面接対策

【面接でNGな行動と回答】マイナスの印象を与えないためのポイント

面接はNG行動とワードに注意

就活を進めるにあたって、避けて通れないのが面接です。面接を攻略するには事前の対策が必須であり、高評価を獲得するためには何が必要か、何をすべきかを考えなければなりません。特に注意したいのが面接での行動や言動であり、NG行動・ワード・回答といった、マイナス評価を受けるものを避けることが大切です。

面接は全体を通して評価を決めますが、一部のマイナスによって評価を大きく下げられることも少なくありません。高評価を獲得するためには、いかに評価されるかだけではなく、どれだけ印象を悪くしないかも重要でしょう。面接におけるNGとはどのようなことなのかを正しく把握して、ミスなく面接をやり切ることがスムーズな合格の獲得に繋がります。

面接でのNG行動

面接でミスをしないためには、まずはNG行動から知っておきましょう。面接官との質疑応答によって進むため、言動だけに注意すべきと考える人もいるでしょうが、実際はそうではありません。面接での評価対象は幅広く、行動も隅々まで見られていることは理解しておきましょう。行動のひとつひとつに責任を持つことが、社会人として求められているともいえます。NG行動を把握して、企業に失礼になったり、迷惑をかけたりしないことが大切です。

遅刻する・到着が早過ぎる

時間厳守は社会人にとって非常に重要なことであり、どのような理由であれ、遅刻は基本的にマイナスの印象を与えてしまいます。どうしてもやむを得ない事情の場合、考慮してもらえることもありますが、寝坊や交通機関の乱れといった避けられた遅刻はマイナスに働くでしょう。

遅刻は1分でも10分でも同じため、とにかく遅れないよう、時間通りに企業に到着することが大切です。また、反対に会場に早く着き過ぎるのも、マナー違反となるため注意しなければなりません。企業側にも準備の都合があるため、指定された時間よりも到着が早すぎると迷惑をかける可能性が高いです。適切なのは5〜10分程度前のため、到着時間は上手にコントロールしましょう。

マナー違反

面接ではマナーも重要視されており、これに違反していると評価は下げられます。面接でのマナーは細かく、受付を通った段階から、退室・退社するまでの行動や振る舞いは、全て見られていると考えましょう。人として当たり前なあいさつをすること、目上の人には敬語で話すことはもちろん、入退室時の作法といった、面接特有のマナーを守ることも大切です。

また、身だしなみを綺麗に整えることも、面接におけるマナーのひとつといえるでしょう。身だしなみを整えるのは自分のためではなく、周囲にいる人に不快な思いをさせないためのものです。社会人としてふさわしい身だしなみができていない=周囲の人への気配りができていないと評価されるため、注意しなければなりません。

挨拶ができていない

挨拶をすることは社会人として当然ともいえるマナーです。面接や採用試験で自ら挨拶ができないと、それだけで印象が悪くなってしまいます。相手からの挨拶を待つのではなく、必ず自分から「おはようございます」「本日は宜しくお願い致します」などハキハキといえるようにしましょう。

挨拶をしても聞き取りづらい小さい声だったり、ぼそぼそといったりするのでは意味がありません。明るい表情で、しっかりと相手の方をみて挨拶するようにしましょう。面接が始まる時には緊張感を持っているため挨拶もきちんとできますが、面接が終わった後はつい気が抜けて最後の挨拶を忘れがちになります。企業を出るまで気を抜かないように注意しましょう。

身だしなみに清潔感がない

人のイメージを決めるのは、第一印象が大きな要因を占めるといわれています。そして第一印象はほとんどが外見で決まります。身だしなみに気を付けて清潔感を保つことは面接においても重要なポイントです。髪の毛に寝癖がありボサボサになっていたり、スーツにシワや汚れがあったりすると、第一印象が悪くなってしまう可能性があります。

身だしなみに清潔感がないと、だらしない人間という印象を与えてしまうことにもなります。面接官からの質問に対する回答も重要ですが、まずは身だしなみに気を付けましょう。面接へ行く際には時間に余裕を持って準備をして、出掛ける前に鏡で全身をチェックしておくと安心です。清潔感があるかどうかをひとつの基準としてみましょう。

正しい言葉遣いができていない

社会人として最低限身に付けておきたいマナーのひとつが正しい言葉遣いです。学生時代は敬語を使う機会もそれほど多くないため、正しい言葉遣いをするのは難しいかもしれません。それでも、面接で採用担当者に対して友達に話すような言葉遣いをしてしまったり、間違えた敬語を使うのはNGです。特に営業職や接客業など、顧客と接する機会が多い仕事では正しい言葉遣いはとても重要になります。

立場や状況に合った言葉を使えるように、面接前に練習をしておきましょう。面接はビジネスの場で、親しい人と話す時とは使うべき言葉が異なります。本番になり、いきなり敬語を使おうとしても不自然になってしまいますので、普段から言葉遣いを意識することをおすすめします。

退室のマナーが守れていない

入退室には守るべきマナーがあります。第一印象を決める一因にもなりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。マナーを守れていないと失礼になりますし、社会人としての常識を理解していないと感じられてしまいます。

まず名前を呼ばれたらドアをゆっくりと3回ノックします。入室するように指示があれば「失礼します」と言い、ドアを開けて入室しましょう。部屋に入ったらゆっくりとドアを閉めます。この時には後ろ手にならないように、ドアのほうに体を向けることを忘れないでください。

退室の際にも最後まで緊張感を忘れずに、挨拶をしてから部屋を出ます。入退室の流れを覚えるためには何度も練習することが大切です。本番の面接を想定して入室、着席、退室など一連の動きを確認しておきましょう。

一方的に話す

面接では面接官との会話を意識することが大切で、自分ばかり一方的に話すのはよくありません。これはコミュニケーション能力がないと判断される面からもマイナスの印象となり、評価を大幅に下げられる可能性もあるため注意が必要です。面接官が話しているのをさえぎって話したり、求められていないことまでべらべら話したりしないよう注意しましょう。

また、面接では質問内容を想定し、事前にある程度回答を考えておくことが大切ですが、考えてきた通り、丸々そのまま話すのもよくありません。丸暗記したものを述べていると、演説のような印象を与えてしまい、これも一方的に話していると思われる可能性が高いです。自分をアピールすることばかりに必死にならず、コミュニケーションを取ることを意識して臨みましょう。

仕草・態度が悪い

面接中は仕草や態度が細かく見られており、これらが悪いのもNG行動といえるでしょう。例えば貧乏ゆすりをしたり爪を噛んだりするのは、見ている人に不快な思いをさせる可能性があるためよくありません。仕草は無意識のうちに出るものであり、面接の場という緊張した場面で出てしまうこともあるため注意が必要です。

また、態度が悪いのもNGであり、相手に敬意を払って面接に臨むことが大切です。仮に敬意を表していても、椅子に深く腰掛けて姿勢を悪くしていると、それだけで失礼な印象を与えてしまいます。本心に関係なく、態度によって敬意の有無や面接への意欲が判断されることは覚えておきましょう。

質問別面接でのNGワード・回答

業界・企業によって面接で出される質問は違いますが、基本的な質問、頻出の質問はある程度共通しています。そのため、それらについては事前に回答内容を考えておき、スムーズに答えられるようにしておかなければなりません。しかし、回答を考える際は、NGなワードが含まれていないか、そもそも回答内容自体がマイナスの印象を与えないかどうかに注意が必要です。基本的な質問だからこそ、ミスをすると評価を大幅に下げられかねないため注意しましょう。

志望動機

志望動機でNGなのは、「経営理念に共感しました」「家から近いので志望しました」「給料がよかったから選びました」などです。経営理念に共感したというのは、一見すると問題がないように思えますが、理念のどこに共感したのか、その結果どのように働きたいと思ったのかまで述べる必要があります。

漠然と理念に共感するだけでは、志望度が弱く、何も用意してきていないと思われる可能性が高いでしょう。家から近い、給料がいいというのは、条件面を提示している点で共通しています。仕事をする上で条件は重要ですが、それを志望動機として伝えるのはNGです。本当にその企業で働きたいと熱意をアピールする必要があるため、他の企業でも叶えられることでは意欲は伝わりません。

自己PR

自己PRでのNG回答は、その企業にそぐわないもの全般といえるでしょう。自己PRは自身の魅力、個性、誇れる能力をアピールする場ですが、自信のあるものなら何でも伝えていいわけではありません。自分を売り込むことは大前提として必要ですが、内容は企業が求めるものに合わせて変化させる必要があります。単に自分勝手にアピールするだけでは、採用メリットの提示に繋がらないため注意しましょう。

企業にそぐわない内容でアピールすると、企業研究ができていないと判断され、評価を下げられることも多いです。大切なのは、企業で活かせること、それをどのように仕事で活かすのかを明確に提示することです。売り込んだことが仇とならないためにも、企業で何を求められているのかは必ず調べておきましょう。

逆質問

面接の最後では、「何か質問はありますか?」と逆質問を求められることも多いです。逆質問でNGなのは、「調べてすぐに分かること」「仕事の条件について」「就活に関係しないこと」の3点と考えましょう。質問していいタイミングとは言え、調べてすぐに分かることを聞くのは、企業研究ができていない印象を与えてしまいます。志望度が低いとも思われかねないため注意が必要です。

仕事の条件を聞くのも、同様に志望度が低いと思われる可能性が高く、避けたほうが無難でしょう。就活に関係しないことは、当然その場にそぐわないためNGです。逆質問は何を聞くかによって有益な情報が得られるか、プラスの評価に繋がるかどうかが異なります。質問内容を事前に3つ程度考えておき、状況に合わせて選ぶといいでしょう。

「特にありません」とだけ返すのは避ける

面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。これは「逆質問」とも呼ばれるもので、企業が入社の意欲や志望度などを見極めるためにおこなっているといわれています。何を質問すればいいのか悩んでしまう人も多く、つい「特にありません」と答えてしまいがちですが、この回答ではせっかくのアピールの機会を失ってしまいます。

面接の前には、逆質問で聞きたいことをいくつか用意しておくとよいでしょう。注意したいのは質問の内容です。事前に準備してきた質問でも、面接の中ですでに説明を受けた内容を質問してしまうと、これまでの話を聞いていなかったのかと思われてしまいます。事前に用意してきた質問について面接の中で説明されてしまった場合は、「十分にご説明を頂きましたので特に質問はありません」と答えてもよいでしょう。

事前対策でNGポイントは避けられる

面接ではNGとなる言動が多く、それらを避けて通るのは難しいと思う人も多いでしょう。確かに細かい点にまで注意を払わなければならず、自由気ままに振る舞えるわけではありませんが、NGポイントの多くは比較的基本的なことであることが多いです。面接の基本的なマナーや基礎準備ができているなら、NGポイントにそれほど困ることもないでしょう。

準備次第でNGポイントは簡単に避けられるため、少しでも評価を獲得するためには、念入りな対策をしてから臨むことが大切です。面接の内容や細かいポイントは企業ごと、段階ごとに違います。しかし、基本的に大切な部分は共通しているため、正しい対策をしてミスなく面接を乗り切りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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