筆記試験

【面接時の筆記試験を突破する方法とは】おすすめの問題集を紹介

面接時の筆記試験ができずに後悔する就活生は多い

民間企業における筆記試験の対策は進んでいますでしょうか。面接対策に時間を割くあまりにおろそかになっている方も多いかも知れません。就活生のみなさんはきっと忙しい毎日を過ごされていると思います。ESの推敲や毎日多くの時間を割いて企業への訪問やインターンシップ、説明会など、それが何十社ともなれば、拘束される時間は膨大です。

しかし、毎年面接以前に筆記試験で痛い思いをする就活生が後を絶ちません。非常に難しい専門性のある内容は確かに出ませんが、時間内に素早く問題を解くにはそれなりに対策が必要なのです。そこで本記事では、面接時の筆記試験で躓かないための対策とおすすめの問題集をご紹介します。

筆記試験の範囲は広い

それではまずは、「敵を倒すためには敵を知る」ところからです。試験範囲は膨大ですが、しっかり調査すれば、ある程度絞ることは十分に可能です。もちろん、業界によっては特殊な問題もあります。難易度にも差はあるでしょう。

細かい部分は詳しく会社について研究する際に調べるものとして、一般的に多くの会社で出題されている問題がどのようなもので、どの程度の得点率でボーダーラインを突破できるのか見ていきます。

一般教養・計算問題・論文がある

まずは問題の特徴です。面接筆記試験では、特殊な業種を除けば応募者の教養レベルを見ています。結局、今後一緒に働く上ではある程度の一般常識、読み書き計算の能力を備えている人の方が望ましいという意味です。

問題はだいたい一般教養・常識(国語、英語、理科、社会、文化、時事問題)、計算問題(数学)、作文(論理的に物事を考え、整理して伝える能力)などが多く出題されます。一般教養や常識、計算問題は高校程度の勉強ができればおおよそ解けるはずです。

作文に関しては、題材に対してしっかりと自分の考えを持ち、それを整理して分かりやすく伝えることができるかどうかです。必ず練習して、先生や友人と見せ合いながら学ぶとよいでしょう。

筆記試験の時間は40~50分程度

筆記試験は、大きく3つの分野に分かれます。それぞれの所要時間としては、1つ40~50分程度です。そのため、3つを合わせると試験時間は3時間近くだと思っておいたほうが良いでしょう。一般教養と計算問題に関しては問題数も多いです。

そのため、問題を解くスピードは早くしましょう。時間をかけて問題と向き合えば、解ける問題も多いでしょう。しかし、それだと多くの人が解けたり、判断力を見ることができません。限られた40~50分のなかで、最後の問題までいきつくスピード感を日頃からつけておきましょう。

SPIは無料の模試&問題集で対策しよう

SPIを導入する企業は多いです。SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

7~8割の問題が解ければ合格できる

おおよその企業では、7~8割程度の得点率があればボーダーは越えられるはずです。基本的にそれ以上を目指して勉強をすれば、企業側もしっかり評価はしてくれます。ただ、あまり無理をして完璧を目指す必要はないということです。もちろんこれも企業による差はあると思いますので、先輩や就職相談の窓口などで個別に確認を取る必要はあります。

しかし、注意してほしいのは倍率が低そうな企業だからと言って油断することです。中には足切りを設けている会社もあるかもしれませんので、倍率が低くても点数が低ければ問答無用で落ちる可能性もあります。企業側も、採用人数に満たないからと言って、一般教養に著しく欠ける人材はできるだけ取りたくないと思うのが普通です。

筆記試験で合格率を上げるための対策方法

筆記試験の情報は以上です。ここまで読んで少し不安になってしまった方も多いかもしれませんが、安心してください。面接と比較すると、勉強は数字として結果になります。勉強は努力を裏切らないのです。しっかりと自分の能力を自覚した上で、足りない部分を補う方法を適切に選ぶことができれば、必ず合格ラインに到達することができます。

それでは、一般的な筆記試験対策で総じて重要なことを2つご紹介してきます。

問題集を繰り返し解く

勉強で最重要なことはこれです。基本的に人間の脳は一度覚えてもすぐに忘れます。短期記憶から長期的な記憶に変化させるには、ひたすら繰り返し復習するしかありません。私たちが日常的に使っているからこそ日本語を忘れないことと一緒です。

一番よくないのは多くの問題集をかじっては新しいものをやることです。これでは、量をこなしても、結局は全て忘れます。1冊の参考書を最低でも3周程度解き、確実に知識の定着を図ることが大事です。

しかし、その分問題集選びには力を注いでください。自分には致命的に合わない参考書も存在します。効率的に筆記試験対策をするのなら、しっかり自分の目で中身を見たり、レビューを参考にしたりして長く付き合っていける問題集を選ぶことがポイントになります。

筆記問題の例題

ここでは、就活生のみなさんが気になる、例題をご紹介します。一般常識問題、計算問題位、論文それぞれご紹介します。対策するのであれば、例題ではなく参考書を用意し、数をこなしていくべきです。

しかし就活を始めたばかりであれば、「面接での筆記試験」と言われてもどんな問題が出題されるのか分からないでしょう。ここで、問題の傾向を確認していきましょう。

一般常識問題

【例題】

示された 2 語の関係を考えて、下の○○もこれと同じになるように、1~5 の中から最も適切なも のを選びなさい。
(17)する:なさる
見せる:○○
【選択肢】 1、お目にかける 2、お耳に入れる 3、お目にかかる 4、お越しになる 5、お見えになる

(20)蛙の子:蛙
うりのつる:○○
【選択肢】 1、きゅうりはならぬ 2、なすびはならぬ 3、かぼちゃが下がる 4、芋をつける 5、棗が実る

次の語句に最も適した意味を1~5 の中から選びなさい。

(31)覇気:
【選択肢】 1、人の心の動き 2、珍しいもの 3、理由、わけ 4、積極的な気持ち 5、心残りな思い

(32)豚児:
【選択肢】 1、自分の子の謙称 2、やましいことがないこと 3、年をとった男 4、ちのみご 5、世にときめく人

【回答】
(17)1、お目にかける
(20)2、なすびはならぬ・・・平凡な親からは平凡な子が産まれることの例え。
(31)4、積極的な気持ち
(32)1、自分の子の謙称

計算問題

【例題】

(69)定価 360 円の品物を 306 円にして売った。割引率はいくらか。
【選択肢】 1、5 分 2、1 割 3、1 割 5 分 4、2 割 5、2 割 5 分 6、3 割 7、3 割 5 分 8、4 割

(86)ある学校で 50 人に夏と冬、どちらが好きかアンケートを取った。その結果、次のようになった。
・全体の数/ 50 人 ・夏が好き/ 30 人 ・冬が好き/ 25 人 ・両方好き/ 15 人 どちらでもない人は何人いるか。
【選択肢】 1、6 人 2、7 人 3、8 人 4、9 人 5、10 人 6、11 人

【回答】

(69)3、1割5 分 306÷360=0.85 1-0.85=0.15 より1割 5 分引き となる。
(86)5、10 人全体の数-(夏が好き+冬が好き-両方好き - )= 両方好きでない人 50-(30+25-15)=10 人

論文

【将来の目標に関するテーマ例】
■どのような人になりたいか
■将来の夢/目標
■やってみたい仕事
■○年後の自分がどうなっていたいか

【過去の経験に関するテーマ例】
■これまでに最も打ち込んだこと
■いちばん感動したこと
■学生生活で得たもの
■これまでに苦労したこと

筆記試験対策に使えるおすすめの問題集

ここまで、問題集の使い方や選び方について簡単にお話をしてきました。ここからは具体的に、おすすめしているSPI3に関する対策本を3冊ほど、ご紹介していきます。

これらの本は実物を見ると、多少分厚さを感じるかもしれませんが、1冊で頻出のSPI3への対策ができるため、多くの問題集を吟味してそれぞれの分野に対応した問題集を選ぶ必要はなくなります。

インターネット上では実際の感触が掴みにくいかも知れませんが、その場合は書店へ足を運び手に取ってみることも非常に重要です。繰り返しになりますが、問題集選びには労力を惜しまないでください。

これが本当のSPI3だ! 【2019年度版】

『これが本当のSPI3だ! 【2019年度版】』という本の特徴は、とにかく解説が丁寧なことです。分厚い分、図や表を用いて懇切丁寧に説明をしてくれるため、独学で努力したい方やいちいち人に聞きに行ったり、調べたりするのが面倒だと思う方には非常に使いやすい問題集となっています。

基本的には講義形式とチャート形式を使い分けながら進行しており、解法も複数掲載されているものが多いです。初級者向けの解法と上級者向けの短時間でシンプルに解ける解法が掲載されているので、分野や問題ごとに自分の能力に合わせた勉強をしていくことができます。

この本は解説の多さゆえの分厚さであるため、SPIが簡単だと感じている人や数学の得意な方は、思っているよりも早く3周程度の反復勉強ができるかもしれません。

8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2019年度版】

『8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2019年度版】』は玉手箱というWebテストの問題集です。最近では、ペーパーテストではなくWebテストで筆記試験の代わりとする企業も少なくありません。企業にとっても筆記試験に人材と時間を割くのは負担ですし、就活生も自宅で簡単に受験できるため、余計な気を遣わずに済みます。

出題内容はさほど変わりありませんが、一問にかけられる時間が少なく受験勉強で出会った問題とは形式が大きく異なります。この本では、玉手箱の全ての分野に対応した問題が収録されており、本番に非常に近い問題形式での問題練習ができるようになっています。基本的にWebテストはこの1冊で全て網羅できると考えてよいでしょう。

8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2019年度版】

『8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2019年度版】』という本はTG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンターを対策するための問題集です。こちらの形式のテストセンターはSPIなどとは大きく異なるため、独自に問題集で対策する必要があります。上記でも述べた通り、このように他の企業とは異なる試験を実施する企業もあるため、各自でしっかりと調べておきましょう。

また、実際にこの形式で受験した就活生からの生の声や、有力企業がどのWebテストを使用しているかをまとめた情報など、情報収集にも役立つ問題集となっています。特に、ヒューマネージ社の対策問題集はほとんどなく、本書が非常に有力な1冊となっているのが現状です。

面接時の筆記試験は計画的に繰り返し対策をおこなおう!

筆記試験の対策は学生時代の定期テストと比較しても試験範囲は膨大です。仮に上記の3冊の内、1冊だけやるとしても3周勉強するとしたら、少なからず時間はかかるでしょう。筆記試験を侮ることは非常に危険です。

筆記試験の先に勝ち取るべきものは、自分の人生で最も長い時間を過ごす仕事です。自分の希望する会社に勤めることに越したことはありません。決して妥協せず、長期的な目で見て筆記試験だけは早い段階から計画的に準備をすることをおすすめします。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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