業界研究

【就活の業種12選】知っておきたい種類と絞り込むための方法3つ

就活生のうちに業種とは何かを知っておこう

就職活動を進めていく中、至るところで「業種」という用語を耳にするのではないでしょうか。これは、志望する企業の絞り込みや業界・企業研究を行う際に、必ず出てくる用語の1つです。では、「業種」とともによく耳にするものとして「業界」や「職種」という用語もありますが、これらの違いは何でしょうか。

「業種」の意味や、これらの言葉の違いを就活生のうちに理解しておくことは、就活を進める上でも、社会人になった後でもとても役に立ちます。本記事では、冒頭で「業種」の意味について解説したあと、就活における業種の絞り方やそのために活用すべきツールについて、詳しく解説していきます。

業種とは

「業種」とは、会社や個人が営む事業の種類を指します。「業種」とともによく聞かれる「業界」は、「業種」の同意語として使われるか、「業界」の方がより大まかな事業の括りとして使用されています。例えば、自動車を扱っている企業は「自動車業界」で、そのうち自動車メーカーの業種は「製造業」、自動車ディーラーは「販売業」です。一方、「業種」と混同されがちな「職種」は、仕事の種類を意味します。つまり、営業職、経理職、人事職、開発職など、仕事の内容で分類されています。

業界の種類であり12に分類される

業種の分類は、発行する団体の定義によって異なることがあります。しかし多少の違いはあっても、ほとんどの場合では、大分類として12〜14業種にカテゴライズされています。例えば、中部経済新聞が公表している業種一覧表では業種は12種類です。「1. 農林・水産業」、「2. 林業」、「3. 漁業」、「4. 鉱業」、「5. 建設業」、「6. 製造業」「7. 電気・ガス」、「8. 運輸・通信業」、「9. 卸売・小売・飲食業」、「10. 金融・保険業」、「11. 不動産業」、「12. サービス業」となっています。

ただし、発行する団体によっては、「9. 卸売・小売・飲食業」の飲食業を1業種としてカウントしていたり、「12. サービス業」内の医療サービスを1つの業種として分類したりする場合もあります。

①農林・水産業

それでは業種12種類を解説していきます。まずは農林・水産業についてご紹介します。農林・水産業は、農業、林業(一部)、水産業から構成されます。さらに農業は穀作農業、ほ場作物農業、果樹園農業、施設園芸、畜産農業、養蚕農業、各種農業、農業サービス業、園芸サービス業といった業種が分類されます。

農林・水産業と聞くと、自然や海を舞台にした事業が頭に浮かぶ方が多いと思います。農林・水産業は、我々が生活していくにあたり必要な食料を生産する業種です。自然を相手に生業を営むので、天候に影響されやすく農作物などは毎年価格変動が発生します。消費者や自然とうまく関わっていくことが重要なので、最新の農業技術やバイオ技術などを用いて、安定した生産活動をしている人も多くなってきています。

②林業

それでは次に林業について解説していきます。林業は、木を育てて伐採した木材を加工し、商品を生み出す事業です。主に育林業、製薪・木炭業、素材生産業、林業サービス業が分類されます。家を作るための木材や丸太、他には細かく砕いて木くずやチップとして販売したりと様々な用途に使われます。他にも薪や炭に加工したり、植林事業をしたりと、木材を使用した事業は盛んにおこなわれています。

日本は世界でも有数の森林大国であり、木材の保有率や森林面積率は他国よりも高いです。日本は木材を伐採する重機の開発もおこなわれてきたので、より安全に伐採していく環境が整っているのも特徴です。林業は森の恵みをふんだんに使うダイナミックな事業です。昨今では地球温暖化問題や環境保全の意識が強まり、最先端技術を用いた植林事業なども新たに動き出しています。

③漁業

漁業は、漁業と水産養殖業が分類されます。捕鯨業、一般海面漁業、内水面漁業、海面養殖業などの業種があります。漁業は、私たちが日々おいしく食べている魚や観賞用の魚などを提供する仕事です。日本は国土の四方が海に囲まれていて、古来より海の恵みを受けながら繁栄してきました。地域によって海産物の生態系が違うので、ご当地ならではの魚は現地でしか食べられませんでしたが、技術が発達し、魚類の養殖業も盛んになってきました。

主な漁業の方法に、沖合漁業、沿岸漁業、遠洋漁業があります。獲りたい魚のために、時期によっては釣り場や網の引き揚げ場所を変更しながら漁業をします。基本的には日帰り漁業がメインですが、数日間の宿泊が必要な場合や、1ヵ月以上の長旅になる場合もあります。遠洋漁業は長く家を空けることになりますので、もし就職する際は自分に適した働き方であるかどうかを確認しましょう。

④鉱業

4つ目は鉱業について解説していきます。鉱業は主に4つに分類されます。金属鉱業(非鉄金属鉱業、鉄属鉱業、その他金属鉱業)、石炭・亜炭鉱業(石炭鉱業、亜炭鉱業、石炭選別業)、原油・天然ガス鉱業(原油鉱業、天然ガス鉱業)、非金属鉱業(採石業、窯業原料用鉱業、化学・肥料鉱業、粘土鉱業、他非金属鉱業)に分けられます。

鉱業は、地球の地中に埋まっている鉱物や燃料を採取する産業です。私たちの生活に必要な石油や石炭などの燃料が有名です。他にも金,銀,鉄鉱などの金属鉱物や、ガスなどの燃料もあり、多様な鉱物が採取の対象になっています。時代の変化に伴い、精錬や精製技術も発達し、新しい鉱物の活用方法も続々と生み出されています。世界中で必要とされる燃料は、世界を動かす大規模な産業です。グローバルに活躍したい人に向いている業種でしょう。

⑤建設業

5つ目は建設業について解説していきます。建設業は主に3つに分類されます。総合工事業(一般土木建築業、土木工事業、舗装工事業、しゅんせつ工事、建築工事業、木造建築工事業)、職別工事業(大工工事業、とび大工工事業、鉄骨鉄筋工事業、石工・タイル工事、左官工事業、屋根工事業、板金・金物工事、塗装工事業、その他職別工事)、設備工事業(電気工事業、電気通信工事業、管工事業、さく井工事業、他設備工事業)に分けられます。

建設業はその名の通り、建設工事や土木建築などの建設をしていく産業です。発注者を施主といい、施主の希望に沿う建設をしていきます。他にもマンションやマイホーム、ダムなどの建設をする企業もあります。大手総合工事業者という、いわゆるゼネコンへの就職は人気が高く、志願者も多いです。地域に根差した事業をしたい方や、都市計画や生活の基盤を整える事業に挑戦したい方におすすめの業種です。

⑥製造業

6つ目は製造業について解説していきます。製造業は分野が広く、定義の範囲も大きいです。食料品製造業は飲料・飼料製造業、繊維工業、他繊維製品製造、木材木製品製造、家具・装備品、パルプ・紙製造、パルプ・紙製造、出版・印刷、化学工業、石油・石炭製品、プラ製品製造業、ゴム製品製造業、革・毛皮製造業、窯業・土石製品、窯業・土石製品、鉄鋼業、非鉄金属製造業、金属製品製造業、一般機械器具、電気機械器具、輸送用機械器具、精密機械器具、武器製造業、その他製造業が分類されます。

製造業というだけあり、商品を製造することが業種となります。材料や加工術により様々な商品を生み出すことができるので、何を製造したいかによって業界が変わることがあります。もし製造業に就職したいという方は、どのような業界で、どのような物を作りたいのかを考え、自分の自己実現の場をじっくり考えてから進むようにしましょう。

⑦電気・ガス

7つ目は電気・ガスの業種について解説していきます。電気業、ガス業、熱供給業、水道業(上水道業、工業用水道業、下水道業)が分類されます。電気・ガスは、人間が生活していくには必要不可欠な要素であり、絶対的に必要な存在です。電気・ガスは地域ごとに管轄されていて、支社や営業所が全国に点在しています。

まさに私たちの生活の基盤であるインフラを整える産業を担っているのが電気・ガスの業種となります。暮らしの基礎ともいえるインフラは、国が発展してく上で必須の産業です。事業の需要が高く、成長性のある業種であることが特徴です。大きな事業に携わりたい方や、インフラを整えて世の中を動かしたい人に向いている業種です。専門的な知識を要する職種が多いので、選考では大学で学んだ知識をアピールできるようにしましょう。

⑧運輸・通信業

8つ目は運輸・通信業について解説していきます。運輸・通信業は、鉄道業、道路旅客運送業、道路貨物運送業、水運業、航空運輸業、倉庫業、運輸サービス、通信業が分類されます。主に物流を指していた業種なのですが、昨今はインターネットなどの電子関連産業も運輸・通信業の対象に入りました。

運輸・通信業といえば、トラックのドライバーや郵便配達員のイメージがあると思いますが、実際は商品をエンドユーザーまで運ぶために数多くの事業が連結しています。倉庫に商品や在庫をストックするので、大きな倉庫の管理をすることも求められますし、商品や在庫の管理をしたり梱包や発送業務をしたりする人も必要とされます。運送関連の仕事がしたい方や、商品の物流や販路開拓、IT業界に興味がある人におすすめの業種です。

⑨卸売・小売り・飲食業

9つ目は卸売・小売り・飲食業について解説していきます。卸売・小売り・飲食業は、各種商品卸売業、繊・機・建材卸、衣・食・家具卸、代理商・仲立業、各種商品小売業、織物衣料小売業、飲食料小売業、自動車小売業、家具建具小売業、その他小売業、一般飲食店、その他飲食店が分類されます。

卸売・小売り・飲食業といえば、こちらも幅広い分野が分類される業種です。卸売や小売りはその業務自体を指しているので、何を販売しているかで企業の業界が変わってきます。その会社の製品に携わりたいという意気込みがある方は、販売をするか、その企業の一員として商品を企画したいかでも業種のポジションが変わってきますので注意しましょう。そして同様に飲食業も、食べ物を扱うという点では製造業と近しい部分がありますが、食品をどのように提供していくのかで業種や職種が変わります。自分のやりたいことを明確にしてから選考に挑むようにしましょう。

⑩金融・保険業

それでは金融・保険業について解説していきます。金融・保険業は、銀行・信託業、農水産金融業、中小企業金融業、金融附帯業、投資業、証券・商品取引、保険業、保険代理業、不動産取引業(一部)が分類されます。主に、銀行や信用金庫、投資、証券、生命保険や保険サ-ビス業があります。ただお金の管理をしたり、サービスを販売したりするだけではなく、ローンの承認や借主の審査をする部署や株取引をする部署もあり、職種も豊富に存在します。

金融・保険業といえば、お金を扱うため堅実な印象があります。入社を志望する学生も多く、人気が非常に高い業種です。求める人物像は誠実な人物を求める傾向にありますので、面接時では自身のアピールの仕方などを一工夫してみましょう。

⑪不動産業

11点目にご紹 介するのは不動産業です。不動産業は、不動産取引業(建売業・土地売買業、不動産代理業・仲介業)、不動産賃貸業(不動産賃貸業、貸家業・貸間業、不動産管理業)が分類されます。不動産を管理したり、販売したり、賃貸業者として仲介をしたりする業種です。

不動産業は不動産だけではなく、建物に付き物である土地の管理もします。土地も建物と同様に、販売や貸地として仲介しなければなりませんし、契約を成約しなければ売上として認められません。会社によっては、住宅やマンション、ビルなどの管理をしながら販売もしなければなりません。分譲マンションやマイホームの販売のみに専念している会社もあれば、ビルのオーナー探しなどを専門的にする会社もあるので、自分がやりたい職種をきちんと考察してから企業選びをするようにしましょう。

⑫サービス業

最後はサービス業について解説していきます。サービス業はその名の通りサービスを提供する業種です。定義が広く、多くの業種が分類されます。物品賃貸業、ホテル・旅館、家事サービス業、洗濯・理容業、他個人サービス、映画業、娯楽業、放送業、駐車場業、自動車整備業、その他修理業、情報・広告業、他事業サービス、専門サービス業、医療業、廃棄物処理業、他サービス業が分類されます。

このようにサービス業は多くの業種が分類されますので、ひとえにサービス業といっても専門分野が違う業種ばかりです。サービス業に進みたいという方は、エンドユーザーがどのような人であるのか、職種はどのようなものが存在するのか、自分がやりたい仕事は何であるのかを分析してください。自己分析と自己理解を重ねることで、自分がやりたいサービス業のイメージが浮かぶようになります。

12の業種がさらに中分類される

前述の12の業種は、さらに細かく分類することが可能です。同上の業種一覧表では、中分類として100の業種に分類され、ここからさらに細かい小分類へと分かれています。例えば、大分類「6. 製造業」では、中分類として非常に多くの業種を抱えています。「製造業」というと、「食料品」や「繊維」、自動車を含む「輸送用機械機器製造」などはすぐ頭に浮かびますが、「パルプ・紙製品」や「石油・石炭製品」、「出版・印刷業」も製造業の一部です。

また、「12. サービス業」も多岐にわたります。学生に人気が高い「情報・広告業」や「放送業」のほか、さまざまな「修理・整備業」、劇場や遊園地などの運営を行う「娯楽業」も「サービス業」の一部です。

就活生に人気の21業界を知っておこう!

就職先を決めるには、自分自身に合った業界を知ることが大切です。そのためには、まず業界について知っておく必要があります。そこでおすすめなのが「人気21業界丸わかりマップ」です。こちらでは、就活生に人気の21業界をピックアップしています。

21の業界ごとに主要企業の売上高や年収も公開しているため、この1冊でたくさんの情報を無料でダウンロードできます。就活は、時間との戦いでもあります。就活を効率よく進めるためにも、GETしておきましょう。

業種を絞る方法3つ

上記のように小分類まで見ていくと、非常に多くの業種があることがわかるでしょう。就職活動をする際には、どうしても自分が応募する業種を絞り込まなければなりません。しかし、どの業種も魅力的に見え、うまく絞り込めないことはよく起こることです。そこでここからは、志望業種を絞り込む方法を3つご案内していきます。まだ絞り込めていない人も、すでに絞り込んだとという人も、就活の可能性を広げるためにぜひ参考にしてみてください。

①自分がやりたいことを考える

ポイントの1つ目は、自分が「やりたいこと」をしっかり考えることです。興味がないことややりたくないことは、どんなに頑張っても長続きしません。自己分析として、自分がやりたいことや得意なこと、やっていて楽しいことを書き出し、それがどの業種で達成できそうかを考えることが大切です。その際には、大学や大学院で学んだことを生かせる業種を選んだり、企業の社風や制度から自分に合う業種や企業を選択したりするようにしましょう。

例えば、コツコツと作業することが好きで数学が得意であれば、IT系の仕事に向いているかもしれません。また、利益重視よりも公共的な仕事がしたいのであれば、電気・ガスや運輸・輸送業では、より公共的な業務に関わることができます。

②自分のやりたくないことを考える

2つ目のポイントは、1点目の裏返しになります。やりたいことがたくさんあり過ぎる、やりたいことが浮かんでこずに業種を絞り込めない場合、逆にどうしても「やりたくないこと」、「自分には合わないこと」を考えるようにしましょう。1点目のポイントと同様、今度は「やりたくないこと」を書き出し、それに関連する業種を消去法的に削除していきます。

この視点は、実はとても大切です。自己分析を怠って、実はやりたくなかったり自分に向いていなかったりする業種に就職してしまった場合、自分が費やした時間も、企業が費やした採用のための時間と費用も無駄になってしまいます。「やりたいこと」と同時に、自分に不向きだと思う業種や仕事の内容、環境についてもしっかり理解しておくように心がけましょう。

③自分の優先順位を明確にする

3点目のポイントは、自分にとっての優先順位を明確にしておくことです。給与や福利厚生などの条件は、細かく見ていけば企業ごとの特徴になりますが、業種ごとにも大まかな特徴があります。例を挙げると、「娯楽業」や「情報・広告業」を含む「サービス業」全般や「飲食小売業」を含む「卸売・小売・飲食業」は、休日出勤がその他の業種より多い傾向にあります。

一方、人と接してサービスを提供する楽しさや日々更新される最新情報をいち早く扱えるやりがいがあるのも事実です。自分はどのような働き方をしたいのか、どの福利厚生が必要なのか、どのような商品・サービスを扱いたいのかなど、いろいろな条件の中から自分にとっての優先順位を明確にしておきましょう。

業種を絞るために活用したいもの

数ある業種の中から自分に合ったものを絞り込む方法が分かったところで、ここからは、どのような機会やツールを利用して業種を絞り込めばよ良いかを解説していきます。インターネット上にはさまざまな情報が溢れていますが、フェイクニュースの問題もあり、得られる情報には限界があります。より正確な情報をもとに、自分にあった業種を絞り込めるよう、ここでご紹介する2つの方法をぜひ就活の参考にしてみてください。

合同説明会

合同説明会では、さまざまな業種の企業が一堂に会し、就活生に対して事業内容や商品・サービスの詳しい説明を行います。また、一緒に働くことになるかもしれない先輩社員や人事担当者と、直接交流することができる絶好のチャンスでもあります。就活生にとっては、いろいろな業種を比較できる貴重な機会であり、最大限活用するようにしましょう。

合同説明会に参加する際には、前述の業種を絞る3つの方法をもとに、ある程度興味がある業種を事前に絞っておくことがとても大切です。非常にたくさんの企業が参加するため、絞り込みができていないと時間も労力も無駄にしてしまいますので、注意しておきましょう。

自己分析で自分のタイプを把握する

自分の特性とマッチした業種を見つけることが、就活を成功させるカギでもあります。しかし、自己分析をいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのかや準備するものは何かなどが気になって、すぐに行動に移せないことが多いです。今すぐできたら、その時間が省けますよね。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。

このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプを診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

志望する業種が決まらないときは?

志望する業種を見つける方法はさまざまありますが、それらを試してもどうしても業種が決められないという場合もあります。業種が決まらないからといって、そのままの状態で就活を進めてもいい結果が得られない可能性は高いため、志望する業種はきちんと決めておかなければなりません。業種が決まらない場合は、考え方を変えてみることが大切です。志望業種が決まらずに悩んだ場合はどのように対処すればいいのかを知り、諦めずに自分に合った業種を見つけていきましょう。

職種などから決める

志望する業種が決まらない場合は、業種から決めるのではなく、職種から決めてみるのもおすすめです。職種とは一般職や総合職などもそうですが、事務職や営業職などさらに細部まで絞ったものも該当します。基本的には職種が同じであれば、仕事内容は同じです。業界が違っていたとしても、事務職は企業の事務に関係した仕事をおこないますし、営業職は企業の持っている商品やサービスなどを売り込んでいきます。

まずは職種からやりたいことを決め、その次に業種へと目を向けていきましょう。例えば営業職がやりたいと思った場合であれば、次に何を売りたいのかを考えていきます。売りたいものから連想すれば志望する業種も見つけられますし、職種→業種の順番で見ることで自分に合った業種が見つけられることも多いです。

自分の能力が活かせる業種を考える

志望業種が見つからない場合は、自分の能力から考えてみるのもおすすめです。やりたいことから考えると志望する業種を見つけるのは難しいですが、能力を当てはめて考えれば自身のやる気に関係なく適した業種を見つけることができます。仕事に対してはやる気があるのは大切ですし、熱意があるに越したことはありません。

しかしどの業種、どの仕事がやりたいのかわからない状態では、まずはやる気が出る仕事よりも、活躍できる仕事、やっていて苦にならない仕事を見つけることも大切です。自分の能力が活かせる仕事であれば、少なくとも苦にはなりませんし、場合によっては活躍してやりがいが感じられる可能性もあります。得意なことから選ぶことで選考でも有利になりますので、自分の能力が活かせる業種は何かを考えていきましょう。

視野を広げてみる

志望する業種を見つけるためには選択肢を少しずつ絞り込む必要がありますが、見つからない場合は反対に視野を広げてみることも大切です。ある程度目星がついている場合であれば志望業種を絞り込むことも大切ですが、それほど決まっていない場合に絞り込みすぎると可能性をつぶしてしまいます。

捨てた選択肢が実は自分に一番合った仕事である可能性もありますし、悩んだときこそ視野を広く持って、さまざまな可能性を検討してみることが大切です。業種にはさまざまなものがあり、視野を広げることでさらに悩む場合もありますが、それはポジティブな意味での悩みです。選択肢が多いのであれば絞り込めばいいだけですし、とにかく視野を広げて可能性をひとつでも多く持つようにしましょう。

業種を絞って効率的な就活をしよう!

ここまで、「業種」の意味に始まり、就活における業種の絞り方やそのために活用すべきツールについて詳しく解説してきました。就活を進める上で、「業種」・「業界」・「職種」などの違いや、業種の詳細に関する理解はとても役立ちます。業種を絞り込む際には、「自分がやりたいこと」を明確にするとともに、「やりたくないこと」も同時に理解しておくことが大切です。

加えて、福利厚生などの制度面や社風など、自分が働く上で大切にしたいことも明確にしておきましょう。本記事で紹介した業種を絞り込む方法やツールを活用し、ぜひ効率的な就活を行ってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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