業界研究

建設コンサルの志望動機の書き方|例文や注意点をご紹介

建設コンサルタントは志望動機が重要

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コンサルタント業は数多くの業界に存在し、建設業界にもあります。建設コンサルタントは、簡単に言えば都市計画の立案から提案までをおこなう仕事であり、仕事の規模の大きさが特徴です。未来まで残る街づくりに携われる仕事のため、人気は高いですが、その分倍率は高く、就職の難易度は高いと考えましょう。

建設コンサルタントを目指す際は、身につけておくべきことが数多くありますが、能力を高めるだけではなく志望動機を見直し、熱意を強くアピールすることも大切です。志望動機の内容次第で評価は大きく変わり、能力の有無に関係なく合否を左右する可能性もあります。建設コンサルタントへの理解を深め、上手な志望動機の作り方をマスターしましょう。

建設コンサルタントの志望動機でアピールすること

建設コンサルタントの志望動機でアピールすること

志望動機=就職を希望する理由やきっかけを伝えるものですが、高評価を獲得するにはそれだけでは不十分です。本当に評価される志望動機では、アピールポイントを上手に絞り込み、必要な情報を的確に伝えて好印象を獲得しています。何を伝えるべきかを知り、それに合わせて内容を考えることが、高評価を獲得する第一歩です。

論理的な思考力

建設コンサルタントに論理的思考力は必須であり、これがないと高評価を獲得することはできません。論理的思考力とは、筋道を立てて物事を考えられることと、その考えを伝えられることです。都市計画を考えるには、なぜそれが必要なのか、どのように進めるのかなど、論理的かつ具体的に考えなければなりません。その上で、考えた計画をクライアントが納得できるよう上手に伝える必要があります。

論理的思考力は建設業界に関係なく、コンサルタント業全般で必要な能力と言えるため、必ず身につけ、アピールできるようにしましょう。論理的思考力をアピールするには、それが身についていると提示する必要はなく、物事をきちんと論理的に提示、説明できるだけで伝わります。志望動機で伝えるなら、文章の構成を考えてわかりやすさを重視しましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も建設コンサルタントには必須の能力であり、どのような人からも信頼され、長く付き合っていくことが大切です。建設コンサルタントは、手がける仕事の規模が大きいだけに、多くの人と関わる必要があります。そのため、対人コミュニケーション能力は必須であり、不信感を持たれないこと、納得して仕事に取り組んでもらえることが重要です。

不信感を持たれてしまうと、仕事が滞る、あるいは品質に問題が出る可能性が高く、結果的にコンサルタントとしての信頼を失います。また、都市計画は長期にわたるため、数年間同じメンバーの人と顔を突き合わせることも多いです。長期的な付き合いができないとコンサルタントには不向きであり、高い水準でコミュニケーション能力が求められていることを理解しましょう。

情報収集力

建設コンサルタントは都市計画を立ててクライアントに提案していきますが、適切な計画を立てるには情報をしっかり集めてニーズを把握しなければなりません。情報収集能力はコンサルタントの必須能力のひとつであり、マーケティング能力とも言い換えられるでしょう。

常にアンテナを張って市場のニーズを獲得し、正しい方法で取捨選択し、情報を活用できることが求められます。単に大量の情報を集められることを情報収集能力とはいわず、上手に活用できてこそ能力の高さを認められると考えましょう。物事を客観的、大局的に捉えられることや、視野の広さをアピールしながら情報収集力も提示することが大切です。

仕事への熱意の高さ

建設コンサルタントには幅広い能力が求められ、志望動機でもしっかりアピールしなければなりません。しかし、能力のアピールだけでは不十分で、原点に立ち返って仕事への熱意の高さを伝えることも大切です。建設コンサルタントは「仕事の規模が大きい」「社会的な影響が大きく、プレッシャーがかかる」「長期間のプロジェクトがほとんど」という点から、非常にハードです。

いかに能力が高くても、ハードな仕事に耐えられるだけのタフさがないと続けるのが難しい仕事であることは理解しておきましょう。仕事への熱意の高さを伝えて、どれだけ大変な仕事でも乗り越えられること、最後までやり遂げられるとアピールすることが大切です。

建設コンサルタントの志望動機の書き方

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志望動機で高評価を獲得するには、書き方にも工夫が必要です。題材選びや内容がよくても、書き方ひとつで印象は大きく変わり、よくも悪くも評価は変動します。高評価を獲得するには、適切な内容でアピールできることに加えて、より評価されやすい書き方を心がけることが大切です。志望動機は少し工夫するだけで伝わりやすく、分かりやすい内容にできます。書き方のポイントを知り、細部までこだわった志望動機を作成しましょう。

なぜ建設コンサルタントか

建設コンサルタントの志望動機では、コンサルタント業の中でも、なぜ建設分野なのかを明確にすることが大切です。コンサルタント業界は人気が高く、倍率も非常に高いです。そのため、複数の分野にまたがって応募し、とにかくコンサルタントになりたいと考える人も少なくありません。

建設コンサルタントでは仕事への熱意を示すことが大切なため、他の領域のコンサルタントでもいいのではないかと思われると、評価は下がってしまいます。なぜ建設コンサルタントなのか、他の分野と差別化した理由を提示することが大切です。難しく考える必要はなく、興味を持ったきっかけや理由を述べて、建設コンサルタントだから志望しているということを伝えましょう。

なぜその企業か

志望動機では建設コンサルタントを志望する理由とともに、その企業だから志望したことも明確にしなければなりません。建設コンサルタントだけに絞っても、企業の数は非常に多く、コンサルタント全体で考えた場合と同じように、別の企業でもいいのではないかと思われると評価が下がります。

その企業だからこそ志望したこと、他の企業ではだめなことを伝えて、志望動機の差別化を図らなければなりません。その企業だからこその理由をアピールするには、企業研究を徹底しておこない、志望企業独自の魅力を知ることが大切です。どのような事業をおこなっているかはもちろん、他の企業ではやっていないことに注目して、企業研究を進めましょう。

就職後に何をしたいか

就職が決まることは就活の一旦の到達点であり、完全なゴールではありません。本当に大切なのは就職して、企業で仕事をして活躍することのため、志望動機ではそのことも含めてアピールしましょう。いかに就職したいかを伝えることも大切ですが、それだけでは就職した時点で満足してしまうと思われ、高評価は獲得できません。

就職したい気持ちを見せつつ、さらに一歩踏み込んで就職後にやりたいことを提示して、活躍の意思があることも伝えましょう。就職後にやりたいことを述べることで、意欲の高さが伝わり、かつ企業研究ができていることもアピールできるため、より好印象になります。新卒は特にポテンシャルに期待されているため、就職後まで視野に入れたアピールは重要です。

自分に何ができるか

建設コンサルタントの志望動機では、自身の採用メリットを売り込むことも大切です。熱意を伝えるだけではなく、自分の能力や人柄も提示して、就職後自分に何ができるかもアピールしましょう。企業は、仕事へのやる気があり、成長意欲の高い人材を採用したいと考えますが、これは就職後に活躍できることを見越しての判断です。

どれだけ意欲が高くても、仕事で活躍するのが難しいと思われると評価が下がってしまうため、自分からできることを売り込み、採用メリットを提示することが大切です。何ができるかが事前に分かっていると、企業でも採用に踏み切りやすく、高評価にも繋がりやすいでしょう。

建設コンサルタントの志望動機例文

私は公共のインフラをさらに便利に整備し、多くの人の生活の豊かさを実現させたいと考え、貴社を志望しました。貴社ではトンネルや道路の建設に強みがあり、特に交通量の多い地域での事業計画づくりに精通しています。より多くの人が関わる地域、場所の事業計画を立てることで、多くの人に良い影響を与えて、満足を勝ち取りたいと考えています。
大学時代は4年間スーパーでアルバイトをし、継続力とコミュニケーション能力を身につけました。貴社ではまずは人に寄り添い、入念なヒアリングで事業計画を立てたいと思います。少しずつ経験を積み、最終的には大規模な事業計画にも携わり、生活に豊かな環境を作り、貢献したいと考えています。

例文では、人々の生活を豊かにしたいと志望理由が語られています。冒頭で建設コンサルタントを目指す理由、続けて企業を志望する理由が述べられており、就職意欲の高さが伺えます。加えてアルバイト経験で得たスキルから就職後のアピールに繋げることで、将来のビジョンが見えていること、働く意欲の強さも提示できているでしょう。将来やりたいことも提示できており、就職だけで満足しない成長意欲の高さが示せています。

建設コンサルタントの志望動機の注意点

志望動機は高評価を獲得するポイントだけではなく、注意点も踏まえて作成しなければなりません。注意点を正しく把握できていないと、マイナスの印象を与え、評価が下げられる可能性があります。上手にアピールできていても、マイナスの要素が少しでも入っていると、低評価になる危険性があるため注意しなければなりません。より高い評価を獲得するためにも、注意点も理解してマイナスの要素を上手に取り除いてアピールしましょう。

コンサルタント全般で通じる理由はNG

建設コンサルタントを志望するからには、その分野だけに絞った理由で志望動機を語ることが大切です。コンサルタント全般で通じる理由はNGのため、志望動機はできるため明確に伝えましょう。例えば「クライアント様の要望に応えて、よりよい改善策を提案したい」などはどの分野でも通じるためNGです。同じような内容でも「クライアント様にあった交通インフラの整備計画を提案し、業務改善を目指したい」なら問題はありません。

ポイントは、建設コンサルタントならではの仕事内容や特徴を含めて伝えられるかであり、なりたい理由を細部まで深堀りすると、自然に差別化した理由は出てくるでしょう。全般的な理由だと、それだけで志望度が低いと判断されるため、コンサルタントを目指す理由は特に注意して伝えなければなりません。

成長したいだけでは弱い

コンサルタント業界はハードな仕事が多いですが、反面学びも多く、大きく成長できるのが魅力です。仕事を通じて成長し、キャリアアップを目指したいと考えコンサルタント業界を志望する人も多いでしょうが、これを志望理由にするのはよくありません。成長意欲を見せることは大切ですが、成長だけが志望した理由になると、活躍が見込めないと判断される危険性があります。

ビジネスにおいて個人の成長はあくまで仕事の成功の副産物であり、メインの目的ではありません。成長をするために仕事をするというのは、本来の目的から外れてしまい、仕事の意味を理解できていないと判断されます。成長して活躍し、企業に貢献できることが重要なため、必ず企業にメリットがあるよう志望動機を伝えましょう。

明確なアピールで高評価を獲得しよう

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建設コンサルタントはハードルが高く、就職難易度も非常に高いです。難関のハードルをクリアするには、選考の事前対策が必須であり、特に志望動機を念入りに考える必要があります。志望動機は仕事に興味を持ったきっかけや就職を希望する理由を伝えるものですが、建設コンサルタントではさらに内容をプラスして、アピール力を高めることが大切です。

志望する理由はもちろん、どのような仕事がしたいのか、どのように活躍できるのかと、就職後を見据えた明確なアピールをおこなうことがポイントです。志望動機は伝え方ひとつで印象が変わり、評価も違ってきます。採用メリットが伝わるよう、具体的な理由で志望動機を伝え、難関の建設コンサルタントへの就職を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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