筆記試験

【TAP適性検査の内容】問題の特徴や効果的な対策方法をご紹介

TAP適性検査はあまり知られていない

null

就活では適性検査を実施する企業が多く、この対策をおこなうこともスムーズに就職を決めるために欠かせません。適性検査の種類は豊富で、それぞれで特徴が異なるため、種類に合わせた対策を取らなければなりません。就活の適性検査といえば、SPIや玉手箱、TG-WEBなどが有名ですが、あまり知られていないながらも多くの企業が採用するTAPというものもあります。

TAP適性検査は学生に知られていないだけに上手に対策できる人が少なく、不合格にもなりやすいため注意が必要です。単に知らずに対策ができていないから不合格になりやすいだけではなく、そもそも難易度が高いこともTAP適性検査の厄介なポイントです。TAP適性検査の特徴や対策方法を知り、就活準備を進めましょう。

TAP適性検査の内容

TAP適性検査でよい点をとるには、まずはどのような内容で実施されるかを知らなければなりません。初見で適性検査に臨むと失敗しやすいのは、そもそもどのような種類の問題が出題されるか分からないからです。ある適性検査では言語や非言語の問題が中心だったものの、他の適性検査ではさらに性格を診断するもの、時事に関係する問題が出題されるということもあります。TAP適性検査も出題内容がいくつかあり、企業によってどの方式を採用しているか異なるため、注意しなければなりません。

明日が本番でも間に合う!
頻出問題に特化した適性検査対策方法

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのが適性検査です。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業を適性検査で落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

そこでおすすめなのが「適性検査対策問題集」です。適性検査に落ちないためのポイントと、頻出問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。

今すぐ手に入れて、志望企業の選考を突破しましょう。

問題集を受け取る!【無料】

総合タイプ

総合タイプは能力問題と性格検査の2つで構成された内容であり、TAP適性検査の中でも出題数はもっとも多いです。能力問題は言語・数理・倫理の3つに分けられます。性格検査はさらに細かく、職務バイタリティー・職務適性・不調和傾向・対人的側面・行動的側面の5つで実施されます。

問題数が非常に多く、かつ全体の時間も60分と他の適性検査に比べて長いことが特徴です。制限時間は長いものの、素早く解答していくことが大切です。最後まで集中力を持たせて取り組まなければなりません。適性検査の方式は、Web版と筆記のマークシート版の2つに分けられます。選考でもどのタイミングで実施されるか分からないため、要注意の問題といえるでしょう。

性格タイプ

性格タイプは性格検査のみを実施する問題で、能力問題の出題はありません。能力問題がないだけに簡単に思われがちですが、性格検査の解答が選考結果に大きく影響するため注意が必要です。能力問題がないことで、完全に人柄を重視して合否を決定することになり、企業が求める人材像に合わないとすぐに不合格にされる可能性が高いです。

もちろん、他の選考と並行しておこなわれることもあるため、適性検査の内容だけで把握されるとは限りません。しかし、能力問題の出来でカバーできないことは事実であるため、難しいことに変わりないです。性格タイプは制限時間が15分とやや短いのが特徴で、Web版とマークシート版の両方で実施されます。

適性検査の対策と診断ツールについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

短縮タイプ

短縮タイプは能力問題と性格検査の両方を実施しますが、総合タイプの半分の時間でおこなわれるのが特徴です。検査時間が30分と短縮されるため、その分問題数は減りますが、コンパクトになった分、よりスピーディーに解答しなければなりません。短縮タイプでは、能力問題は言語・数理・倫理の3つで総合タイプと変わりありませんが、性格検査の出題は職務バイタリティーのみに限定されます。

性格面での評価が非常に狭い範囲に限定されるため、能力問題でしっかり点数を稼がなければなりません。また、その他のタイプと違って筆記のマークシート版しか実施されていないのも特徴です。Web版がないため、他の選考と同日に、抜き打ちでおこなわれる可能性もあります。

各種オプションあり

TAP適性検査は基本的に3つのタイプに分けられますが、さらに各種オプションがつけられることもあります。オプションは「英語」「事務適性」「情報処理」「オリジナル」の4つであり、どれがつけられるかは企業によって変わります。海外事業がメイン、あるいは業務で英語を使用することが多いなら、英語の問題が追加される可能性が高いでしょう。

事務職の応募なら、事務適性がみられる可能性は高いです。情報処理はパソコン関係の職種とは限らず、仕事の効率性といった基本的な能力をみるために用いられる可能性もあるため、注意しなければなりません。オリジナルは企業が独自で追加する問題です。企業ごとにどのような問題がプラスされるかは異なり、もっとも対策が難しいオプションです。

適性検査の対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。

そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

問題集を受け取る!【無料】

あわせて活用したい!

本番形式のSPI問題集が無料で手に入ります!

TAP適性検査の特徴

null

TAP適性検査の突破を目指すには、さらに細かい特徴まで理解することが大切です。タイプごとに出題される内容は違いますが、全体の検査で共通する部分も多く、特徴的な部分を知ることで、対策がスムーズに進めやすくなります。適性検査は検査の全体像を把握することが大切で、基本的な理解が深められていないと適切な対策ができないため、突破することも難しくなります。TAP適性検査とはどのようなものなのか、さらに理解を深めていきましょう。

能力問題は数学中心

能力問題は言語・数理・倫理の3つに分けられますが、出題の中心になるのは数理です。数学系の問題が苦手な場合は特に念入な対策が必要であり、初見での高得点獲得は非常に難しいと考えましょう。理系の学生ならそれほど苦もなく解答できる場合もありますが、数学から離れていることが多い文系だとつまづきやすいため注意が必要です。

TAP適性検査は他の適性検査と比べても数学色が強いため、数理の得点を重要視して評価を決められる可能性が高いです。言語と倫理で取り返したとしても、数理の得点率があまりに悪いと評価を下げられる危険性があることは理解しておきましょう。企業によってどの分野の点数を重視するかは違いますが、数理が中心になりやすいことは覚えておかなければなりません。

難易度は高い

適性検査は種類ごとに難易度が異なり、比較的簡単なものから、念入りな対策が必須な難しいものまであります。メジャーなSPIや玉手箱は難易度はそれほど高くはありませんが、TAP適性検査に関しては難易度がトップクラスに高いため、注意しなければなりません。対策なしで臨むのは非常に危険であり、ほとんど解答できずに不合格になる可能性も高いです。

また、性格検査だけの実施の場合でも、簡単に合格できるとは限らず、企業との相性が浮き彫りになりやすいため注意しなければなりません。能力問題と性格検査は両方の対策が必要で、志望する企業のことをよく知り、どのような問題が出題されるか、プラスされそうかも考えましょう。難易度の高さを正しく把握し、油断せず準備をおこなうことがTAP適性検査を通過する第一歩といえます。

採点が速い

TAP適性検査は、採点が非常に速いです。WEB受検版の場合、検査が終了した後すぐに採用担当者は結果を閲覧することができます。マークシート受検版の場合、検査終了後のマークシートが日本文化科学社に到着したその日に結果が報告され、採用担当者はお客様専用管理画面から結果を閲覧することができます。

このように採点結果が採用担当者に早く伝われば、それだけその企業の選考もスピーディーに進みます。忙しい就職活動時期では、選考が早く進むことは就活生にとってもありがたいことでしょう。また選考結果がなかなか知らされずに、もやもやする時間も減ります。TAP適性検査は難易度が高いですが、選考を早く進めたいと考えている就活生にとっては、魅力的な適性検査といえます。

TAP適性検査を突破するには

null

TAP適性検査は難易度が非常に高いため、事前の対策は必須です。スムーズに対策するには、その方法も工夫することが大切であり、闇雲に取り組むのは控えましょう。ただがむしゃらに勉強するだけでは効率が悪く、出題範囲をきちんとカバーできない可能性があります。適性検査はただ対策をおこなうだけではなく、効率性を意識して上手に準備を進めることが大切です。就活では他にもするべきことが数多くあるため、適性検査の対策はスムーズに終わらせ、他のことに時間をまわせるようにしましょう。

能力中心に対策する

TAP適性検査の難しさの原因は、主に能力問題の難易度の高さにあります。そのため、対策するなら能力問題を中心におこなうことが大切であり、全体的な割り振りは8対2か9対1程度になると考えましょう。性格検査もしっかり対策をおこなうことが大切ですが、あまり入念にやり過ぎると本来の自分とは違った人物像が浮かび上がってしまう恐れがあります。

いわば嘘の解答をしていることになり、評価を下げられる可能性があるため注意が必要です。能力問題ならどれだけ対策してもマイナスになることはなく、むしろ得点が上がる可能性は高まります。性格検査は企業が求める人材像を知る程度で十分なため、対策の大部分は能力問題の勉強に費やしましょう。

問題集を使う

能力問題の対策をおこなうには、問題集を使用するのがおすすめです。適性検査対策のための問題集は数多く販売されており、TAP適性検査に対応したものもあります。問題集なしで独学で勉強しようと思うと、そもそも出題範囲すら分からず、勉強を開始することすらままなりません。

闇雲に勉強しても出題範囲から大きく外れている可能性もあり、無駄な時間が多くなってしまうため注意が必要です。問題集なら確実性が高く、必要な問題に絞って対策を進められます。問題集も複数ありますが、掲載問題数が多いもの、あるいは持ち運びに便利なポケットタイプのものを選ぶのがおすすめです。

公式を暗記する

TAP適性検査では、難易度の高い問題が出題されます。数学で出題されるのは、公式を使わないと解けない問題です。そのため公式を暗記しておくようにしましょう。

問題を解いて慣れていくことも大切ですが、まずは公式を覚えていなければどれだけ時間をかけても問題を解くことができません。試験範囲を確認したら、必要な公式を確認しましょう。普段から数学を解いていない人は、中学や高校で習った公式が完全に頭から抜けてしまっている人も多いです。そのため自分がどれくらい覚えているのかを最初に把握しておくことも必要です。

忘れてしまっていた公式は、どのような問題で使う公式なのかをよく理解したうえで、暗記していきましょう。

反復練習で問題形式を覚える

TAP適性検査を突破するには、とにかく問題の形式に慣れることが重要です。そのため、新しい問題にチャレンジし続けるよりも、何度も同じ問題を解き、反復練習をしておきましょう。反復練習をすることで問題の形式を覚え込むことができ、同じ形式の問題が出題された際に、スムーズに解答を導き出すことができます。

問題自体は問題集とは違うものが出ますが、問題の形式、骨格は同じため、考え方さえ分かっているなら素早く解答することも難しくありません。問題集は基本的には1冊だけ購入し、問題を見た瞬間に解き方が思い浮かぶくらいに何度もやり込むことが大切です。出題範囲を頭にいれ、パターンを認識することが、確実な対策法といえるでしょう。

おすすめの問題集

TAP適性検査の勉強におすすめの問題集は、【WEBテスティングサービス・CUBIC・TAP・TAL・ESP・CASEC対策用】「Webテスト」完全突破法3~2021年度版~です。

この問題集では、分野別解説と模擬テストの両方が掲載されています。模擬テストには制限時間が記載されているため、実際に時間を計って問題を解くことができます。詳しい解説と本番さながらのテストの両方を1冊にまとめているため、苦手な人でも自分のペースで理解しながら実力をつけることができます。

また、この問題集はTAP以外の適性検査についても掲載しています。複数の適性検査を受検しなければならない人にありがたい1冊です。

難関のTAP適性検査の突破を目指そう

null

TAP適性検査は非常に難易度が高く、ここでつまづいて不合格になる人も少なくありません。非常に難しいだけに対策は必須であり、出題内容や範囲を正しく理解し、適切な方法で準備を進めることが大切です。TAP適性検査には3つの種類があり、それぞれで出題される内容は違います。

また、企業ごとにオプションが追加されることもあるため、企業の特徴を踏まえてどれが出題されそうかを予測することも大切です。まずはどのような問題が出題されるのかを知り、傾向に合わせた対策をおこなって、難関のTAP適性検査の合格を目指しましょう。

選考の特徴などについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ