志望動機
志望動機でやりたいことを効果的に伝える方法【例文3選付き】
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目次
「やりたいこと」が書けずに悩む就活生は多い
志望動機でその企業での「やりたいこと」が書けずに悩んでいる、または志望動機が弱いと指摘される就活生は多いです。志望動機は企業を志望したきっかけを伝えるだけではなく、志望度の高さや仕事への熱意などを伝えるものです。なぜ企業に就職したいかだけではなく、就職して何がしたいのかをアピールする必要があり、それができていなければ好印象を与えることはできません。
企業でのやりたいことが明確に決まっている=志望度が高いと企業は考えますし、何がやりたいのかをきちんと考え、志望動機で伝えていくことが大切です。やりたいことはどうやって見つければいいのか、どのように伝えれば高評価になるのかを知り、魅力的な志望動機の作成を目指しましょう。
「やりたいこと」における就活生と採用側のギャップ
志望動機でやりたいことが思いつかない、あるいは上手く書けずに悩む人は多いですが、それはやりたいことにおける就活生と企業のギャップが理由であることが多いです。就活生が考える企業でやりたいことと、採用側が考える企業でやりたいことは違っていますし、その違いこそが志望動機で上手くアピールできない原因になっています。上手にアピールするためには、そのギャップを埋めることが大切ですので、それぞれやりたいことをどのように捉えているのかを知っていきましょう。
就活生は自己分析を主体に考えている
就活生は企業でやりたいことを、自己分析を主体に考えていることが多いです。自己分析の先にその企業で「やりたいこと」が出てくると考えている人が多く、やりたいことが分からない人ほど自己分析に力を入れる傾向にあります。自己分析を知ることで自分を知ることができますし、自分が望むこと、本当にやりたいことを見つけ出すことができます。
自己分析は就活においても重要なものですし、しっかりやっておくに越したことはありません。企業でやりたいことが見つかるだけではなく、自分のアピールポイントなども見つかりますし、メリットはさまざまです。しかしやりたいことにおいては、採用側は自己分析を主体としているとは考えていませんので、その点では注意しなければなりません。
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採用側は企業研究を前提として考えている
就活生は自己分析を主体としてやりたいことを考えているのに対し、採用側は企業研究を前提として考えています。採用側では「やりたいこと」は企業研究をして初めて見えてくるものと考えているため、大きなギャップが生まれています。自分を知ること、自分の望みを知ることは大切ではありますが、自分がやりたいこと=企業でできることではありません。
企業にはそれぞれ経営方針などがありますし、できること、できないことが企業によって違っています。自分がやりたいと感じていることが、必ずしも企業で実現できるとは限りませんし、企業でできることを考えた上で、やりたいことを見つけ出すことが大切です。企業研究を念入りにおこない、できることを知って、その中でやりたいことを見つけ出すべきだと採用側は考えています。
企業が志望動機でみる3つのポイント
志望動機をより魅力的にするためには、企業が志望動機で何をみているのかを知っておくことが大切です。志望動機でみられているポイントを知っておくことで、何が評価されているのかがわかりますし、評価のポイントを知ればそれを踏まえて考えることができます。
どれだけ練り込まれた志望動機であっても、評価のポイントからずれていては意味がありません。評価のポイントを踏まえて作成することが大切ですので、何が見られているのかを知っておきましょう。
①なぜその企業を選んだのか
企業が志望動機でみるポイントとしては、なぜその企業を選んだのかが挙げられます。数ある業界の中でなぜその業界を選んだのか、そして業界内でもなぜその企業を選んだのか、その理由を明確にしていなければなりません。業界内にはたくさんの企業がありますし、同じ業界であれば仕事内容が類似していることも多いです。
志望動機ではその企業に対して持っているイメージが正しく、同業他社の中でその企業を選んだ理由が明確に述べられているかが見られており、他社との差別化が大切です。他の企業ではなく、その企業を選んだ理由、その企業でなければならない理由を伝えることがポイントになります。志望企業独自の特徴や強みを踏まえて、志望した理由を伝えることが大切です。
②スキルや長所を活かしてどのようなことができるか
スキルや長所を活かしてどのようなことができるかも、志望動機で見られているポイントです。企業を志望した理由や志望度の高さをアピールすることは大切ですが、気持ちだけでは仕事で活躍することはできません。企業ではやる気があるだけではなく、きちんと仕事がこなせること、活躍できることが重要視されていますし、企業に貢献できる人材が求められています。
志望動機でも企業を志望した理由を述べるだけではなく、企業でいかに活躍できるかをアピールする必要があり、スキルや長所などを伝えていくことが大切です。志望動機では経験やスキルなど具体的に述べられているかが見られており、それが企業の仕事で活かせるか、役に立つかがチェックされています。
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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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③入社後何をしたいか
志望動機では入社後何をしたいかも重要視されており、ここが志望動機での「やりたいこと」にあたります。「やりたいこと」は①や②と結びつけて述べられているかが重要であり、すべての総まとめとしてリンクしていなければなりません。企業を選んだ理由と自分がいかに企業で活躍できるかを述べた上で、それらを総合してどのように成長していきたいか、何を達成したいかをアピールすることが大切です。
就活では就職すればその時点で終わりではありませんし、就職後に成長して企業に貢献していかなければなりません。入社後何をしたいのかを述べることで、企業での成長意欲の高さをアピールすることができますし、志望度の高さもアピールすることができます。
志望の本気度は「やりたいこと」ではかられる
志望動機ではいかに企業への志望度が高いか、本気度が強いかをアピールすることが大切であり、それが伝わるかどうかで評価が決定します。志望動機で企業への本気度を伝えるためには、やりたいことを上手にアピールすることが大切であり、ここが志望動機のポイントです。
やりたいことが上手に伝われば本気度は伝わりますし、志望動機も高く評価されます。やりたいことはどうやって見つければいいのか、どのように伝えればいいのかを知り、志望動機で企業への本気度を伝えていきましょう。
「やりたいこと」がない=企業研究が不十分
企業でやりたいことが見つからずに困っている学生は多いですが、企業は「やりたいこと」がない=企業研究が不十分と考え、マイナスの印象を与えてしまいます。採用側からみると、やりたいことを語れないのは企業研究が不十分であるからであり、企業への本気度が弱いと思われるので注意が必要です。
やりたいことを見つけるためには、まずは企業研究を徹底することが大切です。企業がどのような事業に取り組んでいるのかはもちろん、どのような職種があり、どのような仕事があるのか、経営方針はどのようなものかなど、細部まで調べましょう。細かく知ることで興味のあるものが出てくるはずですし、興味が持てるもの=企業でやりたいことと言えます。
「やりたいこと」を具体的に語る
やりたいことを見つければ、志望動機ではそれを具体的に語ることが大切です。その企業でやりたいことを具体的に提示することで企業の高評価を得ることができますし、志望の本気度もアピールすることができます。やりたいことはただ持っているだけでは意味がなく、それを企業に上手に伝えていかなければなりません。
やりたいことがあっても、それが伝わらなければやりたいことがないと評価されますので、いかに企業に伝えられるかがポイントになります。やりたいことを上手に伝えるためには、できるだけ具体的にビジョンを語り、それを実現するために何をするのかを示すことが大切です。やりたいことを例に挙げるだけではなく、それを実現するためにどのような努力をするのかをアピールしていきましょう。
「やりたいこと」を主軸にした志望動機例文3選
企業でやりたいことを見つけ、志望動機のポイントも知れば、やりたいことを主軸に据えた志望動機を作成していきましょう。志望動機は選考の中でも大きな評価のポイントになりますので、念入りに作成することが大切です。
一度作成すればそれで終わりにするのではなく、何度も見直して改善を重ねることでより魅力的な志望動機にすることができます。志望動機は何度も見直すことが大切ですので、例文も参考にしながらブラッシュアップを進めていきましょう。
例文①
私は高機能な住宅を提供することで、多くの人の生活を豊かにしたいと考え、御社を志望しました。御社は高機能住宅に強みがありますし、業界内でも戸建て住居の販売数はトップクラスです。営業として住宅を販売し、豊かな生活作りのサポートをしたいと考えています。大学時代はレストランのホールでアルバイトをし、接客を通じてコミュニケーション能力を身に付けました。コミュニケーション能力を活かしてお客様に寄り添った接客をし、お客様の要望をすべて叶えて満足してもらえる住宅の提供を目指したいと考えています。
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例文の①では高機能な住宅を提供することで、多くの人の生活を豊かにしたいと志望動機が語れています。志望理由を最初に述べることで、アピール内容を明確にできており、印象深いアピールになっています。
また企業独自の強みを伝えることで、他の企業を志望する理由と差別化ができており好印象です。自身の能力としてコミュニケーション能力がアピールされており、それを活かしてどのように企業で活躍したいかが具体的に述べられていますので、これも好印象でしょう。
例文②
私は多くの人に食品を提供することで食卓を彩り、幸せな時間を提供したいと考え、御社を志望しました。御社では冷凍食品の展開が幅広く、家庭でも簡単にパーティーが楽しめる商品に強みがあります。簡単に調理でき、かつ食卓に彩りを与えられる食品を販売することで、多くの人の幸せに貢献したいと考えています。大学時代はアパレルショップでアルバイトをし、流行を追うことで市場の流れを読む能力を養いました。御社では営業として実績を積んだ後にマーケティングとして働き、市場の流れを掴むことでさらに売れる商品の企画をして企業に貢献したいと考えています。
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例文の②では、食品を提供することで幸せな時間を提供したいという志望動機が語られています。最初に結論から述べられていますので文章構成に問題はありませんし、企業独自の強みを踏まえたアピールもできています。
自身の能力をアピールした上で、企業で何がやりたいのかが明確にされており、志望の本気度が伝わり好印象です。いきなりマーケティングで働きたいとするのではなく、営業として実績を積んでからとアピールすることで、現実的な実現方法を示すことができています。
例文③
私は保険の提供によって人々の生活を守り、安心した暮らしを提供したいと考え、御社を志望しました。御社では自動車保険だけではなく、災害保険など様々な保険商品を提供しており、取り扱う商品の幅が広いです。多くの保険商品を取り扱い、お客様に合った保険の提供を目指すことで、安心出来る暮らしを実現したいと考えています。大学時代は野球に所属しており、厳しい練習に耐え抜くことで粘り強さを身に付けました。御社でも粘り強さを活かして営業として働き、お客様一人ひとりに対して責任感を持って接することで、本当に満足してもらえる商品の提供を目指したいと考えています。
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例文の③では保険の提供によって、安心した暮らしを提供したいと志望動機が語られています。業界を志望した理由、企業を志望した理由がそれぞれ語られており、志望度の高さをアピールすることができています。
また自身の能力から企業でやりたいことがアピールできていますし、本気度も伝わり好印象です。どのように仕事をして活躍するのかが具体的に示されていますし、働いている姿がイメージしやすく、これも好印象でしょう。
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企業でやりたいことが見つからず、志望動機がなかなか作成できないと悩む人は多いです。やりたいことは志望動機でも重要視されているものですし、しっかり見つけてアピールすることが大切です。やりたいことを考える際に自己分析をおこなう人は多いですが、自己分析では企業でやりたいことを見つけることはできません。
やりたいことを見つけるためには、企業研究が重要であり、企業研究を深める過程で「自分に何ができるか」を考えることが大切です。自分がやりたいことが、必ずしも企業で実現できるとは限りません。自分の目線で考えるのではなく、企業の目線で考えることが大切です。企業研究を徹底し、その企業で何ができるかを知り、その上で自分がやりたいことは何かを見つけていきましょう。