筆記試験
【就活の筆記試験で落ちる人の特徴と対策】内定に近づく方法を解説
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目次
筆記試験で落ちる人の特徴を知って対策しよう
就職活動では筆記試験を独自に課している企業もあれば、SPIやテストセンターのようなWebテストの成績で筆記試験の代わりとする企業もあるでしょう。また、公務員試験やパイロット試験など、特徴的な問題を出題する試験も多くあります。しかし、就活生の中にはある程度の対策をしているにも関わらず、どんなに筆記試験を受けても受からない、もしくは模試で上手く得点ができないという方も一定数いるのです。
実は筆記試験に受からないという方には、ある程度共通した特徴が存在しています。そこで本記事では、筆記試験に受からない就活生の特徴と受かるようになるための対策の一例を紹介していきます。本記事を読み、しっかりと努力が実るような対策の方法を理解して、効率よく対策を進めていきましょう。
筆記試験の目的
まず、筆記試験も面接試験同様に、評価する側の目的を理解することが対策をする上で非常に重要です。例えば、就活生がいかにAについて勉強をして精通していることをアピールしても、企業求めているものがBであったとしたら、全く魅力的には映らないでしょう。今回は特に3点についてまとめましたので、勉強を始める前にしっかりと以下の3点を理解しておきましょう。
基本的な教養や知識を見る
「古文や歴史なんて知っていても結局意味ないだろう」、「数学や理科は就職後に使わないだろう」などということは学生時代は良く考えがちなことです。しかし、結局就職活動でも、こういった教養の知識は問われています。就職後もビジネスの中では、これまでよりも多くの方と関わりを持つことになるでしょう。コミュニケーションの中では、正しい敬語を使えることはもちろん、会話に多くの引き出しが求められますが、これはすなわち教養と同義になります。
歴史について知っている人、科学について教養のある人、世界の情勢について知っている人の方が会話の幅が広がりますし、相手もいろんな話を振りやすいわけです。これはほんの一端ですが、こうした理由から企業側としては、基本的な教養を身に着けている人の方が魅力的であると考えるでしょう。
ふるい分け
2点目は企業の求める最低ラインの教養を持ち合わせていない学生を振り落とすことです。もちろん、面接でもその学生の持つ教養の度合いを図ることはできるでしょう。しかし、面接は1人1人に掛ける時間は非常に長いですし、その分の人件費などを掛けなければなりません。そういった点では、筆記試験の方が効率的なふるい落としができます。
面接試験では基本的に教養よりも、学生の考え方やマナー、素行といった面が重要視されています。多くの企業が面接試験を二次試験以降に実施する理由は、決して教養を軽視しているのではなく、「教養を持っていない人は面接試験で評価をするまでもないだろう」という考えが裏にあると考えた方が正しいと言えます。
面接よりも重視されることもある
業界によっては、面接試験の成績よりも筆記試験の成績を優先的に評価する企業もあります。近年では人物重視といわれ、教養や知識よりもマナーや考えといった人物的な側面が重視される傾向があると言えるでしょう。しかし、例えば公認会計士等のような専門的な知識を有する職業では国家資格などの筆記試験が非常に高難易度であり、資格を有していることで面接試験はさほど厳しい関門とはならない場合もあるのです。
親切な企業や公務員試験では、具体的に筆記試験と面接試験の配点を要綱などで提示していることも多くあります。自分の受ける試験は果たしてどちら重視なのか事前に確認して対策の比重を変えるようにしましょう。
筆記試験に落ちる人の特徴
それでは、具体的に筆記試験に受かりにくい学生の特徴を見ていきましょう。自分の普段の勉強と比較して、少しでも当てはまりそうだと思われる場合は今一度計画や意識を変えて取り組んでみることをおすすめします。原因は人それぞれですので全てのパターンは網羅できませんが、今回は特に致命的な特徴を2点あげましたので、確認してみてください。
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準備不足
これは言わずもがなで、絶対に十分な準備ができるだけの努力は怠らないようにしましょう。それぞれの試験によって、十分な事前準備に必要な努力量は異なります。しかし、ほとんどの試験は才能ではなく、自分に合った方法で十分に事前準備をすることで対応できる問題が多くを占めるでしょう。というのは、次の項で具体的に説明をしていきますが、試験種ごとに出題の傾向や出やすい問題形式は決まっているのです。また、難易度の高さなど、勉強以外の部分でも知っている人と知らない人では雲泥の差が出るのです。
更に言えば、どの試験でも簡単な問題というのは、市販の参考書に載っている問題とほぼ変わらないようなものがほとんどになります。つまり、類題を一度経験しているか否かでも得点力は変わりますので、そういった意味でも「やったか、やらなかったか」という差が付きやすいでしょう。
時間配分ができていない
これも得点力の低い学生の多くが当てはまります。特に、制限時間内に全然問題が解き終わらないという方は注意しましょう。就活における筆記試験は、いかに有能な学生とそうでない学生に差をつけるかということを重視して作られるものです。他者よりも高得点を取ればいいのですから、満点を目指す必要はありません。
基本的に試験問題は全ての問題に触れましょう。難しい問題に時間を割く必要は一切ないので思い切りよく諦めて、自分の解ける問題を一つでも多く見付けるのです。場合によっては最初から順に解かずに、最初に全体的に問題を見渡して、自分の得意な分野から解き始めるのも得点力を伸ばすコツです。
筆記試験に落ちないための4つの対策
前項で、自分が筆記試験に落ちやすい人の特徴に当てはまるかどうかを確認出来ました。最後に、どうすれば比較的効率的に勉強を進めることができるか、具体的な対策法を見ていきましょう。以下にまとめた3点は、多くの試験合格体験記でも見受けられますし、東大に現役合格するような人も積極的に取り組んでいることの一つです。何事も基本が一番大事ですので、意識して取り組むようにしましょう。
①筆記試験の傾向・種類を把握しておく
自分が受ける試験は必ず傾向を確認しましょう。敵を倒すためには、まず敵を知らなくてはなりません。国家試験やSPIなどは、ネット上でも過去問が出回っていますし、傾向を独自にまとめたサイトも数多くあります。市販の参考書にも、出版社調べの出題傾向が掲載されていることが多くありますので、活用しながら調べていきましょう。特にSPIなどは科目数が多く、科目ごとの出題範囲も多岐に渡るため、傾向を知らずに勉強をするのは非常に効率の悪い対策方法です。
参考書も最初から最後まで全部完璧にこなすことはなかなか難しいでしょう。傾向を調べたら頻出の箇所は応用までしっかりと対策し、あまり出ない部分は軽めに対策するなど、限られた時間内でも十分に準備できるよう、工夫して勉強することが合格の秘訣です。
SPI
対策が必要な筆記試験の中の一つにSPIがあります。SPIとは企業が就活生の能力や適性を判断するための適性検査のことで、リクルートキャリアが開発したものです。現在では主流の適性検査として、いろいろな企業が採用している適性検査です。
SPIを企業が筆記試験で行う理由として、就活生の能力を知ることや就活生の性格を知ることがあります。そして、SPIの結果を参考として、就職後の配属先を決めたり、同じ部署の上司などにその就活生の性格などを理解してもらうための人物情報として使用するケースもあるのです。SPIの事前の対策としては、インターネットなどで対策を探すこともできますし、市販で参考書や対策本なども売っていますので利用すると良いでしょう。
玉手箱
就活の筆記試験として、日本エス・エイチ・エル株式会社の自宅受検型Webテストである玉手箱を採用している企業も数多くあります。日本エス・エイチ・エル株式会社は、世界最大の人事アセスメントプロバイダーであるSHLグループの日本法人です。
そして、玉手箱の他にも、CABやGABなどの採用活動に関わるテストを提供している会社でもあります。玉手箱は、能力テストと性格テストに分かれており、その両方が企業の採用に影響を与えています。玉手箱の能力テストの出題内容は、計数、言語、英語の3つに分かれており、すべてに対策が必要です。特に、問題数が多いため、時間が足りなくなることも多いのも特徴です。そのため、何回も練習をしておく必要があるでしょう。
GAB
GABは、玉手箱と同様に日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する総合適性テストです。もともとは、マークシート方式のペーパーテストのみでしたが、最近ではWebテストとしても利用されるようになりました。GABは、英語でも受けられるグローバル版にも対応しています。
そのため、総合商社や金融業界などの世界統一基準で選考を行う企業で採用されることが多いです。テストの内容は、言語や計数などの知的能力と、人との関わり方や考え方などのパーソナリティについて問われます。能力テストは、言語テストも計数テストも一問にかけられる時間がとても少ないため、どれだけ早く問題が解けるかが勝負になります。そして、そのための対策がとても大事なのです。
②参考書は一冊に絞る
対策をする上でやってしまいがちなことですが、参考書は多くの参考書に手を付ける必要はありません。一冊一冊をかじっては次の参考書へ…というやり方はむしろ効率的には最悪です。まず、市販の参考書は多くありますが、問題の内容は変わりません。したがって、数学なら数学で自分に合った難易度、自分のわかりやすいと感じた説明の参考書を見つけたら、それを最後までやればそれで十分に対策ができます。
そして、ほとんどの人は参考書を1周しても、2周目をやるとほとんど忘れています。参考書のページ数などにもよりますが、1冊の参考書をマスターするには最低でも3周はしましょう。4~5周すれば、高確率でその科目では安定した得点を取ることが可能になります。
おすすめの対策本①
おすすめの対策本の一冊目は、SPIに対する対策本です。題名は「史上最強SPI&テストセンター 超実践問題集」で、ナツメ社という出版社から出ているSPIに関する問題集とその問題の解説本です。テストセンターやペーパーテストで頻繁に出ている問題をまとめて、わかりやすく解説をしています。
この一冊があれば、すべての分野の対策が可能になります。また、最速で問題を解釈し、時間を無駄にしないメモの取り方や計算の仕方までを解説していますので、実際の試験の時に時間に追われることがありません。この本の中には、本番に近い模擬試験が収録されていますので、能力検査に対する対策だけでなく実際のSPIに基づいた性格検査で面接の対策までできるのです。
おすすめの対策本②
おすすめの対策本のニ冊目は、玉手箱とC-GABに対する対策本です。題名は「必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法」で、洋泉社から出版されています。この本は、SPIノートの会という1997年に設立された就職の問題や採用のためのテストについて研究するグループによって書かれています。
本の内容は、WebテストとしてシェアNO1の玉手箱を本番さながらの模試形式で学ぶ対策本です。そのため、玉手箱がどういう試験なのかを実感することができるのです。また、玉手箱のすべての問題の形式に対応しています。さらに、テストセンター方式のC-GABに対応していて、能力テストや性格テストが体感できます。
③時間を意識して解く
当たり前ですが、試験は制限時間があります。時間を掛けても解けるからOKというわけではなく、試験の時間内で素早く解く能力も求められているのです。したがって、上記でも説明した通り、試験中の時間配分は事前に考えたうえで臨むようにしましょう。具体的には、調査の段階で何問出題されるのかを把握したら、試験時間を出題数で割って、一問あたりに割ける時間を算出します。それから自分の不得意な分野は少し時間を余分に取り、得意な分野は短めの時間にするなどの調整を行うのです。
試験配分ができたら、試験中はもちろんのこと、普段の勉強でもストップウォッチで時間を測りましょう。一問解くごとに時間を測り、一問あたりにかけられる時間内に解けるようになるまで繰り返し取り組みます。ここまですれば、本番中に時間が無くなることはほとんどなくなり、得点力も飛躍的に伸びるでしょう。
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筆記試験に合格ラインはない
いろいろな企業が筆記試験を行っていますが、筆記試験の合格ラインは企業によってそれぞれです。筆記試験をほとんど重視しない企業もあれば、筆記試験の点数が一番大事だという企業もあります。ただし、就職試験に筆記試験を導入する会社はどんどん増えていますので、その分筆記試験が重要視されてきているといえるでしょう。実際のところ、筆記試験が何割とれたから内定がとれるといった基準は企業それぞれのため、筆記試験には合格ラインはないと考えた方が良いでしょう。
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落ちたら更なる対策をして他の企業に挑む
就活の筆記試験は、面接に進むためのふるい分けともいえます。内定を得るためには、筆記試験を通過して面接まで進む必要があるのです。筆記試験を通過するためには、筆記試験の対策をしなければいけません。筆記試験も企業ごとに特色がありますので、対策も違ってきます。
筆記試験の選考基準は企業ごとにそれぞれですので、十分な対策をしていて手応えがあったとしても落ちてしまう場合もあります。企業の筆記試験に落ちてしまったら、何故落ちてしまったのかを考えることも大切ですが、いつまでも引きずらないで次のことを考えた方が良いでしょう。そのためには、さらなる筆記試験の対策をしっかりとして、次の企業に挑む切り替えが大切なのです。
就活の筆記試験は十分な事前準備が重要
就活の筆記試験は、大学受験に比べると長期間の準備をしている人が少ないということや、面接やES等の書類が先行イメージとしてあることから、少し軽視しがちな部分です。しかし、実のところは内容が広範に渡り、ものによっては科目数も非常に多くなっています。高校までのように、先生がどういった準備をすればいいか丁寧に教えてくれることもなければ、周囲の多くの人が大学のように同じ目標を持って勉強しているわけではありません。
したがって、自分自身が必要な情報を集め、対策の計画を立てた上で、絶対に合格するぞという強い意志を持って努力をしていくことがより一層重要なことになってきます。面接対策や入念な書類作りなど、多くの努力を無駄にしないためにも、本記事の内容を参考に、粘り強く対策を積み重ねていきましょう。