身がやりたいものが見つかるはずでしょう。いずれにせよ、職種について見識を深めることは、就活だけではなく、就職後にも役立つものです。ぜひ本記事を参考にしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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