面接対策

【仕事をする上で大切なことの回答例10選】盛り込む要素とNG回答

「仕事をするうえで大切なことは何か」は面接で定番の質問

面接には定番の質問がいくつかあります。その定番の質問の一つに、「仕事をする上で大切なことは何ですか?」があります。この質問は、必ずと言っていいほどよく聞かれるものです。なので、ほとんどの学生はこの質問に対しての回答を考えています。

しかし、定番の質問の回答を考えるというのは、意外と難しいものです。みんなが考えていることなので、面接でありきたりな回答をすると、面接官も「またこの回答か」と聞き飽きてしまいます。ネットや本を参考にしながらも自分の意見で解答するのが大事になってくるのですが、一体どうすれば自分なりに伝えることができるのでしょうか?本記事では、「仕事をする上で大切なことは何か」の質問について、深く解説していきます。

よく質問される内容は抑えておこう!

面接でよく質問される内容は、事前に抑えておくのが良いでしょう。面接当日になってアドリブで答えれば良いと考えていると、思わぬ失敗を招く可能性が非常に高いです。質問に対して、どのように回答したかが面接における最重要ポイントになるので、ただ言葉を返せば良いというものではありません。

面接官が、あなたの何を知りたくてその質問をしているのかを考える必要があります。どの質問にも意味があり、その回答からあなたの人材としての価値をはかっているのです。アドリブでしどろもどろになりながらの回答と明確な回答は、面接官に与える印象が格段に異なります。面接官にいい印象を与えられるように、よく質問される内容と回答例をご用意しましたので、参考にしてみてください。

前もってどのような回答をするか決めておく

何も話す内容を用意せずに面接に臨むと、緊張から頭が真っ白になるかもしれません。頭が真っ白になるとさらに気が動転してしまい、自分の力を十分に引き出せなくなります。そのようなことを防ぐためにも、回答を準備しておくことが大切です。緊張してしまっても、考えておいた回答を思い出すことで沈黙を防げます。

何も話さない時間が長くなることは、面接において最も避けたいことです。回答を準備する際は、内容を文章で暗記するのではなく、箇条書きで覚えておくようにしましょう。暗記で覚えると緊張で全て出てこなくなる可能性がありますが、箇条書きならその場で文章を組み立てることができます。

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決まった答え方をしないようにする

面接で質問に回答する際に気を付けたいのが、決まった答え方をしないということです。本やネットの例文をそのまま伝えても、本心ではない言葉は見抜かれてしまいます。面接では、質問に回答するとまたそれについて質問をされるという流れがあるため、自分で考えた回答でないと言葉を返すことができなくなるのです。

本やネットの回答は文章の構成などを参考にして、重要な中身については自分の言葉で伝えられるようにする必要があります。質問を想定してそれに対する考えを整理した後は、自分の言葉で伝えられるように文章を組み立てましょう。

プラスアルファの回答を意識する

「仕事をする上で大切なことは何か」というのは、「何を心がけて仕事をするのか」を聞いているのと一緒です。大切なことと聞いても漠然としか考えられませんが、心がけていることと聞かれたら考えやすいでしょう。このことから、「遅刻しないようにする」といった社会人として当たり前のことを述べるのは、質問に対して不適切な回答になります。

人によっては「早起きするのが苦手」という人もいるでしょう。ですが、社会に出れば、早起きや無遅刻というのは当たり前のことであり、常識なのです。したがって、仕事をおこなう上で何が大切なのかと質問されたら、当たり前のことに+αの回答をするのが適切になってきます。

仕事をする上で大切なことを面接官が質問する意図

面接で聞かれる質問の定番として「仕事をする上で大切なこと」があります。これは何を意図した質問かというと、あなたを社員として迎え入れたとき、どのような働き方が期待できるか、また会社にどのように貢献できるのかを知るためのものです。

この質問をされたときに「早く帰れること」や「楽な業務に携わりたい」といった意欲に欠ける発言をしてしまうと、いい結果に結びつく可能性は低くなります。他には、どのような意図があるのでしょうか。

コミュニケーション能力を知りたい

仕事をする上で大切なことを質問する面接官は、就活生のコミュニケーション能力が見たいと考えています。仕事をする上で、同僚や上司、取引先などとの関わりは避けて通れません。人との信頼関係を構築していくというのは、仕事においてとても大切なことです。

とくにコミュニケーション能力を重視するのは、サービス業や飲食業と言えます。お客様と直接関わる接客業はもちろん、顧客がどのようなものを求めているのかを考える商品・企画開発などでもコミュニケーション能力が必要です。企業が大切にしている理念や経営方針にコミュニケーションに関わることがあげられている場合は、積極的に回答に盛り込んでいくといいでしょう。

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責任感を知りたい

責任感は、企業を存続させるために必要なものです。仕事をする上でも、1人1人が与えられた業務に責任を感じて取り組む必要があります。仕事での責任感には、約束を守ることや最後までやり遂げることがあげられます。回答する際は、ただ「責任感が大切」とだけ言わずに、具体的にどのようなことを責任というのかを交えることが大切です。

面接官は、一緒に働きたいと感じる就活生に興味を引き寄せられるため、仕事をする姿を想像させなければなりません。責任感が大切という回答はありきたり過ぎると感じる就活生もいるかもしれませんが、基本的なことだからこそ最も主張しておきたい内容でもあるのです。

仕事に対しての価値観を知りたい

集団で1つのものを築き上げる時というのは、各々の価値観が異なっていたらどんなに才能がある人が集まっていてもいいものは出来上がりません。価値観というのは人それぞれであり、それぞれが仕事に対しての気持ちや姿勢を持っています。しかし、この価値観が希望する企業に適していなかったら、入社した際に他の社員や企業の方針と合わないため、上手く物事が進みません。

よく「自分に合った仕事をすることが大事」といいますが、自分に合った仕事をするには、自分と企業の価値観がマッチングしていなければなりません。面接で仕事をする上で大切にしていることを聞くと、その人の価値観を知ることができるため、企業に適した人材かどうか知ることが可能なのです。

意欲を知りたい

企業が一番知りたいことというのは「意欲」です。どんなにいい才能を持ち合わせていても、意欲がなければ企業として何のメリットもありません。与えられた仕事だけをこなしていても、企業にとって成長がありません。企業が大きくなるのも小さくなるのも、働いている社員によって決まるのです。

意欲は履歴書やES(エントリーシート)を見ただけでは伝わりません。意欲は感じとるものなので、面接などで直接会って話すことで伝わります。直接話すと表情や話し方を見ることができるので、その人がこの企業に対してどれほどの意欲を持っているのかを感じ取ることができるのです。どんなにいい言葉を並べても、表情や話し方に意欲が感じ取られなければ意味はありません。

職種によって回答が異なる

どういった規模の企業か、社会でどういった位置づけであるかなどで、求められる回答は変わってきます。例えば、銀行や保険会社で「世の中を変えられる」などベンチャー企業に向いているような回答をしても評価されることはありません。それどころか、求めている人材とかけ離れていると判断されてしまうこともあります。

企業の社風や活躍している社員などを理解・研究し、そこからかけ離れ過ぎないようにしましょう。そのためには、どういった企業であるのか、どういった人材を求めているのかを、しっかりと事前にリサーチしておく必要があります。

企業の社風や価値観をおさえておく

仕事をする上で大切なことは、個人で異なるでしょう。もちろん土台となるものは自分自身で導き出した内容でいいです。しかし、面接に行く時には、その企業のことをよくリサーチしておく必要があります。企業は、ホームページ上に自社がどのような企業かを示しています。

そしてもちろん、その社風にあった人材を求めているのです。例えば、自分が考える仕事をする上で大切だと思うポイントが「周囲と足並み揃える」という考えだとします。しかし、これから面接に行く企業が「個性を尊重し、1人1人がリーダーシップをとれる企業」を目指していたとしたら、ズレが生じてしまうのです。そのようなことのないように、企業のホームページを熟読し、社風や考え方に合う形でアピールしてください。

職種によって望まれている考え方を見抜く

企業は、職種の理解がきちんとされているかも評価の対象にしています。そのため、仕事をする上で大切なことに関しても職種について交えることが効果的です。職種には、営業、事務、人事、開発などがあげられます。同じ企業に就職するとしても、職種によって働き方が異なります。

営業職を希望している場合は、営業として働くことを想定して仕事をする上で大切なことを考えることが大切です。営業職には仕事においてどのようなことが求められているのかを考えましょう。そうすることで、仕事をする上で大切なことという質問を利用して志望意欲を伝えることができます。

「仕事をする上で大切なこと」の軸になる言葉

仕事をする上で大切なことをあげた時に、何が出てくるでしょうか。もちろん、個人として大切なことも数多くあります。企業に所属して仕事を行なっていく上で大切なことは特に2つ挙げられます。それは、「信頼関係」と「社会貢献」です。

企業の一員として働くのであれば、この2つはとても重要なことと位置付けられます。どちらか片方だけではなく、両方を兼ね備えることが、社会人として社会の中で働く上で非常に大事なのです。

信頼関係

企業に所属している以上、自分1人だけで仕事をすることはほとんどないでしょう。どのような時も、誰かと連携をとりながら仕事を進めていきます。そのため、信頼関係を構築できる人でなければいけません。

信頼関係があるからこそ、仕事を任せたり任されたりするのです。周りの人を信じ、連携をとれる人であることを伝えましょう。しかし、今まで信頼関係を気にしてこなかった人は急に大切と思うのも難しいかもしれません。

そのような場合は「今までは、信頼関係を気にしたことがありませんでした。しかし○○の経験から、周りの人と連携をとって仕事を進めるためには大切なことであると知りました」という形で具体的エピソードを踏まえて伝える方法もあります。

社会貢献

仕事をする上で大切なことの中に、企業が掲げている社会貢献というものが存在します。基本的にビジネスは社会貢献するものであり、企業の経営理念にも反映していることが多いでしょう。企業のホームページで経営理念を確認し、どのような形で社会貢献している企業か確認してください。

その企業で社員として働く上で、どのような社会貢献をしていきたいのかを伝えることが大切です。もし解釈に多少のズレがあったとしても、しっかりとホームページを熟読した上で考えた内容であれば、評価されるでしょう。

協調性・チームワーク

仕事をする上で大切な事のひとつに、協調性・チームワークがあります。社会人として働くようになれば、同僚や部下、上司など多くの人と協力しなければなりません。また、学生時代と違い、自分と性格が合う人とだけではなく、苦手なタイプのひとともコミュニケーションをとらなければなりません。

社会人になれば、外部の人と一緒に仕事をする機会もあるでしょう。思ったことを何でも言ってしまったり、逆に自分の考えを言えなかったりすると、仕事に支障があると思われてしまいます。お互いの意見を尊重しながら、トラブルになることなく人とコミュニケーションを取れることが大切です。グループで何かを成し遂げた経験を述べるなど、協調性やチームワークをアピールするようにしましょう。

責任感

社会人として働くようになると、責任を問われることが多くなります。社会人となり企業で働く以上、責任感をもって業務をこなす必要があります。任された仕事をしっかり遂行することができなければ、企業に不利益をもたらしてしまうことになるでしょう。

新卒であれば、それほど大きな仕事を任されることはないと考えている就活生もいるかもしれませんが、若いうちから重要なプロジェクトを経験させてくれる企業もあります。ただただ言われた通り働くだけでなく、自分で課題を見つけて問題解決を図る姿勢があれば、採用担当者から高い評価を得られるでしょう。また、自分の行動が会社全体の評価にも繋がるため、無責任な行動をしないような人を雇いたいと企業は考えています。

抽象的な回答はNG

面接で就活生がしがちな失敗が、抽象的な回答をしてしまうことです。例えば、「仕事をする上で大切なことは何ですか?」という質問に対して「積極性が大切です」などの抽象度の高い回答は避けるようにしましょう。

回答に具体性がないと、面接官はあなたがどういった人材なのかを判断しかねるだけでなく、伝えたいことが正しく伝わらないがために、「何が言いたいのか伝わってこないから」という理由で落とされてしまうこともあるからです。

数字や情景を具体的に回答に含めることで、面接官からの印象も変わることでしょう。そして大事なのは、回答したあとに面接官から深堀されても具体的に答えられるように、事前に用意しておくことです。

体験に基づいたエピソードを話す

説得力を持たせるには、体験に基づいたエピソードを話す必要があります。仕事をする上で大切なことという質問の回答でエピソードを交えるには、アルバイトの経験を取り上げることがおすすめです。アルバイトで身に付けた考え方や学んだことなど、実際に経験しないと語れないことを述べてください。

アルバイトをしていない就活生よりも、実際に仕事をして何を大切にすべきかを理解している人の方が有利に働くこともあります。仕事には大変なことや辛いこともたくさんあるものです。そのような現実を知りながらも大切にしている信念があるとアピールできれば、入社後の働き方にも期待を寄せられるでしょう。

強みをアピールする

仕事をする上で大切なことという質問は、強みをアピールするチャンスでもあります。強みをアピールするには、自己PRの内容とリンクさせることが大切です。協調性を自己PRとして伝える場合は、仕事をする上で大切なことに信頼関係をあげると一貫した主張になります。信頼関係は周囲と助け合う協調性がないと構築できません。

自己PRの内容と面接の回答が一貫されているというのは、実は重要なポイントなのです。それぞれの回答がちぐはぐだと自分の本質が伝えられず印象にも残りにくくなります。最も企業に売り込みたい強みを考えて、それに沿った回答を考えるというのもひとつの方法です。

関連記事

就活生が回答に悩む職種

世の中には、様々な職種がありますが、就活生の目から見てもやりがいや、独自性が見える職種であれば「仕事をする上で大切なことは何ですか?」などの質問にも、自分なりの答えを導きだせると思います。しかし、そういった職種ばかりではないのが現実です。事務職などの作業的な側面が大きい職種の場合、どのような回答をすべきか迷ってしまう就活生も少なくありません。

事務職

就活生が「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と質問されたときに、回答に困りがちなのが事務職を志望している場合です。まず、回答を考える前に、なぜ自分が事務職を志望しているのかを考え直してみましょう。いくつもの職種がある中で、なぜ事務職を志望するのかの答えを自分の中で見つけることが大切です。

事務職として企業にどういったことで貢献できるか、どういった自分の強みを活かせるかについて、考え直してみるいいチャンスでもあります。その上で、仕事をする上で大切な何かを答えつつ、管理職を目指しているなどの具体的なキャリアプランを交えて回答することができれば、面接官からの印象はグッとよくなることでしょう。

公務員

公務員に求められているのは、責任感や使命感、粘り強さなどです。公務員は国民の生活を守るために仕事をするため、強い責任感や使命感が必要になります。これらの心構えがなければ、公務員として働く姿勢を問われる可能性が高いです。また、粘り強さは目標に向かってあきらめずに取り組むためにも欠かせません。

公務員として働くと、地域住民や民間企業との間でトラブルが生じることもあります。そのような困難な状況に遭遇しても途中で投げ出さずに最後まで業務を遂行する粘り強さが大切になるのです。公務員として働く上で、どのような人物が適しているのかを考えましょう。

「仕事をする上で大切な事」の回答例文10選

ここまで、仕事をする上で大切なことという質問にどう回答すればいいのかを見てきました。あらかじめ回答を考えておく必要がありますが、決まった答え方になりすぎないように注意する必要があります。

それを防ぐためには、抽象的な回答を避けて自分なりのエピソードを交えることが大切です。エピソードを盛り込むことで、他の就活生と差別化ができ面接官の印象に残ることができます。ここからは、仕事をする上で大切なことという質問に対する回答例文をご紹介していきます。

例文①

仕事をする上で大切なことは、高い集中力、迅速な処理速度、高いコミュニケーション能力だと考えております。会社を中から支える職種なので、他部署の人たちがスムーズに業務を進められるように、自身の業務に尽力し、周囲への配慮を欠かさないことでもあると思います。また、経験を積み重ね、将来的には管理職として後進の育成などにも貢献できるようになりたいと考えております。

この例文では、職種を軸に仕事をする上で大切なことを回答しています。企業の職種をよく研究し、必要とされるスキルを伝えられている例文です。高い集中力、迅速な処理速度、高いコミュニケーション能力と3つの要素をあげており、面接に備えてきちんと考えられた内容だということがわかります。

例文②

自身の携わる業務だけに関与するのではなく、部署内外を含め周囲の人間とのコミュニケーションを取りつつ、信頼関係を構築し、スムーズに業務を遂行することだと思います。業務を遂行する上では、難しい問題も発生することがあるとは思いますが、コミュニケーションを円滑に取ることで解決に導けることも多いと考えるので、仕事をする上で大切なことはコミュニケーションだと思います。

仕事をする上で大切なことの回答として、コミュニケーションをあげている例文です。コミュニケーションがなぜ大切なのかという理由を丁寧に伝えており、深く理解しているということをアピールできています。また、コミュニケーションを問題解決に必要なものと位置付けているため、入社後の言動に期待が寄せられるでしょう。

例文③

物事を客観視することができる視点を持つことが、仕事をする上で大切なことだと考えます。自分の考え方だけに捉われることなく、物事を客観的に俯瞰で見ることができれば、問題が発生した際にも、冷静に対処することができると考えるのと、解決の糸口を広く見つけることができる可能性が、高まると考えているためです。

客観視とは、自分の利害や感情などを除いた観点で物事を考えるということです。新卒で入社した場合、仕事に慣れておらず周囲に振り回されることもあります。そのようなときに、客観的に自分の置かれた状況を考えるのは大切なことです。問題が起こっても、客観視することで軌道修正できるというアピールにもなります。

例文④

仕事をする上で大切な事は、責任感だと考えております。私はガソリンスタンドでスタッフリーダーをしておりました。リーダーの仕事は、店長が出勤できない時間帯にスタッフをまとめ、率先してお客様の対応に勤めることです。ある日お客様に「店員さん今日も頑張ってね」と声をかけてもらえたことがありました。この言葉で、社員アルバイト関係なく一スタッフとして、業務を全うすることが大切だということに気づきました。その日から店長不在の時間もお客様にスムーズな対応ができるよう、店長の仕事ぶりをよく見て、自分で実践し、解らないことは店長に相談することを日々続けました。最後にはお金を扱う責任あるレジ締め業務まで任せてもらえるまでに自己成長できたことが私の強みです。

まずは、店長が不在の時間を任せる信頼のおける人間性であることです。その上で、雇用形態に囚われず業務を全うする姿は、会社でも自ら貪欲に仕事に取り組む姿勢が期待できます。自ら考え上司の行動を見て学べる力と都度上司にお伺いを立てながら最後まで仕事を全うする姿は、責任感のある取り組みの表れと言えるでしょう。

責任感を自己PRするポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

例文⑤

仕事をする上で大切な事は、協調性だと考えております。私は、飲食店のホールスタッフのアルバイトをしておりました。忘年会シーズンは常に満席にて仲間のスタッフと連日アルバイトに励みます。ホールスタッフの仕事は、お客様に注文を聞き、お料理の提供、お席の後片付けを行います。多忙な時期は、通常キッチンスタッフが行うお皿も率先して行います。自分の担当外の仕事でも手が空いているスタッフが助け合うことで、お客様をお待たせしないことへと繋がりました。売上好調の数字が出た日には仲間と共に嬉しさと達成感が込み上げます。毎回お店一丸となってこの時期を乗り越えていく経験が、チームで協力し合うことの大切さに加え、仲間と喜びを分かち合うことも学びました。

連日勤務できる真面目さと体力があることがわかり、さらに、自分の仕事を全うした上で、自己担当外の仕事も担える器と気配りができることが伝わります。また、仲間やお店のため、お客様のためにと考えられる視点を持ち、チームワークで自分の役割を見いだしながら仕事ができる人間性あると言えるでしょう。

例文⑥

仕事をする上で大切な事は、信頼関係だと考えております。私は、居酒屋のホールスタッフでアルバイトリーダーをしておりました。居酒屋のホールスタッフは、料理の提供以外に、お酒のドリンクオーダーも作ります。私には信頼できる仲間が出来ました。彼がドリンク場を全うしてくれるお陰で、他のホールスタッフも料理提供、後片付けに専念することができ、お店が円滑に回っています。彼が居てくれるお陰でリーダーとしてお客様にオーダーを届けられ、お店を巡回しながら自分がサポートに入るべき業務に徹することが出来ています。今では信頼出来る私の親友です。彼に出逢えたことで、私は信頼のおける人間関係が仕事を円滑にすることを学びました。

まずは、アルバイトリーダーを任せられる器のある人間性であることが伝わります。その上で、一つの仕事を他人に任せられ、プライベートも共に楽しめる良好な人間関係を築くことができる人間性であることが解ります。さらには、仲間に感謝し、お店全体の循環とお客様に目を向けられる広い視野を持った人物と言えるでしょう。

例文⑦

仕事をする上で大切な事は、丁寧さと正確性だと考えております。私は、アルバイトでスノーボートのレンタルスタッフのアルバイトをしておりました。レンタルスタッフの仕事は、お客様に合ったサイズの板、ブーツ、ウエアを提供することです。まずはご注文内容からお客様のサイズ情報を正確に把握し、商品をすべて揃えて1点ずつサイズに間違えがないかお渡しする際に確認していきます。また、どれだけ忙しくてもブーツは必ず試着してもらいます。この業務で、時間をかけた丁寧な接客が、のちにサイズ交換などでお客様にご負担をかけず、快適にボード時間を楽しんで頂くために重要ということを学びました。丁寧な対応と正確な商品の提供が、仕事の効率化とお客様満足に繋がると感じております。

まずは情報を正確に把握して商品を取り扱える能力があることがわかります。その上で、一つ一つの業務を丁寧に確認しながら行える正確さが見て取れます。さらには、忙しさにも対応できる真面目さと能力と体力があり、また丁寧にお客様の対応や業務に全うする姿は会社のどの部署でも活躍できる人材と言えるでしょう。

例文⑧

仕事をする上で大切な事は、コミュニケーションだと考えております。 私は洋服店の販売員のアルバイトをしておりました。セールの時期になると忙しさがピークを迎え、スタッフ同士の団結力が必要となります。先輩も後輩も一緒に忙しいときは声を掛け合い、フォローし合うことが、お客様をお待たせしないために重要ということを学びました。そのため、日頃からスタッフ同士でのコミュニケーションを意識するように心がけていました。元気な挨拶や、他愛ない会話も大切なコミュニケーションであると感じております。お陰でセール期間は毎回売上好調なことや、チームワークの良さが他店でも評判となり、やりがいを持って働くことができました。

まずは、チームワークで仕事ができる人間性が伝わります。その上、先輩とも良好なコミュニケーションをとるべく、自ら意識的に行動できる姿が見て取れます。声かけの大切さが結果的にお客様のためになるという、先を見据えた判断力や、周りと良好な人間関係が築ける人柄が伝わると言えるでしょう。

自己PRでチームワークを伝える例文については、こちらの記事で詳しく解説しています。

例文⑨

仕事をする上で大切な事は、臨機応変な対応力だと考えております。私は飲食店でアルバイトをしておりました。ある日、ご予約されたお客様が2歳ぐらいのお子様を連れて来店されました。ご予約時にお子様連れということを聞き忘れ、お子様用の準備がされていませんでした。そこで、私はすぐに子供用の椅子とお椀とフォークを用意しました。また、お子様がコップを倒してジュースをこぼしたときには、雑巾とタオルを持ってすぐに駆けつけました。最後にご家族皆様でありがとうと笑顔で手を振って帰って行く姿が嬉しく、今も覚えています。この他にも飲食店では予期せぬことが起きますが、その都度自ら考え、臨機応変に対応できる力が備わったと思っております。

予定通りでない事態に物怖じせず対応できる能力があることが伝わります。その上で、その場で今何が必要なのかを自ら考え判断することが出来る力があります。さらには、予期せぬ出来事のおかげで対応力が付いたとプラスに捉えられる視点と、周りの状況を判断しながら迅速に対応できるスピード感も伝わります。

例文⑩

仕事をする上で大切な事は、対応力だと考えております。私は、コンビニスタッフのアルバイトをしておりました。人手が少ないときや商品陳列が多い日、また棚卸しがある日にはできるだけ出勤するように心掛けていました。店長が要望を聞いてくれる方だったので、私も出来るだけ協力するように日程を調整していました。店長の姿を見て、一人ひとりの声を聞きながら、他人のことを思いやる大切さを学びました。店長が働きやすい環境作りをしてくださるおかげで、全員で声を掛け合いながら仕事ができました。周りのことを考え合える職場環境に出逢えたことが私の財産です。

忙しい時期に、積極的に働くことへの意欲的な姿勢がわかります。また、人を見て学ぶことができる人間性に成長の早さも期待出来ます。自分だけでなく、相手を思い合える職場環境での経験は、仕事をする上で他人とも助け合いながら仕事に取り組めるということをアピールできるでしょう。

仕事をする上で大切なことは自分を見つめ直せる質問

「仕事をする上で大切なことは何ですか?」という質問は、あなた自身を見つめ直させる質問でもあります。なぜ、あなたはその職種を志望しているのでしょうか。その職種で、何を目指しているのでしょう。

長く付き合っていくことになる職種ですから、改めて自分が何を求めて、なぜ志望しているのかを「仕事をする上で大切なことは何ですか?」という質問の回答と共に考えてみてください。それを見つけることができれば、面接官からの様々な質問に対しても、あなたなりの地に足のついた回答をすることができるはずです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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