OB・OG訪問

【OB訪問に手土産を持参する際のマナー】感謝が伝わるお礼の仕方

OB訪問に手土産を持参することは一般的ではない

OB訪問に菓子折りを持参していくのはマナー違反とされる場合が多いです。もちろんそこまで迷惑というわけではないでしょうが、扱いに困るというのは事実です。OB訪問でそうして菓子折りなどを渡すと賄賂的にとられてしまいますし、就活という舞台では、そうした菓子折りなどは明らかに不適切です。持っていっても受け取ってもらえないケースも多いです。

渡すならOB訪問が始まる直前がよい

どうしても手土産を渡したい場合は、OB訪問が始まる直前に渡すようにしてください。お互いの挨拶や自己紹介が終わり軽く会話を済ませた後の、本題に入る前に渡しましょう。「本日はお忙しい中、お時間を割いていただきましてありがとうございます」と一言添えてから渡すと印象がアップします。

もしも手土産の受け取りを断られたとしても、会社の規定で手土産を禁止している場合もあるので、その際は強引に渡さず、相手に迷惑がかからないようにしてください。OB訪問が始まる前から、マナーが守れないような人だと思われてしまっては元も子もありません。

また、手土産を渡すことは必須ではありませんので、受け取りを断られても落ち込む必要はありません。手土産を断られたら、OB訪問に対応してくれたことへの感謝の気持ちを言葉で伝えるようにしましょう。

 二度断られたら引くのがマナー

上述の通り、基本的にOB訪問において菓子折りを持参することはあまり好ましくありません。しかし「すでに準備してしまったし、どうしても渡したい」という就活生もいることでしょう。そのような場合はOBの方に菓子折りを持参した旨を伝え、その時の反応でどうするか判断してください。

どんな方でも一度は大抵断ってきます。一度断られた後にもう一度渡したい旨を述べてみること自体は問題ないのですが、二度断られたら必ず引くようにしましょう。あまりしつこく渡そうとするのはNGです。かえって印象を悪くしてしまう恐れがあります。菓子折りで感謝の態度を示すのではなく、当日の態度などで感謝の意思を示すようにしてください。そうすれば確実に高評価につながり、良いOB訪問とすることが出来るでしょう。

菓子折りよりはちょっとした飲み物の方がよい

OB訪問を受けてくれた方に何かしらの誠意を形として表したいというのであれば、菓子折りなどのではなく、帰り際にちょこっと飲めるような缶コーヒーや栄養ドリンクなどを渡すと良いでしょう。どれだけ高くても300~400円ですし、帰り際に飲んで捨てられるので適しています。

どうしてもOB訪問のお礼として何か渡したいのであれば、そのようにかさばらずにすぐに捨てられる何かにするのが最も適切なのです。渡す際に「本当は菓子折りを持参してお礼の気持ちを伝えたかったのですが、かさばるし、マナー違反になるかと思ったので、せめてものお礼として…帰りに飲んでいって下さい。ありがとうございました。」と伝えれば、きちんとあなたの感謝も伝わり、OB訪問を受けてくれた側も良い気持ちで帰れるでしょう。

手土産よりはOB訪問後にお礼の手紙を渡した方がよい

OB訪問の後に感謝の気持ちを示す方法としてもっとも適切なのは、感謝の気持ちをしたためた直筆の手紙を送ることです。菓子折りは物で済ませようという感じが出てしまいますし、飲み物なども好みがありますから、喜ばれない可能性も少なからずあります。手紙ならまずそうなることはありません。

菓子折りを送るよりも、手紙を送る方がきちんとOB訪問への感謝の気持ちを伝えられるのです。菓子折りはマナー的にも問題はありますが、手紙は昔からよく使われている方法なので、マナー違反になることはまずありません。

当日にお礼のメールを送り、「後日改めてお礼のお手紙を送らせて頂きます」と伝えましょう。そうしてOB訪問への感謝の気持ちをしたためた手紙を送ることが、菓子折りを送るよりも適切なマナーです。

勉強になった内容や今後の抱負を盛り込む

OB訪問の後にお礼の手紙を送る際は、OB訪問で勉強になった内容や今後の抱負を盛り込みましょう。定型文言でのお礼文では送る意味がありません。しっかりと自分の言葉で勉強になったことを述べることで、「役に立てたんだな」とOBの方も思うことが出来るのです。

OBの方はあなたの就職活動のためにわざわざ時間を割き、面談の機会を設けてくれています。あなたの就職活動について関心を持ってくれていることでしょう。お礼の手紙では今後の抱負を盛り込み、就職活動が終了した時には、結果の連絡を行うようにしましょう。

気にかけて面談の機会まで設けてもらった以上、その企業に進むにしろ、別の企業に進むことになったにしろ、しっかりと結果を報告するのがマナーなのです。

OB訪問後に送る手紙の例文

拝啓

新春の候、〇〇先輩におかれましては、ますますご清祥の事と存じます。

先日はOB訪問の機会を設けて頂き、誠に有難うございました。

貴社の△△という事業についての話を伺い、それまで以上に業務について具体的にイメージすることが出来、より一層入社を希望する気持ちが強いものになりました。

また疑問点等ありましたらご相談させて頂ければと思いますので、今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

敬具

この例文のポイントは「手紙のマナーが守られている点」と「自身の気持ちを率直に述べている点」です。メールとは違い、手紙の場合、守るべきマナーが存在します。あいさつの言葉として「拝啓」から書き始め、その後時候の候を述べるのが決まりとなっています。また、末尾に「敬語」と添えることも忘れてはいけません。

手紙の場合、これらのマナーが守られていることが必要になるのです。「~についてより具体的にイメージできるようになりました」「より一層入社を希望する気持ちが…」というように自身の気持ちをしっかりと述べている点もいいと言えるでしょう。定型文言ではなく自身の気持ちを率直に述べることで、OBに方にも好感を与えられるのです。

OB訪問のマナーはマニュアルを参考にする

OB訪問では、マナーを守って就活を有利にするための情報を得なければなりません。就活の未来では、OB訪問マニュアルを公開しています。当日に守るべきマナーや、OBの探し方から当日までの流れまでを詳しく解説しています。また、OB訪問でするべき質問リストをまとめています。無料の資料となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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OB訪問の手土産は菓子折りより飲み物が無難

OB訪問に菓子折りを持参することは、マナー的にも問題ありますし、やめた方が良いということはお分かりいただけましたでしょうか。わざわざそうした物を持っていなかなくても、OB訪問を受けてくれる方もかつての就活生なのですから、こちらの感謝の気持ちは分かってもらえます。

監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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