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【会社訪問の受付で気を付けるマナー】服装などのポイントを解説

会社を訪問する時に気を付けたいマナー

就職活動中には、会社説明会やインターンシップ、選考試験などで企業へ訪問することがあります。また、就活生が企業への理解を深める機会として、企業で会社訪問を募集することもあります。

実際の業務を見るチャンスはなかなかないので、興味のある企業をよく知るためにも、会社訪問があればぜひ足を運んでみましょう。会社訪問では、人事の担当者が案内してくれることも多く、よい印象を残すことで、その後の選考にも影響が出る可能性があります。

一方、マナーや身だしなみに注意しないと、悪い印象を与えることにもなります。会社訪問で気を付けたいマナーや身だしなみ、受付での挨拶などについて解説していきます。社会人として、相手に失礼にならないように、事前にポイントをチェックしておきましょう。

会社訪問をする時とは?

会社訪問は、企業の説明会、インターンシップなどの時におこないます。選考試験でも、企業へ訪問する場合が多いでしょう。企業が独自で開催している説明会は、会議室などを利用することが多くなっています。

多くの応募者が集まり、選考に直接関係するわけではないので、マナーや身だしなみについて、それほど気にしていないという人もいます。しかし、人事担当者は参加者の態度や説明を聞く姿を、さりげなくチェックしています。

合同説明会の後に、企業の説明会へ行った際に、担当者から「前回も来ていたよね」と声を掛けられることもあります。目立った行動をしていると、よくも悪くも印象に残ってしまう可能性がありますので、マナーや言葉遣いなど、十分に注意しましょう。

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会社訪問の受付で気を付ける点

会社訪問の機会がある時に、気を付けたいポイントを見ていきます。まず、企業へ着くと受付があります。そこで、最初に挨拶をしましょう。受付の担当者は人事や採用と、直接関わることはないかもしれません。

しかし、社会人としてどんな人に対してもマナーを守り、失礼のないように振る舞うことが大切です。悪い印象を与えてしまうと、受付の担当者から人事担当者の耳に入る可能性も考えられます。会社訪問の受付で気を付ける点を紹介します。

時間は厳守する

会社訪問は選考試験ではありませんが、遅刻は厳禁です。社会人として、時間を守ることが最低限のルールです。仕事をしていく上でも、会議や商談など時間の約束は必ず守らなくてはいけません。

相手に不快な思いをさせるだけでなく、責任問題や信用問題にも関わります。時には、企業へ大きな損害を与えることもあります。時間を守れない人に、仕事を任せようと思う企業はないでしょう。

選考に関係ない場面でも、時間は厳守してください。受付に到着するのは、予定時刻の10分前が理想的です。早すぎても相手に迷惑となってしまいます。迷ってしまう可能性もあるため、時間に余裕を持って家を出るようにしましょう。交通事情などで遅れてしまう場合には、担当者にすぐに連絡します。

受付で用件を伝える

企業へ到着したら、受付で用件を伝えます。元気よく、ハキハキと喋るようにして、聞き取りやすい声を意識しましょう。小さな声でボソボソと話すと、暗い印象を与えてしまいますので、目を見て笑顔を心がけます。

挨拶も忘れずにおこなってください。基本的なことですが、いきなり用件を伝えるのではなく「おはようございます。」の挨拶は大切です。元気に挨拶をされてイヤな気持ちになる人はいません。

それから、学校名、学部名、自分の名前、担当者の名前、約束していた時間を伝えます。受付担当者から用件を聞かれるのを待つのではなく、自分から名乗るようにしてください。自分の名前を言う場合は、苗字だけでなくフルネームを述べるようにしましょう。

受付でのあいさつの例文

こんにちは。◯◯大学の◯◯と申します。◯◯様と本日◯時のお約束で参りました。

会社に到着したら、受付で「氏名、約束した時間、約束した相手の名前」を伝えるようにしましょう。企業は、来客の予定を把握している場合と、そうでない場合があります。受付の対応をした社員が必ずしも予定を把握しているとは限らないため、用件をきちんと伝えるようにしましょう。

また、会社訪問の際には誰を訪ねればいいのか事前に聞いておくと、慌てずに対応できます。受付の後は、会社の人の指示に従いましょう。

受付が内線電話の場合もある

企業によっては、受付に人がいない場合もあります。無人受付では、担当者を呼び出すために内線電話が設置されていることが多くなっています。初めて無人受付を見た人や、知らなかった人は戸惑って、どうすればいいのか分からなくなることもあります。

内線電話があるのを知らずに、その場でずっと待っている人もいますが、約束の時間を過ぎてしまうと遅刻だと思われてしまうので、注意してください。受け付けに誰もいなかったら、周りを見回して内線電話などがないか、チェックしてみましょう。

通常、エントランスを入ってすぐに電話機と内線電話のかけ方の説明が置かれています。目につく場所なので、落ち着いて見渡せば気付くはずです。「御用の方は下記の番号へご連絡下さい」などと説明があるので、その通りに内線をかけます。担当者が電話に出ますので、通常の受付と同じように、学校名、学部名、フルネーム、用件、約束した時間を伝えましょう。

会社訪問での身だしなみ

会社訪問では、筆記試験や面接と同じように、身だしなみにも気を配りましょう。選考に直接関わりがないと思われる説明会でも、スーツを着用するのが一般的です。身だしなみは、外見の印象を決める大事な要因です。

第一印象は、外見で決まるともいわれていますので、会社訪問で悪い印象を与えないように、ビジネスシーンにふさわしい髪形、服装を心がけてください。ひとりひとりチェックされているわけではありませんが、目立つ格好や場違いだと思われることのないようにしましょう。

髪形

髪の毛は、清潔感が大切です。前髪が目にかかるようなスタイルや、派手な色は避けましょう。女性は髪が肩にかかるような長さだった場合、後ろで束ねるようにします。ワックスなどのスタイリング剤を使う時は、固めすぎずに、ナチュラルな印象になるようにセットしましょう。

寝癖がついていたり、ボサボサの髪は、だらしない人だと思われてしまいます。出掛ける前には鏡の前でチェックして、清潔感があるか、派手すぎないか確認しておきましょう。

ビジネスシーンにふさわしい髪形か、社会人として自然であるか、を基準としてチェックしてみると分かりやすいはずです。家族や友人に聞いてみてもよいでしょう。

服装

服装は基本的にフォーマルなスーツを着用します。面接と同じように、リクルートスーツを着ていれば問題ありません。黒や紺のシンプルなタイプのスーツなら、就職活動中の色々なシーンで使えます。

ジャケットの中はシャツやブラウスを着て、色は白や淡い色などシンプルなものにします。派手な柄や模様が入ったものは避けましょう。女性は、スカートの場合はストッキングを着用します。男性はネクタイを付けますが、こちらも落ち着いた色の無地のものを選んでください。

服装も、髪形と同じように清潔感が大切です。シワや汚れはないか、サイズ感は合っているか、シャツのボタンは上まで留めているか、などを確認しておきましょう。鞄や靴もビジネスシーンにふさわしいものを選ぶようにしてください。

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会社訪問でのマナー

会社訪問は、ただ企業へ足を運べばいいというわけではありません。企業のオフィスや業務を実際に見ることのできるチャンスとなり、これからの就活にも役立てることができるでしょう。

訪問の際には、事前に企業への行き方、必要な持ち物、服装などを調べておき、前日までに準備しておくとスムーズです。企業のホームページなども、改めてチェックしておきます。マナーを守り、失礼にならないように注意しながら、有意義な時間を過ごせるようにしましょう。

丁寧な言葉遣いをする

社会人として、敬語を使い、丁寧な言葉遣いをするのは基本となります。難しい言葉を使うのは慣れるまで大変ですが、就職活動中には敬語を使う機会も多いので、正しい言葉遣いを確認しておきましょう。

受付担当者、人事担当者に対しても、失礼にならないように注意してください。正しい言葉遣いができていないと、よくない印象を与えてしまうこともあります。無意識のうちに、普段の口調で話してしまったり、つい口癖が出てしまうことも考えられます。

「つい、うっかり」を防ぐためにも、日頃から言葉遣いに気を付けるようにしましょう。挨拶やお礼は忘れずに伝えるようにしてください。相手の目を見て話す、聞き取りやすい声で話す、相槌をうつ、なども心がけましょう。

必要な持ち物

会社訪問に必要な持ち物は、まずA4サイズの書類が入る鞄です。就職活動中にも使いますので、スーツと一緒に揃えておくとよいでしょう。容量が大きく、たくさん荷物が入るものが理想ですが、リュックなどではなくフォーマルな鞄にしましょう。

会社訪問ではたくさんの資料をもらうことも多く、大きめな鞄が必要となります。また、自立するくらいの厚みがある鞄だと、足元に置いておく時に便利です。冬はコートを鞄の上に乗せておくこともあるので、そうした厚みのある鞄は重宝します。

鞄の中には筆記用具、メモ、ノートを用意します。また、急に必要になることもあるので、予備の履歴書や写真も準備しておきましょう。スマホと、万が一のために充電器も入れておくと安心です。企業へ入る前には、マナーモードになっているか忘れずに確認しておきましょう。

質問は用意しておく

会社訪問は、社員の方と直接話ができる貴重なチャンスです。興味のある企業なら、聞きたいことや知りたいこともあると思います。企業を深く知り、これからの就活に役立てるためにも、企業研究をしている際に疑問に思ったことや、就活で気になる点を質問してみましょう。

注意点としては、ホームページなどで調べればすぐに分かることを聞かないということです。また、すでに説明があったことを聞くのも、失礼になります。会社訪問で質問をすることで、志望の熱意をアピールすることもできます。

参加者の前で質問するのに抵抗がある場合は、会社訪問が終わったあとに個人的に担当者へ質問してもよいでしょう。質問する際には、筆記用具を用意して忘れずに答えをメモしておきます。

訪問後はメールでお礼を伝える

会社訪問の後は、企業へお礼の連絡を入れましょう。会社訪問の機会を与えてくれたお礼、会社訪問で学んだこと、選考試験を受けたいという思いを伝える内容にします。人事担当者や会社訪問の担当者へメールで送るとよいでしょう。

メールなら、時間がある時に確認できますので、仕事の邪魔になりません。担当者の印象に残っているうちに送るためにも、会社訪問の翌日の午前中までに、メールを出すようにしましょう。

件名は、一目見ただけでメールの内容が分かるようにして、氏名も入れます。メールは時間を気にせず送ることができますが、個人の携帯電話に転送される場合もありますので、深夜や早朝など非常識だと思われる時間帯は避けましょう。

会社訪問ではマナーに気をつけよう

会社訪問は、選考試験ではありません。しかしマナーを守り、失礼にならないように対応することが大切です。よくない印象を残してしまうと、選考に影響が出てしまうこともあります。

丁寧な言葉遣いや、社会人として適切な態度を心がけましょう。受付では、挨拶をして、氏名や用件を伝えます。採用担当者でなくても、マナーや身だしなみがチェックされていることも考えられるので、気を抜かないようにしましょう。

実際に企業の中に入れる機会は、なかなかありません。せっかくのチャンスを無駄にしないためにも、会社訪問ではマナーに気を付けて、有意義な時間を過ごせるように心がけてみてください。企業への理解を深め、これからの就職活動に役立てていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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