面接対策

【面接時間が短い要因】長さの違いや合格の可能性が高いときの質問

面接が短時間なことに不安を覚える就活生は多い

面接を終えれば手応えを感じたり、反対に失敗したと落ち込む人も多いですが、面接のできに関わらず、時間が短いと不安を感じる人は多いです。面接の時間は企業によって違いますが、10~15分程度でおこなわれることが多く、場合によっては30分など長時間な場合もあります。

一方で短い場合だとほんの数分で終わってしまいますし、あっさり終わってしまうと手応えを感じることができない場合も多いです。面接は時間が長ければいいものではありませんし、面接時間が短い=不合格なわけでもありません。

面接時間が短いことにはきちんと理由がありますので、それらを知っておくことが大切です。面接時間が短くなる要因を知って、就活における不安を解消していきましょう。

面接時間が短くなる要因

面接の時間が短いと不合格ではないかと不安になってしまいますが、面接時間が短いことは必ずしもマイナスの要因であるわけではありません。面接ごとに時間が短くなってしまう要因は違っていますが、仕方のない理由で短時間になる場合もありますし、ポジティブな理由で時間が短い場合もあります。

そのときどきで面接時間が短い要因は違っていますので、どんな理由が挙げられるのかを知っておくことが大切です。時間が短く不安を感じた場合は、当てはまる項目がないかを確認してみましょう。

応募人数が多い

面接時間が短くなる要因としては、応募人数が多いことが挙げられます。当日集まっている就活生が大勢なら、一人当たりの所要時間は短いはずですので、短時間で終わることが多いです。

人気の企業であれば、毎年数多くの就活生が応募しますし、応募者が何千、何万人となることも少なくありません。書類選考でもかなり人数は絞られますが、それでもまだまだ数は多いですし、素早く面接を進めていかなければいくら時間があっても、足りない場合もあります。

大企業は応募人数が多いため、面接時間も短い傾向にありますし、大企業でなくても人気の企業は短時間で面接が終わる場合も多いです。当日会場を見渡して就活生がたくさんいる場合は、面接時間は短いものと思っておきましょう。

質疑応答がスムーズにいった

質疑応答がスムーズにいったことも、面接時間が短くなる要因の一つです。面接は質疑応答の形式で進んでいき、事前に質問が決められていることが多いです。採用担当者の質問に的確にスムーズに答えられ、用意されていた質問がなくなれば面接時間は短くなります。

用意していた質問が終了すれば、面接時間が短くても採用担当者は問題ありませんし、追加の質問をすることなく、そのまま終わる場合も多いです。スムーズに答えられることで好印象となる場合も多いですが、必ずしも合格になるわけではありません。

スムーズに答えられたとしても、内容がきちんと伝わっていなければ意味がありませんので、伝えたいことをしっかりと伝えることができたかが大切です。

面接前から好印象

面接前から好印象の場合も、面接時間が短くなる理由の一つです。面接では評価が決まった時点で終了となる場合も多く、面接前から好印象の場合は最終確認をすればすぐに終了することも多いです。

すでに一定以上の評価を受けており、確認さえ済めば長時間面接をする必要がないと感じた場合は、面接時間は短くなります。あまりに早く終わってしまいますので、不合格かと心配する人も多いですが、合格する場合の方が多いです。

また好印象で早く終わる場合もあれば、悪印象で早く終わってしまう場合もありますので注意しなければなりません。評価が決まった時点で面接が終了するのはマイナス評価の場合も同じであり、挽回のしようがないほどにマイナスの印象を与えた場合も面接は早く終わります。

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面接時間の長さで合否を判断することはできない

面接時間の長さで合否を判断することは一概にできません。なぜなら、短くなる場合も長くなる場合も、それぞれきちんとした理由があるはずだからです。

面接時間が短いからといって「本気で面接してもらえなかったのでダメだ」というわけではなく、長いからといって「反応が良かった」と判断することもできません。面接官がそのように面接するにはきちんと根拠があるのです。合否を面接時間の長さで判断することができない理由について解説していきます。

優秀ですぐに合格と判断される場合がある

面接時間が短い場合を考えた際に、明らかに予定時間より大幅に早く終わったとしたらどうでしょう。この場合には、面接官の立場から考えるとふたつの意見があると考えられます。ひとつ目は、これ以上面接をしても時間の無駄だと思われた場合です。ふたつ目は、最初から非常に優秀で、これ以上とくに質問等をする必要もないと考えた場合です。

前者は、短い時間で面接を受けた人の能力が悪く評価されてしまったということになります。後者は、優秀な人材であったため、これ以上質問をしたとしても問題なく回答をするだろうと想定されて、すでに能力の高さを評価されているといえます。ですので、優秀な人材はすぐに合格と判断されるために、面接時間が短くなることがあるのです。

ダメな学生の面接時間が長くなることもある

では、面接時間が長くなった場合の合否に対する考え方はどうでしょうか。質問を多くされたり会話が盛り上がったりしたことで面接の時間が長くなってしまった場合、学生は「面接官の反応が良い、これは手応えがあった」と考えてしまうかもしれません。

一方、面接官の立場では、この学生はダメだと判断せざるを得ない状況の場合、その評価に対する根拠を人事に報告しなければならないことがあります。そのような場合は、きちんと根拠を示すためにも、学生に対して追加質問等をおこなうのです。その結果、面接時間そのものが長くなる場合があります。

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面接の段階による長さの違い

面接時間が短くなる要因はさまざまですが、それらの要因だけではなく、面接の段階によっても面接時間の長さには違いがあります。企業によって面接の回数は違いますが、基本的には複数回おこなわれます。

最短でも一次面接と最終面接の2回はおこなわれますし、それぞれで面接時間に違いがある場合も多いです。段階によって必ずしも長さの違いが表れるわけではありませんが、傾向としては多いので、それぞれの時間の違いを知っておきましょう。

一次・二次面接

一次・二次面接の面接時間の長さは、応募者の人数によりさまざまです。応募人数が多ければ面接時間は短い傾向にありますが、人数が少ない場合はたっぷりと時間をかけて面接をする場合もあります。

一次の場合は応募者も多く、まだまだ振り分けができていないので、面接時間は短い場合は多いです。二次まで進むとある程度数も絞られていますし、それぞれをじっくり見るため、一次に比べると面接時間は長い傾向にあります。

また面接時間は企業の規模にもよっても違っています。大企業の場合は応募者も多くなりますので、面接時間は短い場合が多いです。対して中小企業の場合は、大企業に比べれば応募者が少ない場合も多いので、一次でも長く時間を使って面接をすることも多いでしょう。

最終面接

最終面接の場合、面接時間は短めの傾向にあります。最終面接では面接官が役員・社長クラスに代わり、基本的には最終確認だけであることが多いです。応募者の掘り下げはその前段階で終わっていますので、最終以前の面接に比べると面接時間は短い傾向にあります。

もちろん企業によっては最終面接であっても長時間おこなう場合もありますし、最後の最後までしっかりと評価されている場合もあります。役員クラスがずらりと並び、それぞれが質問をする場合であれば質問数は多くなりますので、面接時間は長いです。

社長一人などの場合でも就活生としっかり話し合いたいと考えている場合は、面接時間は長くなります。企業によって面接時間は違いますので、時間に左右されず、しっかりと自分らしさを伝えることが大切です。

時間が短くても合格の可能性がある面接官の質問

面接時間が短いと手応えを感じにくく、不合格の可能性が高いと心配する人は多いです。面接時間が長く、じっくりと話を聞いてくれればそれだけ興味を持ってもらえていると感じますし、時間が短ければ興味を持たれていないと感じてしまいます。

しかし面接時間が短いからといって、必ずしも不合格なわけではありませんし、質問によっては合格の可能性も充分にあります。どんな質問をされれば面接時間が短くても合格の確率が高いのかを知り、それらの質問に上手に答えられるように準備をしておきましょう。

今後の予定に関する質問

時間が短くても合格の可能性がある面接官の質問としては、今後の予定に関する質問が挙げられます。面接終了後には、結果の通知期間などが発表される場合が多いですが、それだけではなく、より詳細な予定が伝えられる場合は合格の可能性が高いです。

企業によって予定はさまざまですが、内定式の時期や就職前の研修について、必要書類の提出時期などが挙げられます。これらを伝えられた場合は、すでに評価も決まっており、就職までをスムーズに進めるために詳細な予定を伝えている場合が多いです。

面接についても最終確認だけであり、確認が終わればすぐにでも面接は終了となります。早い場合では1つ、2つ程度の質問だけで終わる場合もあります。

他の企業の選考状況

他の企業の選考状況について聞かれる場合も、面接時間が短くても合格の可能性が高いです。就活は1社だけ受けて合格できるほど簡単なものではありませんし、2社、3社と並行して就活を進めている場合がほとんどです。

人によっては他社からの内定をすでに獲得しており、より良い就職先を見つけるために就活を続けている場合もあります。最終的に就職できる企業は一つですし、他社の内定に対して承諾の返事をしてしまえば、基本的にはその学生は採用することができません。

他の企業の選考状況を聞くのは、他の企業に取られてしまわないためであり、就活状況によっては他社よりも先に内定を出そうと考える企業もあります。単に確認だけの場合もありますが、選考状況を聞かれた場合は時間が短くても合格の可能性はあります。

具体的な入社後のビジョン

時間が短くても合格の可能性がある面接官の質問としては、具体的な入社後のビジョンを問うものも挙げられます。面接の質問として入社後のビジョンを問う企業は多いですが、それがより具体的な場合は合否に直結する場合が多いです。

入社後のビジョンは、就職時の部署の配置などの参考として聞かれている場合もあり、すでに採用が決定している場合もあります。入社後のビジョンを聞かれた場合は、面接時間が短くても合格の可能性はありますが、もちろん不合格になる可能性もあります。

学生のビジョンと企業の方針などが大幅に違っていれば不合格の可能性はありますし、その場合も面接時間が短いことが多いです。入社後のビジョンは学生の評価を決める上で重要なものですので、回答次第で面接時間や合否は代わってきます。

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面接時間が短くても合格の可能性はある

面接時間が短いとどうしても不合格の可能性が高いと感じ、不安になってしまいますが、必ずしも不合格なわけではありません。時間が短い場合でも合格する可能性はありますし、合否に関係なく、そもそもの面接時間の設定が短い企業もあります。

面接時間が短くなってしまう要因もありますし、面接の段階によっても長さが違う場合も多いです。面接時間が短くなってしまうのは悪いことばかりではなく、すでに評価が高く、最終確認だけですぐに終わる場合もあります。

面接時間の長さは気になる点ではありますが、気にしすぎはよくありません。面接時間にとらわれずにきちんと実力を発揮することが大切ですので、時間ばかりを気にせずに、面接に集中して取り組みましょう。

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監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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