筆記試験

Webテストの英語の対策方法|方式やおすすめの本もご紹介

Webテストの英語が難しいと感じる就活生は多い

「採用までの手間を省きたい」「より能力の高い人材を採用したい」といった考えから、採用試験の一環としてWebテストを導入する企業が増えています。それにより、就活中にWebテストを受ける機会も増えてくるでしょう。

特に、外資系企業へ勤めたいと考えている方にとって避けては通れないのが、Webテストの英語分野です。受検者からは「高卒レベル」「単語さえ覚えれば大丈夫」といった声もありますが、真に受けて対策をしないと悲惨な結果になってしまいます。

問題数の多さに対して持ち時間が少ないため、勉強不足の場合は「回答時間が足りない」といった事態になってしまうでしょう。Webテストで英語が出ても焦らないように、事前にWebテストの対策方法を学んでおくことが大切です。

Webテストで英語が出題される方式

Webテストといってもその方式はさまざまです。中には自社で問題を作成している企業もありますが、ほとんどの企業は専門のWebテスト制作会社に外注しています。そのため、他の企業で受けたWebテストにそっくりなテストが他の企業でも出題されることがあるのです。

つまり、多くの企業で採用されているメジャーなWebテストの対策をおこなっていれば、ある程度結果を残すことができるといえるでしょう。特に多くの企業で採用されている英語が出題される方式をまとめましたので、事前にチェックしておきましょう。

玉手箱

玉手箱は、日本SHL社が提供している金融や証券会社などで主に導入されているWebテストです。出題範囲は広く、多くのWebテストで導入されている一般教養や国語関連の問題に加え、損益算や確率の問題、英語も出題されます。

玉手箱の英語は、長文を読んで正誤を判断する「論理的読解」の問題があることが特徴であり、内容をしっかり把握することが重要となります。さらに、長文を読んで設問に応える「長文読解」もあり、設問自体も英語で表記されています。

それぞれ24問に対して制限時間は10分なので、読解力とともに速読力も問われます。普段から英語の本を読んだり、英語の長文対策本による対策をしたりしていないと難しいWebテストだといえるでしょう。

C-CAB

C-CABは、日本SHL社が提供している新卒総合職向けのWebテストです。GABには他にも自宅で受験できる「WebGAB」や、企業が用意した会場で受験するマークシート型の「GAB」といったスタイルがあります。同じ会社が提供しているため、C-CABの出題範囲はほとんど玉手箱と同じです。

玉手箱のテストセンター版と考えてもいいでしょう。玉手箱は電卓を使用できますが、C-GABの場合は電卓使用不可なので注意が必要です。英語は全24問で10分の長文読解問題が出題されます。玉手箱同様、問題数に対して持ち時間が非常に少ないため、事前に準備しておかなければ高得点を取ることは難しいでしょう。

TG-WEB

TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供している、主に大企業や人気企業で導入されているWebテストです。「言語」や「計算」など、Webテストによくある種類の問題が出題されますが、他のWebテストと比べて難易度が高いのが特徴です。

他のWebテストであれば初見でもある程度解くことが可能ですが、TG-WEBの場合は準備をしていないと非常に難しいといえるでしょう。そのため、大手企業や人気企業など、就活生の応募が集中しやすい企業で足切りとして実施されることもあるようです。

TG-WEBの英語は10問15分の長文問題です。他のWebテストと比べても時間に余裕がありますが、内容は非常に難しいため、事前にどのような問題が出るのか把握し、準備しておくことが重要だといえるでしょう。

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Webテストの英語の対策方法

Webテストの英語の対策方法

学校で経験してきた英語のテストと、Webテストの英語は全く異なります。学校のテストであれば授業で学んだことを復習し、丁寧に1問ずつ解いていくことで高得点を取れるでしょう。しかし、Webテストの場合は、ごく短い時間内にたくさんの問題を解かなければならず、時間との勝負となります。

知識量ももちろん必要ですが、問題を早く解くテクニックも重要になってくるのです。ここでは、Webテストの英語に臨む前に知っておくべき対策方法について詳しく見ていきましょう。

①英単語を覚える

Webテストの英語分野で高得点を取るためには、何よりもまず英単語を覚えましょう。もちろん、文法や長文の読み方などのテクニックを学ぶことも重要ですが、英単語を知らなければ、文の意味が理解できないといった場面も多く出てきてしまいます。

単語力を付けることは、英語を学ぶ上でまずおこなうべきことなのです。英単語の勉強は繰り返すことが基本です。一気にたくさんの英単語を一時的に覚えたとしても、次の日にはほとんど忘れてしまうものでしょう。

忘れてしまった英単語をさらに覚え、忘れてしまったら覚えるといった繰り返しをしなければ覚えることはできません。いわゆる一夜漬けで対策することができないため、日頃から少しずつ勉強をおこなうことが重要だと言えるでしょう。

接続詞や助詞を中心に覚える

Webテストで出題される英語の問題では、文の中が穴あきになっている「空欄補充」の問題が多く出題されます。そこで空欄となることの多い英単語は、接続詞や助詞です。接続詞や助詞は数が限られており、それぞれ使われる場所には法則があるため、他の英単語よりも覚えやすく点の取りやすい問題だといえるでしょう。

もちろん、接続詞や助詞に関する空欄補充問題以外にも、対義語や同義語などの問題も出題されます。対義語や同義語に関しては、どのような単語が出てくるか予想できないため、幅広い単語学習が必要となってくるのです。まずは出題される可能性が高く、覚える範囲の狭い接続詞や助詞を学習しつつ、他の英単語もしっかりと覚えていきましょう。

②長文対策をする

英語の科目があるWebテストでは、ほとんどの方式で長文読解が出題されます。長文読解はただ単語力があるだけでは、なかなか内容が理解できない場合も出てくるでしょう。また、Webテストは時間との戦いです。単語力があれば、単語の並びから文を読み解き、少しずつ内容を理解してくことも可能です。

しかし、時間をかければ読めるような問題であっても、限られた時間内に答えを導かなければ点を取ることはできません。英語の授業であれば、最初から最後まで素直に、少しずつ訳していくといった勉強法をおこなってきたかもしれませんが、その方法はWebテストでは通用しません。長文問題を短時間で解けるように「重要そうな単語にチェックを入れる」「長文よりも先に問題文を読む」といったテクニックを学び、長文対策をしておきましょう。

文法を覚える

単語の並びによって新たな意味が生まれる場合や、ニュアンスが付与されることがあります。そういった時に文法を知らなければ、文章を正しく訳すことができず、文章の内容が理解できない場合も出てきます。

また、前後の単語によって文の意味を読み解いたとしても、どうしても時間がかかってしまうでしょう。時間との戦いであるWebテストにおける英語問題では、文法の重要性は非常に高いと言えます。英語の勉強をする際は、単語を覚えるのと並行して、文法もしっかり覚えておきましょう。

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Webテストの英語対策におすすめの本

Webテストは基本的に、出題される問題に傾向があります。答えは違いますが、同じような解き方で解ける問題が何度も出題されているのです。そのため、出題される問題の傾向と解き方さえ分かっていれば、ある程度の点数を取ることが可能です。

ここからは、特にWebテスト対策としておすすめな本を紹介します。英語はもちろんのこと、他の科目に関しても取り上げられていますので、まずはこれらの書籍でWebテスト対策を始めましょう。

①必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】は、Webテストの方式である「玉手箱」や「C-GAB」に特化した対策本です。言語や計数、英語といった能力テストはもちろん、性格テストの対策方法も掲載されています。

さらには、C-GABが電卓使用不可能なことに対応し、電卓なしでできる効率的で簡単な計算方法まで取り上げられています。実際の玉手箱やC-GABと同じ問題の流れで学習することができるため、事前にWebテストの雰囲気を感じることができるのも、この本の魅力だと言えるでしょう。

問題を解くための基礎知識はもちろん、Webテスト特有の「早く問題を解くコツ」までしっかり網羅されています。全体的にわかりやすくポイントがまとめられているため、初めて手に取るWebテスト対策本としておすすめです。

②必勝・就職試験! 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2020年度版】

必勝・就職試験! 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2020年度版】は、難しいWebテストとして有名な TG-WEBに特化した対策本です。 TG-WEBは非常に難しいテストであり、問題の傾向を掴まず、準備せずに挑めば失敗してしまうでしょう。

しかし逆に言えば、準備さえしていれば多くの就活生を出し抜き、一歩リードできます。TG-WEBの言語や計数には「従来型」と「新型」がありますが、そのどちらにも対応しています。また、英語はもちろん、複数ある性格テストにも対応しているため、この一冊で TG-WEBのすべての対策が可能です。

TG-WEBは、他のWebテストではあまり出題されない問題が多く、対策本の数も少ないため、対策をするのが難しいwebテストだといえるでしょう。この本であれば、ポイントもわかりやすくまとめられていますので、 TG-WEB対策として一冊持っておくことをおすすめします。

Webテストの英語は単語や文法の対策に力を入れよう

企業のグローバル化と就活期間の短縮により、英語を含んだWebテストの需要は高まっています。これから就活を始めるのであれば、Webテストの準備をしておいて損はないと言えるでしょう。Webテストの英語は、基本的な勉強と対策さえしていればボーダー以上を目指すことができます。

中でも重要なのが、単語と文法です。単語力がなければ問題を解くことができず、文法力がなければ時間が足りなくなってしまうでしょう。単語と文法の学習は一朝一夕でできるものではありません。

就活が本格的に始まってからは、企業説明会や面接、OB訪問と、勉強時間を確保することができないほど忙しくなってしまいます。理想の企業に就職するためにも、早めに英語の勉強を始めておきましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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