OB・OG訪問

【OB訪問のかける時間は何分?】最適な日程と依頼メールの例文

OB訪問にかける時間はどのくらいなのか

就活をスムーズに進めるには、OB訪問をおこなうのがおすすめです。OB訪問をすることで企業への理解が深められるだけではなく、仕事についても詳しくなれます。また、企業との接点を持っておくことで、選考で有利になることも少なくありません。

OB訪問で選考を有利に進めるためには、訪問する時間にも配慮が必要です。いつ訪問をするのか、1回の時間をどれくらいにするのかによっても、得られる評価が変動することは少なくありません。

少しでも高評価を獲得し、選考を有利に進めるには、細部のポイントにまで気を配る必要があります。OB訪問に最適な時間帯や訪問時間を知り、高評価の獲得を目指して取り組みましょう。

OB訪問の基本的なマナーはこちらの記事でも確認しておきましょう。

OB訪問にかける時間は30~60分がおすすめ

1回のOB訪問にかける時間の目安は、30~60分程度がおすすめです。あまりに長すぎるとOBの迷惑になってしまい、印象が悪くなってしまうことも少なくありません。OBは仕事の忙しい合間を縫ってOB訪問を実施しています。

そのため、時間を取り過ぎてしまうと仕事に差し支える可能性があるため、注意しましょう。反対に時間が短すぎると、聞きたいことを聞けずに、成果が出ないこともあります。せっかくの機会で成果が出ないのはもったいないため、OBに迷惑をかけず、かつ聞きたいことをきちんと聞ける時間が適切といえるでしょう。

時間が短いと、OB訪問への熱意が足りずやる気がないと思われる危険性もあります。訪問時間が短いことで、かえって悪印象を与えてしまうこともあるため、この点にも注意が必要です。

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OB訪問の時間帯

OB訪問はいつおこなうかが重要であり、訪問する時間帯によって印象が異なります。よい印象を与えるためには、時間帯を工夫して企業やOBに迷惑がかからないときを選ぶことが大切です。

せっかくOB訪問をおこなっても、時間帯が悪いと好印象の獲得が難しくなるため、注意しなければなりません。時間を取ってOB訪問をおこなうなら、評価が最大限に得られるように工夫することが大切です。どの時間帯がよいのかを知り、適切な時間帯でOB訪問をおこないましょう。

OB訪問の時間①:一番良いのはお昼

OB訪問の時間を指定する際に一番良いのは、お昼です。OB訪問は、お昼の時間におこなわれるケースが多くあります。そのため、こちらが時間を決める場合は、お昼が良いでしょう。もし、OBが時間を決める場合も、お昼となる可能性は高いです。最低でも直近一週間のお昼の時間は空けておくと、OB訪問の調整がしやすくなります。

昼はご飯を食べながらのケースが多い

お昼の時間のOB訪問では、ご飯を食べながらというケースが多いでしょう。もし、ごちそうになったら、きちんとその場でお礼を言ったり、後のお礼メールでそのことについて触れたりしてください。

基本としては、OBより高いものを頼まないのがマナーです。また、あまり時間を奪うと迷惑なので、遅くても1時間程度で終わらせられるように意識しながら、会話していきましょう。

OB訪問の時間②:夕方も効果的

OB訪問の時間として夕方を希望するのも、問題ありません。夕方の時間帯の場合、お昼や夜とは異なり、業務時間内でのOB訪問となります。そのため、OB訪問が会社内でおこなわれることも多いでしょう。

会社内でOB訪問をすれば、雰囲気や、実際にそこで働く人たちの姿をみることができます。もしOB訪問を受けてくれるOBが、夕方の時間でも大丈夫そうでしたら、積極的に選んでください。

あくまでも夕方は業務時間内

本来ならば、業務中である夕方の時間のみをこちらから希望するのは、失礼にあたります。もし、こちらから時間を提示してOBに選んでもらうのだとしたら、夕方以外の時間帯も提示するようにしてください。

もし、夕方の時間帯に決まり、会社内でのOB訪問となったら、すれ違う人に挨拶するように心掛けましょう。いつも以上に愛想よく振る舞いながら、OB訪問の時間を過ごすと、好印象を残せます。

OB訪問の時間③:夜はこちらからは指定しない

夜の時間でも、OB訪問をおこなうことは可能です。19時以降ならばOB訪問をしても良いというケースは、珍しくありません。ただし、こちらから夜の時間帯のみを提示するのは、失礼にあたるので、気を付けておきましょう。夜の時間にOB訪問をおこなうのは、OBに指定された場合だけにしてください。

1時間程度で終わらせられるように意識する

夜にOB訪問をおこなうと、ついつい話がはずみ、時間が長くなりがちです。しかし、夜に長く拘束するのは失礼にあたるので、1時間程度で終わらせられるように意識しておきましょう。お昼同様、相手より高いものを頼まないのもマナーですので、注意してください。

OB訪問を避けるべき時間と日程

OB訪問はいつおこなうべきかも決まっており、訪問する時間帯にも注意しなければなりません。OB訪問自体はおこなうことでプラスに働きますが、時間帯によってはマイナスの印象を与えてしまうことがあります。

OBに迷惑をかけないように注意することはもちろん、非常識と思われないようにしなければなりません。OB訪問をおこなうなら、いつの時間帯がベストなのかだけではなく、いつが迷惑になるのかも含めて、避けるべき時間帯や日程を知っていきましょう。

休日のOB訪問はNG

OB訪問は平日におこなうことが一般的であり、休日におこなうことは少ないです。どうしても日程が合わず、相手から指定してきた場合は休日におこなうケースもありますが、こちらから休日に訪問を依頼することはやめましょう。

休日はそもそも仕事に出ておらず、無理におこなおうとするとプライベートな時間まで取ってしまい、迷惑になることも少なくありません。平日休みの企業の場合は、休日でも仕事をしていることがありますが、この場合も忙しいケースが多いため、避けたほうが無難でしょう。

仲のよい先輩なら個人的に連絡を取り、休日に会うという方法もありますが、正式にOB訪問として行く場合は、休日は避けることが大切です。OB訪問は土日や祝日を避け、平日を狙っていきましょう。

午前中の早い時間は避ける

OB訪問は昼から夕方にかけておこなうことが多く、基本的には日中の時間を使います。そのため、朝一などの早い時間帯は避けたほうが無難であり、こちらから午前中を指定するのはやめましょう。

午前中は会議や朝礼などで忙しいことも多く、時間が取れないことも少なくありません。無理に時間を調整してもらっても、OBに迷惑がかかり、仕事に支障をきたすこともあります。仕事に支障をきたす場合は、迷惑がかかって悪印象を与えてしまい、選考にもマイナスに働くため注意しなければなりません。

もちろん、相手から午前中を指定してきて、お昼や夕方などに時間が取れない場合は、この限りではないと考えましょう。企業の業態や仕事の内容によっては午前中しか時間が取れないこともありますが、この場合以外はお昼から夕方にかけて訪問するのがベターです。

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OB訪問を依頼するときは幅広い日時を提案する

OB訪問の日時をこちらから依頼する時は、これまで見てきたように基本的に昼を中心に夕方も織り交ぜて幅広い日時を提案するようにしましょう。直近の1週間以内で決まれば良いですが、都合が悪い場合も大いに考えられますので「その次の週でも大丈夫です」というニュアンスを残すようにします。

あまり「急いでいる」と思われると敬遠される原因になってしまいますので、OB訪問は自分に余裕があるうちに早め早めにお願いするようにしましょう。

電話で訪問のアポイントを取る際については、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

OB訪問を依頼するメールの例文 

件名:OB訪問のお願い(〇〇大学佐々木 航)

株式会社〇〇
△△部 ☓☓ ☓☓様

突然のご連絡誠に申し訳ございません。〇〇大学の佐々木 航と申します。
☓☓様のご連絡先を大学のキャリアセンターの名簿でお見かけし、ご連絡させて頂きました。

私は株式会社〇〇を第一志望としている為、ぜひお話しを伺わせて頂きたく、ご連絡致しました。
☓☓業界を目指す上での心構えや今できることなどご教授頂ければ大変有難く存じます。
お忙しい中恐縮でございますが、以下の日程でご都合のよろしい日時がございましたらお目にかからせて頂ければ幸いです。

5月15日(火) 10:00~20:00
5月16日(水) 8:00~15:00
5月17日(木) 11:00~18:00

いずれの日程もご都合悪い場合は、基本的に平日は☓☓様のご都合よろしい所に伺えると思いますので、ぜひお知らせくださいませ。
第一志望の会社で働かれているOBの☓☓様のお話しを聞ければ大変有難いです。よろしくお願い申し上げます。

―――――――――――――――――
○○大学 ○○学部△△学科
佐々木 航
【電話】080-****-****
【メール】wataru-sasaki@***.jp
【住所】〒000-0000東京都○○区○○1-1-1
―――――――――――――――――

OB訪問の依頼メールの最初のポイントは件名です。OB(OG)訪問の依頼であること、大学名、氏名がしっかり見えるよう、簡潔に例文のような件名にしましょう。特に人気企業のOBであれば、同じようなOB訪問依頼が多数ある場合も考えられます。後から氏名で検索する可能性もありますので、件名に見えるようにしておくべきです。

本文ではまず、突然のメールを詫び「どこでアドレスを手に入れたのか」と「自己紹介」をするようにしましょう。また、なぜお話しを伺いたいのかということを入れ、情熱が伝わるようにします。ただし長くなり過ぎないように注意しましょう。

日程は、メールを送った日の翌週に3日程度時間帯に幅を持たせて指定するようにします。しかし、この日程に固執している訳ではなく「ご都合に合わせます」という姿勢が伝わるようにするいいでしょう。メール最後には必ず署名を入れ、連絡先を入れるのを忘れないようにしてください。

承諾のメールに返信する例文

件名:5月15日(火)OB訪問について(〇〇大学佐々木 航)

株式会社〇〇
△△部 ☓☓ ☓☓様

お世話になっております。〇〇大学の佐々木 航でございます。

この度は、お忙しい中OB訪問の件ご了解頂きまして、本当にありがとうございます。
5月15日(火)12時15分に貴社の1階受付に伺わさせて頂きます。

当日は☓☓様の現在のお仕事のことや、新人の頃どんなお仕事をされていたかなどお聞かせ頂ければ、と思っております。
もし、当日までにご都合が悪くなるようなことがございましたら私の携帯(80-****-****)までご連絡頂ければ幸いに存じます。
大学の後輩というだけで面識のない私の為にお時間を割いて頂き、本当にありがとうございます。当日はぜひよろしくお願い申し上げます。

―――――――――――――――――
○○大学 ○○学部△△学科
佐々木 航
【電話】080-****-****
【メール】wataru-sasaki@***.jp
【住所】〒000-0000東京都○○区○○1-1-1
―――――――――――――――――

承諾のメールを頂戴して返信する場合のポイントです。まず件名に指定してもらった日時と自分の大学名、名前を入れて後から検索しやすいようにします。本文ではまずお礼をし、日時と待ち合わせ場所の確認をしておきましょう。

当日聞きたい事を入れるのは「聞きたい」という熱意を感じてもらう為ですが、あまり長くならないように注意します。基本的に終始「有難い」という気持ちを前面に出し、間違っても「会ってくれて当たり前」というような気持ちが透けないよう細心の注意を払いましょう。

OB訪問の際に気をつけたいマナー

OB訪問の時間帯についてご紹介しました。お昼も夕方も夜も、OBが指定したならば、OB訪問をおこなっても失礼にあたりません。こちらから時間を提示する場合は、昼・夕方・夜を含めた幅広い選択を設けておくと、OBも選びやすいでしょう。

次に、実際にOB訪問を実際におこなう際に知っておくべきマナーを、3つご紹介します。「何分前にいったら良いのか」「終わり方」とあわせて、「OB訪問でおこなうメールやマナーを送っていい時間帯」もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

OB訪問時の持ち物についてはこちらの記事で確認しておきましょう。

OB訪問は何分前に行ったら良いのか

OB訪問を実際におこなうとなった場合は、何分前に行くのが適切なマナーなのでしょうか。大前提として、遅刻だけはしないようにしてください。せっかく機会を設けてくれたOBを待たせるのは、とても失礼なことです。その時点で悪い印象を与えれば、OB訪問の雰囲気も悪くなってしまうでしょう。

OB訪問をおこなう際は、5~10分前に待ち合わせ場所に到着するのがマナーです。あまり早く着き過ぎても、OBに気を遣わせてしまいます。早く着き過ぎてしまった場合は、近くの公園や喫茶店で、質問内容を復習したり身だしなみを整えたりして、時間を調整してください。

OB訪問の終わり方について

OB訪問をする際は、相手の時間を奪いすぎないためにも、1時間程度で切り上げるのがマナーだと説明しました。スムーズにOB訪問を進めるには、自分が質問したいことのリストをあらかじめ作り、メモ帳にまとめておくことが大切です。話がスムーズに進めば、それだけ会社に関する情報を引き出せます。

ある程度いろいろな話をして、知りたかったことも聞けたと感じた場合は、お礼をいって話を切り上げましょう。「本日はお忙しいなかありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」と伝えることで、今後に繋げてください。

OB訪問でのメールや電話で送っていい時間帯

OB訪問では、メールや電話でやり取りをする機会が多くあります。とくに、依頼・日程調整・お礼の電話やメールは、ほぼ確実に送るものでしょう。こういった電話やメールは、どの時間帯に送るのがベストなのでしょうか。

電話の場合は、営業時間内にかけることがマナーです。ただし、始業後・お昼時間・終業前はOBが忙しい可能性が高いので、避けてください。メールも同様、終業時間内が望ましいですが、難しい場合は多少オーバーしてもかまいません。夜中の連絡は、通知でOBを起こしてしまう可能性があるため、避けてください。

OB訪問の時間を指定する場合はお昼がベスト

OB訪問は、多くの場合がお昼の時間におこなわれます。そのため、こちらから時間を指定するのであれば、お昼を選んだ方が良いでしょう。夕方や夜でも問題ありませんが、業務中やプライベートの時間帯であるため、なるべく避けた方が無難です。

OB訪問をおこなう際は、相手の時間を奪い過ぎないためにも、1時間程度で切り上げることがマナーとなります。当日の到着時間や終わり方もご紹介しましたので、ぜひ参考にして、OB訪問をおこなってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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