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「満何歳」はどう数えるか悩む|正しい書き方と失敗しない計算方法
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目次
「満何歳」の数え方と履歴書への正しい記載方法
履歴書を書く際、年齢欄に「満」という文字が入っていることに気がつきます。普段、自分の年齢を「満何歳」と表現することはほとんどないため、戸惑いを感じる人も多いことでしょう。履歴書は就職希望先の企業に提出する正式な書類のため、間違いがあってはなりません。
普段当たり前だと思っている年齢についても、間違いがないよう細心の注意を払って書く必要があります。そこでこの記事では、履歴書で求められている「満何歳」とはどんな年齢の数え方なのか、「満何歳」を記載する上での注意点、計算方法などを紹介していきます。
「満何歳」とは
「満何歳」とは、そもそもどういった年齢の数え方なのでしょうか。実は年齢の数え方は1つではありません。満年齢は、数ある年齢の数え方の内の1つなのです。
ほとんどの人は普段、年齢の数え方など気にせずに自分の年齢を認識し、人に伝えたりしているでしょう。ただし、履歴書は正式な書類だけに、正しい数え方を把握した上で、間違いなく記入しなくてはなりません。それでは実際に「満何歳」の数え方について見ていきましょう。
現時点での年齢のこと
「満何歳」とは「満年齢」と言われ、「現時点での年齢のこと」を意味します。言い換えると、「あなたが生まれてから何年が経過していますか」ということです。普段、「何歳ですか?」と訊かれた際、ほとんどの人は特に意識せず、この満年齢で答えていると言えます。
満年齢では、生まれたときの年齢を「0歳」とし、1年経過するごとに1歳ずつ歳を加えていきます。例えば1996年12月23日生まれの人であれば、2017年11月1日時点の満年齢は、「満20歳」になります。2017年の12月23日の誕生日を迎えた時点で、「満21歳」になるのです。
早生まれでも数え方は同じ
満年齢を数える際、「早生まれか遅生まれか」で計算方法に迷いを感じてしまう人も多いですが、実は数え方は変わりません。「早生まれ」とは「1月1日〜4月1日に生まれた人」、「遅生まれ」とは「4月2日〜12月31日までに生まれた人」のことです。
学校には「学年」という分け方があり、1学年は4月2日生まれの人〜次の年の4月1日生まれの人までで区切られています。そのため早生まれの人の中には、「自分は同学年の他の人たちよりも年下」という感覚を持っている人もいるでしょう。
しかし、履歴書の年齢欄で重要なのは満年齢であり、学年ではありません。年齢のことを書く際は、学年のことはひとまず置いておき、単純に履歴書提出時点の自分の満年齢を計算するだけで大丈夫です。
満年齢の数え方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
ネットや手帳の年齢早見表を活用しよう
年齢をいちいち数えるのは面倒だと思ったり、間違っているか不安になる人も多いかと思います。普段から高校や大学の入学・卒業年月を記憶していないので、生まれた年から計算するのは非常に大変です。そして、同じ学校名を何度も記入したり、 入学・卒業月の記載を4・3月と繰り返し記入したりするので、履歴書作成時の間違えやすいポイントとなってしまいます。
全て記載したあと、見直して1年ずつずれてしまっていた場合など、また最初からやり直しになります。間違いが起こると余計に労力を使うことになってしまうのです。最近ではネットで簡単に年齢を検索できるサイトや、年齢早見表がのっている手帳も多いので、これらを活用するとスムーズに作成できるでしょう。
履歴書マニュアルを確認してください
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
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履歴書の「満何歳」記載時に注意するポイント
履歴書に満年齢を記載する際、注意すべきポイントがあります。満年齢という年齢の数え方をせっかく正しく把握していても、記載の仕方で間違ってしまうケースというのも意外とあるものです。
そこでここからは、満年齢を履歴書に記載する上で特に間違いの起きやすい注意ポイントを紹介します。他の人も間違えやすいポイントをしっかりと抑えて、一歩先行く就活生になってください。
書類を提出する時点の年齢を記載
履歴書に満年齢を記入する上で、特に注意しなくてはいけないのは、「履歴書を提出する時点での年齢を書く」ということです。中には、「履歴書を書いている時点の年齢を書けばいい」と考えている人もいますが、そうではありません。
特に、履歴書を書いてから提出するまでの間に誕生日を迎える場合は要注意です。例えば1997年3月13日生まれの人がいるとします。履歴書の提出日は2018年3月15日であり、3月7日に履歴書を書きました。
履歴書を書いた3月7日時点での年齢は「満20歳」です。ところが、企業に履歴書を提出する時点での年齢は「満21歳」になります。
この場合、履歴書の年齢欄には履歴書が相手の手元に届く時点の年齢「満21歳」を書かなくてはなりません。「満20歳」と書いてしまった場合は間違いということになります。
「数え年」と間違えないように注意
続いて、「数え年」で記入する間違いにも注意する必要があります。日本には、「満何歳」という年齢の数え方の他に、「数え年」という数え方もあります。「数え年」は冠婚葬祭など特別なときにしか使われず、馴染みのない人がほとんどでしょう。
ところが、履歴書で改めて「満何歳」という書き方を求められることで、混乱して「数え年」を記入してしまう人もいます。「数え年」とは、生まれた時の年齢を1歳とし、元旦を迎えるごとに1歳ずつ年齢を足していく数え方です。
例えば1996年12月23日生まれの人は、2017年11月1日時点で22歳です。2018年元旦から23歳になります。誕生日は無関係です。このような「数え年」は基本的に履歴書で求められることはないため、間違わないように注意してください。
和暦で記載する時は元号を略さない
履歴書に年齢を記載する際、生年月日も一緒に記載することになっている場合がほとんです。生年月日や学歴・職歴など、年を記入する際、「元号を略さない」ことも大切です。
履歴書に書く日付や年などは、和暦で書いても西暦で書いても間違いではありません。ただし、全体をどちらかの書き方で統一する必要があります。もし和暦で書く場合、元号は省略せずに正式名称で書きましょう。
アンケートなど、簡易な書類を書く際に「昭和」を「S」、「平成」を「H」などと略して書く場合があります。しかし、履歴書は志望企業に提出する正式な書類です。和暦に限らず、どんなことも「略さずに正式名称で書く必要がある」ことに注意してください。
履歴書への生年月日の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
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「満何歳」を間違えない2つの方法
「満何歳」の数え方、履歴書に記載する際の注意点を押さえてきましたが、中には「年齢計算自体を間違えてしまうのではないか?」と不安を感じる人も多いでしょう。自分の年齢の数え方は普段気にしていないだけに、改めて計算するとなると、不安を感じるのは当然です。
そこでここからは、間違えることなく「自分が満何歳か」を求める計算方法を紹介します。この方法を使い、自分の正確な年齢を求めてみてください。
西暦で計算して求める
「満何歳か」を求めるにあたっては、西暦を使って計算するのが最もシンプルな方法と言えます。和暦は一定期間で元号が変わりますが、西暦は変わらないからです。昭和生まれの人も平成生まれの人も、さらにこの先元号が変わったとしても同じ方法で求められるので便利です。
西暦での年齢計算は、履歴書提出日の年から生まれた年を引くことから始めます。あなたが1996年12月23日生まれで2018年3月15日に履歴書を提出する場合、「2018-1996」で「22」という数字が出ます。
履歴書を提出する年に、すでに誕生日を迎えていれば、出てきた数字がそのままあなたの年齢です。今回の例のようにまだ誕生日を迎えていない場合には、出てきた数字から「-1」することで年齢が出ます。今回の例の場合では、あなたの年齢は「満21歳」ということになります。
エクセルを使用して履歴書を作成
「満何歳」を計算する際、エクセルを使用するのも非常に便利です。エクセルには「Datedif」という関数があり、その関数を入力するだけで「満何歳」が自動計算されます。
最近はデータで履歴書を送付するよう求める企業も増えてきました。「Datedif」を使用すれば企業側がデータを開いた時点の満年齢が自動的に更新されるので、「いつの時点の」年齢であるのか気にする必要がありません。
「Datedif」を使うには、好きなセルに「=DATEDIF(“誕生日”,TODAY(),”Y”)」と入力するだけです(誕生日は”1997/2/24”のように入力します)。履歴書をデータで提出しない場合でも、自分で計算する必要がないのでとても便利で役立ちます。
履歴書に用いる年号のマナー
履歴書に年号を記載するとき、年号を間違えないように書いたり、年号の列をそろえて書くことだけに意識を集中していると、気づかないうちにタブーをおかしてしまっている可能性があります。
履歴書は企業が最初に見る第一印象とも言われており、履歴書が丁寧かつ間違えがないように記載されていることは就活の基本です。どのような注意点があるのかを、実際に見ていきましょう。
西暦と和暦どちらの表記でもOK
履歴書を作成していると、学歴や職歴の項目で年号を書く場所が設けられています。和暦(昭和や平成など)で記載するのか、それとも西暦(2×××年)で記載するのかを、悩んでしまうという人も多いのではないでしょうか。基本的に、西暦と和暦はどちらでも良いとされています。
以前は和暦が無難とされていましたが、生まれた年によっては、昭和・平成など2つの年号を記載しなければならない人も多いため、わかりにくいということもあり、現在では西暦表記で記載する人が増えてきました。
和暦で記載する時は、頭文字のアルファベット記載(平成ならH)をするのは略式となり、マナー違反となります。必ず、平成や昭和など正式名称で記載しましょう。また、レアケースになりますが、企業から指定があった場合には必ず従うようにしましょう。
年号は統一すること
西暦と和暦の指定がない場合、どちらで記載しても良いですが、間違ってはいけないのが、西暦と和暦を混合させて記載してはいけないということです。例えば、学歴欄では和暦だったのに、職歴欄では西暦で記載してしまうと、採用担当者に「読み手のことを考えて記載していない」、「マナーを知らない」というマイナスの印象を与えかねません。
学歴欄や職歴欄で年号を統一させるのは、マナーとなっているので気を付けましょう。もちろん、年号を統一して記入するのは履歴書だけでなく、エントリーシートなど他の書類も同様です。意外と見落としてしまいがちな点なので、注意して見直すようにしてください。
履歴書の学歴の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
正しいマナーを身に着けて、リスクを回避しよう
履歴書の年号、満何歳の書き方…どれも一つ一つは小さなマナーです。しかし、ミスがあると、正しく書かれた履歴書を見慣れた人事には、「引っ掛かり」として残ります。
引っかかりが蓄積していけば、通るはずの履歴書も、通らなくなってしまうこともあるでしょう。正しいマナーを身に着けて、低評価されるリスクを回避しましょう。
書き間違えてしまったときの対処法
事前に「満何歳」なのかを記載するときの注意点などをしっかり確認し、正しい方法で計算をしていたとしても、いざ履歴書へ記載しようとすると、緊張や焦りからうっかり間違えてしまうことがあります。間違えること自体は仕方のないことです。そして履歴書の書き間違いは、「満何歳」の記載に限ったことではありません。ここでは、履歴書への記載ミスをしてしまった場合の対処方法について見ていきましょう。
修正液や修正テープは使用NG
途中まで完璧に書けていた履歴書を書き間違えてしまったとき、普段はよく使用している「修正液」や「修正テープ」で修正したいという気持ちになるかもしれません。しかしこれらで修正をすると、修正跡が目立ちますし、修正跡の上に書き直した文字は当然美しくありません。絶対にやめましょう。
ただ、面接直前に書き間違えてしまって予備の履歴書もなく買いに行く時間もない場合など、修正する以外の手段がなく本当に止むをえない場合は、ゴム印ではなく朱肉を使うタイプの訂正印を使いましょう。間違えた箇所を定規を使って二重線で消し、上から訂正印を押します。訂正印がない場合は、少し大きくはなりますが、手持ちの印鑑でも構いません。
新しい履歴書に書き直す
では、止むをえない場合以外で履歴書への記載を間違えてしまったときは、いったいどうすればよいのでしょうか。それは何と言っても、新しい履歴書に書き直すのが一番です。自宅などでゆっくり時間をかけて書くときも、予備の履歴書を用意しておくことで安心でき、書くときの緊張や焦りも軽減されるはずです。
なお履歴書を記載するときは、いきなりボールペンで書くのではなく、鉛筆で下書きをするのもよいでしょう。二度書くのは面倒かもしれませんが、失敗する可能性は低くなります。鉛筆を下書きをするときは、後で綺麗に消すことも考えて筆圧をかけすぎないようにしましょう。また下書きを消す際は、事前にボールペンのインクが十分に乾いていることを確認しましょう。
履歴書には「満何歳」を正しく記載しよう
履歴書の年齢記入欄では、「満何歳」という記入の仕方が求められています。普段何気なく把握している自分の年齢も、履歴書のような正式な書類では注意深く書くことが必要です。
「満何歳」は、自分が生まれてから何年経過しているかを数えて算出されます。早生まれや遅生まれに関係なく、西暦を使って今の年から生まれ年を引くことで計算可能です。その年の誕生日を迎えていれば、出てきた数字がそのまま年齢になり、まだ誕生日を迎えていなければ、「-1」した数があたなの年齢です。
履歴書に書く際には、「履歴書を提出する時点での年齢を書く」、「数え年と混同しない」ことに注意しましょう。「満何歳」の計算にはエクセルを使うのも便利です。ぜひこの記事の内容を参考にし、履歴書に「満何歳」を正しく記入してください。