ES(エントリーシート)

【企業へのエントリーは何社必要?】やり方や解禁時期も併せて解説

就活は企業へのエントリーが必須

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就活を進めるには、まず企業にエントリーをしなければなりません。エントリーをすることで選考に参加する権利が得られ、そこから順次書類選考や面接へと進みます。しかし、エントリーには種類があり、段階によって特徴も違うため注意しなければなりません。また、エントリー数のコントロールや、志望先の決め方も重要です。

就活を成功させるために選考の対策ばかりが注目されがちですが、選考に臨む前段階の対策も必要です。前段階を正しくスムーズにおこなうことで、本番である選考にも取り組みやすくなります。就活におけるエントリーの重要性を把握し、自分に合った理想の企業をみつけましょう。

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企業へのエントリーとは

上手にエントリーをおこない、就活をスムーズかつ有利に進めるには、まずは企業へのエントリーとは何かを知らなければなりません。エントリーという言葉は、就活中に何度も耳にするでしょうが、詳細な意味を把握できている人は少ないです。漠然とした意味でしか捉えていないと、選考の臨む前の段階で失敗してしまいます。企業へのエントリーは大きく2つの種類に分けられるため、それぞれの違いを把握しておきましょう。

プレエントリーと本エントリー

企業へのエントリーには、プレエントリーと本エントリーがあります。プレエントリーのプレとは、英語の「pre」で「前」という意味です。本エントリーを選考への予約とするなら、プレエントリーは仮予約とイメージしましょう。選考に進むには企業へのエントリーが必要です。順番でいうと、プレエントリーの後に本エントリーをおこないます。

プレエントリーは仮予約であり、資料請求の意味合いでおこなわれます。プレエントリーをして企業を知り、志望したい企業には本エントリーをかけ、本格的に選考に参加すると考えましょう。また、本エントリーをした時点では、選考への参加権を持った状態に過ぎません。実際に選考に進むには、応募書類を提出したり、適性検査を受けたりする必要があります。

エントリーシートの作成が求められることも

本エントリーまで進むと、企業によってはエントリーシートの提出を求めることもあります。エントリーシートは応募書類のひとつで、企業によって内容が違うのが特徴です。応募書類は大きく履歴書とエントリーシートに分けられ、どちらか一方の提出でいい場合、両方の提出を求められる場合と、企業ごとに対応が違います。

両方の提出を求められる場合、企業によっては履歴書とエントリーシートで同じ質問が設定されていることもあるため注意が必要です。履歴書は自分の基本的な情報、エントリーシートは個性を伝えるためのものと考えると、内容の差別化がしやすいでしょう。エントリーシート提出のタイミングや方法は企業ごとに違うため、指示をきちんと確認しておかなければなりません。

選考に進むには企業へのエントリーが必須

選考に進むには、エントリーをすることが必須です。なぜなら、エントリーをすることで、次のことができるようになります。

まず、企業の資料を取り寄せることができます。企業資料は、選考への参加を考えるうえで参考になります。また、エントリーをすることで説明会を予約できます。企業によっては、説明会への参加を必須にしているところもあります。企業への理解を深めるためにも、説明会への参加は必要です。エントリーすることで、採用情報を連絡してもらえ、応募書類を提出できるようになることもあります。エントリーを先延ばしにしていると、選考を受けたいと思ったときには応募期間が終了しているという事態に陥ってしまうでしょう。

これらのことから、選考に進むにはエントリーが必須といえます。少しでも気になる企業があれば、手遅れにならないようにエントリーしておくほうが無難です。

エントリーの仕方

選考を受けるためには、企業へのエントリーが必要です。しかし、どうやってエントリーをすればよいのか、やり方が分からないという就活生もいるでしょう。エントリーの仕方は、エントリーの受付が開始される前に確認しておかなければいけません。

やり方が分からないと、受付が開始された後に焦ることになり、他の就活生より出遅れてしまいます。事前にやり方を知っておくことで、スムーズに就活をスタートさせることができるでしょう。

企業のホームページからエントリーする

エントリーの仕方のひとつに、企業のホームページから直接エントリーをする方法があります。多くの企業が、ホームページの中で採用情報のページを設けており、そこから採用サイトへアクセスできるようになっています。

その採用サイトでマイページを登録することで、エントリーが完了する場合が多いです。しかし、企業によっては登録後にさらにエントリーの作業が必要となるケースもあります。そのため、各企業の採用サイトをよく確認しましょう。

企業のホームページからのエントリーでは、住所やメールアドレス、電話番号などの個人情報を入力する必要があります。この情報をもとに、企業は資料を送付したり連絡を取ったりするため、誤った情報を入力しないように注意しましょう。また、メールアドレスは、応募書類の提出に備えてデータの添付ができるアドレスを記載しておくとよいです。

就活サイトからエントリーする

就活サイトからエントリーをする方法もあります。この場合、まずは就活サイトへの登録が必要です。そのため、エントリーの受付が始まる前の時期には、登録を済ませておいたほうがスムーズです。

就活サイトに登録をしたら、企業名や業界、条件などで検索をすることができます。検索して出てきた企業それぞれのページで、エントリーボタンが設けられています。気になる企業にはクリックして、どんどんエントリーしていきましょう。

就活サイトでは、ホームページからエントリーする方法に比べて、検索した条件に当てはまる企業が一度にみれるメリットがあります。そのため、就活サイトを活用することで、志望先の選定にかかる時間を節約することができます。

適切な企業へのエントリー数は?

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企業にエントリーをする際は、どれくらいの数に絞るかが重要です。エントリーするだけならいくらでもでき、極端にいえば100社、1,000社とかけることや、反対に1社のみエントリーすることも可能です。しかし、極端なエントリーは失敗に繋がりやすく、自身の首を絞める結果にもなりかねません。エントリー数はバランスのよさを考える必要があるため、適切な数の目安を知ることが大切です。

プレエントリーは応募ではない

就活を始めたばかりの就活生の中には、プレエントリーをしたら必ず選考を受けなければならないのかと、疑問に思う人もいます。しかし、そうではありません。プレエントリーをすると、企業の資料や採用情報を受け取ることができます。その結果、企業への理解を深められることがプレエントリーの目的です。

プレエントリーをして企業の詳しい情報を知ったうえで、選考へ進みたいと思わないのであれば、本エントリーをする必要はありません。そのため、少し興味がある程度でも、まずはプレエントリーをして情報を取り寄せることが大切です。プレエントリーは応募ではない、ということを頭にいれて、適切なプレエントリーと本エントリーの数を確認していきましょう。

プレエントリーは30〜50社程度

プレエントリーは資料請求の段階です。この時点では、選考への参加が決まっているわけではありません。そのため、少し多めにかけるのが基本で、30〜50社程度を目安にするといいでしょう。一見多いように思えるでしょうが、プレエントリーした企業すべての選考を受けるわけではなく、実際に本エントリーに進む数はここから絞り込まれます。

プレエントリー数が少なすぎると、本エントリー数も減ってしまい、選考のチャンスも少なくなってしまうため注意が必要です。多すぎるのも禁物ですが、この時点で減らし過ぎるのはよくないため、プレエントリーは気持ち多めにかけることを意識しましょう。

本エントリーは10〜30社程度

本エントリー数はプレエントリー数からさらに絞り込み、10〜30社程度が目安です。本エントリー数が多いと、それだけ選考に臨める回数も増えるため、内定獲得率も上がります。しかし、あまりに数を多くし過ぎると、選考のスケジュールを管理するだけでも大変で、事前準備もきちんとできなくなります。

選考へのチャレンジ数が多いと内定獲得率が上がるのは確かですが、数を増やし過ぎると選考対策がずさんになって、反対に失敗率が上がることは理解しておきましょう。内定獲得率をできるだけキープしながら、失敗率を高めない程度に選択肢を残すことが大切です。本エントリー数は絞り過ぎも広げ過ぎもよくないため、とくに数の管理は慎重におこなわなければなりません。

企業へのエントリーはいつから?

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プレエントリー、本エントリーともに選考の臨むための大切な段階であり、これをいかに上手におこなえるかが重要です。エントリーがスムーズだと、選考もスムーズに進めやすくなりますが、問題はどの段階からエントリーをかけるのかです。エントリーを上手にかけて選考をスムーズに進めるには、エントリー開始時期を把握しておかなければなりません。エントリー時期は企業ごとに異なるため、それぞれの違いを理解しておきましょう。

プレエントリーは3月解禁以降

プレエントリーが可能になるのは、就活情報が解禁となる3月以降です。3月のタイミングで各社ナビサイトもグランドオープンとなり、順次プレエントリーをかけられるようになるでしょう。ただし、就活解禁すぐのタイミングでかけられるのはプレエントリーのみで、本エントリーはもう少し先という企業も少なくありません。

本エントリーは選考に直接関係するため、選考開始ぎりぎりにならないとエントリーできないということも多いです。もちろん、早めに選考をおこなう企業だと、就活解禁のタイミングでプレエントリーと本エントリーがほぼ同時にできるということもあります。エントリー開始のタイミングは企業ごとに違いますが、早くても就活解禁以降になると覚えておきましょう。

企業ごとにエントリーの締め切りが違う

プレエントリーや本エントリー開始のタイミングは企業ごとに違いますが、開始だけではなく締め切りも異なるため注意が必要です。エントリー可能時期を過ぎると、いつでもエントリーをかけられるわけではなく、一定期間を超過すると募集は締め切られます。

企業によっては、プレエントリーと本エントリーのそれぞれで締め切りを設けていることもあるため、気になる企業はとりあえずプレエントリーだけでもかけておきましょう。締め切りを少しでも過ぎると、自動的にエントリーの受け付けが遮断されるため、スケジュールは正確に把握しておかなければなりません。

外資系のエントリーは3回生の秋頃

企業へのエントリーは、基本的には4回生の3月以降ですが、外資系はそもそも就活スケジュールが異なるため注意が必要です。外資系は通年採用で、年間を通して採用活動をおこなうことが多く、エントリー時期も明確に決まっているわけではありません。新卒だと3回生の秋頃に集中しやすい傾向はありますが、企業ごとの差が大きいため、志望企業の採用情報は常にチェックしておきましょう。

外資系を目指す場合は、国内企業を志望する場合よりも、さらに早めの準備が必要です。4回生の3月解禁とばかり思っていると、気がついた時にはエントリーの締め切りどころか、選考が終わっていることも少なくありません。外資系はスケジュールがイレギュラーなため、エントリーの締め切りにはとくに注意しましょう。

エントリーするための条件を設けている企業もある

エントリーする際に注意をしなければならないのが、応募資格です。応募資格とはエントリーするための必須の条件で、クリアしていない就活生は、その企業にエントリーすることができません。応募資格のある企業は募集要項に記載があるため、よく確認してからエントリーするようにしましょう。

応募資格でよく挙げられるのが、運転免許証の取得です。会社の車を使う営業職では、免許の取得が必要とされる場合があります。また、専門的な職種では、業務内容によっては資格が必要です。

エントリーしたい企業の応募資格を満たしていないときは、いつまでにその条件をクリアすればよいのかを確認しましょう。取得が必要な免許や資格によっては、努力次第で期日までに間に合う場合もあります。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。



こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人

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エントリー先の企業を工夫しよう

エントリー先の企業を工夫しよう

エントリーは数や時期だけではなく、エントリー先も工夫することが大切です。エントリー先の企業を念入りに選定することで、就活の成功率は格段に上がります。数や時期だけを調整しても、エントリー先が自分に合わないものばかりだと、その時点で失敗する可能性は高くなるため、注意しなければなりません。自分に合ったエントリー先を選ぶための工夫を知っておきましょう。

就活解禁までに選択肢を絞り込む

エントリー先企業を上手に選ぶには、就活解禁までに選択肢をある程度絞り込んでおくことが大切です。企への業エントリーは就活解禁日から一斉にスタートするため、この時点で指標が定まっていないと、エントリー先を決めるだけでも苦労します。プレエントリーはある程度多めにかけるのが定石ですが、それでも目に留まる企業をやたらにエントリーしてしまうと、後で管理に困るでしょう。

多めにプレエントリーすることを意識しつつも、管理しやすい程度に絞る必要があるため、エントリー先の条件を事前に決めておかなければなりません。就活解禁前に業界・企業研究、自己分析といった基本的なことは済ませておき、何がしたいか、自分には何が合っているかを考え、上手に選択肢を絞っておきましょう。

OB訪問やインターンもやっておく

スムーズに選択肢を絞り込むには、事前にOB訪問やインターンに参加するのがおすすめです。これらの就活イベントに参加することで、業界や企業について、自身の適性や本当にやりたいことなどが把握できるでしょう。3月以前の段階では情報取集が難しく、なかなか有益な情報が得られないことも少なくありません。

OB訪問やインターンは就活解禁前の貴重な情報源であり、参加しておくと本選考でプラスに働くことも多いです。情報収集ができ、かつ選考の対策にも繋がるため、一石二鳥で非常におすすめです。情報を得る際は生の情報を意識することが大切であるため、就活解禁前の時間があるうちに積極的に取り組んでおきましょう。

エントリー先の企業を上手に選ぼう

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就活の大まかな流れは企業へのエントリー、選考、内定と進みます。どの工程も重要ですが、とくに結果を左右しやすいのが、最初のエントリーの段階です。エントリー時点で選択肢を見誤ってしまうと、仮に内定までたどり着けても結果に後悔が残ることも多いでしょう。また、エントリー先選びに失敗すると、自分に合わない企業の選考にばかり参加することになり、内定までたどり着くだけでも困難です。

最初でつまずくと後に悪影響を及ぼすため、とくに念入りに対策し、慎重におこなわなければなりません。エントリーする際は、時期や数、選択肢を工夫することが大切です。細部まで工夫して上手にエントリー先を決め、自分に合った企業への就職を果たしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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