志望動機

【志望動機の締めの書き方とは】印象を変えるポイント・例文付き

志望動機は締めで印象が変わる

「志望動機」は、就職活動をする上において必ず向き合わなければならないもののひとつです。しかしながら、どのような文にすれば採用担当者に好印象を与えられるのか、ということに頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな志望動機ですが、書き出しはもちろんのこと、その「締め」にどのような文章を持ってくるかによっても印象が異なったものに仕上がります。どれだけ良い文章が書けていても、締めで総崩れになってしまうということもありますので、最後まで気を抜かないようにしてください。

定型文のような締めは印象に残らない

志望動機をずっと書いてきて、最後に「一生懸命頑張ります」のような意気込みなどを入れようとしている方もいるかもしれません。これについては良くも悪くもないというのが事実なのですが、そのようなありきたりな定型文のような締めはどうしてもインパクトに欠けてしまうので、採用担当者の印象に残りづらくなってしまいます。

締めの部分には、印象が強めの言葉を選ぶと効果的です。具体的にどのような文章を入れるべきかについては、この後の見出しで詳しく解説いたしますが、「自分を採用しないと絶対に後悔しますよ!」というくらいに大胆に言い切ってしまっても問題はありません。むしろそれくらいの言葉を選んだほうが、採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらいやすくなるでしょう。

そもそも志望動機の書き方とは?

志望動機のしめ方を確認する前に、志望動機の基本的な書き方について紹介します。この内容を理解するのとしないのでは大きな差が出ます。書類審査をなかなか通過しなく困っている方は、志望動機の書き方に問題があるかもしれません。少しでも書類審査通過率を挙げたい方は、ぜひ初心に立ち戻って読んでいただけると幸いです。

結論から書き始めるのが鉄則

志望動機では、結論から書き始めることで通過率が上がります。なぜなら、採用担当者が読んで分かりやすい文章になるからです。例えば、経理職志望の方が「経理のプロフェッショナルを目指したい」という理由で志望動機を記入するとします。 序盤に結論を書いていると、一番受験者が文章全体を通して伝えたい内容がはじめに記載されているのでスラスラ読むことができるでしょう。

しかし、文の中盤以降に結論が記載されている場合、受験者が最終的に何を伝えたいのかが、採用担当者に分かりづらいです。また、採用担当者は履歴書を読むだけが仕事ではありません。企業によっては、法務、庶務、経理など複数の仕事を忙しく一人でこなしているケースもあります。結論が序盤に記載されていない文章だと、「ダラダラ感」が現れ、書類審査で落とされてしまうのです。

志望動機は真ん中に

志望動機を記入するときは、主に3つのブロックに分けて書きます。1ブロック目は、業界の志望動機です。2ブロック目は、その企業の志望動機、最後のブロックでは、 その会社で何をやりたいかを記入します。つまり、その企業への志望動機は真ん中のブロックに記載するのです。

このパターンに当てはめて書けば、どんな応募先であっても応用することができるので、手っ取り早く志望動機を完成させられるでしょう。また、採用担当者も読みやすいです。採用担当者の気持ちを考えた上で、志望動機を記入すると書類審査にも通りやすくなるはずです。

締めは一番重要な決意表明を

しめの文章は、自分が一番伝えたい決意表明を書きましょう。極端に言うと、自分が受験先企業に入社すれば、何で役立てるかということです。ただ、役立てる内容だけを書けばいいわけではありません。なぜ、それで役立てるのかの「根拠」を示す必要があります。

例えば、「エンジニアプログラムの設計を迅速に行う」という決意であれば、「○○検定で1級を取得しており、学生時代に10日かかると言われていたプログラムを5日で完成させることができた」というように具体例が必要となります。ただ良い決意表明を書けばいいのではなく、決意表明に対して説得力があるかないかも、書類審査において重要な項目だということを覚えておいてください。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

志望動機を作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

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志望動機のしめを書く時のポイント3つ

ここからは、志望動機のしめを書くときに気をつけていただきたい大事なポイント3つ紹介します。これらのポイントを押さえることで、しめの見栄えが大きく変わります。この内容をマスターすれば、読み応えのある志望動機に仕上がるので、実践・見直しを繰り返しながらぜひ試してみてください。何度も繰り返すうちに、慣れていくことができるはずです。

①具体的に書く

  • 自分で納得した文章を書く
  • 単語・言葉の使い方が間違っていないか調べながら書く
  • 個人的な価値観を押し付ける文章ではないか気にする

しめは具体的に書きましょう。具体的に書けば、入社後のイメージをしっかり描けていることや、企業研究を一生懸命行ったことを伝えられます。その結果、自分に対するイメージもあがり、内定を獲得できるチャンスも増えるでしょう。具体的な文章を書く時には上記3つのポイントを参考にしてください。

ただし、具体的といってもマニアックに書けばいいわけではありません。とくに多いのが、横文字の多い志望動機です。「グローバルリンク」、「アクティビリティ」、「リテラシー」など多くの横文字があります。それらの意味を読み手全員が知っているとは限りません。IT企業の採用担当者ながらも、コンピュータ関連の用語に疎い方もいらっしゃいます。小学生に伝えてもわかる程度の文章記入を意識しましょう。

入社後の働き方がイメージできる

志望動機で大切なことのひとつが、読み手に「自分が入社後に会社で活躍している姿」をどれだけはっきりとイメージさせられるかということです。そのため、「自分が会社でどのような活躍をしていきたいのか」、「どのように会社に貢献していくのか」を締めに持ってくるのもたいへん効果的です。とは言っても、誇張しすぎるのはよくありません。

そのようなハッタリは採用のプロの前では見破られてしまいますし、仮にそれを潜り抜けて結果採用されたとしても、入社後に周りからの期待と、それができない自分とのギャップを感じて苦しくなってしまう可能性が高くなってしまいます。あくまでも等身大で、飾らない自分の姿を見せるようにしてください。

②前向きな意思を伝える

前向きな意思を伝えるのも、書類審査通過率を上げる大事なポイントです。採用担当者も、周囲の気持ちを暗くさせるネガティブな人とは仕事をしたくないというのが本音でしょう。仕事の多くは、チームプレイなので周囲に悪影響を及ぼす人は避けたいと思うのが一般的です。

ポジティブな言葉を意識的に使うことで、「メンタルが強い」、「仕事でミスをしても周りに迷惑をかけない」など、間接的にプラスのイメージを採用担当者へアピールできます。なかには、どうしても自信を持てない方もいると思いますが、志望動機のしめ上では自信がある文章にして、採用担当者へ良いイメージを与えていくようにしてください。

キャリアビジョンを伝えるのも1つの方法

社会に出て、これから人生をどう歩んでいきたいのかという「キャリアビジョン」を志望動機の中で伝えておくというのも効果的です。これをしておくことによって、自分の目標設定力をアピールできるほか、その目標の中で企業への入社がどのような意味を持つのかというのを読み手が確認することができます。

ただし、これをうまく使うためには、企業分析などを通じて調べられる「会社のビジョン」と、「自分の思い描いている道」の方向性がある程度一致していなくてはなりません。それがあまりにも乖離している場合には、高いモチベーションでものごとに挑み続けることは不可能でしょうから、たとえどれだけ優秀であっても不採用になる確率は上がってしまいます。

③はっきりと言い切る

志望動機のしめを スッキリさせるには、はっきりと言い切るのも重要です。例えば、「○○しようと思います」ではなく「○○します」、「○○なようです」ではなく「○○です」というように言い切ることで、自信がある自分を演出できます。

中途半端な形の文末は、「この受験者は自分に自信がないのかな」、「何も根拠がなく文章を書いているのかな」と思われ、イメージダウンへつながります。イメージダウンへつながると、採用担当者も受験者に会いたい気持ちが失せるので、書類審査を通過できる確率が減るのです。仮に、志望動機のしめを書いている最中、不安に感じた文章があれば、その文章は削除してポジティブな内容の文章に書き換えることをおすすめします。

大手内定者の志望動機を参考にしよう

良い志望動機の締め方を学ぶには、難関企業に内定した先輩の志望動機を参考にするのも効果的です。

参考になる志望動機を探すなら「志望動機まとめ」が便利です。内定者が実際に提出したESの志望動機20選を掲載しています。

内定先の企業には「伊藤忠商事」「三菱東京UFJ銀行」「ANA」「JAL」「トヨタ自動車」「JR東海」など大手が多数です。きっと志望動機を書く上でのヒントを得られます。無料でダウンロードできるため、志望動機の作成に役立てましょう。

志望動機のしめくくり方の例

自分だけで志望動機のしめを書こうと思っても、難しいと感じる人は多いでしょう。志望動機のしめを上達させるには、例文を参考にするのが一番早いです。そこでここからは、志望動機のしめくくり方の例文を紹介します。ただ、例文を丸パクリすると、自分の想いが乗っていない文章となり、採用担当者の心に響かなくなります。また、面接で志望動機について質問されたときに、答えづらくなるでしょう。例文はあくまで参考に、自分にしか書けない志望動機のしめをつくってみてください。

例文①

私は大学生時代に、アメリカへ1年間留学していた経験があり、海外の方とのコミュニケーション能力も抜群に高いです。また、TOEICでは900点以上取っており、海外事業部で働くことも可能です。英語の能力を活かして、海外での事業展開に貢献し世界各国において御社のビジネスを拡張していく人員として貢献したいと思います。

長所を全面に押し出す文として、英語が得意な一面をアピールした例です。英語に強い自分をアピールする場合は、資格でのアピールが効果的です。 しかし、英語が得意な日本人は世の中に五万といます。もし留学経験があれば、それも盛り込みましょう。

資格と留学の両面をアピールすれば、英語の知識があるだけではなく、スピーキングでも英語を使えることが押し出せます。なお、長所を強みにして志望動機をしめる場合は、他の人とは一味違う内容を盛り込むことで、 採用担当者の印象にも強く残りやすくなり、合格率もアップするでしょう。

例文②

私は、大学〇年生〜〇年生にかけて、地域のイベントに主催側スタッフとして参加しておりました。 そこでは、実際に行うアトラクションの開催内容やコンセプトの決定、客数を集めるための仕掛けなどの企画も担当しておりました。御社でも大学時代の経験を生かし、商品の売り上げが上がる仕掛けを作り、業績拡大に貢献したいと思います。

2番目の例文では、大学時代に活動した内容でアピールしています。読者の中には、何の資格を持っておらず、強みがないと感じる方もいると思いますが、そんなことはありません。大学時代に経験した内容が、強みになることもあるのです。

実際にどんなことをやったか具体例を挙げることで、より説得力も増します(アルバイトも有効)。ただし、書類審査通過後は、志望動機に関する細かい質問責めに遭う可能性があるので、何をやったか前もって見直すことで面接対策にもなるでしょう。

NG例

私は大学生時代からコンピュータが好きです。ネットサーフィンやゲームなどをたくさんしていました。「好きこそものの上手なれ」という言葉を信じて、エンジニア業界で頑張っていこうと思うので、よろしくお願いいたします。

最後の例文は、曖昧に感情的に書いた例文です。例文①、②と比べて、気が抜けた文章だと感じないでしょうか。「好き」と「できる・得意」は違います。また、コンピュータが好きな結果、具体的にどのようなスキルを身に付けたのかといったこともわからず、実務で役立つのかどうか判断できません。

また、「頑張っていこうと思う」という文も、頼りない感じを出してしまうので使うべきではありません。何をどう頑張るのかも明示されておらず、「頑張る」という言葉だけであれば誰でも言えてしまうので、言葉に信憑性が生まれません。このような志望動機はまず落とされてしまいますので、具体的にアピールできる内容で書くようにしてください。

最後の締めまで印象の良い志望動機を書こう!

志望動機のしめを良くするには、具体的に書く、前向きな意思を伝える、はっきりと言い切るの3点が特に大事です。これらを意識するだけでも、しめの見え方はだいぶ変わるでしょう。感情的な表現や曖昧な表現は、マイナスのイメージを与えますので控えてください。採用担当者に良い印象を与えるには、志望動機を最後まで力を抜かずに書くことが大事です。集中力が欠けてきたら、休憩をして体力を回復させるのも重要です。

就職の内定率を上げるには、面接だけではなく書類審査で通過しないと合格率は上がりません。また、応募先企業によって志望動機のしめの内容を変えるのも忘れないでください。なぜなら、企業によって求める人材が違うからです。A社でウケが良くても、B社で不評ということもザラにあります。ぜひ、転職活動を成功させるために魅力的な志望動機を作っていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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