目次
SPIにはボーダーラインが存在する
就活の適性検査としてよく登場するSPIですが、実はこれには合格最低ラインのボーダーが存在します。ボーダーラインを超えられなければ、その時点で不合格となってしまいますので、最低限の点数は取れるように勉強しておかなければなりません。
適性検査にはさまざまな種類があり、難易度で言えばSPIはそれほど高くはありませんが、油断すれば不合格になるので注意が必要です。仮に得点が低いとしても、性格検査や履歴書などの応募書類でカバーできていれば、合格できる可能性はあります。
ボーダーを超えられなかった場合は、その時点で選考は終了となりますので、可能性を次に繋げるためにも、最低限の基準はクリアしなければなりません。ボーダーを超えられるかどうかは、非常に重要なため、正しい知識を身に付けておきましょう。
SPIのボーダーは企業ごとに違う
SPIの適性検査では、合格最低基準のボーダーが設定されていますが、企業ごとに基準は違っているので注意が必要です。仮に同じ得点だったとしても、企業によっては合格、不合格と結果が違ってくるため、志望先のボーダーを理解することが大切です。
企業ごとにボーダーは設定されているものの、明確に何点と基準が発表されているわけではありません。あくまで目安としての指標にはなりますが、企業ごとにどのような基準が設けられているかは理解しておきましょう。
大手は8割程度が多い
大手企業の場合は、適性検査の時点で応募者をふるいにかけるためにも、ボーダーは高めに設定されている可能性が高いです。多くの場合で8割程度に設定されており、合格するのは非常に難しいと言えます。ボーダーが高めに設定されているため、満点を目指して対策をしておくことが大切です。
8割を狙ってしまうと、どうしてもそれ以下の点数になってしまう可能性が高く、合格率は格段に落ちます。また、ボーダーをぎりぎり超えられたとしても、そこから通常の基準どおりに選別がおこなわれ、不合格になってしまう可能性もあります。ボーダーはあくまで足切りであって、それを上回れば確実に合格とは限りません。少しでも高得点を取ることが大切であるため、大手を受けるなら満点を目指しましょう。
基本は6~7割程度
中小企業など、それほど高い基準が設けられていない場合は、6~7割程度にボーダーが設定されていることが多いです。5割では不合格になる可能性が高いため、少しでも高得点が取れるように対策をしておかなければなりません。基本的には8割程度取れれば合格できる可能性は高いため、まずはそれを目標にして勉強しておきましょう。
もちろん、満点が取れるならそれに越したことはありません。高得点を獲得できているほうが、その後の選考も有利に進められる可能性は高いです。ボーダーを超えることは絶対条件として必要ですが、選考を有利に進めたいなら、さらに高得点を目指すことも大切です。ボーダーを突破するだけで満足せず、少しでも点数を上げて高評価を目指しましょう。
ほとんどボーダーがない企業もある
企業ごとにSPIのボーダーの設定基準は違いますが、場合によってはほとんどボーダーが存在していないこともあります。ボーダーを2~3割など、かなり低く設定している企業や、そもそもボーダーを設けていないということもあります。
ボーダーが低ければ当然それを超えるのは簡単ですが、低い点数でも合格できるとは限らないので注意が必要です。ボーダーを設定しない、あるいは低い基準にしている理由は企業によって違いますが、適性検査を設けている以上、点数が評価の対象となっているのは確かです。
高得点であれば高評価、点数が低ければ評価もマイナスとなるのはほかの企業と変わりませんので、低い得点で満足しないよう注意しましょう。
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SPIのボーダーが違う理由
企業ごとにSPIのボーダーの設定基準は違い、高く設定している企業、中程度、あるいはそれ以下で設定している企業などさまざまです。ボーダーを設けているのに、なぜ企業ごとに基準が違うのかと疑問に思う人も多いですが、実はこれには理由があります。
企業ごとにボーダーが違うのは、採用基準の違いによる部分が大きいです。企業がどのような方針で採用活動をおこなっているかによって設定基準は異なるため、ボーダーが違う理由を知って、企業ごとの採用の方針を理解しましょう。
ボーダーが低い企業は面接重視
SPIは学力など簡単な能力を測るものであり、ボーダーが低く設定されている場合は、能力よりも人柄が重視されている可能性が高いです。最低限の基準さえクリアしていれば、面接をする価値があると判断し、面接で学生の真価を問いたいと考えています。
SPIの点数だけでは人柄までは分からないため、企業としてもいい人材を逃さないためにも、少しでも多くの学生と面接をして、人柄によって採用を決めようとしています。人柄が重視される傾向にある場合、能力検査より性格検査の結果が重要視されることが多いです。性格検査の結果次第では、ボーダーを超えていても不合格になる可能性もあるので注意しましょう。
ボーダーが高い企業は能力重視
反対にボーダーが高い企業は、人柄ではなく能力を重視する傾向にあります。高い能力を持っている人材を採用したいと考えているため、簡単な学力テストで引っかかるようであれば、面接すらする必要はないと考えています。
能力主義の企業は、比較的ボーダー高めに設定しているので注意が必要です。大企業が高いボーダーを設定しているのも、ある程度の能力が必要とされるからです。大企業でも人柄を重視する企業はありますが、人柄だけでは仕事では活躍するのは難しいでしょう。
人柄+能力が求められるため、最低ラインは絶対にクリアしなければなりません。能力主義ではないとしても、仕事をする上で高いレベルの能力が求められる場合は、ボーダーを高く設定する傾向にあります。
SPIはあくまで目安
企業ごとにボーダーが違うのには理由がありますが、これもあくまで目安であって絶対的なものではありません。ボーダー低く設定している場合でも、人柄を重視するというよりも、単純に応募者をふるいにかけるほど集まっていないため、基準を作らないこともあります。
大企業などどうしても応募者が多くなる場合は、応募者を絞り込むためにも、採用方針に関係なくボーダーを高めに設定せざるを得ないことも多いです。SPIは選考の一環であり、すべてではありません。ほかにも書類選考や面接など、見られているポイントはたくさんあります。SPIだけが重要視されているわけではありませんので、あくまでボーダーの突破を念頭において、ほかの選考の対策を念入りに進めることが大切です。
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SPIのボーダーを超えるには
SPIを攻略するためには、とにかくボーダーの突破を目指さなければなりません。ボーダーを超えたからといって必ずしも合格するとは限りませんが、ボーダーを突破しないことには、合格の可能性はゼロです。
まずは点数を見て基準に達しているかどうかで合否を決め、合格基準に達したものについては、言語、非言語の得点、性格検査の結果を見て、総合的に判断します。細部まで評価してもらうために、ボーダーを突破するための方法を理解しましょう。
苦手分野をなくす
ボーダーは超えるには高得点を獲得することが大切であり、そのためには苦手分野を克服することがポイントになります。SPIはそれほど難しくはないため、得意分野であれば、それほど勉強しなくても正解できる可能性が高いです。
もちろん、少しでも得点率を上げるには、得意分野も勉強して正答率を上げることは大切ですが、それ以上に苦手分野で取り逃しをしないことが大切です。苦手分野を把握しておけば、何を勉強すればいいのかが明確になりますので、対策も進めやすいでしょう。
SPIはいかにミスなく解答できるかが重要ですので、不正解を減らすことが高得点獲得への近道です。苦手分野は徹底的に勉強してなくし、不正解率を少しでも減らしていきましょう。
スピード感を持って解答する
SPIは問題の難易度はそれほど高くはないものの、問題数が多いのがポイントです。短い時間で大量に問題を解かなければならず、全問解答できなければボーダーを下回ってしまう可能性も高いです。高得点を狙うためには、スピード感を持って解答することが大切であるため、テンポよく解き進めることを意識しましょう。
1問にかけられる時間は非常に少なく、仮にじっくり考えて正解したとしても、それが何問も続けばチャレンジできる問題数が少なくなり、点数は下がってしまいます。大切なのは素早く正確に解答することであり、1問でも多く解くことがポイントです。日頃から素早く解答することを心がけて勉強し、本番でも分からないところは飛ばして分かる部分から解答を進めましょう。
最後まで諦めない
SPIの制限時間はそれほど長くありませんが、真剣に取り組んでいると途中で集中力が切れてしまうこともあります。何問か分からない問題が続くと諦めてしまいそうにもなりますが、諦めてしまうと合格率はぐんと下がってしまうので注意が必要です。
SPIは選択問題であるため、分からない場合でも答えを選択して解き進めることが大切です。まぐれでも正解すれば点数として加算されるため、運がよければそれでボーダーを超えられる可能性もあります。
解答を諦めてしまうと可能性が一気に閉ざされてしまうため、制限時間いっぱいまでは一生懸命取り組むことが大切です。諦めなければ合格できる可能性は十分にあるため、最後まで力を振り絞って取り組みましょう。
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SPIのボーダー超えは就活の絶対条件
SPIにはボーダーが設定されており、これを超えることは就活の絶対条件です。ボーダーを超えていなければその時点で不合格となってしまい、ほかに考慮されるポイントありません。企業は点数だけを見て合否を判断するため、きちんと評価してもらうためには、まずは最低基準はクリアしていることが大切です。
企業ごとにボーダーは違いますが、基本的には高得点を目指して勉強しておけば、基準をクリアするのはそれほど難しくはないでしょう。ボーダーはあくまで最低のラインであるため、企業も無茶な点数には設定していません。きちんと勉強すれば必ず突破できる範囲に設定されているため、事前にしっかり勉強し、当日も焦らず実力を出し切って、高得点を目指しましょう。