職種研究

【大学職員の志望動機の書き方】例文3選やNGな内容をご紹介

大学職員の志望動機に悩む人は多い

大学職員は就職先としても人気ですが、志望動機に悩む人は多いです。大学職員は大学を職場として働きますが、生徒に直接的に勉強を教えるわけではありません。教育業界の仕事でありながら、教育には直接関わるのではなく、裏方としてのサポートになるため、志望動機を考えるのは難しいと言えます。

しかし、考えるのが難しいからこそ、上手に志望動機を作成できれば、他の学生との差別化を図り、好印象を与えることができます。志望動機に悩むのは自分だけではないため、選考を勝ち抜くためにも、志望動機のアピール力を高めるのは大切なことです。志望動機作成のポイントを知って、大学職員としての就職を目指しましょう。

大学職員とはどんな仕事か

大学職員を目指すためには、どんな仕事なのかを把握しておかなければなりません。大学職員は大学の運営や管理などを担当する仕事であり、業務内容は多岐にわたります。大学の経営方針や教育の指導方針を考えることもあれば、事務員として事務作業をこなすこともあります。

また大学関係のイベントがあれば、企画や会場の設営などをおこなうこともあり、ひとくちに大学職員といっても、仕事は多彩であることは理解しておきましょう。生徒に勉強を教えるのは教員の役目ですが、その教員を支えるのが大学職員です。直接勉強を教える仕事ではありませんが、間接的に教育に関わっており、大学を運営する上では欠かせない存在だと言えます。

大学職員の志望動機で見られているポイント

志望動機を上手にアピールするためには、どのような点が見られているのかを把握しておくことが大切です。志望動機で見られているポイントを知っていれば、どのようにアピールすればいいのかが分かり、より評価されるアピールをしやすくなります。大学職員の志望動機だからこそ見られているポイントもあるため、それを理解しておくことが大切です。評価基準を知って、アピール力の高い志望動機の作成に役立てましょう。

教育への熱意

大学職員は生徒に授業をするわけではありませんが、大学という教育機関に関わっている以上、教育に対しての熱意は必須です。教育に対してどのような気持ちを持っているかが見られており、熱意の度合いによって評価が決定すると考えましょう。

仕事への熱意は評価を決める上では重要なポイントであり、就活では特に重要視されている部分です。大学職員においては、教育への熱意が仕事への熱意として判断されるため、教育に対する熱い気持ちを伝えることが大切です。

大学職員という立場から、どのように教育の現場を支えたいのか、学生の成長を促したいのかを語ることが、高評価を獲得するポイントと言えるでしょう。

大学への理解度の高さ

大学への理解度の高さも志望動機では見られているポイントです。大学は勉強する場所というのは共通していますが、大学ごとに教育のカリキュラムやレベルなどは違っています。大学ごとに性格が違っており、その違いを把握しているかどうかが見られています。

大学職員として働けるなら、どの大学でもいいというのでは印象が悪く、マイナスの評価に繋がるので注意しましょう。大学への高い理解度を示して、なぜ他の大学ではなくその大学を志望するのかを明らかにすることが大切です。大学への理解度が低いと、志望度も低いと思われるので注意しなければなりません。大学の特徴などをきちんと捉えた上で、志望動機を作成しましょう。

大学の方針と考えが一致しているか

大学ごとに性格が違うように、教育や運営の方針も大学によって違っています。志望動機では大学の方針と考えが一致しているかが見られており、これはいわば相性を問われていると考えましょう。仕事をする上で相性は非常に重要であり、どれだけ能力が高くても、相性が悪いと印象が悪くなってしまう可能性が高いです。

大学職員という仕事そのものへの相性や適性も重要ですが、それだけではなく志望する大学との相性が重要視されています。同じ大学職員でも、どの大学で働くかによって求められる資質や考え方などは違っています。能力や適性はもちろん、大学自体との相性も評価として判断されているので注意しましょう。

大学職員の志望動機に書くべき内容

大学職員の志望動機では、見られているポイントがさまざまありますので、それらを意識しながら作成することが大切です。記入する内容次第で印象は大きく変わりますので、どの内容でアピールするかはしっかり考えておかなければなりません。アピールすべき内容を知り、大学職員の志望動機ではどんなことを伝えればいいのかを知っておきましょう。

なぜ大学職員を選んだのか

志望動機ではそもそもその仕事を選んだ理由を述べることが大切であり、なぜ大学職員を選んだのかを明確にしておかなければなりません。大学職員は教育に携わる仕事ではありますが、教員免許が必要ないため誰でもチャレンジできます。教育業界でありながら、直接教育に関わらないという、やや特殊な仕事とも言えますので、志望する理由を細かく伝えて納得してもらうことが大切です。

単に誰でも挑戦できるからなどの理由では、アピール力がなく、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。なぜ教育業界なのか、教育業界でも、なぜ教える立場ではなく支える立場を選んだのかをきちんと説明できるようにしておきましょう。

なぜその大学なのか

大学職員を志望する理由を説明した後は、なぜその大学を志望するのかを明確にしなければなりません。大学職員として働くだけなら選択肢はたくさんあるため、志望先ならではの理由を伝えることが大切です。他の大学を志望する理由と差別化するためには、他の大学ではなぜダメなのか、志望する大学にしかない魅力は何なのかを踏まえてアピールしましょう。

他の大学でもいいと思われることを理由にしてしまうと、アピール力が下がってしまうので注意が必要です。志望大学にしかない魅力や特徴を踏まえてアピールすることで、より志望度の高さを伝えることができます。その大学だからこそ志望した理由を明らかにして、志望度の高さをアピールしていきましょう。

仕事を通してどのように成長したいか

大学職員は学生を支え、成長の手助けをする仕事ですが、単に他人を成長させるために働けばいいわけではありません。学生や教員を支える中で、自分がどのように成長したいのかをアピールすることも大切であり、成長意欲の高さを伝えることを考えましょう。

新卒では成長力が重要視されているため、成長意欲をアピールするのは大切なことです。単に仕事をこなすだけでは成長は難しく、職員が成長できなければ学生の成長も止まってしまうと考えられる可能性もあります。大学職員が成長し、サポートする環境が万全に整ってこそ、学生もより大きく成長できます。学生の成長には、大学職員の成長は欠かせませんので、仕事を通してどのように成長したいのかも伝えていきましょう。

仕事でどのように活躍できるか

志望動機では仕事への意欲をアピールするだけではなく、どのように活躍できるかを述べることも大切です。どれだけ意欲があっても、実際に仕事で活躍できるだけの能力や資質がなければ、評価は下げられてしまいます。志望動機では採用メリットをアピールすることも大切ですので、就職後どのように活躍するのかを明確に示さなければなりません。

自身の能力や人柄を提示し、それを大学職員の仕事に当てはめて、活躍の方法を伝えることが大切です。このとき具体的に説明できれば活躍する姿をイメージしやすく、好印象も与えやすくなります。自身の特徴と仕事で求められるものなどをリンクさせ、仕事での活かし方を詳細にアピールしましょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

大学の状況を理解しておくことも大切

大学職員を目指すに当たっては、大学の状況を理解しておくことも大切です。大学の置かれている状況は変化の中にあり、大学職員に求められるものも当然それに応じて変化しています。

大学職員となれば、その変化の中で活躍していくことが求められるのです。当然、現在大学が置かれている状況を詳しく理解しておかなければなりません。そこでここからは、大学が置かれている状況について大まかに見ていきます。参考にし、志望する大学について自分自身でもより深く調べてみるとよいでしょう。

少子化で大学間の競争が激しくなっている

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日本は少子化が進んでいます。少子化が進むということは、当然、大学の入学者数も減少傾向にあるといえます。18歳人口が減少しているため、大学間の競争は激化し、魅力的な大学でなければ生き残るのは難しいといわれています。実際、定員割れしている大学や、入学者が集まらず閉校している大学もあるのです。

そのため、現在は各大学がそれぞれの魅力を磨くことに力を入れています。時代のニーズに応じて学部を作り直したり、新たな学部を設ける大学があります。また、大学によってはスポーツに力を入れ、その活躍によって知名度向上を図るなど、大学ごとにさまざまな工夫をしてきているのが現状です。

産業界で活躍できる人材の育成や、地域に密着して特色を出す大学などもあります。このように、少子化が進む中で大学間の競争は激化しています。その中で自分がどのように貢献していきたいのか、考えておくのがよいでしょう。

大学職員に求められる能力が変化している

先述の通り、各大学はそれぞれの魅力を打ち出すために必死な状況です。また大学改革などにより、大学の経営方式も変わってきています。これまでも、大学の国際化や産学官連携、企業のニーズに合わせた実践的な教育による人材育成などに力が入れられてきました。

2018年に文部省が打ち出した改革案では、地方ごとに新しい法人を作り、地方ごとの大学をグループ化して経営するという内容も盛り込まれています。大学改革は今後も進んでいくのです。このような大きな変化が続いていくため、大学職員に求められる仕事も高度化してきています。

競争が激しい中で学生を獲得するためには、営業力も必要となるでしょう。オープンキャンパスなど、大学を知ってもらうイベントをより魅力的にするためにアイデアを出し、成功させていくことも大切です。さらに、学生生活のバックアップも求められます。もちろんこれらを1人で全部求められるわけではありませんが、以前よりも高度な能力が求められていることは間違いないでしょう。

大学職員の志望動機の例文3選

志望動機作成のポイントを理解した後は、それらを踏まえて例文を確認してみましょう。大学職員の志望動機はさまざまなことが題材に挙げられますが、よくあるのが自分の成長、若者の成長、地域貢献の3つ題材でのアピールです。

これらは大学職員の志望動機としてはアピールがしやすく、かつ好印象も与えやすいです。例文を参考にしながら、どのようにアピールすればいいのかイメージを膨らませ、自身の志望動機の作成にも役立てましょう。

自分の成長を題材とした例文

私は大学の運営に関わり、グローバル化を進めることで、教育者としてのレベルを高めたいと考え、貴学を志望しました。貴学は海外との姉妹校提携に力を入れており、留学などの制度も充実しています。
さらなるグローバル化を進めることで、大学教育の幅を広げ、多くの学生をグローバルな人材へと成長させたいと考えています。大学時代は家庭教師のアルバイトをしており、教えることの大切さを学びました。
貴学では勉強を教えるのではなく、大学運営という別の立場から教育に携わり、自身のスキルアップを図るたいと考えます。教育者としてさらに視野を広げることで成長し、ひとりでも多くの学生に優れた教育の提供したいと考えています。

自身の成長を題材とした例文では、大学の運営に関わりたいことを志望動機としています。教育者としてのレベルを高めたいとすることで、大学教員を志望する理由が明らかになっており、さらに続けて大学を志望する理由にも言及できています。

自身の成長を前提として、学生の成長を促すと繋げることで、成長意欲の高さをアピールでき、かつどのように活躍したいかも明確に伝えられており好印象でしょう。過去の経験から教育に携わっていたことが分かり、さらに別の視点からレベルアップしたいと述べることで、大学教員を志望する理由をさらに明確にできています。

若者の成長支援を題材とした例文

私は大学教員として大学を宣伝することで、より多くの学生が学べる場を提供したいと考えています。貴学は幅広い学部展開が特徴であり、他の大学にはない珍しい学部がたくさんあります。
大学の運営を支えて多くの学生を呼び込むことで、他では学べない貴重な教育をより多くの人に提供したいと考えています。大学時代はカフェでアルバイトをしており、コミュニケーション能力を身に付けました。
コミュニケーション能力を活かして学生との距離を縮め、学生が大学にどのようなものを求めているかを知りたいと考えています。学生が求めているものを知り、それを大学の宣伝へと繋げ、より多くの学生に教育の機会を提供したいです。

若者の成長支援を題材とした例文では、大学を宣伝することで、より多くの学生が学べる場を提供したいと志望動機が語られています。大学職員になりたい理由が明確にされており、大学を志望する理由も、志望先の特徴からアピールできています。

他の大学にはない特徴を挙げてアピールすることで、志望動機を差別化できており、好印象でしょう。さらに仕事でどのように活躍するかも明確にされており、将来やりたいことも述べられています。将来のビジョンを語ることで、成長意欲がアピールでき、これも評価されるポイントです。

地域貢献を題材とした例文

私は大学の運営に携わることで、学生の成長だけではなく、地域の発展にも貢献したいと考えています。私は大学4年間を貴学で過ごし、大学と地域との関わりの強さを感じました。
地域でのフィールドワークの授業なども多く、それをさらに増やして、関わりを強めることで、お互いを支えあうことができると考えています。大学時代の経験を活かして、まずは既存のフィールドワーク先を訪ね、そこから次のフィールドワーク先を見つけたいと考えています。
大学と地域がより密接に結びつくことで、勉強以外の生活の部分もお互いに支えあい、学生にとって過ごしやすい環境を提供して、成長の手助けをしたいと考えています。

地域貢献を題材とした例文では、大学の運営に携わることで、学生と地域両方の発展に貢献したいと志望動機が語られています。大学と地域との関わりが密接であることを、実体験を通じて述べられているので、根拠があり、アピール力も高いでしょう。

また自身が在籍していた大学であることから、周辺地域との結びつきの大切さなどのアピールも説得力があり、好印象に繋がりやすいです。どのようにお互いの成長を目指すのかが明確にされており、具体的なビジョンを述べることで、成長意欲の高さもアピールできています。

大学職員の志望動機の注意点

大学職員の志望動機をアピールする際には注意点もあり、これが守れていないとマイナスの印象を与える可能性もあります。上手にアピールするには、注意点を把握するのは大切なことであり、いかにマイナスを避けて伝えられるかが、高評価を得るカギです。

上手にアピールできていても、注意点が守れていなければマイナスの印象を与えてしまう可能性は高いです。注意点を正しく把握して、評価を下げないよう志望動機をアピールしましょう。

安定など条件面を理由にするのはNG

大学職員が人気の理由は、給料が安定しているなど、仕事の条件の良さが挙げられます。志望先を決める上では、条件から決めるのは問題ありませんが、選考で志望動機として伝えるのはNGです。条件を志望動機にしてしまうと印象がよくありません。志望度が低く、仕事への意欲もないと判断される可能性があるので注意しましょう。

仕事を決める上では、給料や条件面などは重要であり、それを指標に仕事を探すのは悪いことではありません。しかし、志望動機として伝えるのはNGですので、条件から仕事を探したとしても、選考で伝える志望動機は別の理由を用意しておきましょう。

出身大学以外は接点を見つける

大学職員を目指す場合は、まずは出身大学での志望を考える人が多いです。出身大学であれば、大学との繋がりもあり、大学についての理解度も高いと判断されやすいため、選考でも有利になりやすいです。

しかし、出身大学以外を志望する場合は、なぜ出身大学を選ばないのかと思わえてしまうため、明確な理由を用意しておかなければなりません。ポイントは、志望先の大学と何らかの共通点を見つけることです。

共通点が全くないと、なぜ志望したのかを明確にできないため、アピール力は弱くなってしまいます。就職しやすさを考えるなら出身大学を選ぶべきですが、他の大学に就職したい場合は、どんなに小さくでも構いませんので共通点を見つけておきましょう。

志望動機を徹底して大学職員の内定獲得を目指そう

大学職員として就職するには、志望動機を念入りに考えることが大切であり、どこまで徹底して考えられるかが、合否を分けるといっても過言ではありません。大学職員は条件面などから選ぶ人も多いため、まずはなぜ志望したのかを明確にすることが大切です。

その上でなぜその大学かなど、細かいポイントを踏まえてアピールしていきましょう。大学職員は人気の就職先ですが、条件のよさから志望する人が多いため、志望動機で精査されることが多いです。

ありきたりな志望動機では採用担当者の印象には残らず、選考でも不利になります。アピール力の高い志望動機を作成し、大学職員という仕事への熱意を上手に伝えて、内定の獲得を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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