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【就活失敗で公務員試験対策】シフトチェンジする時の注意点と対策
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目次
就活に失敗しても次に進もう
就活に成功したと思える人もいれば、失敗してしまったと思っている人もいるでしょう。内定がひとつももらえなかったり、内定がもらえていてもその企業に入社することを悩んだり、失敗の要因は人によってさまざまです。
いずれにしても、就活に失敗したからといって立ち止まる必要はありません。他にどのような選択肢があるのかを考え、自分に合った道を選びましょう。就活に失敗しても次に進まなければ、時間が過ぎてしまうだけです。
この記事では、就活に失敗したときの選択肢として「公務員を目指す」場合をピックアップし、解説します。就活に失敗したあとでも公務員は目指せるのか、どのような対策が必要なのかを紹介していきます。公務員を目指すという選択肢が自分に合っているのかを考える参考にしてみてください。
民間企業への就活に失敗しても選択肢はある
民間企業への就活に失敗したからといって、将来を悲観することはありません。まずは、就活に失敗したあとに、どのような選択肢があるのかを知りましょう。実際に、民間企業に就職する以外の選択をしている人はいます。その選択肢を3つ紹介していきます。
就職できないということだけで頭がいっぱいになり、不安を抱えている人もいるでしょう。大きすぎる不安を抱えると、精神的なダメージを受けてしまうこともあります。そのようなことにならないためにも、他の人がしている選択を知り、自分がどうするのかを考えて前に進みましょう。
公務員を目指す
まず紹介するのは、公務員を目指すという選択肢です。公務員には、国家公務員と地方公務員があり、これらは選考の時期が少し違います。国家公務員の選考が始まるのは4月頃ですが、地方公務員の選考は、6~8月頃に始まります。しかし、地方公共団体によってはその日程が異なるため事前に確認しておきましょう。
民間企業の就職活動は3~7月頃です。そのため、民間企業への就職に早く見切りをつけてしまえば、地方公務員の選考開始に間に合うケースもあります。国家公務員も職種によりスケジュールが異なるため、確認してみましょう。
もちろん、民間企業への就活から公務員試験の受験にシフトするには、それ相応の努力が必要とされます。できる限り早い時期に切り替えて、取り組まなければなりません。
大学院に進む
民間企業への就活に失敗したなら、大学院に進学して就職を先延ばしにするのもひとつの方法です。大学院の試験は就活終了後でも間に合うところがあるため、それを受けて進学を目指しましょう。大学院に進むことで就職までの時間的な余裕が生まれるため、就職先をもう一度じっくり考えることができます。
大学院では専門的な内容が学べるため、本当にやりたいことがあるなら進学は非常におすすめです。しかし、金銭面がネックになる人もいるでしょう。これは自分一人で解決することは難しいため、家族にも相談して決めなければなりません。また、公務員試験から大学院進学はタイトなスケジュールになりやすいため、進学の可能性があるなら就活から早めに切り替えて進学の準備を進めていきましょう。
就職浪人または就職留年をする
就活に失敗して、就職浪人や就職留年をする人もいます。就職浪人とは、就職先を決めずに大学を卒業し、卒業後に再度就活をすることです。就職留年とは、来年度に改めて新卒として就活するために大学を留年することです。
就職浪人や就職留年をすることで、自分の将来を見つめ直す時間を持つことができます。多くの時間を就活に費やすことで、自分が本当に就職したいと思える企業に出会えたり、民間企業への就職以外の道をみつけたりできることもあります。
しかし、これらは大学院への進学同様、お金のかかる選択肢です。1年間の生活費をどうするのか、就職留年であれば学費をどう工面するのかも考えなければなりません。周囲に相談して慎重に決めましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
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就活に失敗した後でも公務員は目指せる
公務員試験に失敗して民間企業への就職を目指すケースはありますが、逆のケースでの就職は可能なのか、疑問に思う人も多いでしょう。最初は民間を目指していたものの、就活をする中で考えが変わり、やはり公務員がいいと思うことも少なくありません。公務員は仕事の条件や昇給の制度なども充実しており、民間より優れている点も数多くあります。民間の就活に失敗した場合、公務員試験にシフトチェンジすることは可能なのか、方針の切り替えの可否を知っておきましょう。
時期さえ間に合うなら問題ない
民間企業の就活に失敗した場合でも、時期さえ間に合うならそこから公務員を目指すことは可能です。公務員試験のスケジュールは幅が広く、遅いものだと秋冬にかけて実施されるものもあります。民間企業の就活は3月スタートで6月に面接解禁、失敗したと感じた時には7〜9月になっていることが多いでしょう。
ここからでも試験に間に合うなら公務員を目指すことは可能で、合格することで翌年から公務員として働けます。ただし、民間の就活に失敗してからだと、どうしてもスタートが遅くなるため、応募できる職種が限定されてしまいます。自治体ごとに試験の日程も前後するため、場合によってはやりたい仕事の試験が終了している可能性もあることは頭に入れておきましょう。
既卒の場合は年齢に注意
民間企業の就活に失敗して公務員を目指すことを決めたものの、すでに試験が終了していることもあります。そのときは、翌年公務員を目指すのもひとつの方法です。ただし、既卒で公務員を目指す場合は、年齢制限に注意しなければなりません。自治体ごとに詳細な取り決めは異なりますが、公務員には年齢制限があり、それを超えると試験を受けられなくなります。
年齢制限は30歳程度のところが多いため、卒業してすぐなら問題はありませんが、そこから何年もかけて公務員を目指す場合は注意が必要です。また、年齢制限を超えても、別枠で公務員を目指すことも可能ですが、これに応募するには民間企業である程度実績を積まなければなりません。新卒から就職を目指すなら試験を受けるのが現実的であるため、早めに合格できるようしっかり勉強しておきましょう。
相当な努力は必要
申し込み期限に間に合う試験があり、年齢などの条件をクリアしていたとしても、試験を受けて合格しなければ意味はありません。公務員試験に合格するには、相当の努力が必要であることを覚悟しておきましょう。民間企業への就活から変更するのであればなおさらです。
エントリーシートを作成したり志望動機を考えたりしている間、公務員試験1本で取り組んできている人たちはその全てを試験勉強に費やしています。その差を埋めることができるのかを考え、理解したうえで公務員試験対策に取り組まなければなりません。
面接の内容も、公務員試験と民間企業の選考とでは異なります。日程や選考内容を把握したうえで対策のスケジュールを立て、努力しましょう。
就活から公務員試験へ切り替えるときのポイント
民間企業への就活から公務員試験の受験へ切り替えるのであれば、どのようなポイントがあるのかを把握しましょう。公務員を目指すためには何が必要なのか、どの順番で取り組めばよいのかなどを知らなければ、就活からスムーズに切り替えることはできません。
公務員試験に合格するためにも、まずは公務員試験へ切り替えるときのポイントをしっかりと把握し、そのうえで対策に取り組むようにしましょう。ここではポイントを4つ紹介します。
日程を把握する
まずは公務員試験の日程を把握することです。さきほど述べたとおり、公務員には国家公務員と地方公務員があります。ざっくりいうと国家公務員の選考は4月頃、地方公務員の選考は6~8月頃に始まります。しかし、詳細は試験によって異なります。そのため、公務員試験の日程を把握して、どの試験に間に合うのかを確認しなければなりません。
国家公務員であっても間に合う試験があったり、地方公務員であっても希望する地域の試験には間に合わなかったりする可能性もあります。民間企業への就活から公務員試験の受験へ変更することを決めたら、まず最初に公務員試験の日程を把握する必要があるといえます。日程を確認したのちに、受験する公務員試験を決めましょう。
受験する公務員試験を決める
公務員試験の日程を確認したら、どの試験を受けるのかを決めましょう。当然、応募が間に合う試験でなければ受験できません。また、間に合っても試験日が早いものは、対策できる期間が短くなるためおすすめできません。
受験する公務員試験の過去の倍率なども調べて参考にしましょう。過去のデータであるため一概にはいえませんが、難易度を参考にするには充分です。自分が働きたいところを一番に考えて受験先を決めたいと思うかもしれませんが、やはりそれだけでは難しい部分もあります。あまりにも合格できる可能性が低い試験を受けると、対策が困難になるためです。
自分のやりたいことや働きたいことも考えつつ、試験の日程や難易度などを視野に入れて受験する公務員試験を決めていきましょう。
受験する試験の科目を確認する
受験する試験を決定したら、試験科目を確認しましょう。公務員試験は、試験によってその内容が異なります。とくに地方公務員では、近年、SPIを試験に導入するところもあります。民間企業への就活をしていた人ならば、SPIが試験に取り入れられていた場合、一気に有利になるでしょう。
その他の試験科目も、今後の対策スケジュールを決めるために把握しておきましょう。苦手な科目が取り入れられているのであれば、その部分の対策に時間を多く費やさなければならなくなります。
面接の内容も民間企業の就活と公務員試験とでは異なります。公務員試験の面接の形式や、どのようなことが聞かれるのかを把握し、対策を考えましょう。
試験対策のスケジュールを立てる
受験する試験の科目を確認したら、試験対策のスケジュールを立てていきましょう。試験の日程はもちろんのこと、自分の得意不得意を考慮して考えなければなりません。
スケジュールを立てずに対策に取り組んでしまうと、対策できていないところがあるのに時間が足りない、という事態に陥ってしまう可能性があります。すべての科目の対策に取り組めるようなスケジュールを考えましょう。
スケジュールを立てると、そのハードさに不安を覚えるでしょう。しかし受験者の中には、公務員試験のみに焦点を当てて取り組んできた人たちもいます。その人たちに負けないために、ハードなスケジュールでも覚悟をもって取り組まなければなりません。
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公務員試験へ切り替えたときにするべき対策
民間企業への就活から公務員試験へ切り替え、受験する試験も決定したらどんどん対策に取り組んでいきましょう。公務員試験1本で対策に取り組んできた人たちとの差を埋めるためには、対策にどれほど時間をかけ集中できたのかが重要です。対策の取り組み方に手間取っていては、その差はなかなか埋まらないでしょう。
そこで、公務員試験へ切り替えたときにするべき対策を紹介します。スムーズに対策に取り組むための参考にしましょう。
筆記試験の勉強をする
筆記試験の勉強は、公務員試験対策において必須です。試験科目が得意分野であったり、SPIの試験内容と被っているときは比較的取り組みやすいでしょう。
しかし、試験によっては非常に難易度の高い科目が出題されることもあります。社会科学や経済学などが出題される場合、大学で勉強していた人からすれば取り組みやすいですが、初めて触れる分野だという人には手をつけにくいです。そのような場合は勉強量も膨大になるため、覚悟して取り組みましょう。
苦手な科目に力を入れすぎて、本来得意な分野の対策がおろそかになってしまってはいけません。ただひたすらに苦手な科目から取り組むのではなく、計画的に勉強していきましょう。
面接対策に取り組む
公務員試験でも、民間企業への就活と同様に入念な面接対策をおこなっておくことが大切です。就活の経験があれば、自己分析はすでにしっかりとできているでしょう。その経験を踏まえて面接対策に取り組むことで、多少の時間を節約することができます。
受験する自治体のことは、しっかりと調べておかなければなりません。面接では自治体の魅力を語ることで、熱意を伝えなければならないからです。筆記試験の勉強でいっぱいいっぱいだと考えるでしょうが、自治体について理解しておくことも重要な対策であるといえます。
また筆記試験から2次試験の面接まで期間が設けられている場合もあります。筆記試験までは面接対策はほどほどにする、というように試験日程を確認したうえで、対策のスケジュールを立てましょう。
志望動機を考える
面接は難易度が高いため、注意しなければなりません。筆記試験のように能力だけで判断されるわけではありませんが、それでも難しいことは確かです。面接では、とくに志望動機が重要視されるため、評価されるポイントを意識して考えましょう。公務員を目指す人の志望動機は、「安定している」「労働条件がいい」などが多いですが、これらを面接で伝えるのは当然NGです。
公務員は読んで字のごとく公に務める職業のため、社会貢献を志望動機のメインに据えることが大切です。この場合も単に「社会貢献がしたい」という漠然とした内容にせず、どのように貢献したいか、なぜ社会のために働くのかを明確にして志望動機を伝えましょう。地域の魅力に触れながら語ることも、熱意を伝えるうえで大切です。
予備校に通う
今まで述べてきたとおり、公務員試験は非常に難易度が高いです。そのため予備校を利用することも有効な対策です。予備校に通うことで分からない問題があったとき、すぐに先生に尋ねることができます。また、決められたカリキュラムで満遍なく勉強することができます。
多くの予備校で、面接対策もおこなわれています。面接の練習を一人でするのは難しいです。民間企業の就活とは違い、公務員試験の面接で場数を踏むことも難しいといえます。予備校でプロに教えてもらうのが一番確実でしょう。
しかし、予備校に通うにはお金がかかります。そのため、予備校に通うことを安易に決断はできませんが、確実に合格を狙うために効率的な対策をしたいと考える人にはおすすめです。
就活に失敗した後に公務員を目指すなら相応の努力をしよう
就活に失敗したと思い、絶望的な気持ちになってしまう人もいるでしょう。しかし、就活に失敗したからといって、人生に失敗したわけではありません。民間企業への就活以外の選択をしている人もいます。マイナスな感情にとらわれずに、前に進むためにも他の選択肢を探ってみましょう。
公務員試験の受験もその選択肢のひとつです。日程が間に合い、受験の条件がクリアできるのであれば、試験を受けることは可能です。公務員は安定して収入を得られるため、職業として人気があります。
しかし、公務員試験に合格するためには、それ相応の努力が必要です。受験科目を確認してスケジュールをしっかりと立てたうえで、対策に取り組みましょう。