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就活作文の5つの基本ルールと評価を得るポイント~就活の作文テーマ一覧付き~【筆記対策】

自己PRの作文は、就活で重要な選考の1つです。ここでうまく自分をアピールすることが出来ないと、その先に進むことができません。仮にその先に進んでからも、面接で上手く話すとなると難しくなるでしょう。そこでここでは、自己PRの作文を上手くアピールできるモノにするコツを紹介していきます。

企業は何を見ているのか

企業は、就活生の書いた就活作文から、「仕事や働くことに対してどのような考えや意見を持っているか」「将来のビジョンは何か」「仕事への価値観」「自社の特徴とマッチしているか」などを、確認しようとしています。それに対して、就活生は企業から与えられたテーマに沿って、自分の意見や企業への関心・熱意、将来のビジョンなどを盛り込んで、的外れのない自己PRをしなくてはいけません。

作文を書くうえでの基本的なルール5つ

①タイトルと内容の一致
文章の内容が一致しないまま文字数に達してしまうこともあるので、最初に文章の構成を考えて、テーマをひとつに絞ります。

②誤字脱字に注意する
文章を書く上で思い込みや当て字、固有名詞のまちがいは禁物です。誤字脱字はマイナスポイント評価になるので、気を付けましょう。

③漢字の乱用・多用に注意する
あまり漢字を使うと読みにくくなり、文章もかたい印象になるので必要以上に使わないように気を付けましょう。

④文字数制限を守る
最初に文字数が800文字と決められていたら、800文字以内に収まるようにします。与えられた文字数の90%は埋めましょう。

⑤一文は70文字以内に収める
読みやすい文字数は、70文字以内です。一息で読めるくらいの文章で書きましょう。一文が長くなると、何を言いたいのか伝わりにくくなるので気を付けてください。

自己PRの作文の書き方①起承転結を明確に

作文は基本的に起承転結があるものです。それは自己PRでの作文となっても、何ら変わることがありません。ですから、自己PRの作文でも、起承転結をはっきりさせて書くようにしてください。

起承転結

【起】自分のアピールポイントをはっきりさせましょう。
【承】それを証明する過去のエピソードを述べます。
【転】それに関する課題を述べて、
【結】それをどう改善し、どう活かすかを述べていきます。

課題を述べることでインパクトが出る

途中で、あえて課題を述べていくことで、よりインパクトのある自己PRの作文となります。アピールばかりを繰り返すより、あえて課題を口にすることでより信憑性が出てきます。ここは実に重要なところでもあるのです。あまりに重大な欠陥を述べるのは危険ですので、ちょっとした課題くらいしておきましょう。

自己PRの作文の書き方②複数のアピールポイントを用意

アピールポイントとして自己PRの作文で最初に述べることは、いくつもある必要はありません。むしろそこは一つにしておいた方が的確に自分をアピールできることでしょう。
ただ、自己PRの作文全体でみると、盲目的に一つの事ばかり推していくのは良くありません。さりげなくいくつかのアピールが出来るようにしていきましょう。

課題を見つける力や工夫した点などをエピソードに盛り込む

それはたとえば、過去のエピソードや、転の部分でアピールすることができます。課題を見つける力にすぐれているということや、何か自分から工夫して物事にとりくむ力などをアピールしていくことが出来るでしょう。そういうことはエピソードの中にさりげなく盛り込むことができるのです。そうしてうまく幅広く自己PRしていってください。

自己PRの作文の書き方③【承】と【結】の文字数を増やす

自己PRの作文では、文字数のバランスも重要になります。全体的に同じくらいの文字数で書くようにすると、逆にバランスが悪くなり、上手く自分をアピールすることができなくなるでしょう。自己PRの作文では、起承転結の【承】と【結】部分に特に文字数をかけるようにすると良いでしょう。すると的確に自分をアピールする自己PRの作文が書けるようになります。

【承】と【結】の部分は具体的に書いて内容を濃くすること!

そこの部分は内容的にも濃くしやすいところですし、何よりも詳しく具体的に書いていかないとならない部分です。ですから自然と文字数もここにかけることになるでしょう。
バランスをしっかりと考えて、無駄なく与えられた文字数を使うようにしていってください。そうしてこの自己PRの作文を通して印象がグッと良くしていきましょう。

自己PRの作文の書き方④5W1Hを明確にする

【承】の部分など、特に具体的に書きたいときに有効な手段として「5W1Hを意識して書く」という方法があります。5W1Hとは情報伝達のポイントをまとめた言葉で「いつ(when)」「どこで(where)」「だれが(who)」「何を(what)」「なぜ(why)」「どのように(how)」という、5つのキーワードの頭文字をとったものです。

文章の基本構成として、特に説明文など事実を伝えたいときに意識するポイントです。【承】の過去のエピソードを述べる場面で、具体的に考えてみましょう。「私はずっと家庭教師のアルバイトをしていました。生徒の学力をあげて第一志望の高校に合格させました。」だけでは、努力した内容や何が生徒の合格につながったのかなどが伝わりません。以下の書き方を参考にしましょう。

私は(who)勉強を教えるテクニックを早く身につけたいと思い(why)、大学1年生から3年生の秋まで(when)近所の中学生宅で(where)家庭教師のアルバイトを(what)していました。当初中学2年生の女子生徒は学習に意欲がない状態でした。私は公立高校進学を目標に、まず彼女の悩みなどに耳を傾け信頼を得ることから始めました。また、比較的得意な数学から重点的に教えることでほめる機会を増やし、学習への自信と意欲をもたせました(how)。最終的に全体の偏差値を15あげることができ、第一志望の高校に合格させることができました。

5H1Wを使うことによって「事実に基づく客観的なデータ」に見せかけて、企業の求める人物像を盛り込むことを意識しましょう。

自己PRの作文の書き方⑤テーマからの脱線に気を付ける

テーマ(自己PR文の場合は自分が最も主張したい長所)は、企業が求めている人物像から考えて設定するべきです。エントリーシートの課題や採用ホームページなどを参考に、どのような人物像が求められているかを推測してテーマを決めましょう。そして、全体を通してそのテーマから脱線せず最後まで興味をもって読ませることが大切です。

例えば先述の家庭教師のエピソードから、【起】の部分で「私は人を動かす力に自信があります。目的達成のため、相手を理解しどんな行動が相手の心に響くかを推測して実行することができます。」というアピールポイントを述べたとします。

この場合、【起】の「人を動かす力」について、【承】では家庭教師のエピソードを書きます。【転】は自分のイメージ通りに事が進まなかったこと、新たな課題などを盛り込みましょう。【結】で「これまでに学んできた、人を理解し人を動かす力は、グローバル展開している御社のこういう所で役に立てると考えています」という流れに持って行ってください。

作文を書く際の注意点

一度にたくさんのPR文を読まなければならない採用担当者にとって、読みにくい文章は疲労を増大させます。読みにくい文章は「気遣いがない」「常識がない」と、それだけでマイナスイメージをもたれてしまいます。

文章に違和感があると気が散ってしまうので、中身がよくてもしっかり受け止めてもらえない可能性があるのです。自分のPR文を最後まで興味をもって読んでもらえるよう、誤字脱字はもちろんのこと文体や段落などにも気を使い、読みやすい文章を目指しましょう。ここからは、作文を書く上で押さえておきたい注意点を紹介していきます。

文体を統一する

自己PR文で使用する文末には、「ですます調」と「だである調」の2種類があります。「ですます調」は柔らかな雰囲気、「だである調」は真面目な雰囲気を出すことが可能です。フランクな文章を書きたいときは両方用いることがありますが、基本的には文末の形態をそろえないと文章のリズムが崩れて読みにくいので、どちらかにそろえます。

「だである調」は、読み手にシャープな印象を与えることができます。丁寧語である「ですます調」は、読み手に優しい印象を与えることができるので、自己PR文ではこちらで文末を統一している人が多いです。自己PR文を書く上で指示がなければ、文体のどちらかを自分が与えたい印象で選んで統一しましょう。

丁寧な字で書く

「書は人なり」という言葉があるように、書いた字からその人の人柄や教養を判断されることがあります。きれいな字を書くだけで、印象が良くなることもあります。字に自信がない人でも、丁寧に書くことで「真面目な人なのだろう」という印象を与えられるのです。

自己PR文に書く字は、一画一画を丁寧に書きましょう。特に、習字と同じように「とめ」「はね」「はらい」に気を配ることです。筆圧は強めにしたほうが、読みやすい字になります。ひらがなを漢字よりやや小さめに書いたり、字間を適度に均等にすると、文章の見栄えがよくなります。自分についてを知ってもらいたいという真心を込めて、時間にゆとりをもって自己PR文を書きあげることが大切です。

段落を分ける

段落を分けるとは、内容ごとに改行するということです。段落が長すぎると、文章に圧迫感が出ます。段落は読み手の理解を助けるためのものです。一生懸命書いているけれど段落分けをせずにだらだら続いている文章は、「配慮に欠ける」「整理能力に欠る」と判断されてしまう可能性があります。

段落分けをする際は、読み手が理解しやすい工夫をしましょう。1つの段落に情報をたくさん入れすぎると読みにくくなるので、1つの段落に1つの内容を書いてください。また、1文ずつをわかりやすい表現でコンパクトにまとめることで、読みやすい段落になり目を通してもらいやすくなります。文章を作成する際は、どうしたら読みやすい文面になるかを考えて整えましょう。

就活の作文テーマ一覧

就活の作文で「よく出題されるテーマ」を20個まとめてみました。どんなテーマを出題されても書けるように練習しておきましょう。

自分の将来

・自分にとって働くこととは・5年後、10年後の自分・私の将来の夢・目標・どのような人になりたいか・これからの企業に必要なこと・入社後にしたい仕事は・私たちの業界の未来

自分の体験談

・学生時代にがんばったこと・学生時代の部活動・私の趣味・これまでに打ち込んだこと・学生時代に得たもの・これまでに苦労したこと・これまでの経験で自分をステップアップさせたこと・今までに一番頑張ったこと・今までに一番感動したこと・心に残る言葉

一般社会への関心・姿勢

・コミュニケーションの取り方・最近のニュースで関心を持ったこと・最近読んだ本

自己PRの作文は起承転結をはっきりさせて書く必要がある!

以上、自己PRの作文を上手くアピールできるモノにするコツのご紹介でした。こうしていけば、自己PRの作文は確実にいいものが出来上がります。あとはアピールの内容だけですね。自分なりの言葉で自分なりのアピールをしていってください。

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監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。