OB・OG訪問

OB訪問で必要な持ち物|把握しておくべきマナーも合わせて紹介

貴重なOB訪問では事前準備が重要

OB訪問はあなたも先方も貴重な時間を使います。少しでもOB訪問を有意義なものにするためにも、しっかりと事前の準備をしましょう。事前の準備として必要なことは、OB訪問の目的をはっきりとさせておくことです。

つまり、次のようなことがOB訪問をする前にはっきりしていないと、実りあるものにならないでしょう。まず、OB訪問をなぜしたいのかと言う理由は明確にしておかなければなりません。OB訪問する先輩のいる企業の雰囲気を知りたいのか、インターネットには載っていない情報を知りたいのか、顔を覚えてもらうことが目的なのか。目的によって、事前に準備する質問の種類も変わっていくでしょう。このOB訪問の目的を明確にすることが、実りある訪問の第一歩です。

OB訪問のやり方も併せて確認しておきましょう。こちらの記事を参考にしてみてください。

OB訪問に必要な持ち物5選

OB訪問を実際にするにあたって、特に初めての場合だと不安をもつ就活生が多いと思います。その中でも、何を持っていけばいいのかという持ち物に関する不安は尽きないでしょう。ここからは、OB訪問に必要な持ち物5選を紹介します。

結論から言うと、OB訪問に持って行くべきものは、筆記用具とノート、時計、履歴書・エントリーシート、企業情報の記載している資料、OBに対しての質問集の5つです。筆記用具は、想像がつくと思いますが、OB訪問のために用意した質問やその場で聞いたことをメモするために用います。履歴書またはエントリーシートは、自分のことを知ってもらうのにとても便利です。お互いに前提が共有できるようになるので、その後の会話がスムーズになるでしょう。

①筆記用具とノート

OB訪問において必要な持ち物は筆記用具とノートです。これらがないと、OB訪問を受けてくれた方にも「やる気ないのかな?」と思われてしまいます。それはやはり不本意ですよね。そうならないように、しっかり筆記用具とノートは持っていくようにしてください。そうしなければOB訪問で聞いた話も覚えていられないでしょう。

万が一忘れたらコンビニで購入する

ノートをとりながら話を聞くのは失礼には当たりません。むしろこれからの社会生活では必要な場合すらあります。万が一これらを忘れてしまったとしたら、OB訪問に伺う前にダッシュでコンビニにより、しっかりノートと筆記用具を購入して下さい。

②時計

OB訪問の際には、腕時計を身に付けて行くようにしましょう。時間を確認するだけなら、携帯電話・スマートフォンで十分ですが、目上の人の前で携帯電話を確認することは、失礼にあたると考える人も少なくありません。なので、携帯電話以外で時間を確認できる手段があるといいでしょう。

腕時計をつけることで、こちらに質問の時間配分も意識しながらOB訪問を進められます。また、貴重な時間を割いてもらっているため、終わりの時間を守ることは最低限意識しましょう。OB訪問の時間が長すぎてもいけないため当初決めていた時間通りに終わらせることが大切です。お互いに時間を守ることで気持ちのいいOB訪問になるように気をつけましょう。

③履歴書・エントリーシート

OB訪問の際には、履歴書・エントリーシートを持っていきましょう。履歴書もしくはエントリーシートを持って行くことは2つのメリットがあります。1つ目は、履歴書で自分を知ってもらえることです。2つ目は、エントリーシートで企業側との相違がないか確認してもらえるということです。

1つ目について詳しく見ていきましょう。エントリーシートは自分に関する情報が詰まったものです。そのうえ、何度も推敲して出来上がった文章なので、うまく自分のことが伝わるでしょう。なので、その後の会話がスムーズになるでしょう。また、そのエントリーシートの志望動機ややりたいことを見て、その企業とのズレがあれば指摘してもらえるかもしれません。

やる気が伝わる

そこまでしてもらうのはもしかしたら失礼かも・・・と思う方もいるかもしれませんが、むしろそうした方がやる気が伝わって、OB訪問される側としても、うれしく思うものです。

そのためエントリーシートもOB訪問の際に持っていくべき持ち物であると言えます。エントリーシートでなくとも、志望動機や自己PRを書いたメモをもっていって、添削してもらうというだけでも良いでしょう。

④企業情報の記載している資料

その会社の情報、業界の情報などが書いてあるものというのも、OB訪問の際に持っていくべき持ち物であると言えるでしょう。そういうものを確認しながら話を聞けばより話が分かりやすくなるでしょうし、もちろんこれもやる気のアピールにもなります。二重の意味で役に立つ持ち物です。ホームページの内容や本など、その会社の情報が書いてあるものや業界のことが書いてあるものを印刷したりして持っていって、それとノートを広げながら話を聞くようにしましょう。

質問に回答しやすくなる

そういうものがある方が、OB訪問される側としても話しやすくなるでしょう。話す方としてもこちらがどの程度調べているかが分からないと話しにくいものですからね。

こういうものを忘れずに持っていくことができると、OBの方に「おっ」と思ってもらえることでしょう。

⑤OBに対しての質問集

OBに対しての質問集も用意していきましょう。最低5つは事前に準備しておくとOB訪問が実りのあるものになる可能性が高くなります。質問を用意するときに気をつけることは、質問の意図、つまり何が知りたくてその質問をするのかをあなたが明確にしておくことです。これをはっきりさせておくだけでも会話の充実度は大きく変わってくるでしょう。

また、この際、インターネットや四季報で得られる情報を聞くのはやめたほうがいいでしょう。調べたらわかることを聞くのは時間の無駄であるだけではなく、先方に失礼です。ただ、御社HPにはこういう情報が掲載されていますが、実際はどうですか?といった、情報と実際の感覚のズレを質問するのは、生の声を聞ける貴重な時間なのでどんどん質問しましょう。

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OB訪問では身だしなみも持ち物同様に重要

OB訪問では身だしなみも持ち物同様に重要です。基本的にはリクルートスーツを着用していきましょう。服装を特に指定されない場合は、リクルートスーツの着用が無難です。私服を指定された場合もビジネスカジュアルの装いがいいでしょう。

髭や髪型・メイクも選考同様の身だしなみでOB訪問に臨みましょう。選考に影響しないからといって中途半端な身だしなみでOB訪問をすることは失礼です。しっかりとした身だしなみを整えましょう。

基本的にはリクルートスーツ着用

先ほども軽く触れましたが、基本的にはリクルートスーツを着用していきましょう。リクルートスーツを着ていけば、失礼にあたることはまずないでしょう。先方から、特に服装の指定をされなかった場合は、リクルートスーツを着ていきましょう。

もし、先方から私服で来るように言われた場合は、リクルートスーツを着用しなくても構いません。その時も、Tシャツにジーンズといったカジュアルすぎる服装は避けたほうがいいでしょう。いわゆるビジカジスタイルの服装が望ましいと考えられます。ビジカジスタイルはチノパンにシャツやポロシャツなど襟のあるトップスがいいでしょう。

髭や髪型・メイクも選考同様の身だしなみで

髭や髪型・メイクも選考同様の身だしなみでOB訪問をしましょう。選考に影響しないからといって中途半端な身だしなみでOB訪問をすることは失礼に当たります。人は、話している内容よりも、その人の見た目や雰囲気から多くの情報を得ています。もし、あなたが素晴らしい考察され尽くした質問をしたとしても、あまりにもボサボサの髪の毛でいったり、アイロンがかけられていないシャツを着ていったりすると、相手には身だしなみが整っていないネガティブさばかりが伝わってしまいます。

あなた自身が損な思いをすることを避けるためにも身だしなみには気をつけましょう。もちろん、身だしなみを整えることは、相手にも気持ちのいい印象を与えることでしょう。

特に休日の訪問だと服装に悩むかもしれません。こちらの記事で詳しく解説しているので、併せて確認してみてください。

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OB訪問を有意義にするためにも必要な持ち物を忘れない

基本的にはOB訪問へはこれらの3点を持っていけば、お互いに有意義な時間とすることが出来るようになるでしょう。筆記用具とノートは言わずもがなですが、他の二つもあると間違いなく役に立つので、OB訪問をする際には是非持っていってみて下さい。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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