筆記試験

能力検査の対策|テストセンターの受検方法やおすすめの本をご紹介

SPIの能力検査を実施する企業は多い

就活生の基本的な能力を測る目的で用いられるSPI。新卒採用をおこなう企業では、SPIを用いた能力検査を実施するケースが多いです。就活をおこなう際は、SPIの試験対策を早いうちからおこなっておく必要があります。問題の難しさ自体は、中高生の国語・数学・理科が難なく解ければ正答が可能なレベルです。

とはいえ、中高生時代の試験とは異なる特徴的な問題が多いのもSPIの特徴といえます。その点を踏まえた上で対策をしましょう。ここでは、特に知識が重要になってくるSPIの能力検査と問題の対策方法について、詳しくまとめてみました。

能力検査を受検する方法

一般常識試験が、企業が用意する会場で受検するのに対して、SPI3試験は受験者の都合によって、受験会場や受験形態を選ぶことができます。全国に設置されたテストセンターと呼ばれる会場のうち、自分が行ける会場を選び受験することができるテストセンター形式が一番スタンダードです。

テストセンターで受検するポイント

受験が開始される前のパソコン画面には、進捗バーや時計などの画面に表示される情報の説明のほか、回答中の画面タブの切り替え方法の解説もあります。画面の操作は、問題を進めるうえで重要なポイントです。操作方法自体は簡単なものですが、読み飛ばすことなく、しっかりと丁寧に読み込み理解しましょう。

テスト中、操作に戸惑い時間をロスしたり、誤操作により混乱し、実力を出し切れないケースもあります。良い結果を出すためにも、落ち着いて操作方法を確認しましょう。テストセンターの試験では、次の画面に進むと前画面に戻れない、問題の正解・不正解に応じて次の問題が変わるなどの特徴があります。本番中に戸惑うことがないよう、試験の種類に応じた特徴も掴んでおきましょう。

ほかにもさまざまな受検方式がある

受験者が企業側に来社し企業が用意したパソコンで受験するインハウスCBT方式、受験場所が自宅や大学のパソコンのWEBテスティング方式、企業側が用意した会場でマークシートで受験するペーパーテスティング方式などがあります。また、一般常識試験はペーパー試験ですが、SPI試験はペーパーテスティング方式以外パソコンで受験するため、結果も速く出るというメリットがあります。どちらの適性検査になるかは、希望した企業によります。

明日が本番でも間に合う!
頻出問題に特化したテストセンター対策方法

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのがテストセンターでの適性検査です。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業を適性検査で落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

そこでおすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。適性検査に落ちないためのポイントと、頻出問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。

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テストセンターのSPI3試験では能力・性格検査の2種類

就職活動において、いまや避けては通れない、これを突破しなければ面接にも進めないといわれる適性検査がSPI3試験です。SPI3試験には、就活生の学力を測る「能力検査」とどの仕事に適しているかなどの性格を測る「性格適性検査」の2種類があります。さらに能力検査は主に国語分野から出題される「言語分野」と、主に数学・理科分野から出題される「非言語分野」に分かれます。

テストセンターの検査項目はどれも今後の面接に関わる

「言語分野」では、意思伝達能力や文書作成能力など、日常の業務の必要な言語能力を検査します。「非言語分野」では、主にデータ処理で必要となる実務処理能力を検査します。テストセンターで実施する場合、試験会場に出向きパソコンを使って回答します。

性格適性検査は、その人らしさを知るための検査で、面接や入社後の人事などに利用されます。性格適性検査には、表面に現れやすい日常の行動的特徴を測定する「行動的側面」、物事に対しての意欲に関する特徴を測定する「意欲的側面」、内面的な気持ちの動きの特徴を測定する「情緒的側面」の3つがあり、テストセンターの予約時にパソコンやスマホなどで受検します。

早めの対策が必要

他の就生と差をつけるためには、早めの対策がカギです。確かに能力・性格検査は重要な選考の一つですが、就職活動には自己分析、企業研究、エントリーシート作成、面接準備など、他にもやるべきことがたくさんあります。他の選考の対策をしっかりとおこなうためにも、能力検査対策は早めにスタートし、効率よく進めることが大切です。

効率よく能力検査対策をおこなうためには、たくさんの問題集に手をつけるのではなく、同じ問題集に繰り返し取り組むことが重要です。同じ問題を繰り返し解くことで、出題の傾向と解答のコツをつかむことができます。繰り返すうちに解答スピードと正答率も上がるため、効率よく対策ができます。早い段階から問題集にコツコツと取り組みましょう。

能力検査の対策ができるおすすめの本

能力検査へ向けてどういった対策をおこなうべきか分かったところで、実際に問題集などを用いた反復練習を進めていきましょう。SPIについては様々な書籍が出ているため、その中からどの問題集を選べばいいかで迷っている人も多いと思われます。

そこでここでは、SPIの能力検査対策におすすめの本をいくつかご紹介します。これらを使用して、反復練習や見直しを含めた能力検査への対策をしっかりとおこなっておきましょう。

【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】

最初におすすめする本は、洋泉社から出版されている【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】です。この本はSPIの出題方式である「ペーパーテスト」「テストセンター」「WEBテスティング」の全ての方式への対策ができるため、どの方式で出題されるかわからない場合は持っておきたい1冊です。

SPIの試験方式にあわせた例題の解き方ができるのも魅力といえます。また、SPIで能力検査と共におこなわれることになる、性格検査の対策をすることも可能です。性格検査もSPIにおいては重要な検査になってくるので、あわせて対策をしておくことで通過率が上げられます。

これが本当のSPI3テストセンターだ!【2020年度版】

次におすすめする本は、同じく洋泉社から出版されているこれが本当のSPI3テストセンターだ!【2020年度版】です。検査方式の中でも、テストセンター対策に特化した内容になっているのが特長です。

テストセンターは特定の会場でおこなわれるWEBテストになるので、ペーパーテスト以上に事前の対策が重要になってきます。全ての方式に対応した問題集で基本的なSPIについての知識を身に付けた上で、各方式へのより細かい対策をおこないたい時に、こういった各方式に対応した問題集をあわせて使うのもいいでしょう。

最新最強のSPIクリア問題集 ’20年版

最後におすすめする本は、成美堂出版から出版されている最新最強のSPIクリア問題集 ’20年版です。特に、能力検査の言語・非言語能力の各問題の解き方についての解説や模擬試験用の問題を掲載しているのが特長です。模擬試験については別冊の形で追加されている上、最大2回まで可能な内容になっています。

模擬試験を重点的にやりたいのであれば、買って損はない内容でしょう。こちらの書籍も、性格検査の対策すべきポイントや、WEBテスティングやテストセンターに関する情報などが記載されています。様々なSPIの検査へまとめて対策をおこないたい時に、活躍するであろう内容となっています。

テストセンターの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。

そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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SPIの能力検査には問題を多く解いて対策しよう

SPIの能力検査の対策方法は、例題や模試を多く解いて実際の問題に慣れておくことになります。もちろん知識を身に付けることも大切ですが、SPIではそれ以上に効率よく問題を解くことも重要になってきます。時間制限があるSPIでは、問題をいかにスムーズに解くかも重要です。

例題や模試をたくさん解くことで、能力検査を実際におこなう際にどういった時間配分で臨めばいいか、自然と身に付けられるでしょう。空き時間などの間に少しでも多く問題集をこなして、SPIに臨む際の感覚を体で覚えるのもひとつの対策方法です。この記事で挙げた問題集を活用して、SPIの能力検査を焦ることなく回答できるよう対策をしておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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