就活の悩み
就活をしたくない理由5つと対処法|就職以外の生き方や考え方もご紹介
- 206837 views
目次
したくない就活はしたいことをするための手段
多くの学生は卒業後、企業に就職して社会人になっていきます。しかし中には、就活をしたくないと感じる就活生も多くいます。多様な価値観が生まれる中、就職すること以外に生き方を見いだそうとするケースや、社会に閉塞感を覚え、就職に前向きになれない場合もあるでしょう。
もし就職をしたくないと感じた場合、まずはその理由を分析してみることが必要です。したくないと思う理由を掘り下げ、そこから自分自身の今後の生き方について考えるきっかけにしていきましょう。就活は目的ではなく、理想の生き方に近づく手段です。
この記事では、就職したくないと感じる理由を解説していきます。それを踏まえて自身のキャリアプランのために就活が必要かを考えてみましょう。
多くの学生は説明会やインターンへの参加から就活をはじめている
説明会やインターンなど、就活イベントへの参加ををきっかけに就活を本格的に始めた学生が多くいます。就職をしたくないと感じることを明確にするためにも、まずは就活イベントに参加して、就職するとはどんなことなのか、理解を深めるものいいでしょう。
また自分の予想とは反して「就職したい」と感じる魅力的な企業に出会えるかもしれません。
就活生に聞いた! 就活の始め方
就活をしたくないと考える学生は多くいるはず。しかし周りを見ればいつの間にかみんな就活を始めていたという人もいるかもしれません。今回は、就活生の皆さんに就活を始めるきっかけになったことを調査しました。
就活生の多くは合同説明会やインターンシップの参加から始めると回答
多くの回答が、説明会やインターンに参加するなど行動に移して情報を得ることからはじめたというものでした。
そもそも就活ってどのようなものかを体験してみるということを大切にしている就活生が多いようです。
この結果から、合同説明会やインターンには、とりあえず参加してみたという就活生も多くいることが考えられるので、不慣れな場でも過度に緊張せず、少しでも感覚を掴むことを目標にしておくことが大切になりそうです。
自己分析や業界・企業研究から始める就活生も
一方で、自分がどういう仕事をしたいかから考えたという意見も多くみられました。
自分がどういうものに興味があり、どんな仕事をしたいかを早めに固めることで就活を進めやすくできると考えているようです。中には先輩から話を聞くだけ聞いてみたという回答もありました。
就活の始め方に正解はありません。まずは就活・就職について知ることと、自分ができそうなことからやってみることが大切になるでしょう。
※面接が苦手な23卒の方へ
厚生労働省の認可を受けた企業の就活アドバイザーと、面接をWebシミュレーションすることができます。
「就活を始めたばかりで、どう答えるべきか分からない」
「企業ごとの面接対策をして、内定率を少しでも上げたい」
面接に通ることができず悩んでいる方は、積極的に相談してみてください。
オンライン、しかも完全無料でサポートが受けられますので、面接ワンポイントアドバイスがほしい方にも、就活のすべてをサポートしてほしい方にもおすすめです。
考えられる就活したくない理由5つ
就活中、もしくは始める前から「やりたくないな」という感情を抱いている学生は多いです。しかし、なんとなく漠然とやる気をなくしているのであれば、とてももったいないといえます。
まずは、就活に対してやる気をなくしている理由を明確にしてみましょう。そして就活をしたくない理由を受け止めることにより、次のステップに進むことができます。ここでは就活をしたくない理由を5つ紹介していきます。
①就職する気になれない
団塊の世代と呼ばれる人たちは、生きていくために必死に働いていました。少しでも豊かな暮らしをするために働いていた時代には、就職する気になれないという考えにはならなかったでしょう。しかし、現代の日本は経済的に豊かになりました。
現代では、「生きるためには稼がなければならない、そのためには仕事をしなければならない」という価値観では、仕事をしたいという気持ちにはなかなかなれません。そのような価値観の中では、仕事をするのが楽しいという気持ちにはなれず、就職する気にもなれないという気持ちになります。
「生きるため」という以外に仕事のやりがいを探す人たちが増えており、それらをうまく見つけていくことがひとつの重要な選択肢といえるでしょう。
就職する意味を考えたいという場合は、こちらの記事を読んでみてください。
②就職はしたいが就活が苦手
就職をして仕事をしたい、しかしエントリーシートを書いたり面接をするのが苦手という人は多いです。これらの人たちは、就職に意欲がないのではなく、就活に苦手意識を持っているだけだといえるでしょう。解決するには「就活のやりにくさを解消する」ことが大切です。苦手に感じることに取り組み始めるのは簡単なことではありません。
しかし、コツコツと対策をおこなって改善が見られ始めると、やる気が湧き起こってくる場合が多いでしょう。本やインターネットなどで、就活のノウハウに触れることが容易になっています。「簡単に取り組めて効果が実感できそうなもの」から手を付けてみるのがおすすめです。
就活がいやだと感じる方にはこちらの記事もおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
③就活中だが不採用ばかり
就活をしているが内定が出ず、不採用ばかりの通知が来るという理由から就活をしたくないと感じる人も多いでしょう。しかし、ほとんどの学生はその不採用という現実を経験しています。不採用の通知が来ることから目をそらさず、まずはしっかりと事実を受け入れるようにしましょう。
就活では「その結果を次にどう活かすのか」が重要です。まずはその不採用がなぜその結果になったのかということを分析することをおすすめします。ひとつの結果から学び、次の選考に向けてまたチャレンジすることができます。
不採用という結果はその会社と縁がなかっただけかも知れませんし、次に受ける企業が自分にとってメリットの大きな企業かもしれません。そういった捉え方で次の選考に向けての意欲を持ち、動き出すきっかけにしましょう。
採用を大きく左右する、面接のコツについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
④やりたいことがない
就活をしたくない場合、やりたいことがないという理由があげられます。やりたいことがないという人は、全く準備をせずに就活シーズンに入ったと思われます。これらの人に共通するのは、自分の浅い知識の中だけで就活をしており、世の中に様々ある仕事の種類やその中身、やりがいや苦労などの知識に乏しいことです。
つまり、非常に狭い選択肢の中で自分の就職先を見つけようとしているので、必然的にやりたいことが見つからないのです。当たり前ですが、知識がなければやりたいことは見つかりません。インターンシップや合同企業説明会に参加しながら、広い視野を持って就活に取り組むことが重要になります。
⑤正社員に興味がない
学生時代、アルバイトに熱心に取り組んだ人に多いのですが、バイトリーダーなどを任されて責任ある立場で仕事をすると、やりがいを感じることも多くなります。さらに、現在は人手不足からアルバイトの時給は上昇を続けており、正社員の初任給と変わらない金額を稼ぐ学生も多いです。
就活で自分に合うか分からない会社に就職するよりも、アルバイトという自由な立場で慣れた仕事を続けるという考えを持つ人も多くいます。しかし、長い目で見れば人生設計に大きな格差が出来てしまうのも事実です。
正社員で働くメリットはこちらの記事でもまとめています。
就活生に聞いた! 就活が嫌になるとき
多くの就活生が手探りで目指すキャリアのため頑張っていますが、必ずしも思い通りになるわけではありません。今回はそんな就活に対しどんなときにしたくないと感じるか率直な意見を就活生の皆さんに聞きました。
大多数は結果が出ないときやしたくないと思うことをしてるときと回答
選考に落ちる・お祈りメールが届いたときという回答が非常に多く寄せられました。
その他、周りと比べた自分の状況の遅れからの焦りや、書類作成へのめんどくさいという気持ちが、就活自体が嫌だと感じるきっかけになるようです。
就活という非日常が日常を圧迫しているという声も
就活には時間も労力も注ぎこむ必要がある為、他のことに影響を感じたとき就活が嫌になるという声もありました。
紹介した回答の多くにうなづける人が多いのではないでしょうか。自分だけでなく他の就活生も近い苦しみを感じています。長く苦しい就活を乗り越え、なりたい自分になれるように就活に臨みましょう。
就活のメリット
多くの就活生がしたくないと感じながら迎える就活ですが、なぜ就活することを選ぶかといえば最終的に大きなメリットが得られるからです。
ここでは就職活動におけるメリットについて解説していきます。是非参考にして就活のモチベーションにつなげましょう。
人生で一度きりの新卒は大きなチャンスに出会いやすい
まず社会人経験のない学生を採用するための就活は、大きなチャンスに出会いやすいというメリットが挙げられます。なぜなら即戦力の人材ではなく、見込みのある学生を企業側が育てていく前提で募集をしているからです。
そのため、採用担当者は学生の経験やスキルだけでなく、人柄やポテンシャルを含めて見ています。むしろ仕事に対する熱意や姿勢の方が大きく評価される場合があるほどです。
中途採用をおこなっておらず、この機会を逃せば二度と入社できない企業もたくさん存在するため、志望する企業に入社する最大のチャンスだと考えられます。
就活を通してしか学べないことがある
就活でしか味わえない経験ができるのもメリットの一つでしょう。多くの企業について研究し、説明会のために会社に出向き、面接を通して様々な会社で働く社会人とコミュニケーションがとれるのは貴重な機会です。
大規模な就活イベントや丁寧な説明会は学生に向けてだからこそ開催されているというものも多くあります。中には普段関係者にしか見られない設備や資料を見学させてくれることもあるように、就活でしか体験できないことがいくつもあるのです。
この体験を通して、社会の広さや様々な仕事のあり方を学び、自分の可能性を広げることが就活の醍醐味といえます。
就活をやりきることが自信につながる
就活は忙しさや、選考に落ちてしまうなど心身共に苦しい状況がほとんど避けられない大変なものです。しかし、その経験がのちの自信につながります。
高校や大学の受験勉強も長く苦しいものですが、そこで多くを学び合格したときの喜びの体験は多くの人の心に残っているのではないでしょうか。
就活も苦しい分、内定を獲得し、就活を終わらせたときの達成感と学びが大きくなります。
就活したくない人がするべきこと
就活したくないという人は、どうしても立ち止まってしまう傾向にあるのではないでしょうか。しかし、行動することによって就活したくない気持ちを払拭するきっかけをつかむことができます。
説明会やインターンなどの行動や挑戦をすることにより、就活に対するイメージ、就職に対するイメージ、社会人のイメージを変えていくことができます。
就活はやりたくなくても、何かきっかけさえあれば一歩踏み出すことができるかもしれません。そのきっかけとなるものをいくつかをご紹介します。あなたに合ったものを見つけ一歩踏み出してみましょう。
先輩の話を聞きに行く
自分が志望している企業で働いている社員に、仕事内容を聞きましょう。実際に働いている人に聞くことには非常にメリットがあります。まず1つ目は、実際に仕事をする出のうえでのリアルな気持ちを聞けることです。次に、実際に働いている社員に聞くことにより、志望している企業の社風や雰囲気を生で感じることができます。自分がもし、就職したときの雰囲気や感覚をつかむのに非常にメリットがあります。
3つ目は、その社員に具体的な仕事内容を聞けるということです。採用担当者は人事を専門としている方が多く、現場で働いているという方は少ないです。しかし、実際に現場で働いている方の話を聞くことで何が大変なのか、何がやりがいなのかなど、その仕事の本質に近づくことができる可能性があります。
説明会に参加する
企業説明会・合同説明会に参加するのも非常に効果的です。企業説明会は若手の社員が事業・仕事内容などを細かく説明してくれることが多いです。会社説明会は若手社員が担当することが多いため、自分たちに近い目線でその会社のことを知ることができるでしょう。
合同説明会に参加するのもおすすめです。様々な企業がブースを設置して説明会をおこなっているため、多くの企業を一度に比較することができます。
多くの会社を比較できることで、より自分に合った会社を見つけることができるはずです。このようにして会社を知ることにより、就活に意欲が湧いてくるケースもあるでしょう。
説明会についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
自己分析
どのような仕事も一定期間続けていればやりがいが生まれてくるものですが、全く向いていない仕事の場合、やりがいよりも苦痛が多くなります。また、それにより成果も上がりにくくなるのが現実です。自分が向いているものを見つけるためには、自己分析が欠かせません。
自己分析には考え方や行動を多角的に分析する適性検査や、自分自身のこれまでを振り返り棚卸ししながら総括する方法などがあります。1つのやり方で自分にはこの仕事が合っていると決めつけるのではなく、様々な方法を試しながら自己の内面と向き合うのがいいでしょう。
自己分析のやり方についてはこちらの記事を読んでみてください。
※面接が苦手な23卒の方へ
厚生労働省の認可を受けた企業の就活アドバイザーと、面接をWebシミュレーションすることができます。
「就活を始めたばかりで、どう答えるべきか分からない」
「企業ごとの面接対策をして、内定率を少しでも上げたい」
面接に通ることができず悩んでいる方は、積極的に相談してみてください。
オンライン、しかも完全無料でサポートが受けられますので、面接ワンポイントアドバイスがほしい方にも、就活のすべてをサポートしてほしい方にもおすすめです。
人生設計を考えてみる
就活をしたくないときには、人生設計を少し考えてみることがポイントです。特に、何十、何百社と採用試験を受けてくると、就活そのものがルーティンワークになってしまい、何をどうすればよいのかが分からなくなってしまうことが多々あります。
そういったときには、一度将来的にどうしたいのかを考えてみると、ヒントが生まれることがあります。また、こうしたときには、悩みを共有できる同世代の友人に話をしてみることも効果的です。以下にその例を挙げてみましょう。
10年後の生活を想像する
5年後の自分を想像することすら難しいかもしれませんが、およそ10年後の生活を想像してみましょう。
厳しい仕事をしてお金を稼ぐ生き方をしたいのか、それともある程度仕事は楽で収入もそこそこに生活したいのか、どういう場所に住んでいて結婚はしたいのか、それとも独身を貫きたいのか、子どもは欲しいのか、といった具体的な内容を書きだしてまとめてみることが重要です。
自分の未来に絶対の正解は存在しないので、こうなったらいいな、あるいはこうなりたいと思う理想を思い浮かべてみることが最初にするべきことです。その過程で夢を見ることも悪いことではなく、やる気を引き出すための手段であるともいえます。
実現するために今できる行動を起こす
自分の方向性が決まったら、それを実現するために何をするべきかを考え、リストアップすることが大切です。たとえば、仕事は大変ですがお金を稼ぎたい人であれば、そういう人向けの業界はあります。
厳しい競争的な環境であることがほとんどですが、勝ち抜ければ同世代よりもはるかに恵まれた収入を得ることができます。
逆に、ほどほどの仕事でほどほどの収入をというのであれば、公務員をはじめとするような仕事が適切な選択となります。どのような業界や企業であれば叶えられるかが明確になると、今何をすべきなのかが自ずと理解できるようになります。
就活生に聞いた! 就活のモチベーションの保ち方
就活は長い戦いであり、常にモチベーションを保つのは難しいことです。時には就活から逃げたいと感じる人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は就活生に聞いた就活に行き詰った時の気分転換の方法を紹介していきます。
就活の先をイメージしてモチベーションを押し上げるという声が多く集まる
就活が終わった時を想像してモチベーションを保っているという回答がいくつも集まりました。
就活後のイメージとして、就活を終えた先輩の過ごし方も強く印象に残っているようです。自分と近い状況のときに、何を感じていたか、モチベーションをどのように保っていたかを聞いてみるのも良いかもしれませんね。
趣味や頑張っている人の姿に視野を広げて発散するという回答も多数
一方で、就活に関係ないことで発散しているという回答も多くありました。
このほかには、これまで苦労をかけてきた親に恩返しをするためにも安心できる企業に入社することをモチベーションにしていたという家族をモチベーションにしたり、どこにも内定がもらえなかったらどうしようという恐怖心がモチベーションという回答もありました。
キャリアプラン別のメリット・デメリット
現代日本では、就職以外にも様々な生き方を選択する人が増えてきました。例えばフリーター・フリーランスとして働くこと、また大学生では大学院に進学することなど考えられるでしょう。
これらの選択肢を選ぶことにより、それぞれのメリット・デメリットがあります。ここではそのメリット・デメリットについてキャリアプランごとに確認していきましょう。
就職以外の進路についてはこちらの記事でもまとめているので、ぜひ併せて読んでみてください。
就職
就職のメリットは安定した収入と人間的な成長が見込めることです。特に収入に関しては他の働き方に比べて高収入を安定的に得ることが期待でき、そのうえ保険や福利厚生といった点でも社員として働くと暮らしやすい環境が用意されます。
また、成長という点については社員として責任を負う立場の中で、組織に貢献し、会社を支える意識が必要になります。そのうえでスキルを磨き、あとから入る後輩・部下に指導していく役割を担っていくことになります。多くの業務に長い時間触れることで、成長をしていく必要があります。
その一方で、他の働き方に比べると休みやプライベートの時間に融通が利きにくいというデメリットが考えられます。企業によって働きやすい環境・休みを取りやすい環境は整えられつつありますが、職業などによっては仕事を優先しなければならない状況というのも存在します。
フリーター
フリーターのメリットは、仕事を任せられたときの責任が少なくなるということです。ノルマも比較的少なく、基本的には誰にもできそうな仕事をすることになるので責任は軽いでしょう。
また、働く時間や曜日を自由に決めることができるのもメリットです。主にフリーターは労働時間勤務日数をシフト制にすることが多いので、自分の希望が通ることになります。
しかし、フリーターになると収入の安定がないのがデメリットになります。長期的に見たときにフリーターの仕事は安定感が少ないという理由でデメリットと考える人が多いです。
公務員・資格試験の勉強
就活をせずに、公務員や資格試験の勉強するというのも選択肢の1つです。試験の勉強をすることにより、生まれるメリットは1人の時間に集中することができるということです。その時間を集中することにより、高いパフォーマンスを発揮して公務員就職や資格取得ができるケースもあるでしょう。
しかし、資格試験の勉強中は働くことができません。ですので、その間収入がなくなるというデメリットが発生します。そのため、この間はアルバイトでつなぐなど、収入に対する問題はつきまとうことになるでしょう。
さらに1人で過ごすことが多い分、孤独になることも多いです。自分との戦いの中でモチベーションを維持していくなどの課題に直面することになるでしょう。
大学院進学や留学
大学院への進学や海外への留学も1つの選択肢です。大学院に進学する場合や留学は、就活において選択肢の拡大につながります。自分の幅広い可能性にチャレンジできるというメリットがあるといえるでしょう。
大学院への進学・留学することにより自らの就職への選択肢の拡大や給料アップと言うメリットがあります。しかしその一方、2年分のキャリア形成が遅れるので、自らの未来のライフスタイルをしっかり見定めることが必要になってきます。
起業や作家・フリーランスなどを目指す
起業することや作家、フリーランスとして仕事をする方もいます。フリーランスのメリットとしては、自らの働き方を自分で自分で管理出来る点が挙げられます。
自分の働く時間や日数も決まっていないので、自分でコントロールできるのは非常に魅力的です。また場所を選ぶことも自由になります。組織に属していない分縛られることもないので、フリーランスの仕事は非常に自由に働くことができる1つの選択肢ではあります。
ただし、フリーランスで仕事をする場合、収入が不安定になります。会社に勤める場合、固定給というものがありますが、フリーランスは収入を保証してもらうことができませんので、それはデメリットになります。また会社員に比べて社会的信用が低くなってしまいがちな点もフリーランスのデメリットと考えられるでしょう。
卒業してから就活する
大学を卒業してから就活するのも1つの選択肢でしょう。卒業してから就活をする場合は講義などの時間の制約がないので、就活に終始集中することができるのはメリットの1つです。
さらに、かつて就活をしている友人を見ているので、就活に対する情報を多く持った時点でスタートすることができるのもメリットです。
しかし、就活には新卒ならではのメリットがあります。新卒カードと呼ばれるのですが、新卒一括採用を行っている企業が日本では多いのも事実です。大手になればなるほど、新卒の採用に限定している企業も多く、卒業してからの就活の方が選択肢が狭まる可能性があります。このことが卒業してからの就活の場合、デメリットになりやすいでしょう。
就活生に聞いた! 就職のメリット
「就活を自分の意志で決めた」という人もいれば、周りがやっているから仕方なくと始めた人もいるでしょう。今回は、就職にどんなメリットがあると感じているか就活生の皆さんに意識調査をおこないました。
多くの就活生が求めるものは安定した収入と自立した暮らし
安定した収入で自立し、結果的に親孝行や豊かな生活につながると考えている人が多いようです。
正社員として働くと、固定の給料のほかに福利厚生に関する手当や企業によってはボーナスが支払われます。キャリアアップしていけば給料もあがっていくので、収入の安定や将来へのモチベーションが期待できます。
自分の成長のために就職の道を選ぶ
一方で仕事のやりがいや、自分のスキルの向上のために就職を選んだという声も集まりました。
また、中には様々な業界の方や学校の教授、先輩方と話せる機会が増えるといった人脈を求めて就職するという回答もありました。
志望業界によっても得られるスキルや経験は変わるので、具体的なメリットについて考えてみるのもモチベーションをあげるのに効果がありそうですね。
就活を先延ばしにするなら留年する手もある
留年をする場合、次の年になったとしても新卒として就活できることがメリットになります。しかし、留年することによってデメリットも生じます。まず大学に対する学費が多くかかるのがデメリットです。また就活において留年というステータスが不利に働くこともあります。
留年をする場合はなぜ留年したのか、留年することにより自分がどう成長していったのかなど、自分が留年により得たものを就活で生かす必要が出てきます。メリット・デメリットを認識した上で留年の選択肢を選ぶことをおすすめします。
正社員を狙うなら新卒が断然有利
留年をするとなれば学費もかかるため、お金をかけるぐらいなら卒業してしまった方がいいと考える人も多いです。しかし、既卒で就活をするのと新卒で就活をするのでは就職の難易度も違いますし、正社員で就職したいのであれば断然新卒が有利です。
既卒であっても3年以内であれば新卒と同じ扱いにする企業もありますが、すべての企業がそう考えているわけではありませんし、新卒を優遇する企業は多いです。
また、既卒の場合は就活をしながらもアルバイトなどをしていることも多いですし、就活に気持ちが入りづらい場合も多いです。アルバイトで当面の生活費さえ稼げていれば就職意欲は低くなりますし、背水の陣で臨むためにもあえて留年するという選択もあります。
留年理由を聞かれることは少ない
留年してもう一度新卒として就活をする場合は、留年したことが就活に悪影響を及ぼさないかと心配する人が多いです。履歴書では学歴を記入しますし、そこをチェックすれば留年したかどうかは分かります。
しかし面接では留年について聞かれることはほとんどなく、就活に影響することもまずありません。
留年したからといってマイナスの印象を与えるわけではありませんし、就活への影響を心配する必要はないと言えます。もちろん企業によっては留年の理由を聞かれることもありますが、聞かれた場合でも正直に就職のために留年したと伝えればOKです。
単位が足りずに留年した場合は不真面目な印象を与えてしまいますが、就職が理由なら悪印象にはなりません。
就活したくないという気持ちは甘えではない
就活は大変なものですし、苦労して対策、準備をしても結果が振るわないことも多いです。あまりの大変さに加えて結果も出なければ就活をしたくないと感じてしまうこともありますが、これは決して甘えではありません。
就活は非常にハードなものですし、上手くいかないことが続くと就活をしたくないと感じてしまうのは仕方のないことです。就活をしたくないと感じたからといって自分を責めず、前向きに考えてポジティブに就活に取り組むことが大切です。
感じ方は人それぞれ
就活は大変なもの、辛いものと考える人も多いですが、一方で就活にはそれほど苦労しなかった、むしろ楽しめたという人もいます。人によって感じ方はさまざまであり、どれが正解ということはありません。同じ経験をしていても大変、辛いと感じる人もいれば、何ともないと感じる人もいますので、自分の感じている気持ちを大切にすべきです。
周囲の人が何と言おうと、大変だと感じているのであれば就活は大変なものですし、反対に楽しいと感じていれば就活は楽しいものになります。
就活をしたくないと感じるほどに辛いと感じたとしても、それは甘えではありませんし、自分がそう感じたのであれば、それ以上でも以下でもありません。自分の気持ちを大切にしながら、ゆっくりと就活に向き合うことが大切です。
自分が最も後悔しない道を選ぶことが大切
就活をしたくないと感じれば、そこで辞めるのも頑張って続けるのも自由です。就活は誰かに強制されるものではありませんし、就職することが必ずしも正しいわけではありません。就活を続けるにしても辞めるにしても、自分が最も後悔しない道を選ぶことが大切です。
頑張って就活を続けても、それによって後悔するなら意味はありませんし、就活をやめてもそれで良かったと思えるなら、辞めたことが正解になります。
何をするにしても後悔しないこと、これで良かったと思える選択をすることが大切であり、自分の気持ちに正直になることが大切です。就活をしていると忙しさに流されて自分の本音を見失うことが多いので、迷ったときこそ自分自身に問いかけ、本当に後悔のない選択をしていきましょう。
就活したくない就活生は理由を知り行動してみよう
現代では就活せず、会社員として働かないでも様々な自分のライフスタイルを選択することが可能です。
このようなライフスタイルの選択肢が増えたことも、就活に意欲的になれない学生の背景になっている可能性があります。まず大切なのは、自分が「就活したくない」理由と向き合ってみることです。
自分がなぜ就職したくないのかをきちんと自分の中で整理し、受け止めましょう。自分の中で現実をしっかりと受け止め、成長する機会を得ることができるのもこの就活の時期です。その上で、先輩の話を聞く、説明会に参加するなどのアクションをとってみるのもおすすめです。
自分の今後の人生を決める大事な時期だからこそ、自分の将来と向き合い、未来のライフスタイルを構築するために、一歩踏み出チャレンジしてみましょう。
【就職の意味に関する意識調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年4月22日~25日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の79人
【就活の始め方に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年4月15日~18日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の78人