就活のマナー
【誓約書の日付の正しい書き方】就活生が知っておきたい概要と重要性について徹底解説!
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目次
誓約書は大事な提出書類
就職活動の努力が実り最終面接を突破した就活生は、ついに内定を手にすることとなります。内定時には口頭で内定を伝えられた後、内定誓約書を渡されるでしょう。内定誓約書を受取るときには内定の喜びを改めて感じると同時に、この会社から社会人人生をスタートさせるのだという緊張感も出てきます。
内定誓約書には、ビジネスマナーに沿った正しい書き方というものがあります。その会社の一員となるために最初に提出する誓約書は、印象良く仕上げたいものです。本記事では、内定誓約書の意味や失敗しない記入の仕方についてご紹介します。
誓約書とは
内定誓約書とは、「特別な理由が無い限りその企業に入社する」という意思を確認するために、企業から就活生に渡されるものです。第一志望の企業から内定を貰った場合にはそれほど悩まないかもしれませんが、いくつかの会社から内定を貰った方はどの企業を選ぶか迷うものです。
ここからは、内定宣誓書の意味と法的拘束力について説明していきます。会社選びに迷っている就活生は、内定の返事をするときの参考にしてください。
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入社するうえで会社から記入を求められる書類
内定誓約書は内定承諾書と呼ばれることもあります。内定が口頭で伝えられてから郵便で送られてくる場合と、面談のときに直接渡される場合があります。いずれも自宅に一度持ち帰り、きちんと記入して企業に提出するというのが一般的です。
そもそも、内定宣誓書はどうして必要なのでしょうか。口頭での「内定です」という言葉のみの場合、企業にとっても就活生にとっても、あまりに不確実な口約束しかない状態となります。お互いに時間と労力を使い内定を出す(貰う)まで漕ぎ着けたからには、内定に至ったということをきちんと書面にしておかなければなりません。
書面にしておくことで、企業も就活生も内定の有無に関するトラブルを避けることができるでしょう。こうした理由で作られたものが、内定誓約書なのです。
誓約書を提出後も内定辞退は可能
内定宣誓書は、「始期限付き解約権留保付きの労働契約」です。つまり入社予定日(4月1日)が就労の始期とされ、合理性のある理由がある場合には双方から契約を解除することができるとされています。
企業側から契約を解除するのに、最も考えられる理由は経営の悪化ですが、経営の悪化は「合理性のある理由」とは認められないことが多くなっています。
一方、就活生側から契約を解約する場合には、解約する理由はあまり問われません。卒業できなくなってしまったときや、他の企業に就職することを決めたときでも、内定宣誓書の契約を解約することができます。
トラブルにならないようにするために、始期の2週間前までには必ず内定辞退の連絡をするようにしましょう。2週間を切っての内定辞退の場合、損害賠償請求をされる可能性もあります。
誓約書に記入する日付の正しい書き方
内定誓約書の役割についてここまで説明してきました。入社の意思を示すための書類ですが、法的拘束力はないので安心して提出しましょう。ここからは、内定誓約書の記入の仕方について紹介します。
通常であれば、内定誓約書を提出した会社に入社することになります。良いイメージを持ってもらったまま入社できるよう、内定誓約書は丁寧に書き上げることが大切です。以下で説明することは内定誓約書だけでなく、書類全般を書くときの基本的なルールです。入社後に仕事を始めてからも役に立つ内容なので、ぜひ覚えておいてください。
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誓約書の日付は基本的に提出日
誓約書には、必ず日付を書く欄があります。何の日付を書くのかは、企業によって2通りあります。1つ目は提出日を書く場合です。内定誓約書を企業に直接手渡しする場合は、企業を訪問する日にちを書けばよいでしょう。
郵送するときには、投函する日にちを書きます。書類を作成してから投函まで時間が経ってしまうと、企業に書類が到着する日と書類の日付が離れてしまうことがあるので注意してください。
2つ目は入社日を書く場合です。間違っても入社日以降の日付を書いてしまうことがないよう、きちんと確認してから記入するようにしましょう。
和暦は必ず「平成」と書き和暦と西暦は統一
日付を書くときには、月日だけでなく年号や西暦も記入します。年号で書くか西暦で書くかは、企業からの指示に従ってください。特に指示が無ければどちらでもよいですが、書類の中で両方が混在するような書き方はNGです。どちらかに統一するようにしましょう。
年号を用いるときには、平成を「H」などと略して書かないというのが、正式な書類を書くときのルールです。内定誓約書は、企業と就活生が交わす正式な書類です。略して書いたからといって書き直しとなることはないと思いますが、きちんと「平成」と書いて印象の良い書類に仕上げましょう。
誓約書の日付を間違えた時は書き直し
誓約書を記入するときには、どんな就活生でも緊張します。本文を書き始める前に鉛筆で下書きをしたりする就活生もいるでしょう。
本文だけでなく日付を記入するときにも、間違えないよう緊張感を持って記入しなくてはいけません。しかしもし間違えてしまったときには、どうしたらよいのでしょうか。1つ目の対処方法は、書き直すことです。再度用紙を貰えるようであれば、誓約書を書き直すようにしてください。
2つ目は、間違えた日付の上から2重線を引き訂正印を押したうえで、正しい日付を横に書くという方法です。間違えたという形跡は残ってしまいますが、訂正方法として最も正式な方法となるため、用紙を貰えないときにはこの方法で訂正するようにしましょう。
正式な書類を作成するときには、修正液や修正テープは絶対に使ってはいけません。
誓約書における日付の重要性
内定誓約書を書くときに、就活生が一番気を遣うのは誓約書の本文でしょう。きちんとした内容をミスなく記入することができるよう、とても緊張しながら誓約書を書くのではないでしょうか。
見落とされがちですが、内定誓約書において本文と同じくらい重要な役割を持っているのが日付です。日付は単純に提出した日を記録しておいたりするためのものではありません。日付次第では、内定誓約書が無効なものとなってしまう可能性もあるので、注意しなければなりません。
日付が入っていない誓約書は効力がない
公式な書類や契約書において、日付を書くというのはとても重要です。なぜなら日付が無いと、その書類の契約が有効とされる期日というのがはっきりしなくなってしまうからです。日付が無い書類では、何かトラブルがあったときに無効とされてしまうことがあるというのは、内定誓約書に限ったものではなく社会一般のルールです。
内定誓約書も同様で、きちんと効力のある書類にするためには正しい日付を記入しておかなければなりません。誓約書に正しい名前を書くことで契約の対象者をはっきりし、日付を書くことで有効期限を定めると考えると分かりやすいでしょう。
新入社員がやってしまいがちな失敗は、日付の書き忘れです。そのような失敗が無いよう、これを機会に日付の重要性を覚えてください。
日付などが漏れていると印象が悪くなる
正式書類の場合、日付が無いと効力が発揮されないことがあると説明しました。日付の漏れた内定誓約書を提出した場合は再提出や追記の指示が出されると思われますが、内定取り消しといった大きな問題にはならないでしょう。
ただし先述の通り、社会人は書類の日付に対してとても重要だという認識をもっています。そのため日付を記入せずに内定誓約書を提出してくる就活生がいたら、注意力が足りない・そそっかしい・非常識といったイメージを持たれてしまうかもしれません。
内定誓約書の不備で内定を取り消されるようなことはないでしょうが、内定誓約書は日付まで気を抜かずに仕上げなければなりません。
誓約書は日付までしっかりマナーを守って書く
就職活動を終えて内定を得た企業から、内定後に最初に提出を求められるのが内定誓約書です。そのため、内定誓約書は内定の合否に関係する書類ではありません。しかし、入社後の就活生の印象というのは、内定後に就活生が企業を訪問するときの態度や提出する書類によって少しずつ作られていきます。
そのため内定を得た後も、社会人としてのビジネスマナーときちんと守り真面目な態度を取っていくことが大切です。ビジネスマナーを身に付けた真面目な新入社員という印象のもとで入社することができるよう、内定誓約書は本文だけでなく日付にまでしっかりと気を配って仕上げるようにしましょう。