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開発職を志望する就活生は多い
新たな商品を次々と生み出していく職業が開発職です。「メーカーの花形といえば開発職」と思っている人も多いのではないでしょうか。そのため、理系学生を中心に、開発職はとても人気のある職種です。つまり、ライバルが多く競争率の高い職種だともいえるでしょう。
応募する際は、他の就活生と差をつけるために開発職についてよく知っておくことは最低条件です。開発職への理解度が高ければ、エントリーシートや履歴書、面接での質問で、より具体的なことを述べることができるでしょう。この記事では、開発職へ就職したい方向けに、開発職に関する基礎情報や、開発職に就くための能力についてまとめました。開発職に応募する際には、まずこちらの情報をチェックしておきましょう。
開発職とは
開発職とは、世の中のニーズに合わせて製品を作成したり、新たな技術を生み出したりする職種です。世の中に出回っているメーカー品を作成しているのは開発職であり、まさに、メーカーの花形といっても過言ではないでしょう。新たな商品や技術の開発以外にも、他社の商品を分解・解析し、性能や使用部品を自社の製品と比べたり、アンケートを実施し世の中のニーズを探ったりといった業務がある企業もあります。
なかなか結果の出ない研究や、難しい技術をいかにして製品に落とし込むかを考えるといった苦しくつらい面もあります。しかし、自分の作ったものが世の中に出回るため、自分の仕事の成果が目に見えてわかりやすく、やりがいのある仕事です。
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就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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開発職の種類
一口に「開発職」といっても、仕事は企業によって異なります。すでにある技術を製品に落とし込むことに特化した開発職があれば、研究やニーズ把握までおこなう開発職もあります。開発職は大きく分けて3つに分けることができます。エントリーシートを書く時や面接の時に困らないように、おおまかな業務内容を把握しておきましょう。
研究開発職
研究結果や技術をもとに、世の中のニーズに合った製品を作る職種です。大きな企業であればあるほど分業化が進み、製品の開発のみに力を入れることができますが、企業によっては技術や化学成分などの研究も同時におこなっていることもあります。例えば、薬剤関係の研究開発職であれば、治験や臨床試験を担当することもあるでしょう。
研究開発職は、その分野に特化した専門的な知識が必要となります。研究も同時におこなっている場合には、さらにその特色が強いといえるでしょう。特に専門的な知識が必要なため、理系の大学院に進み、その企業に合った分野の研究をおこなっている方向けの職種です。
技術開発職
研究開発職の一種で、主に技術関連の研究をおこなう業種です。世の中にまだ出回っていない技術や、企業内で必要とされている技術を開発し、新たな製品を作り出します。何もない、ゼロの状態から生み出す必要があり、専門的で高度な知識と、結果が出るまであきらめない粘り強さが必要となるでしょう。
新たに開発された技術は、特許取得や新たな商品開発へと繋がり、企業への大きな貢献となります。やり遂げた際には、大きなやりがいを感じることができるでしょう。結果が出るまでに時間がかかる傾向にあるため、技術開発職で結果を出すためには、高いモチベーションを維持し続ける必要があります。大学時代に実験や実習が好きだった人や、チャレンジ精神が旺盛な人にはおすすめな業種だといえるでしょう。
商品開発職
基本的には、商品企画関連の部門から提出された「商品イメージ」をもとに、具体的な商品化を目指します。世の中のニーズに合わせた「こんな感じの商品が作りたい」といった元となる案は初めからありますが、それに頼り切って開発を進めるわけではありません。
最初から「開発可能かどうか」を考えながらイメージを作っているわけではないため、中には実現が難しい商品イメージもあります。そうした中で、どの商品をどのようにして開発していくかを決定し、もしも情報が足りない場合には自ら情報収集するといった臨機応変な対応が求められます。他の開発職と違うことは、理系だけでなく文系の人も仕事に就いていることです。顧客のニーズへの理解力や発想力が必要とされます。
開発職志望の場合にアピールするポイント
開発職への就職を志望するのであれば、その際にアピールすべきポイントもしっかりと押さえておかなくてはいけません。具体的に何をアピールするかというと、自身の持っているスキルなどの技術的な部分と、キャリアビジョンをアピールすることが大切といえます。
これらはどんな職種であってもアピールポイントとなりますが、新しいものを生み出す仕事である開発職の場合、なおさら重視されます。
①スキルや実績
就活をおこなう際には、自身のスキルや実績をアピールするようにしましょう。大学の研究などで何か実績を残しているなら、具体的にアピールすることが大切です。また、実績だけではなく、そこまでの過程や取り組み方についても話すことで、前向きに仕事に取り組んでくれそうだと好印象を与えることができます。仕事にも関わりがある実績やスキルを持っているのであれば、そちらも合わせてアピールしましょう。
企業によって必要なスキルや実績というのは大きく変わってきますが、必ずその事業や仕事内容に関わりがあるものでなければならないというわけではありません。物事についてどう考え、どういった姿勢で取り組むのかをみせるようにしましょう。
②キャリアビジョン
企業が求めているのは「自社に貢献してくれる人材」です。それをアピールできるようにするためにも、重要なポイントになってくるのが将来のキャリアビジョンです。
将来企業に勤めてどういった仕事をしたいかだけでなく、どういった成長をしたいかなどをアピールすることで、企業はその人の具体的な将来をイメージしやすくなります。特に自社で活躍するイメージに繋げやすいため、企業はより好意的に捉えてくれるでしょう。
勿論アピールする際に、明確に「こういったことをしたい」と言えることが前提になってきます。自己分析や企業研究などをおこないながら、将来の自分の姿について具体的にイメージを膨らませた上でキャリアビジョンを立てるようにしておきたいものです。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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開発職に必要な資格
就活をおこなう上で、資格は有利になるといわれています。特に、理系の職業であれば資格が仕事に直結し、「その資格を持っていないと仕事ができない」といった場面も出てきます。そのような特殊な資格を持つことができれば、内定を取るための大きな武器となることでしょう。それでは、開発職に就く上で、とっておくべき必要な資格はあるのでしょうか。また、資格以外に必要な技能はあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
各業界に必要な資格を取得する
基本的には、新卒の時点で取得しておく必要はありません。もしも仕事で必要な資格があるのであれば、会社に入った後の新入社員研修や、上司からの指示によって取得することとなるでしょう。ただし、各業界に必要な資格があれば、取得しておくことで就職に有利になります。
新入社員研修のような集中期間で必要資格をとる場合は問題ありませんが、企業によっては普段の業務と並行して資格勉強をしなければならない場合もあります。その場合、毎日の仕事の負担がさらに大きくなります。もしも、学生の間に各業界に必要な資格を取得できるのであれば、事前に取得しておきましょう。
海外の技術を研究するために語学力を高める
現在は、多くの企業がグローバル化しています。海外の企業も日本の事業に参入し、質の高い製品を安く購入できる時代となっています。日本は高い技術力を持っていますが、海外にも日本にはない技術がたくさんあります。そういった技術も取り込まなければ、現代の激しい競争の中、勝ち残ることは非常に難しいといえるでしょう。
そのために必要なのが、語学力です。商品を開発する上で情報収集は必須であり、学術論文などを参考に研究することもあるでしょう。英語の論文が読めない場合は、それだけで他の企業と差ができてしまうのです。開発職は、他社よりも優れた自社製品を作ることが仕事です。専門知識はもちろんのこと、さらに知識を深めるために、英語の勉強をしておきましょう。
開発職に求められる人物像
同業他社と比較して、よりよい製品を生み出していく仕事が開発職です。そのためには、その業界や分野に関する深い知識が必要となります。しかし、知識を持っていることは、あくまで開発職に就くための最低ラインであり、それだけでは開発職は務まりません。他にも必要な能力はたくさんあるのです。特に開発職で必要な能力は「協調性」と「粘り強さ」です。どうして開発職にそれらの能力が必要なのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
チームで仕事をする協調性
「開発職」と聞くと、1人で黙々と製品の設計図を書いたり、新たな技術の研究をおこなったりといったイメージを持つ人もいるかもしれません。確かに、そういった一面もあります。しかし、実際の業務は、基本的にチームを組んでおこないます。定期的に会議を開きながら、チームでひとつの製品を作り上げていくのです。
そんな中、協調性がなければ、チームと足並みをそろえて仕事をすることができず、いい製品を作ることはできません。また、チームメイトはもちろんのこと、自分自身もつらくなるでしょう。チームの一員として活躍するためにも、特に協調性の必要な仕事だといえます。
粘り強く取り組む姿勢
開発職は、成果が目に見えてわかりやすいと前述しましたが、すぐに結果が出る仕事ではありません。プロジェクトが始まって、結果が出るのは半年後や1年後、大きな案件だと数年後といった場合もあります。例えば「より性能の高いモーターを作成し、それを組み込んだ製品の開発」ともなると、膨大な試行数と時間が必要となってくるでしょう。
すぐに結果が出る研究があれば、なかなか結果の出ない研究ももちろんあります。また、自分だけが頑張ればいい仕事ではなく、チームメイトと一緒に足並みを揃えて仕事を進めていくため、どうしても遅れが出てしまうこともあります。なかなか結果が出なくても、粘り強く取り組む姿勢は、他の職種よりも必要となってくるでしょう。
開発職は製品化を目指す仕事!周囲と協力する姿勢が大切
開発職は、企業の持っている技術やノウハウをもとに、世の中のニーズに沿った製品を作り上げる職種です。1つのプロジェクトに数か月、数年かかることもあり、なかなか結果の出る仕事ではありませんが、できた時の達成感は他の職業では味わえないものとなるでしょう。
ただし、開発職に就くためには、専門的知識の他にも、粘り強さや協調性も必要となります。特に、他の人と足並みをそろえて、話し合いながら仕事をする機会が多いため、コミュニケーション能力は必須ともいえるでしょう。
また、他の企業に負けない商品を作り上げるためには、海外の技術を学ぶための語学力も必要となってきます。開発職は、決して専門的知識だけで仕事ができる職業ではありません。開発職に就くためにも、専門知識以外に必要な技能や考え方を学生のうちに身に付けておきましょう。