筆記試験

無料の適性検査の危険性と選び方について

職業の適性検査の中には、無料のものが多くあります。無料の適性検査は気軽に受けられる一方、危険もあります。ここでは、無料の適性検査の危険性と選び方について紹介します。

無料の適性検査で悪質なものは誰が受けても検査結果が同じ

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職業の適性検査とは、心理テストの一種で、あなたの性格や志向からどのような職種や業種があなたに向いているのかを診断してくれる検査です。職業の適性検査の種類は多く、インターネットを使って無料で手軽に受けられるものから、有料の適性検査まで様々です。この中で多くの方が就職活動や自分の進路決定のために利用しているのが、無料の適性検査です。

無料であっても、ちゃんとしている適性検査はもちろん多くありますが、中には、悪質な適性検査もあります。たとえば、誰が受けても同じ検査結果が出るようになっている適性検査があります。

  • セミナーや収益を目的としている!!

このような適性検査を実施しているのは、ある職種や業種にしぼった就職セミナーを開催している会社や、その手の書籍の販売を目的としている会社です。

たとえば、適性検査結果にアナウンサーと出た次の瞬間、アナウンサーの就職セミナーへの参加フォームが画面に出てくるということがあります。無料の適性検査を受けるときには、このような適性検査に引っかからないように気を付けなければなりません。

自己分析の浅さは人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るには、自己分析が必須です。自己分析を疎かにしていると、選考で説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。

ツールでサクッと自己分析を終わらせて、選考を有利に進めましょう。

無料の適性検査では個人情報の収集を目的としたものもある

無料の適性検査の中には、個人情報の収集を目的としたものがあります。適性検査を受けるにあたって、名前や住所、電話番号、大学名などを聞かれた場合には、検査の途中であっても、検査を中断しましょう。後日、勧誘や販売の電話やメールが来る可能性が高いからです。

  • 心の隙間につけ込む悪質な企業もある

就職活動中は、心が弱っています。高価な教材を買わされたり、有料の就職セミナーに勧誘されるなど、悪質な勧誘・販売や詐欺の被害に遭う就活生は多いです。

そのような被害に遭うリスクを減らすためには、自分の個人情報を守ることです。また、検査結果の郵送に必要だからと名前や住所を聞かれることがあります。このときには、検査を行っている団体や会社が信頼できるところなのかを調べたうえで、名前や住所を教えるかを決めましょう。

無料の適性検査は大手企業運営のものを受けよう!!

無料の適性検査のうち、どれを受けようか迷ったときには、まずはリクルートやベネッセなどの大手企業が実施・推薦している検査を受けてみましょう。就職サイトや転職サイトに無料の適性検査の案内が掲載されています。

  • 大手のものは安全性が高い!!厚生省の適性検査もオススメ

このような適性検査は安全性が高いうえに、検査結果を就職活動に反映しやすいのも魅力です。また、厚労省が行っている適性検査もおすすめです。無料の適性検査のなかには、数問の心理テストにこたえるだけで、検査結果が出るものもあります。

ちゃんとした適性検査に比べれば検査結果に疑問があるかもしれませんが、手軽に受けられるという点では、このような簡易適性検査を利用するのもよいでしょう。
このような適性検査を受けるときには、個人情報をうっかり入力しないように気を付けましょう。

おすすめの適性検査ツール

無料の診断ツールは、多少なりとも怪しいと思う点が出てくるかもしれません。しかし、自己分析を効率的に進めるという目的からしてみると、うってつけの手段だとも言えます。そこでここでは、おすすめの適職検査・性格診断ツールを3つご紹介いたします。以下で登場するのは、どれも大手の求人情報サービス運営会社が扱っているものです。これらを利用して自分の性格や仕事との適性を正しく知り、就職活動や選考活動がスムーズに進められるようにしましょう。

自己分析ツール「適職診断MATCH」(マイナビ)

まず最初にご紹介するのが、マイナビが扱っている自己分析ツール「適職診断MATCH」です。適性検査の「CAB」や「GAB」、「玉手箱」を作成している日本エス・エイチ・エルが監修したツールで、「パーソナリティ診断」と「バリュー診断」の2つから個人の強みや適性を深堀していきます。

パーソナリティ診断は、自分の能力や特徴からどういった職場環境が適しているのかを分析するものです。一方のバリュー診断では、仕事に何を求めているのかを分析します。
なお、このサービスを利用するためには「マイナビ2019」への登録が必須となります。登録の際には利用規約などをしっかりと読み、納得したうえでこれらの機能を利用するようにしましょう。

SPI性格検査(リクナビ)

2つ目にご紹介するのが、リクナビが扱っている「SPI性格診断」です。名前の通り、SPIで行われる性格診断を模したものとなっています。問題は4択形式で、どれに当てはまるのかを選んでいくものです。診断結果はわかりやすい表を用いて知らせてくれるので、より詳しく、効率的に自己分析が進められることでしょう。また、この結果をもとにリクナビから「おすすめの企業」を紹介してもらえるので、効率的に就職活動を進めることができます。

なお、このサービスを利用するためには、「リクナビ2019」への登録が必須です。登録の際には利用規約などをしっかりと読み、納得したうえでこれらの機能を利用するようにしましょう。また、この試験はひとり1回のみの受験となっています。

キャリタスQUEST(キャリタス就活)

最後にご紹介するのが、キャリタスが扱っている「キャリタスQUEST」です。RPGゲームに登場するような王様風のキャラクターが出題する問題に答えることによって、心理学と統計学を組み合わせた「ディグラム統計」を用いて結果が知らされます。診断結果では当てはまるタイプに合った働き方や就活力といった基本的な要素はもちろんのこと、恋愛力や人間力などに関しても、それぞれのタイプの人がどのような傾向にあるかということを教えてくれます。

なお、すべての項目を閲覧するためには「キャリタス就活2019」への登録が必要です。登録の際には利用規約などをしっかりと読み、納得したうえでこれらの機能を利用するようにしましょう。

無料の適性検査で少しでも怪しいと感じたら中断!!個人情報を収集される危険アリ

以上が無料の適性検査の危険性と選び方についてです。ただほど高いものはないとはよく言われますが、無料の適性検査を受けるときには、後で高いものにつかないように、十分に注意しましょう。少しでも「怪しいな」と感じたら、すぐに無料の適性検査を中断することが大切です。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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