職種研究
ドレスコーディネーターの志望動機|例文5選や仕事内容などをご紹介
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目次
ドレスコーディネーターとは
ブライダル業界にはさまざまな職種があります。代表的な「ウェディングプランナー」は式の企画立案段階からカップルに相談に乗り、「バンケットスタッフ」は披露宴などの宴を滞りなく進行させるために動く仕事を受け持っています。
それらの職種に加えて注目を浴びているのが「ドレスコーディネーター」です。「ドレスコーディネーター」はその名前の通り、結婚式当日の新郎新婦の衣装に携わります。一生に一度の晴れ舞台で着る衣装に携わるので、責任重大な仕事といえます。その分、同時にやりがいの大きな仕事であるということもできるでしょう。
ドレスコーディネーターのニーズ
日本における結婚式は、地域差はありますが年代とともに変化をしてきています。大きなきっかけは1991年のバブル崩壊です。有名ホテル・披露宴会場でのお金をかけた豪華な披露宴が主流であったものが、ジミ婚と呼ばれるローコストの式・レストランウェディングなど、選択の幅を広げることになりました。
昨今では、決まった型にはまる結婚式だけでなく、自分のやりたいことをベースに結婚式を挙げるカップルも増えてきています。式場・食事・演出・そしてドレスなどにもさまざまなニーズが生まれ、ブライダル業界はそれらを叶えるべく日々努力をしてきました。
ニーズが多様化すればマニュアルはひとつではなくなり「その人にあった」オーダーメイドの対応が必要になります。ドレスコーディネーターは、その人ごとに異なる希望に合わせて、当日のドレスやアクセサリーといったファッションコーディネートを受け持つスペシャリストなのです。
ドレスコーディネーターの仕事内容
ドレスコーディネーターの仕事は、名前だけ見れば「ドレスを選ぶ仕事」と思われがちです。しかし実際の仕事内容は幅広く、当日の新郎新婦のトータルファッションアドバイザーともいえる仕事を受け持っています。
当日まで新郎新婦に寄り添って服装の提案をしていくので、高いコミュニケーションスキルも要求されるといえるでしょう。それでは、実際のドレスコーディネーターの仕事内容について見ていきます。
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ドレスコーディネーターの具体的な仕事例
- 新婦の希望を聞き、式場やプランに合わせたドレスの選定
- 新婦の衣装の(ドレス・スーツ)のコーディネートをする
- ドレスに合ったアクセサリーや小物・ブーケを提案する
- メイクアップのアドバイス
式の前や式当日に至るまで、ドレスコーディネーターの仕事は多岐にわたります。企業や式場など雇用形態によっても異なりますが、代表的なも仕事内容が上記です。
この中でドレスのチョイスに関しては、体形のコンプレックス、おめでた婚でお腹の大きな新婦など、それぞれに違う事情の中で配慮と柔軟な対応、機転が求められます。式場のウエディングプランナーなどと連携して新郎新婦のことを深く理解し、向き合っていくことが求められると言えるでしょう。
ドレスコーディネーターのスキルを向上させる資格
- アシスタント・ブライダル・コーディネーター(ABC)検定
- WBW認定ウェディングスペシャリスト(CWS)
- フォーマルスペシャリスト
- 色彩検定パーソナルカラー検定
- フラワーデザイナー
- 着付
- メイクアップ技術検定
ドレスコーディネーターになるのに資格は必要ありませんが、持っていればいい、または持っていればさらに臨機応変な対応ができるようになるものが上記の資格です。美容に関わる技術や知識を多く身につけておくことで、より仕事の幅が広がり、トータルで新郎新婦をコーディネートすることができるようになります。
また新郎新婦は、一生に一度の結婚式の服装を提案してくれる人には大きな期待を持ちます。資格を持っていることで、新郎新婦も自分自身も安心してドレスコーディネートを進めていくことができるでしょう。必須ではありませんが、可能であれば取得しておくとメリットが高いといえます。
ブライダル業界の仕組みを把握しよう
ブライダル業界で働きたいという就活生は、ブライダル業界の仕組みや各企業について把握すること大切です。業績推移や各社の強みを知っておくことで、「この企業でなければならない」という入社意欲を志望動機に反映させることができるでしょう。
ドレスコーディネーターに向いている人
ブライダル業に携わる職種はさまざまなものがありますが、特にドレスコーディネーターに向いている人というのは、どのような人なのでしょうか。結婚式に身に付けるドレスやタキシードは衣装なので、ファッションに関する興味関心や深い知識が求められるでしょう。
またファッションをコーディネートするだけなく、コミュニケーションスキルなどさまざまなスキルが必要とされています。それではこれらの条件を満たし、ドレスコーディネーターに向いている人の特徴を詳しく見ていくことにします。
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ファッションに興味がある人
新婦の希望を聞きながら体形や雰囲気に合ったドレスを選ぶには、ファッションに対する知識が必要です。服が好き、そしてその人に似合う服を考えて探すのが好き、という方がこの仕事に向いています。また、ドレスにはその時々の流行があります。
流行をおさえながら、式のコンセプトに合ったドレスを選び、提案するのも腕の見せ所といえるでしょう。その人が一番輝くお手伝いをする、一番美しくなれる提案をする、トータルでのコーディネート能力も必要です。新郎新婦2人のバランスを考えなければならないため、男性のスーツに関する知識も大事になります。
お客様と話すのが好きな人
自分でこうだと思ったドレスや小物を提案するだけでは、この仕事は務まりません。新婦とよく話し合い、希望を引き出しながら提案をするなど、コミュニケーション能力が必要になります。自分の希望が最初からはっきりしている新婦や、憧れのイメージを具体的に説明できる新婦はほとんどいないでしょう。
寄り添い、会話を重ねつつ新婦の求めている理想をキャッチしていくことが重要です。このように新婦の希望キャッチし、最高の美しさを引き出すためのアドバイスをするためには「お客様と話をするのが好きだ」という条件は必須でしょう。また、受け取った希望を確実にするために、式場スタッフなどときちんと連携が取れるスキルも大事です。
ドレスコーディネーターの志望動機例文5選
志望動機を書く際は、なぜブライダル業界のドレスコーディネーターを目指すのかが分かる理由を書きましょう。ただファッションに興味があるのであれば、選択肢はいくつもあります。ブライダル業界を選んだ理由、そしてそこから衣装に関わる職種という流れを説明しましょう。
具体的な内容にするために、アルバイトを経験したことでその職業に対する意欲が高まったことなどをアピールすることが大切です。最後に、なぜその企業を選んだのについて書きます。企業研究をよくおこない、その企業の特徴や売りにしていること、それが自分の希望とマッチしているということを簡潔にアピールしましょう。
例文①
お客様の人生最高な一日をお手伝いをしたいと思い、ドレスコーディネーターを志望いたしました。子供の頃からウエディングドレスに興味があり、結婚式の仕事に対し憧れを持つようになりました。学生時代は、地元の結婚式場で配膳のアルバイトをしていました。
新郎新婦の幸せそうな笑顔を見るたびに、自分もドレスを通してこの幸せの一部を作り出すことができたらという憧れがさらに強くなり、貴社を志望しました。貴社は、ブライダル業界の中でも特に豊富なプランを用意され、新郎新婦の心に寄り添ったお式を挙げられると感じたからです。お客様にとって最高のドレスを選び、最高の一日を過ごしていただけるお手伝いができると感じ、志望いたしました。
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志望動機の出だしでは、まず結論を書きます。要点・結論から書き始め、なぜそのような考えに至ったのかを順を追って書き進めることで、相手に伝わりやすい志望動機になります。
例文②
花嫁様が人生で輝く日である結婚式に携わる仕事に就きたいと考え、ドレスコーディネーターを志望いたしました。選んだドレスを着るのは挙式・披露宴当日だけだったとしても、その思い出は一生残るものです。姉が3年前に結婚した際、ドレス選びに同行しました。
担当のドレスコーディネーターの方が、姉の細かな要望を聞いたうえで、衣裳から小物、メイクに至るまで様々なアドバイスをくださり、姉も大満足の一着を見つけることができました。その時から、自分もドレスコーディネーターの仕事に就きたいと考え、ブライダルの専門学校に進学しました。多彩なプランと衣裳を取り揃えている貴社でなら、多くの花嫁様を笑顔にできると考え志望いたしました。
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この例文では、個人的なエピソードとともに、なぜドレスコーディネーターに興味をもち、それを仕事にしていきたいのかが明確に書かれています。また、応募先の企業研究をおこなっていることも伝わってくる例文です。自分だけのエピソードを盛り込むと、他の応募者との差別化につながります。
例文③
高校時代から接客のアルバイトをしており、お客様の喜ぶ顔が見られる仕事に就きたいと考え、ブライダル業界に興味を持ちました。ファッションが大好きなこともあり、新郎新婦の喜びに寄り添えるドレスコーディネーターの仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
お二人の人生の幕開けとなる挙式・披露宴を衣裳面からサポートし、「最高の一日だった」と思っていただける仕事をしたいと考えています。衣裳やメイクには流行があり常に勉強が必要だからこそ、常に最先端の挙式スタイルを提案している貴社を志望いたしました。
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この例文では、ブライダル業界を目指したきっかけと、なぜドレスコーディネーターを志望するのかが明記されています。ファッションが好きという、ドレスコーディネーターに必要な要素を持っていることをさりげなくアピールすることもひとつの方法です。
例文④
挙式・披露宴における衣裳は、感動的なセレモニーの大切な演出の一つです。衣裳を通して新郎新婦はもちろん、参列者の方にも喜んでいただける仕事をしたいと考え、ドレスコーディネーターを志望いたしました。お客様は一組ごとに希望されるプランや演出が異なり、マニュアル通りにはいかないことが多いと思います。
だからこそ、お客様それぞれと向き合い、ゼロから納得のいくセレモニーをつくりあげる場面に寄り添えることは、大きな喜びを伴うと考えます。ウェディングドレスを通して、いつまでも心に残る一日になるお手伝いをできるよう、努力し続ける所存です。
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この例文からは、ドレスコーディネーターはお客さまごとに臨機応変な対応が必要だと理解したうえで、仕事に臨む姿勢が伝わってきます。ブライダル業界は華やかに見えるため、憧れだけで志望する人も少なくなりません。そのような中で、仕事の大変さやその先にある喜びを理解しているというアピールはプラスの印象を与えるでしょう。
例文⑤
子どもの頃からウェディングドレスを見るのが大好きで、いつか自分で作ってみたいと考え、ファッションの専門学校に進学しました。入学後はホテルの宴会部門でアルバイトをしていたのですが、そこで数々の披露宴を目にしました。新郎新婦によってドレスのテーマやデザインが様々で、二人だけの世界を映しているように見えました。
私もそんなお二人のお手伝いがしたいと感じ、ドレスコーディネーターの仕事に興味を持ちました。これまで学んできたファッションの知識と、アルバイトで鍛えたコミュニケーション力を活かして、衣裳をトータルプロデュースする仕事に就きたいと考え、ドレスコーディネーターを志望いたしました。
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この例文では、ドレスコーディネーターを目指したきっかけが具体的に書かれています。ファッションについて学んだことや、接客業でコミュニケーション力を磨いたことはドレスコーディネーターに必要なスキルなので、ドレスコーディネーターとして活躍できるというアピールもできている例文です。
ドレスコーディネーターのやりがいとは
ドレスコーディネーターがやりがいを感じる瞬間には、どのようなものがあるのでしょうか。ドレスコーディネーターは非常に責任の重い仕事であると同時に、大きなやりがいのある仕事です。具体的にみていきましょう。
結婚式が無事終わったとき
ドレスコーディネーターは、新婦が当日一番美しく輝けるように努力します。雇用形態やその他の条件にもよりますが、当日も新婦に寄り添いアクセサリーの準備やメイクをすることもあり、一日中めまぐるしく動き回るケースもあります。当日の新郎新婦の姿は写真や映像、そして本人や家族、ゲストなど、多くの人の記憶にも残ります。
それだけ責任重大であり、プレッシャーは大きいですが、無事結婚式を終えられたときには大きな達成感を得ることができるでしょう。当日も新郎新婦に寄り添っていた場合、間近で新郎新婦の幸せな姿を目にすることもできます。新郎新婦の姿に感動するゲストの姿を見ることも、達成感を得られる瞬間になるのです。
新郎新婦に感謝されたとき
式が終わり、担当をした新郎新婦の笑顔が見られ「ありがとう」と感謝をされた時、自分がこれまでに努力をしたことが報われます。自分が培った知識やセンスが人の役に立ち、花嫁が美しく輝いているのを見た瞬間、この仕事をやっていてよかったと心から思うことでしょう。
また、ドレスコーディネーターは、結婚式当日だけ新郎新婦に関わるわけではありません。数か月間一緒にドレスを選ぶことで、「結婚式の準備」という新郎新婦にとって特別な期間を共に過ごすことになります。結婚式を迎えるまで、新郎新婦は悩んだり不安になったりすることが多々あります。そのようなとき支えになったり、解決策を提案することで特別感謝されるケースもあるでしょう。
ドレスコーディネーターの理解を深めて志望動機を書こう
今後、ブライダル業界は、さらなる多様化のニーズに応えていくことになります。自分のファッションセンスを磨きながらトレンドも意識し、何よりも新郎新婦の気持ちに寄り添えるドレスコーディネーターが求められるでしょう。ドレスコーディネーターの仕事はドレスを選ぶセンスや知識だけでなく、新郎新婦との会話や会場スタッフと連携するためのコミュニケーション能力も求められます。
ファッションが好きであるということの他に、人と話をすることが好きであることも、ドレスコーディネーターに求められる条件と言えるでしょう。ドレスコーディネーターは責任の大きな仕事である一方、結婚式が無事結んだり、新郎新婦から感謝される際には大きなやりがいを感じられる職業です。ぜひ業界と職種への知識を深め、ドレスコーディネーターへの就職を目指しましょう。