就活の悩み

【就活で何もしてない人必見】やるべきこと一覧や準備物を紹介

就活で何もしてないと焦る学生は多い

【調査概要】
調査期間:2020年7月17日〜8月14日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:2021年に大学を卒業予定のキャリアパーク(https://careerpark.jp/)会員
有効回答数:141名

上のグラフは「就活を本格的に開始したのはいつからですか?」という質問に対して就活生の回答です。最も多かった回答は「大学3年の冬から」の28.0%、次に「大学4年の春から」の25.9%、ついで「大学3年の夏」の18.9%となりました。約6割の学生が大学3年生の冬から就職活動を本格的に開始しています。

「まわりの友達は就活をしているけどまだ何もしてない…」
「今からはじめて内定がもらえるのか…」
「就活ってまず何からはじめていいかわからない…」

こんな焦りをもつ人も多いでしょう。上記のように悩んでいる就活生のためにこの記事では、就活でやるべきことや有利にすすめるためのポイントなどを説明します。

まずは焦らずこの記事をじっくり最後まで読んでみてください。

就活で何もしてない学生がやるべきこと3つ

就活を何もしていない人は、今から何かをすることに億劫になっているかもしれません。しかし、今から就活をスタートしても十分大丈夫です。社会人になってもやりたいことがないという人、選考を受けることに恐怖感がある人もいるでしょう。そのような人も、ひとつずつ就活でやるべきことを把握していき、不安をなくしていきましょう。

①業界・企業研究

まずは業界・企業研究です。一見、面倒だなと感じる業界・企業研究ですが、こちらも非常に有効な対策方法です。教授や先輩、大学の就職課の方によくおすすめされる手法でもあります。業界を研究することで見えてくるのは、業界としての今後の展望や最新のニュース、業界内のリーダー的存在である企業などです。

これらが把握できると、企業を客観的に見ることができ、業界や企業の強みをより一層深いところまで考察することができます。また、企業研究ではその企業の情報を把握するだけではなく、強みと弱みが把握できます。

企業研究を続けると、競合他社のことや事業の方針まで考察できるようになり、面接などで「当社の強み(弱み)を教えてください」「当社の将来性をどのように感じますか」という質問に対しても、スムーズに答えることができます。業界研究と企業研究はお互いに相乗効果があるので、同時に研究することがおすすめです。

②エントリーシート・履歴書の準備

エントリーシートや履歴書は書かなければならない項目が多く、ひとつひとつの項目に対して要点を整理してわかりやすくまとめなければなりません。そのため、どうしても手が進まず放置してしまいがちになるのも無理はないでしょう。しかし、一度文章を作ってしまえば、おおよその文章の型が定まってきます。

応募する企業や職種に合わせて自分なりにカスタマイズするだけで、十分な内容にすることができるのです。本来は応募する会社ごとに時間をかけて丁寧に作成するべきですが、最初から何枚も書類を作成し続けることは大変です。まずは要点やキーワードだけをノートに書き出し、気軽に文章を作成してみましょう。

③面接・筆記試験対策

面接や筆記試験の対策は家でやることができます。面接練習は、スマートフォンやビデオカメラで録画することで、自分の話し方や佇まいをセルフで確認することができます。今では「面接における望ましい姿」「面接練習」というような動画が、動画投稿サイトに数多く投稿されています。

短い時間で要点がまとめられている動画が多いので、就寝前やアルバイトの休憩中に気軽にチェックすることができます。そして、SPIや筆記試験の対策も同時にしましょう。対策なしに受験すると、痛々しい結果になりかねません。対策本には解き方のポイントや練習問題の解説が載っているので、まずは1冊でもいいので手に取ってみましょう。

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就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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就活を有利に進めるためにやっておきたいこと

多くの学生が、他の学生よりも有利に就活を進めたいと考えていることでしょう。「他の学生よりも印象をよく見せたい」「他の人よりも要点が整理された受け答えをしたい」と考えているはずです。就活では、誰しもが内定を得るために尽力します。ここからは、就活を有利に進めるためにやっておきたいことを解説するので、後悔のない就活をするためにもぜひ参考にしてください。

インターンシップ

まずご紹介したいのはインターンシップです。インターンシップとは、実際に仕事が経験できる絶好の機会です。日本のインターンシップは、セミナーや研修、職場体験などの内容が多く、学生に会社を知ってもらうことや、業界の特徴を教えることを目的としているケースが多いです。

もちろん本格的な就業体験をさせる企業もありますが、海外のように仕事を一任するケースは稀です。これは、企業と応募者の相互理解を狙っており、入社後の下地作りを目的としているからです。入社前の予備知識や、業界と企業への知識を深めてもらうことで、入社後のミスマッチを軽減する目的があります。

インターンシップは就活ではないからといって疎かにせず、積極的に参加してください。一生懸命に取り組むことで、自然と業界や仕事に対する知識がつきます。応募者がインターンシップに参加済みであることは、とても効果的なアピールになるので積極的に参加しましょう。

OB訪問

OB訪問も有効な方法です。OB訪問は大学の先輩が入社した企業に訪問して、先輩から企業のことや仕事のこと、他にもプライベートなことまで聞ける絶好の機会です。OB訪問をすることで会社理解が深まり、何よりも仕事に対する知識が身につきます。

そして、企業の採用担当者が相手ではないので、多少砕けた質問ができることもメリットです。普段の生活リズムや残業の量、オンオフの切り替え方法などを率直に聞くことができます。また、OB訪問で来訪した学生を対応した社員は、業務報告として面談内容を会社に報告します。

その際に学生が優秀であると判断した場合は、上司や人事に伝えるケースもあるのです。もしそうなった場合は応募者の中でも特に注目され、印象的な人物になることができます。採用担当者や面接官の印象に残ると、それだけで選考は有利に働くのです。

就職ガイダンスへの参加

最後にご紹介する就活を有利に進めるためにやっておきたいことは、就職ガイダンスへの参加です。就職ガイダンスは、大学の就職支援課やキャリアセンターが就職セミナーや履歴書の作成相談などをおこなうものです。

就活で役立つ知識をわかりやすく講義してくれるので、就活を始めていない学生にはぴったりの場といえます。就職ガイダンスで得た知識は、就活で役立つことが多いので大変おすすめです。大学のキャリアセンターに問い合わせるなどして、情報を収集しましょう。

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就活で準備しておくべきもの

就活で準備しておくべきもの

それでは最後に、就活で準備しておくべきアイテムをご紹介します。就活ではOB訪問や企業説明会、面接などに出向く機会が多いです。出先で困らないためにも、就活で準備しておくべきものや持ち物について把握しておきましょう。

スケジュールを管理するツール

まず準備しておいてほしいアイテムは、スケジュールを管理するツールです。メモ帳型のスケジュール帳や、スマートフォンのアプリ、パソコンのカレンダーなどを使用してスケジュールを管理しましょう。就活に向けて、これから色々と準備するという人におすすめなのは、持ち歩くことができるスケジュール帳です。できればカバーは革製で、高級感のあるものにしましょう。

スケジュール帳だと実際に紙に書くことで頭にインプットされやすく、予定が頭に入りやすくなるのです。また、就活中に何か役立つ情報があった場合はすぐにメモすることができます。持ち歩くボールペンは、キャラクターのプリントが施されているペンではなく、シンプルなものにしましょう。

スーツ

次は、スーツについて説明します。就活の必須アイテムといえるのがスーツです。新卒採用のために作られたデザインのスーツは、一般的にリクルートスーツと呼ばれています。多くの学生は、入学式で着るためにリクルートスーツを購入したことでしょう。

入学時と現在の体形と比べて差異がない場合は、そのまま入学式で着用したスーツを就活でも使用して構いません。しかし、体形に変化が生じている場合は、スーツを仕立て直しましょう。体形に合っていないスーツは、不自然な佇まいになります。見た目の印象は重要です。選考を有利に進めるためにも、サイズが合ったスーツを着用しましょう。

カバンや靴などの小物

カバンや靴も、入学式のときに揃えたという人は多いと思われます。年季が入っている場合は、買い替えましょう。カバンはビジネス用のものを購入し、A4サイズの書類がすっぽり入る大きさにしましょう。そして、床に置いても自立して立つタイプのもを買ってください。

会社説明会や面接ではカバンを床に置く必要があるため、倒れないものでなければならないのです。靴は、男性は革靴、女性はパンプスを着用しましょう。カバンと靴を同じ色で揃えると統一感が出て、コーディネートがまとまります。

腕時計

腕時計をしていない就活生に対して、「時間の把握もできず、社会人としての自覚が足りない人だ」と感じる採用担当者もいます。就活では、腕時計を装着しておきましょう。腕時計があることで、SPIや筆記試験などの時間配分ができ、会社説明会や企業訪問の時間管理もしやすくなります。

デジタル時計はカジュアルな印象を与えるため、アナログタイプを選んでください。革のベルトの腕時計は、落ち着きのある雰囲気を出すことができるのでおすすめです。

就活で何もしてないときは焦らず行動に移していこう

この記事では、就活で何もしてない人向けに、やるべきことや準備しておくべきものをご紹介してきました。スタートが周りよりも出遅れたからといって、億劫になる必要はありません。就活は小さな努力の積み重ねなので、就活を始めるのが遅かったとしても、結果の方が重要です。

既に内定をもらっている人がちらほらと目立ってきたとしても、自分が納得できる企業を探し出すことが就活であります。就活を何もしてないと焦ってしまうときは、心を落ち着かせて、まずは小さなことから行動に移していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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