OB・OG訪問
【会社訪問のやり方】アポの取り方から当日までの事前準備を紹介
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目次
会社訪問の目的とは
会社訪問の目的は、会社の雰囲気を実際に理解するためのものです。
セミナーや選考での採用担当者との面談だけでは「実際にどのような人が働いており、どんな雰囲気なのか」がわかりません。
仕事は人生の大半を占めるため、会社選びは慎重におこなわなければなりません。
実際に会社がどんな雰囲気なのか理解できないまま就職先を決めてしまっては、就職してからのミスマッチにつながります。
また、企業側としても就活生に対して「入社してから長く活躍してほしい」と思っています。そのため、会社訪問を通じて「自分と企業の価値観が合っているか」を考えるきっかけにしてほしいのです。
後悔しない会社選びをするためにも、会社訪問をおこないましょう。
本記事では、会社訪問の際に気をつけるべきポイントを紹介します。一通り読み、就活準備に役立ててください。
説明会としての会社訪問はエントリー式
説明会として会社訪問をする際は、エントリー式が主な参加方法となります。企業の専用webサイトや、リクナビやマイナビなどのナビサイトからエントリーしましょう。
これらのwebサイトの確認は怠らないようにし、説明会予約の申し込み情報は入念に見るようにしてください。
就活生からの人気が高い企業は説明会の参加倍率も高く、すぐに受付終了になってしまうことがあります。
自分の志望する会社の情報は逐一チェックしましょう。
アポイントはメールでとる
個人的に会社訪問を依頼する場合は、メールでアポイントをとりましょう。電話でいきなり「会社訪問をしたい」と連絡するのは厳禁です。
一人の就活生のためにその場で調整することは難しく、企業に迷惑をかけてしまいます。また、人事担当者も他の仕事をしている可能性があるので、後からでも確認しやすいメールがベストです。
そして、会社訪問の依頼はビジネスシーンと同様であることを忘れないでください。就職活動の一環として約束を企業と調整するので、メールはマナーを守った内容にすることが大切です。
メールは用件だけを記載せず、ビジネスの場を意識した丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
採用担当者の担当名が不明な場合は「採用ご担当者様」とします。以下に例文も載せているので、会社訪問のアポイントを取る時の参考にしてください。
アポイントを取る際のメール例文
【件名】会社訪問のお願い_T大学 佐藤太郎
〇〇株式会社
採用ご担当者様
突然のメールでのご連絡、失礼いたします。
T大学〇〇学部〇年の佐藤と申します。
現在、私は就職活動をしております。
私はこれまでに培った〇〇を活かし、〇〇ができる企業への就職を志望しています。
企業研究を行う中で、〇〇業界でご活躍されている貴社の〇〇事業に魅力を感じました。
そして、貴社への理解を深めたいと思っております。
ぜひ、直接お話をお伺いする機会をいただきたく存じます。
ご担当者様のご都合がつく日程で構いません。
ご多用中、大変恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。
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氏名:佐藤 太郎
大学名:T大学〇〇学部〇〇学科
電話番号:000-XXXX-0000
メールアドレス:shukatsu@mail.com
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会社訪問におけるメールマナーについては、別の記事でも紹介しています。併せて読み、メールマナーの理解を深めましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活は、自分の強みを活かせる職場を見つけることが大事ですが、どの職業が本当に自分に合っているのか迷うことはないでしょうか…?
そんなときは、「適職診断」を活用してください。
自分の性格や適性を客観的に理解し、自分に合った職業と合わない職業を特定できます。
志望する職業と自分の相性をチェックして、自分らしく働ける環境を見つけましょう。
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会社訪問時に用意しておくもの
- 筆記用具
- メモ帳
- 学生証
- 雨具
- ハンカチ
- ティッシュ
会社訪問時に用意しておくものは、上記6つです。
メモを取りながら話を聞くと、担当者に「真摯に話を聞いている」という印象を与えることができます。会社のことを学びながら誠意を示すためにも、メモ帳を用意して会社訪問へ臨みましょう。
また、メモをとるための筆記具やメモ帳はもちろんのこと、自身が学生であることを証明する学生証も必須となります。
受付の人は会社の機密事項を守るために、誰でも入れることはしません。学生証を持参し、「会社訪問に伺いました〇〇大学の△△です。」と名乗りましょう。
その際、「何時に、誰と約束しているか」も伝えると、受付の人も案内しやすくなります。
その他、不測の雨に備えるための折りたたみ傘や、ハンカチを持っていけば更に万全です。
会社訪問における4つの注意点
会社訪問は、普段通り仕事をしている中でわざわざ時間を割いてお邪魔することになります。
受け入れてくれる会社に対する感謝の気持ちを忘れず、ビジネスマナーをしっかり守って訪問しましょう。
ここでは、「身だしなみを整える」「遅刻は絶対にしない」「携帯電はマナーモードにする」「わかりきった質問はしない」の4点について紹介します。
自分も企業もお互い気持ちよく終えられるように、しっかり理解しておきましょう。
①身だしなみを整える
まず1つ目にご紹介する注意点は「身だしなみを整えること」です。会社訪問で会った人に良い印象を与えるためにも、身だしなみには気を配りましょう。
身だしなみが整っていない人は「自分と周りへの配慮が足りない人」という印象を与えてしまいます。
外見は一番外側の内見を表すことを忘れないようにしましょう。印象が悪いと、選考を通りにくくなるなど不利になる恐れもあります。
会社訪問をする際は、髪の乱れや化粧崩れに気を付けたり、スーツのしわや汚れを取り除いたりしましょう。
ほんの少しの汚れや乱れでも目立ちますので、自身の見た目には十分に気を配ることが大切です。
身だしなみでチェックするべき項目
- 髪型は清潔感があり整っているか
- 目やにがついていないか
- 化粧は乱れていないか
- 服装はしわや汚れがないか
- 靴は汚れていないか
また、受付時点での印象も大切です。以下の記事も読み、どのような身だしなみが良いのか理解を深めましょう。
②遅刻は絶対しない
2つ目の注意点は「遅刻は絶対しないこと」です。時間が貴重であるビジネスの場で遅刻は厳禁ですので、約束の時間は必ず守りましょう。
もし時間に遅れそうになった際は、約束の時間前に担当者に連絡を入れましょう。
約束の時間が過ぎてからの連絡は、貴重な時間を割いてくれる会社側に多大な迷惑をかけることになります。遅刻すると判明した時点で、連絡をすることが大切です。
また、遅刻を避けるためにも、約束の5~10分程度早めに到着するよう心がけましょう。前もって準備を済ませ、30分前には企業の最寄り駅に到着できるように出発すると安心です。
会社説明会など、就活に関する大事な用意は時間に余裕を持って臨みましょう。
到着時間のマナーについては、別の記事でも紹介しているので参考にしてください。
スケジュール調整は綿密におこなおう
スケジュール調整は綿密におこないましょう。人によっては1日に何社も説明会に参加することもあるため、希望の会社の訪問時間とかぶる恐れがあります。
既に予定が入っているのにもかかわらず予定を確定させてしまうと、後からどちらかの企業に迷惑をかけてしまいます。
スケジュールは手帳やアプリなどでしっかり管理し、余計な手間を増やさないように気をつけましょう。
また、スケジュール調整をする際は、移動時間も踏まえることを忘れないでください。
1件目の訪問先から次の訪問先への移動時間を考慮せずに予定を詰めてしまうと、遅刻につながる恐れがあります。
時間には余裕を持って予定を入れるように注意しましょう。
③携帯電話はマナーモードにする
3つ目の注意点は「携帯電話はマナーモードにすること」です。会社説明の時に携帯電話の着信が鳴ってしまうと、話や進行の妨げとなります。
そうなると担当者に悪い印象を与えてしまうでしょう。
基本的に、会社訪問をしている間に携帯電話を使う必要はありません。他の会社から連絡があった場合は、後から折り返しましょう。
事前に携帯電話はマナーモードになっているかを確認し、会社に訪問をするようにしてください。マナーモードに設定するのを忘れがちな人は、会社訪問前に携帯電話の電源を切りましょう。
④わかりきった質問はしない
4つ目の注意点は「わかりきった質問はしないこと」です。わかりきった質問というのは、調べればすぐわかるような内容の質問のことです。
たとえば「事業内容について教えてください」「従業員数を教えてください」という質問は、会社の公式HPを見ればすぐに判明する内容です。
そのような質問をしてしまうと、貴重な時間を割いて対応している担当者に「この学生は自社への興味が薄い」と感じさせてしまいます。
わかりきった質問をすると、会社訪問だからこそ聞ける質問もできなくなり、自分にとってももったいないことです。
会社訪問時に質問したい内容は、必ず訪問の前日までに整理しておきましょう。
事前に下調べをしておこう
まず、できる範囲内で企業研究をしておきましょう。
説明会やセミナーでの話をまとめるのはもちろん、会社のIR(投資家向け情報)や決算説明会の説明資料を読み込み、会社への理解を深めることができます。
会社のIRは誰にとってもわかりやすいように書かれているため、学生でも会社の理解が深めやすいです。
加えて、決算資料は会社の将来ビジョンが戦略と一緒に書かれているので、自分の働く姿と合わせて会社での働き方をイメージするのに役立ちます。
事前に資料を読み込み、それから「気になったこと」「それでもわからなかった内容」について質問を考えましょう。
そうすると、担当者に「この学生は自社をよく勉強しているな」と入社意欲を伝えることができます。
OK質問の例
- 一日の具体的な業務の流れを教えてください。
- 仕事をする上で、普段、どのようなことを心がけていますか?
- 御社で活躍している人材はどのような人ですか?
NG質問の例
- 事業内容を教えてください。
- 会社の経営理念を教えてください。
「具体的にどんな質問をしたら良いのか?」と思う人は、以下の記事を参考にしてみてください。どんな質問をしたら良いか、ポイントと併せて質問例を紹介しています。
企業側に負担がある事を理解しよう
会社訪問をする際の心構えとして、企業側に負担があることを忘れないようにしましょう。
会社訪問を受け入れる担当者にとっては、本来自分の仕事をしなければならない時間を使って対応することになります。
貴重な時間をいただいていることを肝に銘じていれば、節度ある態度で参加する意味も理解できるでしょう。
また、負担がありながらも対応してくれる担当者、企業に応えるためにも、前向きで良い印象を与えられるようにするのが重要です。
会社訪問を終えた後は、感謝の意を伝えるためにもお礼をしましょう。以下の記事でお礼メールの書き方を紹介していますので、参考にしてください。
時間がない人におすすめ!
たった3分であなたの受けない方がいい職種が分かります
就活は自分に向いている仕事を見つけることが成功への鍵です。
向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そこで、「適職診断」を活用してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格や強みを分析し、自分に合った職業や自分には合わない職業を提案してくれます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
AIを活用して自己PRを完成させよう!
会社訪問を積極的にして企業理解を深めよう
会社訪問をすれば企業のリアルな側面を理解でき、その企業で働く自分をよりイメージしやすくなります。
自分に合った職場を選ぶためにも、会社訪問には積極的に参加しましょう。
会社訪問を参加する意味がわかっていれば、企業理解も深めやすくなります。
社会人になる準備として、相手に感謝の気持ちを忘れないように就活準備を進めてください。