OB・OG訪問

OB訪問のマナー6か条|連絡の取り方・身だしなみ・支払について解説

マナーを守ればOB訪問は有意義になる

OB訪問とは、実際に会社で働いている方を訪ね、会社や仕事に関して質問をすることを指します。就活の一環としてメジャーになっているため、名前は耳にしたことのある人も多いでしょう。

OB訪問は、社会人の先輩に時間を割いてもらうことで成立します。時間を作ってもらって、就活に役立つ話を聞くことができるので、相手に失礼のないように振る舞わなければなりません。

マナーを守った誠実な振る舞いは、「応援してあげたい」と思ってもらえます。先輩が後押ししたくなるような姿勢は、多くの情報を提供してくれる可能性も高くなります。OB訪問は情報収集の一環なので、より多くの情報を得るためにもマナーには気を付けましょう。

OB訪問を最大限就活に活かすためにも、より多くの情報を得ることが重要です。マナーを守って好印象を残し、OB訪問を有意義な時間にしましょう。また、相手に敬意をはらった態度は、社会人になってからも必要なので、今のうちから身に付けておくべきです。

OB訪問をする目的とは

実際にOB訪問を行っている就活生はたくさんいます。しかし、OB訪問は、理想の企業に就職するために必要不可欠なものではありません。

では、どうしてOB訪問をするのでしょうか。その理由を明確にすることで、OB訪問はより深く、身になる機会となります。まずは、OB訪問をする理由について考えていきましょう。

企業の情報収集のため

企業のホームページや就活サイトを見れば、事業内容や企業の規模など、その企業についてある程度把握することが可能です。しかし、企業の雰囲気や具体的な仕事の内容については、インターネットで調べても、なかなか知ることはできません。

実際にその企業で働いている方から直接話を聞くことで、インターネットでは知りえない情報まで得られる可能性があります。つまり、OB訪問で直接社員と話せることは、その企業をより深く知るための貴重な機会となります。

企業理解が深まれば、その企業が本当に自分に合っているのか、自分は本当にこの企業に行きたいのかを確認できます。

また得た情報は、面接時に話す材料にもなります。志望動機は、その企業を知らなければ伝えられません。OB訪問でその企業について深く聞けば、企業研究が深まり、「その企業でなければならない理由」を見つけられます

OB訪問で、企業についてより詳しい情報を得ることは、就活においてアドバンテージになります。

やりたいことを明確にするため

「事務作業がメインの職場に行きたい」といった希望はあっても、実際にどのような業務を行うのかは、仕事をしてみなければ分かりません。しかし、OB訪問によって、仕事に実際に取り組んでいる人から、詳しく状況を知ることができます。

例えば、製品の開発部門に行きたい人であれば、使うソフトや実際のプロジェクト、他部署との連携など、実際に働いてみないとわからないことまで聞けます。

実際に働いている人からの情報は、本当に自分のやりたい仕事か、自分に合っているかを判断するための材料になります。OB訪問は、社員からの「生の声」を聞けるので、自分のやりたいことを明確にできるでしょう。

OB訪問の時期までには、自己分析を終わらせておこう

就活には自己分析が必須。遅くても、OB訪問の時期には終わらせる必要があります。ただ、やり方がわからず、上手く進められない方も多いはず。

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OB訪問はメールまたは電話でアポイントをとる

いざOB訪問をしたいと思っても、まずどうすればいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

OB訪問は基本的に、教授や先輩からの紹介や、メールまたは電話で先輩に直接アポイントをとります。OB訪問をする前にマイナスの印象を与えないよう、メールの文面や電話で話すべきことなどを、具体例を交えてチェックしていきましょう

紹介であれば相手にきちんと伝える

OB訪問は、面識のない方との話し合いの場を設けることであり、緊張や不安から、どうしても一歩が踏み出せない場合もあるでしょう。そこでぜひ探して欲しいのが、OB訪問を行いたい会社の方との共通の知り合いです。

依頼する方と直接面識がない場合でも、教授や先輩から紹介してもらい、OB訪問の場を設けることもできます。その場合、必ず「誰からの紹介か」を伝えましょう。

おそらく、紹介する側である教授や先輩からも伝わりますが、自分からも連絡を入れることはマナーとして重要な点です。また、誰からの紹介かを明確にすることにより、OB側も安心してOB訪問を受け入れてくれるでしょう。

連絡を取る場合は、メールと電話のどちらでも必ず「○○さんからの紹介でご連絡致しました」の一言を添えましょう

メールでのアポイントの取り方

まずはOBの連絡先を知ることから始めましょう。もしも教授や先輩の繋がりにより連絡が取れるのであれば、紹介という形でOB訪問のアポイントをとることができます。また、キャリアセンターや就活サイト、企業ホームページを通して連絡を取ることも可能です。

次に、OBへ実際にメールを送りましょう。抑えておくべきメールの内容は以下の6点です。

・相手の宛名(○○会社 ○○様)
・簡単な自己紹介(○○大学の〇〇と申します。)
・メールアドレスを知った経緯(紹介であれば紹介者の名前や自分との関係)
・どうして話を聞きたいのか
・対応可能かどうかの質問
・署名

OBは忙しい中、自分の時間を割いて返信、OB訪問の対応をしてくれます。OBから返信が来たときには、できる限り24時間以内に返信しましょう。メールの例文を用意したので、アポイントを取る際に活用してください。

(例)OB訪問のアポイントメール

件名:OB訪問のお願い/〇〇大学の〇〇と申します。
〇〇株式会社 〇〇部〇〇課
〇〇 〇〇様

突然のご連絡で大変失礼致します。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科に在学中の〇〇と申します。
現在〇〇〇〇年の新卒入社に向けて就職活動をしておりまして、
貴社への入社を希望をしております。

この度、大学の就職課の就職先名簿より〇〇様のお名前を拝見し、
ご連絡させて頂きました。

貴社についての理解をより深めるため、
業務の内容や社風について〇〇様にお伺いさせて頂きたいと考えております。

つきましてはお忙しい中恐縮ですが、
下記の中でご都合のよい日時はございますでしょうか。
・5月15日(火) 13:00~18:00
・5月16日(水) 12:00~19:00
・5月17日(木) 12:00~19:00

もし、上記の日時で都合が悪い場合は再度ご調整させて頂ければと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

氏名:〇〇〇〇
大学名:〇〇大学〇〇学部〇〇学科
電話番号:000-1111-2222
メールアドレス:shukatsu@mail.com

「OB訪問のメール」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB訪問のメール」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

電話でのアポイントの取り方

電話でアポイントを取る際は、定時内に連絡し、お昼時は避けましょう。夜遅くの連絡は、電話だと迷惑になります。良識のある時間帯に連絡することが、社会人としてのマナーです。

メールはいつでも確認できるので、時間の配慮はそこまでいりません。しかし、返信が遅くなってしまうデメリットもあります。その点、電話でアポイントを取れば、メールよりも早く答えを聞くことが可能です。

社会人と連絡をとるのは慣れておらず、緊張するかもしれません。とりあえず電話するのではなく、事前に話すことをまとめてから電話すれば、緊張も和らぎます。

電話をする際の簡単な流れは以下の通りです。

・「OB訪問をお願いしたい」旨を最初に話す
・OB訪問をして貰えることが当然とは考えず、できるかどうかを聞く
・OB訪問をして貰える場合、日程を相談する

OB訪問ができることを当たり前と思わず、まずは可能かどうかを尋ねましょう。そのうえで、日程調整をしていきます。

日時を相談する場合は、まずこちらから日程を複数提示してください。ただし、社会人は忙しいため、なかなか時間が取れないこともあります。もし、日程が合わなかった場合、OBの都合に合わせ、可能な限り自分の日程を調整しましょう

アポイントの電話の文言例を用意したので、参考にしてみてください。

お世話になっております。〇〇大学〇〇学科の~といいます。

大学の就職課で~様を紹介してもらい、OB訪問をさせていただければとご連絡しました。現在2023年の新卒入社に向けて就職活動をしており、御社を志望しています。

お話を伺い、御社についての理解をより深めたいと考えております。お忙しい中大変恐れ入りますが、OB訪問の機会をいただくことは可能でしょうか。

就活生

ご連絡ありがとうございます。
大学の就職課からも連絡いただいております。
OB・OG訪問ですが、ぜひ対応させていただきます。
日時や場所はどうしましょうか?

OB・OG

~様のご都合が良い日程をお教えいただけますでしょうか。場所・日時とも、~様のご都合に合わせてお伺いさせていただきたいと思っております。

就活生

ありがとうございます。
では、〇日の12時から、場所は、会社近くの~というカフェはいかがでしょうか。
ランチしながら、リラックスしてお話できればと思っております。

OB・OG

「就活での電話」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「就活での電話」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

OB訪問のマナー6か条

OB訪問のマナー6か条

OB訪問は、社会人の先輩に会うので、失礼のない対応が必要です。マナーを守って行動することで、失礼にあたる行動は避けられます。

OB訪問では、先輩も学生相手だということは認識しています。そのため、ビジネスマナーの細かいところまでは気にしないかもしれません。しかし、一般的な常識がないと思われるような行動は、印象が悪くなるので注意が必要です。

OB訪問のマナー6か条をおさえれば、相手に失礼のない対応になります。OB訪問では目上の人に会うという意識をもって、敬意を払った振る舞いが大切です。

OB訪問のマナー①清潔感のある身だしなみ

OB訪問の時には、身だしなみにも気をつけましょう。人の第一印象のおよそ55%は視覚からの情報によって決まると言われています。第一印象を良くするためには笑顔やしぐさ、話し方も重要ですが、一朝一夕で変えることはできません。

しかし、服装も視覚情報に含まれ、すぐにでも変えることができるものです。清潔感のある身だしなみは、相手に好印象を持ってもらうために大切です。OB訪問といえど、相手に失礼のない、きちんとした身だしなみで挑むようにしましょう。

基本的にはスーツを着用

OB訪問のアポイントの際に、服装に関する指示がない場合もあるでしょう。OB訪問の服装に悩んだら、スーツが無難です。もちろん、相手によっては、何を着ていても気にしない方もいることでしょう。

しかし、服装からその人の礼儀や真摯さを判断する方もいます。また、自分にとってはフォーマルな服装であったとしても、OBからするとそう感じないこともあるかもしれません。

カジュアルとフォーマルの境界はあいまいなものであり、人が持つ感覚はそれぞれ違うため、認識のズレが出てしまうのも仕方のないことです。スーツであれば、誰が見てもフォーマルな服装であり、嫌悪感を抱く方もいないでしょう。

もし、OB訪問で服装の指示がなかった場合は、スーツを着用しましょう。

「OB訪問の服装」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB訪問の服装」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

OB訪問のマナー②待ち合わせから挨拶までで注意すべきこと

OB訪問では、待ち合わせをしてから向かう場合も、お店などで待ち合わせの場合もあります。どちらにしても、遅刻はしないように少し早めに行きましょう。

待ち合わせでは、OBと初対面になります。人間関係において、第一印象はとても重要です。明るく挨拶をし、時間を割いてもらったことへの感謝を伝えましょう。

待ち合わせから挨拶までのマナーを守ることは、好印象につながります。最初で良い印象を得られれば、OB訪問の幸先はいいといえます。

遅刻はNG:遅れそうな場合はわかった段階で連絡を入れる

例えどんな理由があったとしても、連絡なしでの遅刻は失礼にあたります。無断の遅刻は、相手の信用を失いかねないマナー違反です。

しかし、万全の遅刻対策をしていても、「大雨により電車が運行休止になった」「事故が発生し渋滞に巻き込まれた」など、不測の事態により遅刻してしまうことがあるかもしれません。

その場合は、遅刻してしまうことがわかった時点で遅れる旨をOBへ連絡しましょう。また、「もう少し待てば渋滞が緩和されてぎりぎり間に合うかもしれない」といった場面もあるかもしれません。そういった遅れるかどうかわからない微妙なときにも、連絡を入れましょう。

「報連相」は社会の最低限のルールです。不測の事態で遅れる場合は、すぐに連絡してください。また、OBからの連絡がある場合も想定し、常に連絡できる手段を用意しておくことをおすすめします。

OB訪問の指定場所に早めに行く、電車に乗り遅れた際の手段を事前に確認しておくなど、遅刻対策をしっかり行いましょう。

「遅刻した場合の対処法」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「遅刻した場合の対処法」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

名前とお礼をきちんと述べる

待ち合わせ場所でOBと合流したら、しっかりと挨拶をしましょう。例え学校やサークルで既に顔見知りの先輩だとしても、馴れ馴れしい挨拶はNGです。

あくまで今回はOB訪問で先輩を訪ねているので、丁寧にあいさつをしましょう。「○○と申します。忙しい中お時間を作っていただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。」というように自己紹介と感謝の気持ちを伝えてください。

「そんな堅苦しい挨拶はいいよ」とOBは言ってくれるかもしれませんが、人によるので丁寧なあいさつをしたほうが適切です。リラックスした態度で良いか、判断をするのは自分ではなくあくまでOBなので注意しましょう。

名刺を受け取ったら自分の左側に置いておく

OB訪問時、名刺を貰うことがあります。貰った後、すぐに財布または名刺入れへ入れることは失礼に当たります。自分にとって上座となる左側に、貰った名刺を名前を上にして置きましょう。

机の上に置いておけば、相手の名前だけでなく、部門や部署の確認ができるので、話題を広げることもできます。この際、名刺入れを持っている場合は、名刺入れの上にもらった名刺を置くと良いでしょう。

OBが二人以上いる場合は、机の上に席順に並べていきます。この時、複数人の名刺を無理に名刺入れの上に乗せる必要はありません。もし、相手の役職の上下関係がわかるようであれば、より重役の方の名刺を優先し、その下に名刺入れを置くようにしましょう。

OB訪問のマナー③注文はOBに任せる

OBの希望によっては、カフェなどの飲食店で行われることもあります。その時に重要なのが、注文は基本的にOBに任せることです。自分が主導権を握っても、何を注文すべきかわからずに固まってしまう人が多いでしょう。

メニュー表などをOBに渡して「○○さん、メニュー表をどうぞ」と言えば、OBがメニューを選んでくれるでしょう。「何がいいと思う?」と意見を求められたら、発言するくらいの姿勢が謙虚な態度です。

自分で選ぶ場合はOBよりも安くて手軽なもの

「好あきなものを注文してもいいよ」と言われる場合もあるかもしれませんが、その時もOBよりも値段が安いもの、手軽なものを注文するように心がけましょう

また、OB訪問は時間が限られているので注文に時間を使うのはもったいないです。メニューをみて迷ってしまうようなら先輩と同じものを注文しましょう。

注文を終えたら近況報告から始める

注文をし終えたらいよいよOB訪問の本題、質問タイムです。注文した飲み物や料理が運ばれてくる前に、質問を開始しても問題はありません。

いきなり本題の質問をすると、相手が戸惑う可能性があります。「最近は仕事は忙しいんですか?」などとお互いの近況報告から入るのがいいでしょう。完全にプライベートな話ではなく、自身の就職活動の状況や、OBの仕事内容に関係する話題を選びましょう

また、最後の質問は、約束した時間の5分前には終わるようにしましょう。

OB訪問のマナー④質問例とメモするときの注意事項

OB訪問に限らず、就活の場ではメモは必須です。話の最中にメモをとらない人がいると、「この人は私の話を軽視している」と思われる可能性が高いです。

人の記憶力には限界があります。その時は覚えていても、いずれ忘れていってしまいます。メモをとることで、重要な情報を後から見直すことができ、就活に活かせます。

また、「メモをとる」行為は、ちゃんと聞いているアピールにもなります。人は、後から見直して思い出せるように、重要な内容はメモをとります。自分の話を覚えておこうとメモを取る後輩に、悪い印象は持たないでしょう。

会話の内容を、一字一句漏らさず覚えられる人はメモを取る必要はありません。自分が重要だと感じたこと、就活に活かせそうな情報は書き残しておくことが大切です。

質問は前日までに考えてくる

OB・OG訪問は、志望する企業で実際に働いている社員の生の声を聞ける絶好のチャンスです。この機会に聞きたことはいくらでもあるでしょう。その質問は、必ず前日までに考えておくようにしてください。

OB・OGの話の中から質問したいことを拾っていく、という人もいるかもしれませんが、どのような形式で進んでいくかわかりません。

始めから質問を求められる場合、OBがまずは会社について説明してくれる場合、会話の中であなたの質問に答えていく場合など、OBには決まった流れはありません。

OB・OGの話を聞いてメモをとりながら、次の質問を考えることができる人はそうそう居ないため、メモを取りながら話を聞くことが大切。

質問はあらかじめ考えておき、話を聞く中で新しく思いついた疑問も別枠で書き留める、という方法をとりましょう

おすすめの質問(分野別)

【業務や企業について】
・この企業を志望した理由はなんですか?
・今の仕事は楽しいですか?
・あなたが考える○○社の課題は何ですか?
・出社してから帰るまでの1日の流れを大まかに教えてください
・繁忙期といえる時期はいつ頃ですか?
・仕事をする中でぶつかった壁はありますか?あるならそれはどんなものですか?

【福利厚生・女性の働きやすさについて】
・社員の横の繋がりや交流の場はどのようなものがありますか?
・(寮があるなら)社員寮の暮らしはいかがですか?
・産休や育休をとる人はどれくらいいますか?
・管理職における女性の割合はどれくらいですか?

【就活の実体験について】
・面接ではどんなことを聞かれましたか?
・御社を志望するにあたって、特に研究すべき点などはありますか?
・採用選考でなにか特徴的なことや気をつけておいたことなどはありますか?

NGな質問まとめ

【調べればわかること】
・海外展開をしていますか?あるならどこの国ですか?
・御社の事業内容について教えて下さい
・社宅や社員寮はありますか?

【福利厚生など待遇面ばかりを意識した質問】
・有給休暇はちゃんと取得できますか?
・サービス残業は多いですか?
・初任給やボーナスはどれくらいでしたか?

【プライベートな質問】
・彼氏/彼女はいますか?
・休日は何をして過ごしていますか?

【デリケートな話題】
・転職を考えていますか?
・今の会社で満足していますか?
・就活時代、他にどんな企業を受けましたか?
・セクハラはありませんか?
・職場恋愛や職場結婚はありますか?

【答えようのない質問・聞く相手を間違っている質問】
・御社の企業理念について詳しく教えてください
・(営業の社員に)経理の仕事内容を教えてください
・御社の離職率が高いのはなぜですか?

「OB訪問での質問」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB訪問での質問」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

【注意点】メモに集中しすぎず相槌や反応をする

メモを取ることが大切だと前述しましたが、そればかりではいけません。確かに、一生懸命にメモを取る姿は熱心な印象を与えます。一方で、聞き手の反応が見えないと話し手は不安になったり、気を遣って話のペースを落とす可能性もあります。

一方向的な企業説明会とは違い、相手は目の前にいます。基本的には相手の目を見て相槌をうち、要所要所でメモをとりましょう。社会において「聞き上手」というのは「話し上手」と同等か、それ以上に重要なスキルです。

OB・OGに気持ちよく話してもらい、より多くの有益な情報を引き出せるよう、「聞く力」を磨きましょう。

OB訪問のマナー⑤支払う意思は見せる

食事も質問も終えて、解散する際に注意したいのが会計です。社会人であるOBの多くは「ここは自分が払うよ」といって支払ってくれることが多いです。しかし、財布をカバンから出して自分も支払う意思があることをきちんと示しましょう

おごってもらったお礼をきちんと述べる

せめて割り勘で支払える分は自分で支払うのも礼儀です。はじめからOBは社会人だからおごってくれるのが当たり前などと思ってはいけません。

また、おごってもらって当たり前のような態度は、おごる側も決していい気分がしません。もし、おごってくれたときは、「ありがとうございます」や「ご馳走様です」ときちんとお礼を言いましょう。

OB訪問のマナー⑥お礼メールは当日中に送る

OB訪問後に忘れてはいけないのは、帰宅後の当日中にOBへお礼のメールをすることです。OB訪問を終えて、当日中にお礼メールを送ることで、より感謝と誠意が伝わります。

もしOB訪問が夜の時間帯であれば、翌日の午前中にはOB訪問に対するお礼のメールを送りましょう。

特に自分のためになったことを伝える

OBは自分の貴重な時間を割き、OB訪問をおこなってくれます。就活を頑張る後輩を手助けするために、少しでも情報を提供したい思いから、OBは時間を作ってくれます。

もちろん「ありがとうございました」といったお礼を書くことは重要ですが、それと同時に「自分のためになったこと」を伝えましょう。

お礼メールの文面には、OB訪問によって、どんなことを学んだのか、どんなことを考えたのかが必要です。このとき、先輩のセリフやエピソードを具体的に書くことができれば、より心に響くお礼メールとなります。

先輩が「OB訪問をして良かった」と思えるお礼メールを書くことができれば、今後も相談に乗ってくれるかもしれません

お礼メールに使えるテンプレート

○○株式会社 ○○部
○○様

お世話になっております。○○大学の○○です。
本日はお忙しい中、OB訪問に時間を割いていただき、ありがとうございました。

インターネットでは知り得ない生の情報を教えていただき、大変貴重な機会となりました。

特に、○○様の××の話(印象に残ったセリフやエピソードなど)に感銘を受けました。

(感想や今後の意気込みなどを記述する)

また、改めて貴社の魅力を感じることができ、貴社で働きたいという思いが強くなりました。

本日の○○様のアドバイスを活用し、今後の就職活動で自分の納得の行く企業選択を行っていきたいと思います。

本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

氏名:〇〇〇〇
大学名:〇〇大学〇〇学部〇〇学科
電話番号:000-1111-2222
メールアドレス:shukatsu@mail.com

OB訪問は30分~1時間程度が適切

OB訪問で来てくれる方は、基本的に若手の方であり、忙しい方も多くいます。長時間に渡ると、OBへの大きな負担となってしまうこともあるでしょう。一方で、短すぎると収穫のないOB訪問となってしまいます。あくまでOBは学生のために来ているのですから、負担にならない程度で、かつ自分にとって実りの多いOB訪問にしましょう

OBに時間の余裕があり、まだ大丈夫だと言われた場合には構いませんが、できるかぎり30分〜1時間程度を目安に切り上げましょう。

アポイントの段階で制限時間を伺っておく

OBの中には、予定の合間を縫って来てくれる方もいます。アポイントの時点で、どれくらいの時間OB訪問が行えるかを事前に確認しておきましょう。また、忙しい中わざわざOBが来てくれるのですから、できる限り実りの多い時間にしましょう。

そのため、制限時間に合わせて、質問する内容をまとめておくことが重要です。前述したような内容の薄い、ホームページや就活サイトを見ればわかるようなことは質問してはいけません。

実際に働いてみないとわからない業務内容や、働く中で感じることなどを質問リストとしてまとめておきましょう。また、限られた時間の中でスムーズに進行するために、事前に質問リストとしてまとめ、送っておくことがポイントです

OB訪問はマナーを守って行いましょう

OB訪問の当日の流れにそって、マナーを紹介しました。待ち合わせ場所に向かうときからお礼メールを送るまでの流れには、注意すべきポイントがいくつかあります。

マナーを守ることは、社会人としての基本です。今回ご紹介したマナーの中には、ビジネスマナー以前に人として常識の項目もあります。目上の人と関わるときの基本的なマナーなので、OB訪問だけでなく社会人になってからも役立ててください。

OB訪問は、マナーを守った誠実な態度が好印象になります。好印象を持ってもらえれば、「応援したい」という気持ちでより多くの情報を話してくれるでしょう。マナーを把握することで、事前にOB訪問の流れをしっかりイメージでき、OB訪問を成功させられます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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