志望動機

【志望動機が「家から近い」はNG?】面接で気を付けるポイント

家から近いという志望動機は通用するのか?

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就活では、さまざまな場面で志望動機を求められます。聞かれるシーンが多い=特に重要な質問と言えますが、どのように答えるべきか悩む人は多いでしょう。適切なアピール内容が分からず、「家から近い」ではダメなのかと疑問に思う人も少なくありません。

仕事は働きやすい環境で長く続けられることも重要であり、家から近いことは仕事への取り組みやすさを決める重要な要素です。

毎日の通勤時間が長いとそれだけで嫌になってしまい、人によっては片道2時間以上かかって、行き帰りだけで疲弊してしまうこともあります。家から近いことを実際に選考で使ってものよいのか知っておきましょう。

家から近いことを志望動機にするのはNG

結論から言うと、家から近いことを志望動機にするのはNGです。家から近いことだけではアピール力が弱く、選考でも確実に不利になることは理解しておきましょう。仕事を選ぶ際は通勤のしやすさは重要な項目であり、そもそも遠すぎると就職の選択肢にならないでしょう。

そのため、通勤時間を重視し、家から近いことを基準に企業を選びをする人も少なくありません。企業選びの軸に家から近いことを加えることは問題ありませんが、それを選考で伝えるのはNGと考えましょう。

仮に本当の志望理由は家から近いことだったとしても、選考用には別の理由を用意しなければなりません。パートやバイトなら家から近いこともアピールできますが、新卒の場合は絶対にNGであることは覚えておきましょう。

なぜ志望動機としてNGなのか

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新卒の就活では家から近いことを志望動機にするのはNGであり、何か別の理由でアピールしなければなりません。しかし、なぜ家から近いという志望動機は評価を下げられてしまうのかと疑問に思う人も多いと思われます。

なぜ家から近いことがNGとされているのか、3つの理由を踏まえて企業がどのように感じるかを知りましょう。

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別の企業でもいいと思われる

家から近いことを志望動機にしてしまうと、近いなら別の企業でもいいのではないかと思われてしまいます。企業は新卒一括採用でまとまった人数を採用しますが、単に採用枠を埋めるだけを目的にしているわけではありません。予定した人数を確実に採用することはもちろん、本当に自社で働きたいと思っている人、活躍しようと意欲を持っている人を採用したいと考えています。

家から近ければどの企業でもいいと思われてしまうと、就職意欲が低く、仮に採用しても活躍できないのではないかと思われる可能性が高いです。就活で評価される志望動機は、他の企業を目指す理由と差別化を図ることが大切です。複数の企業に該当してしまう家から近いという志望動機は、マイナス評価になると考えましょう。

不真面目に思われる

志望動機は就活でも重要視されやすいポイントであり、何をアピールするかで評価は大きく変わります。企業にとって志望動機は重要であり、家から近いことが理由だと真面目に考えていない印象を与える可能性が高いです。就活で重要なことにも真面目に取り組めない=意欲が低く、不真面目と思われ評価は大幅にマイナスになると考えましょう。

志望動機をきちんと考えていないと、就活全体の取り組みの意欲も低く、他のアピールにも悪影響を及ぼしかねません。不真面目な印象を与えるとビジネスでは致命的であり、その時点で不合格が決まる可能性もあります。志望動機だけ見て、他の部分は見てもらえない危険性もあるため、家から近いことは理由にしないほうが無難でしょう。

企業への興味がないと思われる

家から近いという自分本位な理由を志望動機にすることで、企業への興味が薄く、志望度が低いと思われる場合もあります。新卒の就活ではポテンシャルを重視する傾向にあるため、企業理解が高く、就職意欲や成長意欲が高いほど高評価に繋がります。しかし、家から近いことを志望動機にすると、企業そのものは見ておらず、労働の条件だけを提示していることになり、企業理解が浅いと判断される可能性が高いです。

企業への興味がないと、採用しても内定を受けてくれるか分からず、仮に就職しても別の理由で辞めてしまうのではないかと思われかねません。企業への興味が薄い人を採用することは、企業にとっても大きなリスクになるため、評価を下げられて採用を躊躇されることが多いです。

「家から近い」という志望動機で採用されることもある

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志望動機として「家が近い」と言うのはNGとされています。入社したいと思う理由を説明するには、企業の事業内容や経営方針、社風などに共感して魅力を感じていると伝えるのが一般的です。家から近いことで志望するなら、付近にある企業ならどこでもいいと感じられてしまいます。

しかし、実際には家が近いという志望動機がプラスに評価される例もあります。家が近いことは、企業にとってどのような印象なのか、どのように感じるか、解説していきます。

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家が近いことはあくまでプラス要素

志望動機は、この企業に入りたいという熱意を伝えるところです。ほかの企業ではなく、なぜこの企業で働きたいと思ったのかという理由をアピールすることが大切です。そのため「家が近いから」は、明確な志望動機としては不適切でしょう。家から近い企業は、ほかにいくつもありますし、それだけの志望動機でぜひ働いてもらいたいと思う担当者はいません。

しかし、家から近いことでメリットがあるのも事実です。交通費がおさえられる、必要な時にすぐ出社できる、など企業側にとってもよい点もあるでしょう。ただ、それだけでは効果的なアピールとはなりませんので、あくまでプラス要素として考えましょう。業務内容や企業の特徴から魅力を伝え、それに加え家から近いことも入社したいと思った理由のひとつであると伝えれば問題ありません。

企業の考えによるため避けた方が無難

選考試験の志望動機で「家から近い」といわれたら、採用担当者はどう感じるでしょうか。逆の立場で、考えてみましょう。家から近いからという理由だけ伝えられれば、企業自体に魅力がないといわれているようにも感じられます。

志望動機でアピールするポイントは、なぜこの企業を志望したのか、なぜほかの企業ではないのか、という点です。実際に志望企業を選んだ際に、家からの距離を考慮したとしても、それをあえて志望動機として伝える必要はありません。

企業の立場から考えて、家から近いことで大きなメリットがあると思える時以外は、志望動機に書くのは避けた方が無難です。志望動機を書く際には、採用担当者がどんな印象を持つのかを考えてみましょう。

志望動機で本当に伝えるべきこと

志望動機で本当に伝えるべきこと

家から近いことを志望動機としてアピールすること自体は可能ですが、例外なく評価を下げられるため、実際に使用するのは禁物です。そのため、家から近いことが本当の志望動機であっても、就活用に別のものを考えなければなりません。

志望動機で本当に伝えるべきことは何かを知り、自分が企業に求めるものと当てはめて、家から近いこと以外の理由を考えることが大切です。

業界に興味を持った理由

志望動機では企業を目指す理由ばかりに注目されがちですが、実は業界に興味を持った理由から述べることが大切です。業界に興味を持った理由は、いわば志望動機の根幹に当たります。根本的な理由がないと、企業を志望する理由を述べても信憑性が感じられないため、まずはベースの部分をしっかり提示しなければなりません。

志望動機の大元の部分を語ることで、本当に就職意欲があることが伝わり、より好印象を獲得しやすくなるでしょう。志望動機は企業を志望する理由がメインになるため、業界に興味を持った理由は冒頭で簡単に触れる程度で構いません。

なぜ興味を持ったのか、きっかけを明確にして志望動機の土台を作ることが大切です。

企業への就職意欲の高さ

企業への就職意欲の高さも重要なポイントであり、志望動機の要の部分とも言えるでしょう。就職意欲の高さをアピールするには、いかに企業への理解が深いかを伝えることが大切です。企業で働きたいと思ったきっかけや理由に加えて、なぜ他の企業ではダメなのかにも注目しましょう。

業界内にはいくつもの企業があり、それぞれで細かな特徴は違いますが、共通する部分も多いです。同業他社の場合は仕事内容が共通していることも多く、単にその業界で仕事がしたいだけなら、他の企業でも良いと思われてしまいます。

就職意欲の高さを見せるなら細かな違いに注目し、志望企業だからこその魅力や独自の特徴に絡めて、志望した理由を語りましょう。

就職後にどのように活躍したいか

志望動機では単に仕事への熱意を伝えるだけではなく、採用メリットの高さも提示しなければなりません。意欲の高さを伝えた上で、自分には何ができ、それが企業でどのように役立てられるのかを述べることで、さらに高評価を獲得できます。仕事を進めるには熱意が大切ですが、どれだけやる気があっても能力が追い付かないと活躍するのは難しいです。

企業は、企業で活躍して利益に貢献する人材を採用したいと考えています。やる気があるのは前提条件で、活躍できるかどうかが重要ポイントといえるでしょう。志望動機で就職意欲+採用メリットを伝えることが高評価を獲得する秘訣です。

志望動機は家から近いこと以外で考えよう

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志望動機は就活を何にすべきか悩む人も少なくありません。悩んだ挙げ句、家から近いことを理由にしてしまいたいと感じる人もいるでしょうが、これはNGです。家から近いだけでは志望動機としては弱く、何となく志望したと思われるため評価も下げられてしまいます。

就職先の条件を考える上では、通勤のしやすさを考慮することは大切ですが、選考のアピールに使えないことは理解しておきましょう。志望動機は家から近いこと以外で考えることが大切であり、企業への理解度や就職意欲の高さ、就職後にどのように活躍できるかを伝える必要があります。意欲の高さが伝わる内容で志望動機を考え、高評価を獲得して選考の攻略を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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