職種研究

塾で働くための志望動機の書き方【作成ポイントと例文付き】

塾について

塾で働く講師は、小学生や中学生、高校生などの幅広い年代の学生に対して、勉強を教えたりサポートしたりする仕事です。

塾で講師として働くために特別な資格は必要ない点や、これまでの教育課程で自分が培った知識や経験を活かすことができる点が魅力で、学生のアルバイトとしても高い人気があります。

この記事では、そんな塾で働く講師やスタッフを志望する際に参考になる例文についてご紹介します。

塾の主な業務内容

塾講師の主な業務内容は、生徒に勉強を教えることと、塾の運営を維持することです。

生徒に勉強を教える場合は、学校で教わる内容への理解を深める指導や、事前に先取り学習をして学校の授業での理解を深める指導などさまざまな教え方があります。さらに、分からないところを重点的に教える指導もおこなうなど、生徒1人1人にあった指導が求められます。

塾講師は勉強を教えるだけでなく、教室の清掃や後片付け、授業で使う資料作りや事前準備などの雑務もおこないます。また、生徒から授業料を徴収したり新規受講者を募ったり、利益の向上に努めるなど、塾の経営に関わる業務をあわせておこなうこともあります。

志望動機を書く際の注意ポイント

塾で働くために志望動機を書く際には、いくつかのポイントがあります。まずは塾講師をめざす理由を考えましょう。漠然と塾で働きたいからという理由では、あまりに抽象的で採用担当者が評価しづらくなってしまいます。

そして塾で活かせるスキルを考えましょう。教育に関するスキルだけではなく、塾の運営に関するスキルも武器になります。3つめのポイントは入社後のビジョンを明確にすることです。入社後にどのような人物像になりたいかをアピールすることで、採用担当者は入社後どのように働いてもらうかを考えやすくなります。塾で働くために、これらのポイントを押さえた志望動機を作成し、自分をよりよくアピールしましょう。

塾講師を志望する理由

志望動機を書く際のポイントの1つ目は、塾講師を志望する理由をまとめておくことです。塾講師は、教える子供の成績を良くすることが目的なので、志望理由は子供を成長することをやりがいとかんがえたり、成績向上のために授業を工夫したいなどといったものがあります。また、塾講師は教えるだけが仕事ではありません。

授業のスケジュール作成や、保護者対応といった一般的な事務作業をやることがあります。塾の規模によっては月謝などの経理に関する仕事もあるため、教えることだけではなく、総合的に考え「なぜ塾講師をやりたいのか」を明確にした志望動機を作成しましょう。色々な面から塾講師とはなにかを考えた志望動機にすることで、採用担当者に効果的に自分をアピールすることができます。

活かせるスキル

次のポイントは自分が活かせるスキルをアピールすることです。塾講師は教育に携わることなので、指導経験だけではなく、ボランティアなどで教育に携わった経験も活かせるスキルになります。また、授業の日程調整など、スケジュールを管理することもあるので、マネジメントに関する経験やスキルも大いに役立てることが出来ます。

自分がこれまでに行った社会経験、学んだことを整理して塾講師になって活かせることを整理しましょう。採用担当者は、その人を採用すると、会社にどのような利益をもたらすかを考えているので、活かせるスキルをアピールすることで採用される可能性をあげることが出来ます。これまでの経験から塾講師で活かせるスキルをもう一度整理してみましょう。

入社後のビジョン

入社後のビジョンを伝えることも、良い志望動機を作るためには必要なポイントになります。採用担当者はその人を採用したあと、どのようなポジションでどういった業務を任せるかを考えています。入社後のビジョンを前もって考えておくことは大切です。自分が塾講師になってからやりたいことや、スキルを活かしてやれることを考えてみましょう。

しかし就職してから自分がやりたいと思っていたことを必ずやらせてもらえるわけではないので、強くこだわらないようにしましょう。やりたいと思っていること以外はあまりやりたくないと採用担当者に思わせてしまうと、「この人はやりたいこと以外はやらないのかな」と印象付けてしまうので、そうならないように注意しましょう。

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質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

塾の志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

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塾の志望動機NG例

塾の志望動機を作成する際に、避けた方が良い表現やNGワードについて例文を参考にみていきましょう。

NG例

私は、子供と関わる職種に就きたいと考えています。そのため、保育士の資格を持っており、幼児向けの教室を開いている貴社であれば、自分の知識を活かせると思い志望しました。また小学生や中学生に対しても、これまで自分が教育課程で得た知識をもとに仕事ができるため、最小限の努力で収入を得ることができる点に魅力を感じました。もし採用していただけたら、主に幼児向けの講座を担当していきたいです。

「子供と関わる職種に就きたい」や「保育士の資格を持っている」という文面は、塾講師ではなく保育士に適している資質であり、塾講師にどのように活かせるのか分かりづらい内容となっています。

また、「最小限の努力で収入を得る」と書かれてしまうと、自分から学んでスキルアップに努める姿勢が感じ取れず、塾への貢献度が低い人物と思われてしまいます。

塾の志望動機例5選

塾の志望動機を作成する際に、おすすめしたい表現やアピールポイントなどを例文を参考にみていきましょう。

志望動機の例文①

私は、以前貴社の塾に通っていました。期間は、高校の3年間という短い間でしたがそれまで勉強が苦手だった私に、勉強の楽しさを教えてくれた貴社に恩返しをしたいと思い、志望しました。塾に入るまでは、成績が思うように伸びず、志望する大学への進学も危うい状況でしたが、講師の方々の親切なサポートや、分からないところは根気よく勉強を教えてくれたことにより、無事志望校に合格することができました。もし採用していただけたら、私の人生を切り開いてくれたように、私も誰かの人生を切り開けるような働きをしたいと思います。

「なぜその塾を選んだのか」という理由を中心に書いた志望動機の例文です。塾に通っていた時に目にした講師の姿を見て、自分も同じ働きがしたいと憧れを持つことで、塾のコンセプトや講師の在り方を肯定しており、塾に対して適性の高い人物だと印象づけることができます。

志望動機の例文②

私は貴社がおこなっている個別授業の形態が、習熟や理解にとても有効だと感じています。多くの学校は、1人の先生が多数の生徒を教える集団授業の形態をとっています。しかし、これでは生徒1人1人に目を配ることができず、習熟度や理解度において差ができてしまいます。しかし、個別授業であれば生徒1人1人と向き合うことで理解度を把握しやすくなり、分からないところを重点的に教えることで効率よく指導をおこなうことができます。さまざまな教育方法が存在する中、自分の考えに近い指導をおこなっているという点に強いシンパシーを感じたため、貴社を志望しました。

「個別授業をおこなっている」という塾の具体的な経営方針に言及することで、企業研究をしっかりおこなっていることが読み取れます。さらに、学校の集団授業と比較して優れている点や自分の意見を述べることで、教育業界に関心が高く、今後も教育制度や指導方法について自ら学び、研究していく姿勢をイメージしやすくなります。

志望動機の例文③

私は勉強することが好きです。特に重要な科目は、国語と数学だと思います。国語は、勉強をする上で欠かせない識字力と読解力を鍛えることができ、数学は答えを導く際に重要となる思考力を鍛えることができる科目だからです。学生時代、私はこの2つの科目を重点的に勉強した結果、志望する大学に無事合格することができました。もし採用していただけたら、勉強を教えることはもちろん、どのように勉強したらいいかという方法も教えながら、生徒の学習をサポートしていきたいです。

「自分の能力を塾にどのように活かせるか」という点にフォーカスした志望動機の例文です。勉強を通して感じたことをもとに自論を組み立て、実践し、目標を達成するという経歴から、目標達成に向けて筋道を立てることができる人材だということが分かります。

また、自ら学び自ら研究する姿勢から、塾に新しい風を吹かせてくれるような存在になると予感させ、担当者に好印象を与えることができます。

志望動機の例文④

私は大学生時代、アルバイトで塾講師をやっていました。大学の学部が理系だったので、主に理系科目を教えていました。アルバイトをしていて印象的だったことがありました。ある生徒が、テストで計算問題はよく解けますが、文章問題のできが良くありませんでした。他の教師とその子の苦手としていることを考えた結果、数学的知識ではなく国語力が問題でした。それがわかった後、読書することを課題としたところ文章題でも点数が取れるようになりました。生徒を指導するときは科目を跨いだ総合的な教育が必要だと感じました。もし採用されたなら、形にとらわれない教育をしたいと思っています。

この例文では実際に塾講師で働いた経験をアピールしています。「塾でアルバイトしていました」と言うだけではなく、ある生徒のエピソードを交えて教育に関する持論をもっていることもアピールしています。

志望動機の例文⑤

塾講師には科目を教えるだけではなく、マネジメント能力が必要だと私は考えます。マネジメントというのは授業の組み立てや生徒の管理のことです。集団授業であれば生徒ひとりひとりで理解度はちがいます。授業の中で皆が理解できる授業が必要だと思います。私は学生時代塾ではないですが、アルバイトをしていました。そのアルバイトでは、複数の人のシフト表を調整する業務を行っており、マネジメントの難しさを知ることが出来ました。塾講師では教えることの他にもマネジメント能力が必要だと考えているので、就職したあとは授業以外の業務にもチャレンジしたいと思っています。

この例文では塾講師の業務にはいろいろなものがあるという事実を述べた後、持論を展開しています。塾講師ではないアルバイトの経験も、業務の一部を切り出せば就職後に活かせることの1つになるので、これまでの社会経験を振り返ってみましょう。

塾で働くためにはポイントを押さえて志望動機を作成する

塾の志望動機を作成する際に参考になる例文についてご紹介しました。

塾での仕事内容は、生徒に勉強を教えるだけでなく教室の掃除や、授業の準備、集客や営業など多岐に渡ることが分かりました。

そのため、勉強が得意という強みだけでなく相手の希望に合わせた指導をおこなうコミュニケーション能力や、難しい内容を分かりやすく解説する説明力、時には資料や機材を用いたプレゼン能力など、さまざまなスキルが必要となります。

塾の志望動機を作成する際には「どのような能力が活かせるか」が重要な判断材料となるので、塾に適性の高いスキルをアピールすることを心がけてみましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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