業界研究

【化粧品メーカーの業界研究】仕事内容から売上高ランキングまで紹介

化粧品メーカーとは

化粧品メーカーは就活生に人気の業界であり、就職を目指す人は多いです。化粧品業界は毎年志望者が多く、特に化粧品の開発や販売などをおこなっている化粧品メーカーは例年人気が高いです。人気の業界で就職を目指すためには、事前の対策が重要であり、どこまで念入りに準備を進められたかによって、就職できるかどうかが決まります。

化粧品メーカーに就職するための方法はさまざまありますので、それらを知ったうえでの対策が大切です。人気の業界ですので、生半可な対策では就職は決められません。就職するためには何をすればいいのかを知り、効率的に対策を進めて化粧品メーカーへの就職を目指しましょう。

化粧品メーカーの魅力

化粧品メーカーへの就職を目指しためには、まずはその魅力を把握しましょう。化粧品メーカーの魅力を知ると、就活へのモチベーションが高まりますし、事前準備にも力を入れて取り組めます。

また業界の魅力を知ると、仕事への理解も深まりますし、業界や企業についての理解が深まります。まずは化粧品メーカーについて理解していなければ選考は勝ち抜けませんので、どんな点が魅力的なのかを知っていきましょう。

景気に左右されにくい安定した業界

化粧品メーカーの魅力としては、景気に左右されにくい安定した業界であることが挙げられます。景気によって売上が増減する業界はたくさんありますが、化粧品の需要は景気に左右されにくいのです。化粧品の需要は基本的には一定していますし、景気によって大幅に減少する可能性が少なく、将来性は高いと言えます。

需要が安定していることで売上も安定していますし、それによって雇用が安定している企業も多いです。仕事を決める上では安定性は重要な指標の一つであり、安定性のある仕事を求める人はたくさんいます。化粧品メーカーは華やかなイメージがありながらも浮ついた仕事ではなく、固定した需要がありますので、非常に安定性は高い仕事です。

トレンドには敏感になる必要がある

化粧品メーカーは景気に左右されずに常に需要がある業界の一つであることは、既にご紹介しましたが、その中でも毎年違ったトレンドの理解が大切です。化粧品そのものは、女性であれば基礎化粧品・メイクアップ・スペシャルケアなどで必ず必要となることが考えられます。また、男性用の化粧品も近年、さまざま販売されるようになり需要も高くなってきています。しかし、化粧品そのものは各時代のトレンドが存在します。

その例を挙げてみると、女性向けの化粧品は日本人は昔から美白に関しての関心が高く、近年は特にシミやソバカスを防ぐ美白ケアの商品の需要が特に高くなっています。また原料についても、自然の植物などを使い、より肌にマイルドなタイプのナチュラルコスメの人気が高くなっています。このように時代によって人気の移り変わりがありますので、これら消費者のニーズに敏感であることが必要です。

美について考える機会が多い

化粧品メーカーは化粧品をつくるのが仕事ですので、当然美について考える機会も多いです。自社の化粧品の知識だけではなく、美容のトレンドや最新情報が得られますし、志望者は美容に興味のある人が多いです。自身の興味のある分野であれば、仕事も楽しく進められます、得た情報は仕事だけではなくプライベートにも活かせます。

また反対にプライベートで得た情報が仕事で活かせることも多く、仕事とプライベートがリンクしています。それぞれで得た情報によって成長できますので、仕事とプライベートの充実度は高いです。自身の好きなものをそのまま仕事に活かせますし、美に対しての知識欲を満たせます。

化粧品業界の業界・企業研究を進めよう

化粧品業界を目指す就活生は、化粧品業界の情報収集を深めることが大切です。そこでおすすめなのが「化粧品業界大研究Book」です。資生堂や花王、コーセーなどの特徴や、化粧品業界の課題と展望などを紹介しています。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

化粧品メーカーの売上高ランキングTOP10

日本国内においての化粧品業界の売上高が高い企業をランキングでご紹介していきます。尚、このデータは業界動向リサーチの平成27~28年の売上高を参考にしています。

化粧品業界の売上高ランキング

  1. 資生堂 7,630億円
  2. 花王                   6,076億円
  3. コーセー 2,433億円
  4. ポーラ・オルビスHD 2,147億円
  5. マンダム                  750億円
  6. ファンケル                      550億円
  7. ノエビアHD                      493億円
  8. シーズ・HD                      376億円
  9. ミルボン                       273億円
  10. ナリス化粧品                     219億円

このように売上高のランキングからは、他の会社と比較するとトップ2が断トツで、国内の売上の大半を占めていると分かります。特に資生堂は、近年は日本国内だけでなく世界中に支店をおき海外向け専用のブランドを販売し、高い人気を誇っています。アジア地区においての資生堂の人気は絶大で、日本人が描いていいる資生堂のイメージとは違い高級化粧品ブランドで品質もよい、という評判です。

また、上位にはファンケルやオルビスなどの自然派コスメで通販をメインに販売している企業が入っているところも、近年の視聴者のニーズを反映しているのではないでしょうか。

化粧品メーカーの仕事内容

一言で化粧品メーカーといっても、その中の仕事はさまざまで幅広いものです。ここでは、化粧品業界で働く人が、どのような業務を主に行っているのかについて見ていきましょう。

就活においては、ただ化粧品関連の会社に入社したいというだけでなく、具体的に将来はどのような業務に就きたいのか、が重要になってきます。面接でこの点も必ず質問されますので、自分の中で業務の種類と内容をしっかりと把握してまとめておきましょう

販売

化粧品に関わる仕事として一番身近な業務がこの販売業務です。デパートや薬局などの化粧品コーナーで、お客様に対して接客をして販売をする業務です。別の呼び名では「美容部員」とも呼ばれます。販売員はただお客様に化粧品を売るという仕事だけではありません。自社の化粧品の特徴をお客様に分かりやすく説明し、その人に合う化粧品をアドバイスしたり普段のスキンケアやメイクアップのコツなども伝授する、などの役割も担っています。

また、お客様の肌やメイク方法の悩みや疑問の相談に乗るなども行い、実際に自社の化粧品をその場で使いながらスキンケアやメイクアップをする「タッチアップ」も行います。トータルで美のアドバイスと販売を行い、ビューティーカウンセラーとしての役割も担っているのです。販売業務は、顧客の購買意欲が高まるように、商品や肌の知識を分かりやすく説明し、現在のトレンド情報も提供するなどの幅広い話題も提供する必要がある仕事なのです。

営業

化粧品会社の営業職は、具体的にどのような仕事を行いどのような特性があるのでしょうか。まずは営業職ということで他のメーカーの営業職と同じように、販売店に対して売上を出すことが基本です。そして化粧品業界の営業は小売店に対してがメインになります。一方でデパートなどの化粧品コーナーへの営業は行いません。これは化粧品会社自体が、化粧品のブースをデパートに交渉して出金して設けているという理由があります。いわば専門店で直販のようなものなのです。

営業職の人は、主に小売店に対して営業活動を展開していきます。具体的にはドラッグストアやスーパーなどの量販店、コンビニエンスストアなどです。このような全国展開の小売店の場合、その経営母体の企業の購買部門など本部に対しての営業になります。ここで営業マンは製品の価格交渉や新規商品の提案を行っていきます。また、実際に製品を販売している各店舗では、価格の話などは一切行いません。売り場をチェックして、よりよい商品のディスプレイ方法や店舗の販売実績などを、店側と打ち合わせします。その他の業務として、デパートの販売員の見回りを行い、売上の実績をチェックして管理をします。また、売上目標への達成度などから指導やアドバイスなども行います。

企画・開発

化粧品会社における企画業務とは、いわゆる自社製品のプロモーション活動のことを指します。ポスター広告やテレビCM、WEB広告などさまざまな媒体を活用して、プロモーション・宣伝をしていきます。宣伝を行う上で大切なことは、その宣伝方法です。CMの映像やキャッチコピー、採用するCMタレントやCMソング、そしてどの年代をメインターゲットにするかなどの細かい戦略が必要です。宣伝の方法や市場のニーズに沿った商品やブランドイメージの強調など、販売の方向性を決定していき、売上の予測も立てていきます。

また、化粧品会社の開発業務とは、マーケットの動向を見ながら、顧客のニーズに沿った商品を新たに開発・製造する部署です。マーケティングから始まり、化粧品の専門職による研究開発や臨床試験、現場の生産などがあります。各部門ごとで新しい商品開発を行ったり、従来の自社商品を改良して、新シリーズとして売り出すための開発を行います。

化粧品メーカーに就職するには

化粧品メーカーの魅力を知れば、実際に就職するための方法を考えていきましょう。化粧品メーカーは人気の業界ですし、倍率が高い企業も多いので、就職するのは容易ではありません。

化粧品メーカーの採用試験に合格する

化粧品メーカーに就職するには、まずは採用試験に合格しなければなりません。化粧品業界ではさまざまな企業がありますが、化粧品づくりの仕事に携わりたいのであれば、化粧品メーカーの試験を受ける必要があります。採用試験は事務系と技術系の2種類の区分で実施されますので、どちらを目指すか事前に決めておきましょう。

事務系の仕事は化粧品の企画や販売などが主な仕事になります。新しい化粧品の企画を考えたり、マーケティングなどの仕事をしたい場合は事務系の仕事を目指す必要があります。対して技術系の仕事は、化粧品の開発、研究をおこなう仕事です。技術系の場合は理系卒が応募条件となっているケースも多いので、条件についても確認した上で採用試験を受けるようにしましょう。

入社後のキャリアアップの道筋

就職すればそこで終わりではありませんので、入社後のキャリアアップについても考えておく必要があります。化粧品メーカーの入社後のキャリアアップの道筋は、事務系で入社した場合、営業職として経験を積んでから各業務に配置転換されてキャリアを磨いていくことが多いです。

まずは個人、あるいは法人の営業を経験し、実際に店舗に立って販売などをおこなう場合もあります。営業職として商品販売のスキルや市場の流れを知り、それを活かしてさまざまなキャリアへと派生していきます。技術系で入社した場合は、基本的には研究開発で業務が一環していますので、一つの職場で長く働くことも珍しくありません。事務系の場合はさまざまな仕事を経験し、技術系の場合は一つの業務を極めるとイメージしておきましょう。

化粧品メーカーが求める人物像

どんな人材が求められているかも把握しておきましょう。求められる人材を知っておくと、志望動機や自己PRなどに役立ちます。

業界によって求められる人物像は違っていますし、必要な能力や資質なども異なりますので、何が求められているかを正しく把握する必要があります。化粧品メーカーに求められる人物像を知って、選考をより有利に進めていきましょう。

化粧品に興味がある人

化粧品メーカーが求める人物像としては、化粧品に興味がある人が挙げられます。化粧品メーカーは化粧品に深くかかわる仕事ですので、化粧品や美容に興味がある人がふさわしいです。自社製品への愛着はもちろん、化粧品や美容などへの興味がなければ成長できませんし、企業でも活躍できにくいです。

化粧品に限らず、メーカーで大切なのは商品への興味や関心の高さです。自社製品への興味がなければ、商品への理解も深められませんし、その良さを他人に対して伝えることもできません。メーカーの仕事はただものづくりをおこなうだけではなく、それを世の中に広めていく仕事でもありますので、化粧品への興味は絶対条件です。

責任感がある人

責任感がある人も化粧品メーカーが求める人物像の一つです。ものづくりの仕事は商品一つ一つに対してきちんと責任を持つことが大切であり、商品の信用=企業の信用であることを忘れてはいけません。商品に欠陥があれば企業のイメージも悪くなりますし、イメージが悪くなれば企業は信用を失ってしまいます。

いくら需要が景気に左右されないとは言え、競合他社があることに変わりはなく、信用が失えば業績はたちまちに悪化してしまいます。また自社イメージを守るためだけではなく、化粧品のほとんどは直接肌に塗るものであり、一つ間違えば大変です。些細なことでもしっかりと責任を持ち、仕事を進めていけることが大切ですので、面接では責任感の強さをアピールしていきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

化粧品メーカーでは、コミュニケーション能力が高い人も求められており、特に、顧客のニーズをより深く聞き出せる聞き上手が求められています。化粧品は対消費者に向けた商品ですし、顧客のニーズをいかに把握できるかが重要です。企業ごとにブランドイメージはありますので、それに従って新商品などの開発を進めることも大切です。

しかしいくらブランドイメージを守っても、肝心の商品が売れなければ意味はありません。企業のイメージをきちんと理解した上で売れる商品を考えられることが大切であり、そのためにはコミュニケーション能力は必須です。事務系でも技術系でもコミュニケーション能力は求められますので、選考ではしっかりとアピールしていきましょう。

化粧品メーカーに就職したい人は職種や各メーカーの特徴をおさえよう

化粧品会社には、独特の特徴とさまざまな業務があります。また、時代によってトレンドやブームも存在しますので、常日頃から化粧品の流行についてもよく知っておく必要があるのです。また、自社製品の知識やより効果的に伝える能力も求められることも頭に入れておきましょう。

女性の美に関する仕事ですので、お客様により満足して使用してもらい綺麗になってもらう、という目的があります。そしてお客様が他社と比較したときに、自社の製品を選んでもらえるような商品開発や情報提供、サービスが必要です。トータルな美に関する情報と知識を提供できるように、販売員の質の向上やサービスにも力を入れる必要がある業界です。

さらに高齢化時代にあたり、低年齢層だけでなくシニア向けの商品開発・販売にも力を入れるなども必要になってくることでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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