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【履歴書の電話番号の基本の書き方】注意点と正しい記載方法
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目次
履歴書の電話番号の書き方には要注意
就活では履歴書は必須アイテムであり、書類選考を攻略するためには、書き方を工夫しなければなりません。正しい書き方を心がけるのは大前提であり、基本が間違っていると大幅に評価を落としてしまう可能性もあるため注意が必要です。
特に失敗しやすいのが電話番号の書き方で、基本的な項目ほど油断して間違いやすいことは頭に入れておきましょう。履歴書の書き方にこだわると考えた場合、アピール項目の志望動機や自己PRに目を向ける人は多いです。
これらの項目も当然大切ですが、そこに行きつくまでの基本項目でミスがあると、その時点で読んでもらえなくなる危険性もあります。電話番号の書き方を間違えると、連絡が取れずに合格しても選考に参加できない場合もあるため、正しい書き方をマスターしておきましょう。
履歴書の電話番号の基本的な書き方3つ
履歴書の電話番号欄で失敗しないためには、基本的な書き方のルールを把握しておくことが大切です。電話番号の記載は特別難しいことではないため、基本に忠実に書くことが求められます。基本的な部分だからこそ、間違えてしまうと大幅に評価が悪くなってしまうため注意しなければなりません。
失敗を未然に防ぐためには、3つのポイントを意識することが大切です。それぞれのポイントを詳細まで把握して、履歴書の基本項目をミスなく書き上げましょう。
①連絡が取れやすいなら携帯電話の番号を書く
履歴書に電話番号を書く場合は、連絡の取りやすいものを選ぶことが大切です。そのため、もっとも繋がりやすいなら携帯電話の番号を記載しましょう。もしも複数台携帯電話を持っている場合は、一番繋がりやすいものを選ぶ必要があります。
企業からの連絡に一発で出られなくても仕方がないこともありますが、基本的には一度で出るほうが印象はよいでしょう。何度かけても出られないと印象が悪くなるため、注意しなければなりません。
また、出られない回数が多いと連絡ミスも起きやすくなり、選考に支障をきたすこともあります。企業とスムーズに連絡を取り、確実に情報を伝達するには、もっとも連絡が取れやすい電話番号を記載することが大切です。
固定電話欄を記入しない場合は「なし」と記載する
電話番号記入欄に携帯電話の番号を記載し、固定電話を使用しないなら、固定電話の欄は「なし」と記載する必要があります。携帯電話の番号を記載しているなら問題はありませんが、固定電話の欄を空けていると書き忘れているのではないかと思われることがあります。
記入ミスと判断されると評価はマイナスになってしまうため、注意しなければなりません。電話番号記入欄に限らず、履歴書は空白を残したまま提出するのはNGです。記入する情報がない場合は「なし」や「特になし」などと書く必要があり、空欄は作らないようにしましょう。
きちんとすべての項目を埋められているか確認し、企業に提出することが大切です。アピールとは関係のない電話番号の欄であっても、厳しくチェックされることはあるため注意しましょう。
②日中出られる電話番号を書く
履歴書に電話番号を記載するのは、企業から電話で連絡する可能性があるからです。企業からの連絡は基本的に日中のため、記載する番号も日中に出やすいものを選びましょう。
企業からの電話に一度で出られないからといって、それだけで評価を下げられるわけではありませんが、スムーズにやりとりを進めるには素早く出たほうがよいです。また、何度も不通が続くと、志望度の低さを疑われる可能性があるため注意しなければなりません。
企業からの連絡に素早く反応できると、優先度の高さが伝わり、印象も良くなります。企業からの電話は履歴書に書いた番号にかかってくるため、すぐに出られる番号を記載しておきましょう。
③番号はハイフンでつなぐ
電話番号を記入する際には、ハイフンで繋ぐようにしましょう。ハイフンで繋いでいなくても番号が間違っていないなら電話はかけられますが、どこで区切るのか分からないと入力しづらいです。ハイフンなしで記載してしまうと、企業側で入力ミスが起きて連絡がつかなくなってしまうこともあります。
もちろん、何度か確認して入力すればきちんと繋がりますが、見づらい書き方にしていることでマイナスの印象を与えてしまうことも多いため、注意しなければなりません。気が利かないなどの評価をされてしまうこともあり、選考の評価を落とされてしまうこともあります。細かいポイントですが、細部まできちんとできているかどうかは評価の際の重要ポイントであるため、ぬかりなく記載しましょう。
履歴書の電話番号記入欄に方呼出がある場合の書き方
履歴書はメーカーや種類によって細部の形式が異なり、中には「方呼出」という項目が記載されている場合があります。方呼出は電話番号に関する項目です。最近ではこれがない履歴書も増えていますが、記載されている場合は書き方に注意しなければなりません。
方呼出とはどのような項目なのか、何を記載するのか基本的なルールを知っておくことが大切です。イレギュラーなケースにも上手に対処して、間違いのない履歴書を作成しましょう。
取次可能な電話番号を記載
電話番号記入欄の方呼出とは、電話の取次が必要な場合に記入する項目です。自身で携帯電話を持っておらず、かつ下宿先の電話を共同で使用している場合に記載すると考えましょう。
方呼出には、自分への取次が可能な電話番号を記載するため、下宿先で使用している電話番号、あるいはその他滞在先で使用している番号を書きます。また、取次が可能といっても、自宅の電話の場合は方呼出には該当しません。
自宅の電話は自分以外が出て取り次いでもらうこともありますが、この場合は単に固定電話に記載するため間違えないようにしましょう。また、下宿先や滞在先に共同で使える電話があったとしても、自身で携帯電話を持っていて個人に直接かけられるなら、方呼出への記載は不要です。
電話の持ち主名を記載
方呼出では取次可能な電話番号を記載した後に、電話の持ち主の名前を書きます。取次電話の場合は、電話をかけた際に名乗る名前と自身の名前が異なるため、混乱を招かないためにも、名前の記載は必須です。
電話の持ち主の名前に敬称は不要で、苗字だけ記載しましょう。敬称を付けると間違った書き方になるため注意が必要です。例えば電話の持ち主が鈴木さんなら、さんや様を付けず、「鈴木」と書いて方呼出と記載、あるいは方呼出に〇をつけましょう。
電話の持ち主との間柄に関係なく敬称は不要で、先輩や目上の人であっても、苗字のみの記載で構いません。方呼出の記載が必要な場合は、電話の持ち主に企業から自分宛に電話がかかってくる可能性があると、伝えておくことも大切です。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう!
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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履歴書の電話番号の書き方に関する注意点2つ
履歴書の電話番号欄の書き方には注意点もあり、失敗しないためにはポイントを踏まえて記載しなければなりません。注意点が守れていないと、スムーズに企業と連絡が取れなくなり、選考のスケジュールが上手く決められない場合もあります。
また、連絡ミスが起きたり、書き間違いでマイナス評価を受けたりと、実害にも繋がりやすいため注意が必要です。気をつけるべきポイントは2つに分けられるため、詳細まで把握してミスを防ぎましょう。
①複数電話がある場合はもっとも出やすいもの
電話を複数持っている場合は、全てを記入する必要はありません。もっとも出やすいものに絞って記載するのが基本であり、日中に連絡がつきやすいものを選んで書きましょう。履歴書に電話番号を記載する欄が複数ある場合は、上から順に出やすいものを書くのがおすすめです。
複数記載がある場合、企業は上から順番に電話をかけます。つまり、最初に記載したものが出づらい番号の場合、企業は別の番号でもかけ直す手間がかかってしまうため注意が必要です。
もし電話番号が複数あって自由に使えるなら、どれかひとつを就活専用に決めてしまうのもおすすめです。とにかく素早く確実に出られるものを優先的に書くことが大切なため、複数あるなら就活メインで使用する電話を決めておくとよいでしょう。
②出られる時間が限られるならその旨を記載
基本的には日中出やすい電話番号を書くことが大切ですが、都合によっては難しい場合もあるでしょう。出られる時間が限られる場合は、番号を記載した後にいつなら出やすいか追記しておくのがおすすめです。
例えば夕方以降しか電話に出られないなら、記載した電話番号近くの空きスペースに「○時~○時まで出られます」と書きましょう。出やすい時間だけではなく、その時間しか出られない理由も書いておくとより丁寧です。
「平日は午前中に授業があるため、○時~○時からなら出られます」と詳しく書いておくと、企業でも連絡がしやすく、お互いにメリットとなるでしょう。出られる時間が限定的になる場合は、お互いの負担を減らすためにも、先に申し出ておくことが大切です。
履歴書の電話番号の書き方の基本を知っておこう
履歴書は細部まで工夫して書くことが大切で、特に基本のルールはしっかり守って記載しなければなりません。基本的な書き方のルールが守れていないと、それだけで評価が下がってしまい、書類選考でも不利になります。場合によっては応募要件を満たしていないと判断され、読み込まれることなく不合格になることもあるため注意が必要です。
電話番号記入欄は、単に電話番号を書くだけと思っている人も多いですが、実は細かい書き方のルールがあります。せっかく他の部分で上手にアピールできていても、電話番号の書き方でミスをすると評価を下げてしまいます。基本事項で失敗しないためにも、書き方のルールは正しく把握し、電話番号記入欄もこだわって記入していきましょう。