面接対策

最終面接の合格率を決める7つの要素|合格率を上げる対策と注意点

目次

  1. 最終面接の合格率は面接ごとに変わる! どんな場合でも自分を最大限アピールすることが大事
  2. 合格率が変わる! 最終面接における2つのタイプ
  3. 面接の特徴によっても変化する! 最終面接の合格率が変わる7つの要素
  4. 就活生に聞いた! 最終面接の合格率
  5. 求める人物像を知って合格率アップ! 最終面接で企業がチェックするポイント3つ
  6. これで安心! 最終面接の合格率を上げるための方法6選
  7. 最終面接の合格率を上げるために気を付けるべき3つのこと
  8.  就活生に聞いた! 最終面接の合格率を上げるための方法
  9. これなら合格率のライン突破! 最終面接に受かるサイン3選
  10. 合格率アップにつながる! 最終面接でよくあるQ&A3選
  11. 最終面接の合格率は企業や面接の特徴によって異なる! 入念な準備をして臨もう

最終面接の合格率は面接ごとに変わる! どんな場合でも自分を最大限アピールすることが大事

最終面接を控え合格率がどれくらいか気になっている人や、最終面接を終えて合格率がどれくらいなのか不安を感じている人もいるでしょう。

最終面接の合格率はすべての企業で共通しているわけではなく、各企業の面接の特徴によって変動します。そのためどんなケースでも気を抜かず、内定獲得を目指して自分ができる最大限のアピールをすることが重要です。

また合格率はあくまで目安であるため、過度に気にしすぎるのではなく、一つの指標とする意識を持つようにしましょう。

この記事では、面接の特徴によって異なる具体的な合格率の違いや、最終面接の合格率を上げるための方法などについて解説します。最終面接の合格率が気になっている人はぜひ参考にしてくださいね。

合格率が変わる! 最終面接における2つのタイプ

最終面接の2つのタイプ

最終面接にはほぼ内定が決まっている「顔合わせ型」と学生をしっかりと選定する「選考型」の2種類があり、両方の合格率を平均すると約50%だと考えられています。

ここでは、2種類の最終面接における合格率の特徴を詳しく解説します。内容を確認することで、状況によって異なる最終面接の難易度が見えてきますよ。

顔合わせ型:入社の意思確認がメインのため合格率は高い

顔合わせ型の最終面接の場合、企業側ではほぼ選考が終わっており、学生への入社意思確認のためにおこなわれます。面接形式で質問に回答していくというより、双方の話し合いを進めていくイメージですね。そのため、一般的に合格率は高いといわれています。

ただしほぼ内定が決まっているとはいっても、学生の対応に失礼があった場合は、不採用になる可能性もゼロではありません。そのため、顔合わせ型の場合も油断せずにしっかりと面接に挑むことが大切です。

最終面接での意思確認については、こちらの記事で解説しているので読んでみてください。

選考型:選考要素があるため合格率は顔合わせ型より低い

選考型の最終面接では、これまでと同じようにしっかりと選考をおこなうため、一定数の学生が不採用となります。結果的に合格率も低くなるので、最終面接はほぼ受かるわけではないとわかりますね

選考型の最終面接では、選考に残った同レベルの学生との勝負に勝つ必要があるので、「この学生のなかでも自分を採用したほうが企業への貢献度が高い」と感じてもらえるような対応が必要になってきます。

最終面接で不採用になるパターンについて知りたいなら、この記事を参考にしてみましょう。

面接の特徴によっても変化する! 最終面接の合格率が変わる7つの要素

最終面接の合格率が変わる7つの要素

最終面接の合格率は、その面接の特徴によってもさらに細かく違いが出るといわれています。この段落では、そんな違いを7つピックアップして解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

もちろんすべての企業にこの違いが適用されるわけではありませんが、自分が受ける面接の特徴に当てはめて考えることで、おおまかな合格率が見えてきますよ。

①全体の面接数

ここでいう全体の面接数とは、最初に受けた面接~最終面接までの回数を指しています。全体の面接数が少ない企業よりも、何回も面接を実施してきた企業のほうが合格率は高い傾向にあります。その理由は以下のとおりです。

自分が受ける企業の全体の面接回数をよく確認しておき、どれくらいの時間をかけて対策に挑むべきかチェックしておくと良いですね。

②企業規模

一般的に考えて、企業規模が大きいと最終面接の合格率は低くなると考えられています。なぜなら、企業規模が小さい企業は多めに人材を確保したい傾向にあるため当初の採用計画以上の人数を採用することもあり、それと比較すると大手企業はもともとの応募数が多く、予定していた採用数以上を採用することが少ないからです

ただし、中小・ベンチャー企業でも、そのときの経営状況や経済情勢によって合格率が低下する可能性もあるので、気を抜かずに対策を実施することが必要です。

③採用人数

その年の採用人数が多いと、最終面接の合格率は低くなると考えておきましょう。採用人数そのものが多ければ、「内定辞退が発生した場合を見越して、最終面接で多めに採用しておこう」という状況が起こりにくいからです

採用人数が1名のみの場合などは、合格率がかなり高くなると予想できます。とはいっても、採用人数が少ないと狭き門になるともいえるので、一概にはいえないことは覚えておきましょう。

④業種・職種

業種・職種の専門性が高いと、最終面接の合格率が高まることも覚えておきましょう。新卒では今後の活躍可能性であるポテンシャル採用となるケースが多いですが、専門性が高い業種・職種の場合はこれまでに身に付けた知識や技術の高さが重要視されるからです

学生の段階で専門的なスキルを持っている人が多くないことや、該当するスキルや経験がない学生がエントリーしにくく、全体の応募数が少なくなる傾向にあることも関係しています。

これに対して、専門的な資格や経験が問われない仕事では応募数も多く、結果的に合格率も低くなりやすいですよ。

⑤時期

企業によっては、年間で複数の採用活動を実施するケースもあります。その場合、選考時期が遅くなると最終面接の合格率は低くなりやすいです

上記を踏まえると、なるべくスムーズに最終面接を通過したいなら、春採用を狙うと良いですね。

しかし、時期が早ければ早いほど合格率が上がるというわけではありません。通常の就活よりも早く始まる早期選考の場合は、企業側も早いうちから多くの内定を出しにくいため、合格率は下がる傾向にあることを覚えておきましょう。

⑥推薦の有無

大学や教授から推薦された学生が特別な枠を使って該当企業の選考を受ける場合、推薦がない人よりも合格率が高いといえます。

とはいっても、推薦をもらっているからといって必ずしも内定が確定しているわけではありません。合格率は各企業が用意した枠の人数や推薦の内容などによって変わってくるため、しっかりと対策を練ることが必要です。

推薦には上記のような特徴がありますが、学校や企業の特性ごとに内容は変動します。推薦を受ける場合は、自分の状況について調べておくと良いですね。

推薦の基本的な情報は、こちらの記事で確認してみましょう。

⑦求める人物像の水準

企業側がどんな水準の人物に入社してほしいかという点も、最終面接の合格率に大きくかかわってきます。企業にとって、最終面接はその学生を見極める最後の機会であるため、求める人物像のレベルが高い企業は、最終面接の合格率が下がりやすいです。

企業側が学生に求める人物像の水準を確認する際は、これまでに参加した説明会、インターン、OB・OG訪問などで得た情報を参考にしてみましょう。

就活生に聞いた! 最終面接の合格率

最終面接の合格率は最終面接の意味合いや選考の特徴によって大きく変わりますが、実際にはどれくらいの割合で合格となっているのでしょうか。そこで学生の皆さんにアンケート取材をおこない、最終面接の合格率を算出しました。

最終面接の合格率は?

算出したグラフを見てみると、約4割の学生が最終面接の合格率が100%という結果が得られました。最終面接に進んだからといって確実に内定が得られるわけではないので、事前準備が必要であることがわかりますね

なお受験回数別の受験者数と合格率は下記のとおりです。

最終面接を受けた回数 受検者数 合格率
1回 20 70.00%
2~3回 30 71.62%
4~5回 19 81.18%
6回以上 13 58.70%

ただし、上記はあくまで参考とし、最終面接を突破できるように万全な準備をして臨むことが重要です。

求める人物像を知って合格率アップ! 最終面接で企業がチェックするポイント3つ

最終面接で企業がチェックするポイント

最終面接の合格率は受ける面接の特徴によって大きく変わりますが、いずれの場合も企業が求める人物像を意識した自己アピールが必要になります。それまでの選考を突破したレベルの高い学生がそろっている最終面接だからこそ、的確な自己アピールをおこない、企業から好印象を持たれやすくする必要があるからです。

ここでは、最終面接で企業がチェックしているポイントを解説するので、どんな学生が求められているのかを見ていきましょう。これらの内容に配慮することで、合格率を高めることができますよ。

①内定を出した際に入社してくれるか

企業側は採用にあたって多くのコストをかけているため、内定を出したら入社の可能性が高い学生を採用したいと考えています。そのため、自社への入社意欲が高く、情熱や熱意が感じられるかどうかが大きなチェックポイントの一つです。

上記の要素を回答に組み込みながら、入社意欲をさらに伝えられるような対応を意識すると良いですよ。

最終面接で熱意を伝える方法についてはこちらの記事で紹介していますよ。

②求めている人物像とマッチしているか

企業側が求めている人物像の具体例は、その企業の社風によって変動します。そのため、企業研究をしっかりとおこない、選考で評価されやすい学生の特徴を把握しておくことは内定を得るための前提条件です。

最終面接まで進んできた人材だからこそ、企業側が求める基本的な部分をチェックされる可能性は高いです。今までの選考とは異なり、選考期間中にどれだけ求める人物像に近づいたかを見られていることもあるので、最後まで気を抜かずに企業が考える理想的な人材に寄り添う姿勢を見せましょう。

企業が求める人物像を確認するには企業研究が欠かせません。企業研究のやり方を改めて確認したい人は、こちらも読んでみてくださいね。

③魅力的な人柄であるか

最終面接を実施する際はすでに数回の選考が実施済で、企業側はこれまでの選考で各学生のおおまかなスキルをすでに確認していることが多いです。そのため最終面接では、どちらかというと学生の人柄を重視する傾向にあります

このようなポイントを確認することで、該当する学生が今後社内で円滑に仕事ができるかどうか、既存社員とうまく関係性を作れるかどうかを見ているのです。そのため、一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような対応を心掛けましょう。

これで安心! 最終面接の合格率を上げるための方法6選

最終面接の合格率を上げるための方法

最終面接の合格率は企業ごとに異なりますが、合格率をアップさせることができる対策はいくつか存在します。ここではそんな具体的な方法を6つ取り上げるので、自分がやってないものがないか確認してください。

あとで「やっておけばよかった……」と後悔しないためにも、自分ができそうな対策についてはぜひ取り組んでみましょう。

①社長や役員の経歴などをリサーチする

最終面接では社長、取締役、役員などの役員以上が面接官を担当することが多いので、面接官の情報を前もって調査しておくと面接本番で役立ちます。そうすることで、社内で目標とされる考え方や、今後の展望について理解を深められるからです。

どのような人物が面接官になるのか知っておくことで、面接時の緊張感をやわらげるというメリットもありますよ

緊張を和らげる方法を知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

②これまでの面接で答えた内容を振り返る

最終面接でとくに覚えておかなければならないことは、一次面接から最終面接を迎えるまでの間に自分がどんな回答を述べてきたかです。もし過去の回答と矛盾する内容を話してしまうと、不信感を持たれるおそれがありますよ

もちろん、これまでとまったく同じ文章を述べなければいけないわけではありません。基本となる考え方や大切にしているものがブレてしまわないように、軸を意識することが重要ですよ。

就活の軸について改めて確認したい人はこちらの記事がおすすめです。

③企業や業界にまつわる最近のニュースを調べる

最終面接にはこれまでの選考を勝ち抜いてきたレベルの高い学生たちが集まります。そのなかで差をつけるためにも、関連するビジネスニュースを調べておきましょう。回答に時事問題を反映させることで、優秀な人材であることをアピールできますよ。

こうして得た情報を面接の回答で活かすためには、ニュースの概要を知るだけでなく、そのニュースに関する自分の見解も普段から考えておくことが大事です。

ニュースに関連する質問への答え方は、以下の記事を参考にしてみましょう。

④最終選考通過者の経験談などを読む

はじめて最終面接を受ける場合は、どのような流れで面接が進むのかわからず不安に思うことも多いですよね。そんなときは最終選考通過者の経験談を読むことでだいたいの雰囲気をつかむことができ、焦らずに当日を迎えられますよ。

実体験を参考にすることで予習ができるだけでなく、突然のアクシデントなどへの対応方法も学ぶことができますよ。就活で成功した人の意見を聞くことでモチベーションも上がるため、まずは自分にとって気軽に情報を得やすい方法を試してみてください。

ただし、選考方法や質問内容は変更となる場合もあるため、必ずしもその内容が自分が受ける最終面接と同じになるわけではないことは覚えておきましょう。

⑤役員などを想定した模擬面接をおこなう

最終面接本番を想定した模擬面接を何度か繰り返すことで、自分自身を客観的に見つめることができ、結果的に苦手な部分を改善することができます。再現性を高めるためにも、社長や役員が面接官である状況を踏まえた質問をしてもらうと良いですね

模擬面接は大学のキャリアセンター、就活エージェントなどに依頼することで実施できます。担当者にフィードバックをもらえることも多いので、本番前に一度は取り組んでおきましょう。

⑥最終面接でよく聞かれる質問を調べる

面接本番になって慌てないように、最終面接でよくたずねられる質問を調べ、その回答をあらかじめ考えておきましょう。

最終面接では、一次面接で聞かれた質問をもう一度たずねられることもあります。その際は、就活の軸は変えないように配慮しつつ、以前受けた面接から今までの間に知った情報(時事問題や企業の魅力など)を取り入れると、回答のブラッシュアップができるためおすすめですよ。

最終面接の質問についてもっと知りたいなら、この記事を読んでみてください。

最終面接の合格率を上げるために気を付けるべき3つのこと

最終面接の合格率を上げるためのチェックポイント

最終面接でより良い評価を残せるように、面接本番で気を付けるべき回答や逆質問に関するポイントについても確認しておきましょう。面接は緊張しがちなので、普段の練習時から意識しておくことが、本番で実力を発揮することにつながります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

①論理的に話を展開できているか

最終面接を担当する面接官は、社長や重役レベルの役員が担うことが多いです。経営をするうえでは現状を分析して論理的に考える必要があるため、そういった人に納得してもらう回答をするには論理的に話を展開し、説得力のある主張をすることが求められます

ロジカルに話すことに苦手意識がある場合は、論理的に話すことが得意な人の話し方をまねすると自分を改善できるので良いですよ。政治家や経営者のスピーチなどを動画で見て、話の流れなどを参考にしてみましょう。

論理的な考え方の勉強がしたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

②マナーや作法は問題ないか

最終面接で基本的なマナーミスをしてしまうと、企業側からの評価が大きく下がる可能性があります。最終面接では就活中の学生としてできていて当たり前な要素では評価を落とさず、回答のクオリティでほかの学生と差をつけることが重要だからです。

これまでの面接で気を付けていたマナーや作法をおさらいし、改めて頭のなかに入れておいてくださいね。

面接の基本的なマナーについては、こちらの記事に目を通してみましょう。

③逆質問の回答がありきたりでないか

面接の終盤で学生側が面接官に向けて質問をする逆質問は、最終面接でもおこなわれることが多いです。ここでありきたりな逆質問をしてしまうと、学生のなかでの差別化が図れず、合格に結びつかない危険性があります。

現時点で入社後の姿をイメージできているような、ポジティブかつ積極的な姿勢が見える逆質問を心掛けましょう。また現場社員への質問ではなく、役員以上という面接官の属性に適した逆質問を選ぶことも大切です。

最終面接の逆質問を詳しく知りたい人には、こちらがおすすめです。

 就活生に聞いた! 最終面接の合格率を上げるための方法

就活生に聞いた!みんなのリアルQ最終面接の合格率を上げる方法は?

最終面接の合格率を上げるための方法を紹介してきましたが、実際に学生はどんな対策をおこなったのでしょうか。そこで学生の皆さんに最終面接の合格率を上げるために実践したことについてアンケート調査をおこないました。

過去の面接を振り返った人が多数

これまでに受けた面接の回答などを確認し、最終面接に活かそうとしている人が多くいました。

最終面接の面接官には、これまでの面接内容のデータが引き継がれています。対策をしっかりとおこなっていることを伝えるには、その内容を踏まえた回答を意識することが大切になってきますよ。

とにかく練習を重ねたという人も

最終面接に練習を重ねたという回答も多く見られました。

最終面接には、企業側から一定の評価を得たレベルの高い学生が多く集まります。そのため、何度も面接練習をおこなって、回答の精度を高めていくことが必要です。やみくもに回数を重ねるのではなく、自分の苦手な部分を修正しながら取り組むようにしましょう

面接の練習方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。どのように練習すればよいか悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。

これなら合格率のライン突破! 最終面接に受かるサイン3選

最終面接に受かるサイン3選

最終面接に受かるサインを本番中に確認できれば、合格への期待値は高くなるといえます。もちろん、サインがあったからといって絶対に合格できるわけではないため、あくまで目安の一つとして参考にしてくださいね。

この段落では、そんな受かるサインを3つ紹介します。どんなサインがあるか理解することで、合格率に関する不安な気持ちを少しでも減らすことができるでしょう。

①自分に似ている社員の話をされる

性格、考え方、目標などが自分と似ている社員の話を面接官からされた場合、その学生が入社してからの姿が面接官のなかでイメージできているということです。入社するにふさわしい人材だと評価されたと考えられるので、受かるサインの一つだといえますよ

面接中に上記のようなやり取りがあった場合は、企業側から好感を持たれている可能性が高いので、残りの質問にも自信をもって受け答えをしていきましょう。

②回答を深掘りされる

自分の回答が掘り下げられた場合は、面接官がその意見に興味関心を持っているということなので、合格率が高いと考えられます。ただし、不合格の場合も深掘りをされるケースはあるので、面接官が自分自身にどのくらい興味を持っているかどうかをチェックすると良いですね。

深掘りされた質問に答える場合は、想定していなかった質問が投げかけられることもあるので、回答に悩むこともあります。しかし、企業側は回答の向こう側にある学生自身の考え方を知りたいと思っているので、一生懸命言葉にしようとする心意気を見せることが大切ですよ。

答えられないときの対処法についてはこちらの記事を参考にしてみましょう。避けるべきことや事前の対策方法についても紹介していますよ。

③配属の話をされる

最終面接の時点で「入社後に活躍できそうな配属部署名」「配属前にやっておくべき準備」などについて話をされる場合も、選考通過の前触れの一つです。面接官のなかですでに最終面接通過が決まっているため、未来の話に時間を割いた可能性がありますよ

こういった話をされた場合は、希望する部署でどんな働き方を目指していきたいか述べると、入社への熱意をアピールできるのでおすすめですよ。

面接での熱意の伝え方についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

合格率アップにつながる! 最終面接でよくあるQ&A3選

最後に、最終面接を控えた学生たちがぶつかりがちなQ&Aについて情報をまとめました。これらについて理解しておけば、本番前の準備を通して合格率を高められますよ。最終面接に関する疑問を抱えている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

①逆質問はどれくらい用意しておくべきですか?

最終面接では、逆質問を3~6個ほど準備しておきましょう。用意していた逆質問の疑問点が面接中に解消できた場合も、焦らずに対応できますよ。

似たジャンルの逆質問のみを投げかけても印象に残りにくいので、上記のように複数のジャンルを組み合わせてみると良いですよ。

②一つの回答にどれくらいの時間をかければいいですか?

最終面接では、一つの回答に30秒~1分ほどの時間をかければ問題ありません。最終面接では自分をアピールしたい気持ちからつい多くの情報を伝えたくなりますが、あまりに長い過ぎると面接官は何を伝えたいのかがわからず、マイナスの印象につながる可能性が高いですよ

ただし、説明に時間がかかる質問の場合は、回答時間が2~3分を超えても低評価にはつながりにくいため、無理に内容を短縮させる必要はありません。

最終面接では学生の人柄を確認したい傾向が強いので、あまりにも時間をオーバーしない限り、企業側は回答時間よりも回答内容を重視するため、必要以上に考えすぎないことも大切です。

③最終面接後にメールは送るべきですか?

最終面接が終了したあとは、なるべく早くお礼のメールを送ることをおすすめします。なぜなら、面接に対する意欲の高さを見せることで好感度を上げられるからです。メールを送ることが合格率アップに必ず影響するとはいえませんが、送っておいて損はありません

なお、メールアドレスがわからない場合などは企業の住所に手紙を送ってみるのも一つの方法です。貴重な時間を用意してもらったことに対する感謝の気持ちを伝えてみましょう。

最終面接後のお礼メールは、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

最終面接の合格率は企業や面接の特徴によって異なる! 入念な準備をして臨もう

最終面接の合格率は、企業の最終面接の位置づけや面接の特徴によって変化します。そのため自分が受ける企業の合格率を予想するには、これまでの面接や募集要件を確認するようにしましょう。

ただし、どんな企業を受ける場合も、ほぼ受かると思って気を抜くことはせずに、綿密な準備をしておくことが必要です。この記事で紹介した最終面接の合格率をアップさせるための対策方法や気を付けるべきことを押さえて、内定獲得を目指しましょう。

【最終面接の合格率に関する調査】

  • 調査方法:ポートが運営する「就活会議」「キャリアパーク」会員へのダイレクトメール 
  • 調査日:2024年9月25日~10月19日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート
  • 調査対象者:25卒・26卒の会員の104人

詳細は「編集コンセプト」ページをご確認ください

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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