筆記試験

【構造的把握力検査とは】その特徴と仕分けのコツから対策としておすすめの問題集もご紹介!

構造的把握力検査とはSPI3で実施されるテストの1つ

就職活動の中で、適性検査の対策を進めようと考えている就活生の方も多いでしょう。適性検査にはさまざまなジャンルがありますが、近年実施されるようになったSPI3において構造的把握力検査というものが行われるようになりました。「適性検査って言語・非言語・性格検査だけじゃないの?」と考え、それらの対策しか行っていないと、検査当日思わぬ苦戦を強いられてしまう可能性があります。

そこでこの記事では、SPI3において新たに行われるようになった構造的把握力検査について、その特徴と仕分けのコツから対策としておすすめの問題集まで紹介していきます。適性検査を無事に通過し、内定にたどり着くことの出来るよう、しっかりとそれぞれのポイントを理解しておくようにしましょう。

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SPIテストとは

近年、多くの企業で採用活動の一環として適性検査が行われています。企業はより優秀な人材を見つけるために、就活生をあらゆる角度から吟味しています。しかし面接時間内だけで就活生の能力、人間性を全て見るのは困難です。そのため履歴書、エントリーシートの内容や適性検査の結果も踏まえ、総合的に就活生の合否を判断しようとしているのです。

SPIテストはそのような適性検査の一種です。SPIテストでは主に4種類のテストが行われます。以下、それぞれについて解説していきます。まずはテスト内容をしっかりと押さえておきましょう。

テストは合計4種類

上述の通り、SPIテストは合計4種類のテストで構成されています。言語(国語)、非言語(数学)の測定を行う能力検査と性格検査、テストセンターではこれらにプラスして英語検査と構造的把握力検査が行われます。言語(国語)、非言語(数学)、英語検査に関しては中学・高校レベルの知識を持っていれば対応できる程度の難易度です。性格検査は自身の性格を正直に入力すればOKです。

試験時間はタイトになりますので、問題に解き慣れておくことは必要ですが、これらについては特別な対策が必要になるわけではありません。しかし構造的把握力検査については、これらとは異なり、問題形式がやや特殊であるため難しく感じる就活生が多いです。しっかりとした対策を行って臨まなければ思うように解けない可能性が高いでしょう。

実施方法

SPIテストの実施方法はパソコンとペーパーテストの二種類があります。パソコンでの受験の場合、その実施方法はテストセンター、WEBテスティング、インハウスCBTの3つに分けられます。テストセンターは企業ではないテスト会場に行き、その場で受験するスタイル、WEBテスティングは企業に行き受験するスタイル、インハウスCBTは自宅などパソコンが使える任意の環境で受験するスタイルです。

基本的にどのような形で受験しても試験内容自体は同じになりますが、英語検査、構造的把握力検査についてはテストセンターでのみ行われるものになります。応募する企業がどの形式で実施しているかは事前に調べることが可能です。効率的な就職活動を行えるよう、事前に押さえておくようにしましょう。

構造的把握力検査の特徴と仕分けのコツ

SPI3において、構造的把握力検査は他の種類のテストに比べ馴染みがなく、難易度が高く感じる就活生は多いです。「必ず出題されるわけではないし」と考える就活生もいることでしょう。しかし適性検査をテストセンターで実施する企業は多いです。

テストセンターで行われる以上、構造的把握力検査が出題される可能性があるので、対策を怠ると痛い目にあってしまいます。以下、構造的把握力検査の特徴と仕分けのコツを見ていきます。万全な状態で試験に臨めるよう、しっかりと確認しておくようにしましょう。

テストセンターのみで受けられる

上述の通り、構造的把握力検査はテストセンターのみで受けられるテストになります。構造的把握力検査と聞くと、「なんだか難しそう」と感じてしまう就活生も多くいることでしょう。この試験は文章の本質、大枠を見分ける能力を有しているかどうかを測定する検査になります。文章読解に長けた文系学生向きの問題と言えるでしょう。

問題形式は「文章問題の仕分け」と「文の仕分け」の2種類のみです。以下、それぞれの問題形式について、仕分けのコツを解説していきます。これまでの経験であまり見たことの無いタイプの試験かと思いますが、慌てる必要はありません。これらのコツをしっかりと押さえておけば、十分に高得点を狙うことも可能になるのです。

文章問題の仕分けのコツ

2種類の形式のうち、ここでは文章問題の仕分けのコツを解説していきます。この問題を解いていくにはまず、問題文章の本質を見極めるところに焦点を当てることが必要です。問題文章の起承転結がどのような構成で書かれているか本質を見極め、その上で一つ一つの選択肢について同様に、文章の起承転結の描かれ方を見ていきます。

何気なく問題文と設問を見比べると、「これかな?」と気づく就活生もいることでしょう。しかし何となく選んで正解するのでは、実力は身につきません。「何となくこれかな?」と思ったのであれば、その理由がどこにあるのか深掘りして考えてみましょう。文章の本質を見抜く作業は慣れてくると自然と行えるようになります。慣れるまでは一問一問、文章の本質をじっくりと見極めてみましょう。

文の仕分けのコツ

次に文の仕分けのコツを解説していきます。この問題では4つの選択肢に書かれている文を同じ趣旨のものとそうでないものに仕分けることが求められます。この問題においては、選択肢は同じ構成で書かれているため、内容の違いを吟味することが必要です。

例えば選択肢の一つ目が「〇〇ならば、~だろう」という構成で書かれていれば、他の選択肢も同様の構成で書かれています。その中で「〇〇ならば」の部分がそれぞれ「明日になれば」「雨が降れば」「風邪をひいたら」「空が飛べたら」となっているならば、「空が飛べたら」だけが非現実的なものであり、この選択肢だけが趣旨の異なるものになります。このように文の構成が同じである以上、文の内容の違いによりグルーピングを行う必要があるのです。

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構造的把握力検査対策としておすすめの問題集

ここまで構造的把握力検査の特徴と2種類の問題における仕分けのポイントを解説してきました。しかしポイントだけ覚えておいても実際の試験の際にそれを活かせる可能施は低いです。インプットしたものをアウトプットする練習を行っておく必要があるのです。ここでは構造的把握力検査の対策としておすすめの問題集を紹介していきます。アウトプットをしっかりと行い、活かせる知識にしておくために問題集での演習をしっかりと行い、試験に臨むようにしましょう。

SPI3「構造的把握力検査」攻略ハンドブック2018年版

構造的把握力検査の対策としておすすめできる問題集の一冊目がこの問題集です。構造的把握力検査の対策として就活生の中で最もポピュラーな問題集の一つと言えるでしょう。この問題集の一番の特徴は、構造的把握力検査に特化した問題集ということです。現在、構造的把握力検査に特化した問題集はあまり書店には並んでいません。

この問題集は構造的把握力検査に絞って最新の出題傾向、間違えやすい問題などが掲載されており、使うことで非常に効率的な対策を行うことが可能になります。「言語、非言語、英語の勉強はある程度出来ているから、不慣れな構造的把握力検査の対策を行っておきたい」など、他のテストの対策がそれなりに進んでいる就活生が利用すると、効率の良いSPIテスト対策が可能になるでしょう。

2019最新版史上最強SPI&テストセンター超実践問題集

構造的把握力検査の対策としてこの問題集もおすすめできる一冊です。この問題集の場合、一冊目の問題集とは違い、構造的把握力検査に絞らず、SPIテスト全体の対策を行うことが出来ます。能力検査、性格検査に加え、英語検査の演習問題まで幅広く掲載されているため、「SPIの勉強をこれから始めようと思っている」という就活生にとって非常に便利な問題集と言えるでしょう。

また本番さながらの模擬テストが収録されている点もこの問題集の大きなメリットになります。SPIテストの試験時間は短く、そのためスピーディーに回答を進めていくことが必要です。模擬テストを行うことで、自身の回答スピードが足りているのか否かを把握することが可能になるのです。

構造的把握力検査の問題は落ち着いてやることが大切

ここまで構造的把握力検査の特徴と対策方法について、おすすめの問題集の紹介と併せて解説してきました。構造的把握力検査はこれまで経験したことの無いジャンルの試験になることでしょう。そうは言っても要は「文章の要点をつかむ力」を見るだけのテストです。試験の内容自体、決して難易度の高いものではありません。

この試験において、焦りは禁物です。焦って文章を読むと、文章の本質が見えづらくなってしまいます。逆に言えば、落ち着いてじっくり見比べれば、自ずと答えを導き出すことが出来るテストなのです。慣れない試験会場において、いつも冷静に問題に取り組むことが出来るかはわかりません。そのため、出来るだけ冷静な気持ちで試験に臨めるようにするためにも、十分な事前の対策を行っておくことが重要と言えるのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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