業界研究

【業界の種類を徹底解説】就活生が分類を知っておくことのメリットまで分かりやすくご紹介

業界とは

就職活動を進めるにあたり、自分はどのような業界の仕事に進むべきなのかを考えることになります。業界とは、同じ産業・商業にかかわる企業の集合体のことです。世の中にはたくさんの仕事があり、その数に応じて業界も幅広く展開されています。

「数が多すぎて、どの業界が、どのような仕事をしているのか把握できない」と悩む就活生も多くいることでしょう。ここでは就職活動でよく耳にする、代表的な業界について、それぞれ解説していきます。それぞれの業界でどのようなことをしているのか、どのような会社がその業界に属しているのかを知ることで、「意外とこっちも面白そうだな」と自身の視野を広げることも可能になります。しっかりと学び、就職活動に役立てるようにしてください。

就活生に人気の業界とは?

自分自身に合った業界を見つけることはとても大切です。そのためには、まず様々な業界について知っておく必要があります。そこでおすすめなのが「人気21業界丸わかりマップ」です。こちらでは、就活生に人気の21業界をピックアップしています。

21の業界ごとに主要企業の売上高や年収も公開しているため、この1冊でたくさんの情報を無料でダウンロードすることができます。就活は、時間との戦いでもあります。就活を効率よく進めるためにも、GETしておきましょう。

 

8種類ある業界

「業界は全部でいくつあるのだろう」と疑問に思う就活生も多くいることでしょう。大きく分けると、業界は8つの種類に分けることが出来ます。

それぞれの業界にはそれぞれの魅力があり、やりがいがあります。以下、8つの業界それぞれについて説明してきます。最初から「もう志望業界は決めているし、他の業界は見なくていいや」と思わず、少しでも関心を持った業界があれば、これを一つのきっかけとして調べてみるようにしましょう。

商社

商社業界は、「モノを売りたい人」と「モノを買いたい人」の間をつなぎ、取引を行うことで社会に貢献する業界のことです。商社業界には総合商社と専門商社の二種類の企業が存在しています。

総合商社は扱う商品、規模に限定がなく、様々なジャンルにおいて、スケールの大きい取引を行うこともあります。一方、専門商社は扱う商品の分野を限定し、その分野に特化した商いを行っています。

現在、総合商社においては、このようなビジネスモデルの他に、事業投資を行っている企業が多くあります。事業投資とは、国内外の企業による事業へ投資を行い、その事業の発展による恩恵により利益を上げるビジネスモデルです。

商社業界においては、幅広い人・企業と信頼関係を築き、それによりビジネスを成功へと導くことが重要となりますので、コミュニケーション能力に長けていることが求められます。また、国内外の企業、人と関わるため、英語能力も必要とされることが多いです。

金融

金融業界はお金を介して企業・人の活動をサポートすることで社会に貢献する業界です。金融業界に属する企業として、銀行・証券、生保・損保、カード会社やリース会社などが挙げられます。

どのようなシチュエーションにおいてお金を介するサポートを行うかで、各企業の違いが出ています。「生活習慣病など万が一の病気に対するサポート」であれば保険会社、「企業の新規事業立ち上げに対するサポート」であれば銀行などといった具合です。

しかし近年、各企業間の垣根は下がってきており、それぞれの企業で、他の企業の商品の取り扱いがスタートしています。そのため金融業界のなかで、「何故その企業なのか」を説明することがますます難しくなっていると言えるでしょう。金融業界に応募する際には、それぞれの企業の差異がどこにあるのかをしっかりと把握し、それを押さえたうえで志望動機を作成していく必要があるのです。

メーカー

メーカーは商品の製造を介し、社会への貢献を行う業界です。メーカーと聞くと、「食品メーカー」や「医薬品メーカー」など身近なものを思う浮かべる就活生が多いでしょう。

しかし一言でメーカーと言ってもそのジャンルは非常に多岐にわたります。住居を扱う住宅メーカーや、精密機器を扱うメーカー、洋服を扱うアパレル業界、スポーツ用品を扱うスポーツメーカーなど、挙げればきりがありません。世の中ではさまざまな商品が製造され、販売されています。

メーカーを志望するのであれば、「どの分野の商品を介して社会に貢献していきたいと思うのか」をしっかりと自己分析により明らかにし、その上で企業選びを行うようにしないと、就職活動を乗り切ることは難しいと言えるでしょう。

マスコミ

マスコミは、あらゆる情報を、それを求める人々へ伝えることで社会に貢献する業界です。新聞、放送、出版、広告などがこの業界にあてはまるでしょう。

この業界は、人々が望む情報を伝えるために、日々自身のアンテナを高く保ち、活動することが求められる業界です。そのため肉体的にはある程度負担の大きな業界と言えるでしょう。

また、マスコミを通じて伝えられる情報により、人々は身の回りで起きていることを知ることになります。そのためマスコミが偏った考えを配信することで、人々の考えを扇動してしまう恐れもあります。このような観点から、この業界で働く人には、情報が与える影響の大きさを理解した上で、自律心を持って仕事に臨むことが求められるでしょう。

サービス

サービス業界は、食事を提供する、娯楽を提供する、など人々にサービスを提供することで社会に貢献する業界です。一例を挙げると、鉄道、アミューズメント、コンサルティングなどがこの業界に当てはまります。

このようにサービス産業は非常に多岐にわたりますが、行っているサービス内容としては大まかに3つに分けることが出来ます。食事や飲み物を提供するなど「作ったモノを提供するサービス」と、相談しアドバイスをもらうなど「情報を提供するサービス」、そして娯楽を提供するなど「快適な環境を提供するサービス」です。

サービス業界を志望する場合、これらのうち、どのような形でサービスを提供したいと考えているのかが重要なポイントになります。

小売

この業界はさまざまなモノを消費者へ流通させることを通じて社会に貢献する業界です。この業界に当てはまるものとして、スーパーや百貨店、コンビニエンスストアなどが挙げられます。

この業界は消費者にとって非常に身近な存在でありますが、その分競争が激しく行われています。その結果として、企業の再編が相次いでいる業界でもあります。

東京オリンピックに向け、海外からの観光客による収入の増加が期待されており、その中で他の企業との競争に勝つために、どの企業も策を講じてきています。インターネットによる販売やデリバリーサービスなど、新しいサービスが次々と導入されることがこの業界の特徴でもありますので、業界研究を入念に行うことが必要となるのです。

ソフトウェア・通信

この業界は、「仕事を効率的に進めたい」など個人の方や企業の方が感じるソフトウェア、通信へのニーズに応えるためにシステムの開発・研究を行い、それにより社会へ貢献する業界です。

この業界として、ソフトウェアやゲームソフト、通信機器が当てはまります。近年どの企業においても仕事を進めるにあたり、この業界の製品・サービスの恩恵を受けています。パソコンや通信技術無しで仕事を進めることは不可能になっているのです。

また我々の生活においてもこれらはすでに不可欠なものになっています。現状国内では普及し、成熟した感があるので、新たな収益源として海外進出が進められています。高い伸び率が見込まれるアジア・太平洋地域を中心に海外進出が見込まれています。

官公庁・後者・団体

この業界は、民間では出来ない公的な事業を行うことで社会に貢献する業界です。地方公共団体の役所や学校、病院、裁判所などが当てはまります。

中には民間と同じく営業を行う部署がある企業もありますが、収益の追求を第一に掲げている場合は多くありません。郵政民営化のように、サービスの質の向上、組織の透明化を目的に民営化が行われることもありますが、その弊害が問題となっている現状もあります。

民間でできないものを補完することを第一として活動しているので、その点は通常の民間の企業とは大きく異なります。この業界の企業に応募するには公務員試験の受験が必要となる場合も多く、民間との併願を行おうとすると、負担が大きくなる可能性もあります。

業界内の細かい分類一覧

  • 商社…総合商社、専門商社
  • 金融…銀行、証券 、クレジット、信販・リース、生保・損保等
  • メーカー…食品、農林、水産 、建設、インテリア 、繊維、化学、薬品、化粧品 、鉄鋼、金属 、機械、電子機器、自動車、医療機器、印刷、事務機器関連、スポーツ・玩具等
  • マスコミ…放送、新聞、出版、広告
  • サービス…不動産、運輸、物流、電力、ガス、エネルギー、フードサービス、ホテル、旅行、医療、福祉、アミューズメント、コンサルティング、調査、人材サービス、教育等
  • 小売…百貨店、スーパー、コンビニ、専門店
  • ソフトウェア・通信…ソフトウェア、インターネット、通信
  • 官公庁・公社・団体…官公庁、公社・団体

8種類ある業界の中に含まれる職業については、以上のようなものがあります。業界の種類を大まかにわけると8業界ですが、各業界に様々な企業が属しているのです。業界研究や企業研究をする際には、その細かい分類の動向や将来についても考えながら進めていく必要があります。

業界の種類を知るメリット

ここまでさまざまな業界について、その基本的な部分を見てきました。「ここまで多くの業界を知っておく必要があるのか」、「自分が関心のある業界だけ知っていれば良いのでは」と思う就活生もいることでしょう。

しかし業界の種類を知ることで、就活生はさまざまなメリットを得ることが出来るのです。以下、業界の種類を知ることによるメリットとして代表的なものを2つ、それぞれ解説していきます。しっかりと押さえ、さまざまな業界を見てみるようにしましょう。

就活において視野が広がる

業界の種類を知るメリットとして、就活における視野を広げることが出来ることが挙げられます。さまざまな業界を知ることで、それまで関心を持っていなかった業界に対して関心を持つようになることもあります。

一つの業界に執着し過ぎることは、就活においてリスクもあるのです。就職活動を進めていくうちに、「やっぱりこの業界は自分が求めるものとは違うのかもしれない」と考えが変わってくることは十分にあり得ます。そのような際に一つの業界しか見ていないと、他の業界への目線の切り替えを上手く行うことが出来ず、就職活動が思うように進まなくなってしまう恐れがあるのです。

就職活動の序盤においては特に、視野を広げておくことが重要になります。さまざまな業界を見ておくことで、自らの視野を狭めてしまわないようしましょう。

他の業界との関わりが可視化できる

業界の種類を知っておくことで、それぞれの業界の関りを可視化することができるようになります。モノを作るメーカー、作られたモノを売る小売店、それらの間をつなぐ商社、このように各業界は関わり合いながら、仕事が行われています。

業界の種類を知り、それぞれがどのような仕事を行っているのかを知ることで、志望している業界が、他の業界とどのように関わっているのかを見ることが出来るようになるのです。このこと自体が志望している業界についての知識を深めることにも、もちろんなっています。

しかしそれだけではなく、志望している業界と関わる他の業界も理解していくことで、「この業界に対して、別のアプローチをしてみるのも面白そうだな」と自身の興味・関心を広げていくことも可能になるのです。

業界にはたくさんの種類がある!

ここまで就職活動でよく目にする業界の説明と、さまざまな業界を知っておくことのメリットについて説明してきました。就職活動を進めていくと、業界にはたくさんの種類があることを学びます。それぞれの業界にはそれぞれの魅力、やりがいがあります。

自ら視野を狭めて、それらを見ないようにしてしまうのは非常にもったいないことです。就職活動の序盤から志望業界が定まっている人もいるでしょう。しかし、序盤であるからこそ、多くの業界を見渡すことも出来るのです。

就職活動は多くの業界を見渡すことの出来る貴重な機会です。自分の可能性を自ら狭めてしまうようなことのないよう、様々な業界について知り、自身の視野を広げておくようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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